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ろっくす特選盤



*世界ベスト・アルバム大賞ちゅうのがもし世界ベストアルバム協会によってバーミンガムで開催されたら間違い無く大賞受賞いたしますELOのこれ。あまたのヒット曲持つバンドですからベストも様々出ておりますが値段、曲数、内容で言ったらこれがトドメかと。あんまり長いのも別な聴き方になっちゃうし気軽に聴くとしたらこれくらいが丁度いいぞう。で、見てくださいこの曲たちを。問答無用だー。これでもかのヒット攻撃。これが楽しくなかったらはたして音楽好きと言えましょうや。こりゃ毎曲毎曲うっとりしてしまいますので仕事中BGMには不向きだあ。ドライブにはいいぞ。行楽へ向かう行きにぴったしのフェスティボー気分るんるんになれます。ジェフ・リンの夢結晶のエレクトリック・ライト楽団。こうして聴いてみますとほんと彼のワンマンバンドにあらず。様々なリトルヘルプの積み重ねで魅惑のサウンドが出来てること痛感いたす所存。最初のブレーク時に大活躍の女性コーラス陣。英国伝統トウシロウ風味満開その辺のオネーチャン連れてきましたコーラス。格調高きお芸術になるのをここで完全阻止。それをゲリー・グルーカットおじさんの裏声コーラス。甘美の極み、藤山甘美です。そして全編を通じて支えておりますベブ・ベヴァンのドタコン・ドラム。この音じゃなければ弦を迎え撃てませぬ。リチャード・タンディのきらきら鍵盤ももちろん。そして楽団の楽団たる所以、オーケストラ弦の皆さん。ルイス・クラーク氏によってクラシックちゅうよりブロードウエイの弦楽団化されて上へ下への大活躍、高いところは華麗に低いところはダイナミックに。これら脇役陣の縦横無尽の活躍無ければ真ELOであられましたでしょうか。そして彼らの最大偉かとこはどこかー。それは結成当時のクラシックとロックの融合ってゆう壮大な目論見を鬼ロイ・ウッドの脱退時にすっぱりと捨て去り英国歌謡曲に徹したとこじゃないかと思っております。結局は一番偉いのはクラシックだーてな世間の行き着くところの結論に真っ向から反旗を翻し、とことん下世話に親しみやすく。オーケストラをばぱっくり飲み込んだポップス世界。偉いのうクラシックにも尊敬を払ってなどとゆう物知り分別親父に褒められる事無く愛され道まっしぐらで、やだねーこんな使い方してってところが大好き。ロック&ポップは偉くなったらおしまいだー。えー、この盤に関しましてはショウダウンとか入ってないじゃんとかご不満もおありでしょうが、突き詰めていこうとすると足りないところが出てきますのも最高のベスト盤の条件であります。これだけ買って終わりじゃなくてもっともっとの続編へ。さあオリジナルアルバム、最初から聴いてみようっと。

(マスター)2004.6/18

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