*祝エアロ完全復活!85年に再び揃った黄金の五人衆。前作で己の今の力を噛み締めて、ナーイスタイミング、86年にランDMCによるウォーク・ジス・ウエイのカバーが大ヒットいたしました。本人達も出演のクリップも楽しく、みんながエアロって大好きだーてのを再認識、そこで出ましたこのアルバム。デビュー以来数々の艱難辛苦は有ったものの苦労したならしただけ右肩上がりで人気、音楽両面で進化し続けた彼ら。そんな彼らも79年からのぎったん(おおつる)ばっこんのデコボコ道を経験してうむやっぱし音楽は聴いてる人が強く求めてくれるものでなけりゃあかん、ましてはそれを続けられていつも届けられなきゃあかんと心底実感したのではないかと思います。それでこの再出発。齢四十に差し掛かろうとする時期に何かを強く決意、吹っ切れました。でここに最強のアマチャ・バンドだった彼らは名実とも一流プロ・ロック・バンドに変身とゆう次第。冒頭ななななな叫びも腹八部目、演奏もここれ以上絞ったらもうぶっ倒れるぞってとこまでは行かず、みんなに必要とされるには一番大切な曲作りも今売れている外部の人の力も借りてプロデュースもボン・ジョビで実績上げたブルース・フェアバーン氏と、まあ何だか急にものわかりよくなっちゃったちゅうか戸惑うことも多かったってのも正直なとこです。あのキリキリの緊張感がたまらなかったってのもあったし。でもそれを求め続けては彼ら自身もたないだろうなてのもわかるだけに複雑で。はっきり言ってこのサウンドは嫌いだ。時代にぴったしのリバーブ過多の。やたらスケールでかく派手に聴こえることは確かだけど。ボブ・クリアマウンテン氏の仕事から始まったこのアンビエント・リバーブ・サウンド、言ってみれば味の素みたいなもので使い方によっては美味しさ1.5倍増しなんだけどものによってはその場限りの安っぽいものになってしまいます。エアロは元来刺身みたいなバンドだけに。刺身に味の素かける人はおらん。とはいえ曲が良いなあ(^0^)。2曲目のマジック・タッチ。まるでボン・ジョビジョビみたいなんすけど嫌いじゃない。POPで。うかつにも一緒にコブシ上げて歌ってしまう。3のラグドールは空耳アワーだし。八つぁん、入れ歯のじじい。デュードはデュードだし。あはは。ばかロック名曲。エンジェルは昔からやってた名バラード路線の最終到達点だし。パーマネント・ヴァケイションはトロピカル・ムードまであってシャレ満点だし。アイム・ダウンは思わず喜んじゃうし。うまいし。って結局は喜んでるんじゃん。吹っ切れた演奏の力強さも申し分なし。タイラーさんの唇も絶好調。いやこれは売れる。嬉しい。だけど...。ってのはやっぱ贅沢かもな。最新作ボーボー聴いてこれに関する感じ方も変わりました。 (マスター)04.7.4 |
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