ROCKS超大特選盤
ビバ! ロキシー・ミュージック 1976/8 欧州のデカダンス、お洒落でダンディなバンドを目指すはずがやればやるほど無骨でづんどこ突貫ロックになっていったバンド、 それが ロキシー・ミュージック。 根が真面目、必死だったからだー。 その証、づんどこロキシーの極め付が聴けますのが、 ビバ!! 1976年8月発のライブ・アルバムです。 いたづら小坊主イーノちゃん脱退後の73年11月グラスゴウ・アポロ、 74年11月ニューキャッスル・シティホール、 75年10月ウェンブレイ・エンパイアプールでの3公演からの音を収録。 どれがどれだかわからんようになってます。 が、その3年に目指していたものはたった一つ。違和感などまるでありません。 血湧き肉踊る鳥肌音楽なり。 これほど個性が有るバンドもそうはなしで好きな御仁はもー死ぬほど好き、嫌いな人は、聴いたら血を吐くほど嫌いだろうな。 吐け!ビバ! こちとらもーのたうつほど好きなんでこのアルバムは家宝です。寝て待ってられないほど家宝。 選曲と順番がたまりません。 こないな阿呆なバンドにぞっこんになってくれたファンへの渾身のお礼を込めた贈り物。 ヒットした”ラブ・イズ・ドラッグ”は入っておらず、そのかわし冒頭は、あの アウト・オブ・ザ・ブルー! 第2期ロキシーの果ての。 さーこれぞロックへ御招待。どーぞ御入来。 ドラムスは、こんな突貫にしてしまった張本人、 ポール・トンプソンちゃん。 8ビートの申し子。後にクリックに合わせて叩けないってんでクビになった。 クリックなんぞ機械に合わせて叩いてられるかってもんだ。 ギターは、ただのカッティングでも時空を歪ませてしまう異邦人、フィル・マンザネラ氏。 のたうつ蛇の如き乱入ソロ喰え。 で、こんなづんどこにしてしまった張本人、吹き物担当の アンドリュー・マッケイさん。 豆腐屋ロックとゆうものをこの世にもたらしたのだぞ。 で、ベースは、ここでは声を出すこと一切禁止のベーシスト、 ジョン・ウェットン師匠。 う、上手い。う、上手い上手い上手い上手い。 オリジナル・スタジオ・ヴァージョンと比べて聴くと楽しさ倍増。 2期ロキシーのウルトラぴったしベーシストはジョン・グスタフスン君だと思ってはいますけど、 それを踏まえて踏み潰すつもりのこのオーヴァーダブ・ベースのフレーズの数々、のけぞりんぐ。 しんがりにひかえしは、クリスタルぴっかぴかヴァイオリン・ソロを華麗宝塚に操りなさる美少年、 エディ・ジョブソン君。 女子全員失神。 思えばこの時のロキシー、あのフェリーさんがオーディション落ちたキング・クリムゾンの1/2がメンバーにおったことになってまして、 逆USA真紅、さぞかし燃えたでしょう、燃えてます ブライアン・フェリー親分。 コーラスの逆切れ、ザ・サイレンズと共に。 と、この究極の一曲目でやられない人は・・・・いるかもな。 心よりお悔やみやみ申し上げます。 2曲目は、知る人ぞ知る汁人ぞ汁、パジャマラマ。 ここで泣く変な連中多数。 それに続くが、ボーガス・マンですから。人格崩壊してしまいます。 そ、それに続くが”チャンス・ミーティング”で、そのピヨピヨピヨピョのラスト、 エドガー・ウィンター・グループのフランケンシュタイン同様、失敗したら島流しのタイミングで ボズ・エンズ・バーニン がやって来ます。 どちら様もどちら様も、両側炎に包まれてますから、もう退場出来ません。 諦めて下さい。 退場出来ないのをいいことに、裏を返すと中毒必須の濃いブツで責めなさる。 イフ・ゼアー・イズ・サムシング・・・・ まるでザ・バンドみたいでロビー・ロバートソンカトちゃんがパリ留学したみたいなマンザさんのギタアが聴けるよ。 えんえんと。 &えんえんと続く悪夢歌、 イン・エヴリ・ドリーム・ホーム・ア・ハートエイク。 初期青春地獄変。けっして解決などさせてくれません。永遠の至高のリピート。 そして メビウスは再び一巡し、これで躍らせるのがこの企ての目的だ、 ドゥ・ザ・ストランド。 ストランドせいっ! 何がいったいストランドなのですか? もう貴方は充分におわかり。このようなトンでもないロックのことでがすタフスン。 未来へ突っ走るマンザちゃんのギター、マッケイ氏のプ、 親分、 親分フェリーちゃんのくねくね踊りに決めポーズに観衆が聞こえない大喝采で終了。 これで為すことはすべて為しました。 (山)2009.2.17 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Viva! Viva! ROXY MUSIC OUT OF THE BLUE http://www.youtube.com/watch?v=b9QpI3wVvek |
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