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日本盤


試聴はここで


グッヅ


*成功しました。半信半疑?でレコード会社の要求に答えたヴァニラファジばりのサイケ路線。1stアルバムはアメリカで最高位24位、シングル「ハッシュ」は何と最高位4位まで。本国ではさっぱしでしたが。それでもいきなり英国ミュージシャンなら誰でも目指す大陸での成功、スタッフ、バンド共々やったるでーモードに入ったことは想像出来ますのだ。それで間髪入れず投入は2nd「詩人タリエシンの世界」。なんのこっちゃ(^0^)。いや雰囲気勝負ですから。一言で言いまして調子に乗ってます。活気満点気合満点。行っちゃってるバンド特有の華が咲き誇ってて大好きな盤なのだ。サウンドは当然前作を踏襲しております。そこにさらに感じるのは映画っぽさかな。昨日やらせていただいたELOが豪華ハリウッドMGMならこちらは英国ハマープロの怪奇映画なのだ。色ギンラギンラ、仕掛けも満点でどこか手作りっぽいほのぼのさも有りと。リッチーさんついに来ております。弾きまくり始めた。ただし多分ストラトじゃないですけど。ギブソン355かあ。似合わねえ。ははは。1.の「聞け、学べ、導け」。これがイケてます。スノッブ青年将校のロッドちゃんのぶっきらぼーヴォーカルにあのペイス氏の高速ビート、アメリカ志向つうけれどこのクールな熱さは行ったことの無いロンドンの大通りをどうしたって見てしまう。早回しで駆け巡るのだ。相当妖しい雰囲気だし。曲はヒップ!。今に合うかもしれない。こうゆうバンドが出てきたら快哉だな。2.のハードロードはシャッフル・インスト。定番曲となって2期の初期でもやってたとゆう。パープルのシャッフルっていかしてます。うちもこれをまねた曲作ってバンドでやったことあり。いやーギタリストが小リッチーはんでして。このフレーズ懐かしかー。時代の空気も嬉しいテーマ部分です。最後にはスパイ大作戦フレーズも飛び出す。3.ケンタッキー・ウーマン。何とニール・ダイアモンド氏の曲。狙いはアメリカ向けだよなやっぱ。ぱっきぱき跳ねてます。駄目駄目じゃないよ。かなりこれもイケてる。ノリノリだー。全員一丸の猪突猛進ポップ。何だよーと言いながらもつい手拍子しちゃうでがんしょ。4.はやたらもったいつけた仕掛けの前段に続いて何が出ると思うたら、これがビートルズのウイ・キャン・ワーク・イット・アウトだ。これが。つなぎ目のとこのずっこけ感が最高。サビのところでやめてくれーって言いながら笑ってしまう。喜んでるぞ結局。レコードではここで引っくり返しての5.。火サスのテーマみたいな雰囲気の鍵盤が素敵な「ザ・シールド」。おどろおどろな世界を楽しみましょう。後半出来もしないラテン・モードに突入でぱっぽぷっぽのジョン・ロード氏のボードがかっこいいです。続く6.のアンセムは朗々と歌うエヴァンス兄さん。こうなるとリッチーさんが後年揶揄した「バラード・シンガー」の部分が全開。こうゆうの英国人好きなはずなんだが。なぜウケ無かったのかな。プロモーションが悪かったのかも。こっそりロード氏がバッハやったりしてます。いかにもの弦が恥ずかしい。7.最終で登場は復活フィル・スペクター氏がこれでコケてしもうたアイク&ティナ・ターナーのリバー・ディープ、マウンテン・ハイです。どうせ大袈裟な曲なんだからと「ツァラトゥストラはかく語りき」調のイントロで思いっきりもったいぶって突入。迷いも無くやる姿が潔いのだ。かなり高打点のカバー。これはここまでやりきらなければいかんぞ。リッチーはんそうとうやりにくそうでギターソロが音を外しまくってるではないか。うーんそうだ。何が好きかってこの盤、バカロックだからかもしれません。喜んでいただくための身を捨てた音楽奉仕。そうゆうのたまんなく好きでして。はい。
CDではこれに続いてボートラが。それがまたかなり素敵。生でザクっとした感触がたまらん。やっぱり1期は捨て置けないな。

(マスター)04.12.26

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