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試聴はここで



*ついに昨年12月に再発されました。ボズ・スキャッグスの初期作品群。もちろん入ってますこのマイ・タイムも。今のところ日本でだけ。何ていい国なんだわお。シルク・ディグリーズで大ブレーク、AOR元祖&本家で一躍脚光を浴びたボズさん。その以前のアルバムも凄いんです。売上げはちいともあきまへんでしたが。んなこと心配御無用。聴いていただければわかります。72年にこんな盤を聴かされたら、「ん、何だこの音楽は。黒か白かソウルかそれとも。ん。ん。」とDJさん達は目が白黒、紹介しようが無くてラジオでかからなかったのですきっと。ボズさん目を付ける音楽が早すぎたのね。つうても本人は流行を追っかけてるつもりも無くてごく自然な自分の音楽の流れだったのでしょうが。4枚目のアルバムです。1stはデュアン・オールマン氏とがっぷり4つを組んだマッスル・ショールズ録音、スワンプど真ん中。2nd3rdは地元サンフランシスコの仲間とバンド結成、プロデュースにイーグルスと同じくグリン・ジョーンズを迎えてシスコとイギリスで録音、音楽はがらっと変わって当時勃興していたニュー・ソウルにぐっと接近したものに。そしてこの盤、マイタイム。自身のプロデュースで4曲はシスコ録音、6曲は再び第2のマッスルショールズに帰りました。メンバーはドラムにロジャー・ホーキンス、ピアノにバリー・ベケット、ギターにピート・カーとうーーーん黄金だ。ロッド・スチュワートがアメリカ上陸アトランティック・クロッシングの時、詣でたマッスルショールズ布陣、先駆けること3年前にやってしまっております。そりゃ早過ぎるわ。曲は自身作と好きで好きで子供の時から演奏していたとゆうオハコのニュー・オリンズのメロウ名人アラン・トゥーサンさんのもの、そしてアル・グリーン兄さん。もう何にも申しません。全名曲です。どれくらいいいかとゆうとシルク・ディグリーズに一歩も引けを取らないほど。一生付き合っても何の後悔も無し。さすがにファンクばりばり、ロウダウンみたいなのは入ってませんけどミディアム&スロウのとろけちゃうやつが次々と。極上の演奏と極上の歌に乗って。同時代のソウルと歩調を合わせながらあくまでも自分ならではオリジナルのボズ・ミュージックであります。これはもう相当偉い。今までの再発状況からして廃盤になるのもしかすると早いかもしれません。さすれば後はいつ出現するかわからぬ中古を当てにするしかなく。是非この機会に。大きなお節介だけど誰かに聴いていただいておーいいねえって一緒に叫んでくれー。ってけっこう申してしまった。ははは。

(マスター)04.1.7







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