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ろっくす特選盤

日本盤

*「こんちわー。三河屋でーす。」とロケットに入って来たボウイさん。ジャケはこのアルバム録音直前に撮影した「地球に落ちて来た男」よりのものです。前作でアメリカ征服に乗り出した彼の第2段目、とは言うものの既にアメリカ幻滅モード、長いことサポートして来たマネージャーと決別してアメリカで輪をかかっちゃったクスリ耽溺を振り払うかのごとく音楽に没頭して出来上がったのがこの盤です。ボイ・ソウル続編かのような位置付けも前作とはかなり表情が変わってすっきりくっきり。第4のキャラ、痩せ白男爵に扮してどこに属したら良いのだの浮き草人生放浪一代記だ。音楽的にはですから正に狭間カンペイ。狭間ならではの魅力爆発です。アール・スリック、リードギターそしてリズムギター:カルロス・アロマー、ドラム:デニス・デイビス、ベース:ジョージ・マレイのボウイ史上2度目の鉄壁バック陣3兄弟が初お目見え、さらにブルース・スプリングスティーン「明日無き暴走」、ミート・ローフ「地獄のロックライダー」と並ぶこの時期の乗りに乗ったピアノ、ロイ・ビタン氏の名演アルバムとしても燦然と宇宙に輝いておるぞ。1曲目からもうステーション・トゥ・ステーション。音楽界には列車ものちゅうジャンルがありますがこれはその手のお約束、スライドで汽車の音、ぽわーぽわーも無い革命的ファンク・ナンバー。リズム隊のリフでがっこんがっこん言わせてる。目くるめく展開にめくりめいてしまう。ニュー・バンドの恐ろしさを天下にマニフェストしております。2曲目、シングルカット、ゴールデン・イヤーズふぁふぁふぁ。ヒットだけ聴いてると見事にフェイムの次だーと流れがつながってる。妖しいリフに続いてのポペポちゅうハーモニカが強烈。この盤の中では短めの曲もその中での展開がこれまたえぐいのう。シングルとしても完璧、ぶっ飛び方も極上でいやもうわたしゃ大好きです。歴代シングルでも上位入賞決定。3曲目は前記ロイ・ビタンさん大活躍、ワード・オンナ・ウイング。その独特の一筆書きピアノに乗って朗々と風言葉を歌うボウイさん。4曲目B面冒頭TVC15、地球に落ちて来た男も本来は音楽やりたかったボイちゃん、いややってたら10倍はすげえ映画になったろうに、マネージメントの不首尾でそれもかなわず、これはそのために書いた曲だと言います。火星人なのにニューオリンズしてる、まああの映画不思議とそうゆう雰囲気ありましたが。ボウイ流ぶっぱなしボーカルが冴えてるぞ。TV画面15個です。あの映画で火星で出稼ぎ父ちゃんの帰りを待ってる母子がとぼとぼ歩いてる場面泣けたなあ。思い出すだけで今も。さあ5曲目ステイだ。この盤の目玉。強力ファンクリフのまあかっこいいこと。スリックさんの鳴り響くフィードバックギタア。アロマーさんのリフ、ためて刻むリズムコンビ、気持ち良さそうにたゆたう歌、文句付けようも無い傑作です。至福の6分間を。ラストは57年の「野生の息吹き」とゆう映画の主題歌。オリジナルのジョニイ・マティスの曲もカバーして有名なニーナ・シモンさんの歌も素敵でしたがこれはそれらもろジャズ・アレンジのものとは異なる浮き草ボウイ・ヴァージョン。この盤のテーマにこれ以上無いはまりようでのぼりつめて幕を閉じます。外盤ではこの後強烈ワード・オンナ・ウイングとステイのライブ・ヴァージョンがボートラ。うちにある日本盤CDには入ってるのですがいつの間にか今の盤では無くなってるようで。とゆう訳で流れでいくつかの時期に分けられてるとは言うもののけっして同じような盤を作ったこたあないボウイさん。やっぱりこれはこれで燦然と輝く独自盤となってどれが一番だなんて言えない、はいこれも一番です。

(マスター)2004.3.28

みなさんオピニオン

s.maria> わたしはこれが一番好きです〜。ぎりぎりのきわきわな雰囲気が苦しくていいです〜!「ステイ」は何度聴くいても号泣 [03/28 17:33]
みみちん> 私がボウイさんにハマッたきっかけが、これ!もう全部大好きです。映画も良かったですね〜。 [03/28 12:58]
マスター> 日曜ボイさん。かっこいいぞこのーの駅から駅へ。曲数少なく長いの多いけどだれることなど一切ありゃあしません。ふぁふぁふぁ。 [03/28 09:05]









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