2015/02/19(木)音質にこだわったmicroSDカード

あー、sony、やっちまったなあ。

ソニー、“音質にこだわった”microSDカード ~技術面と品質管理からアプローチ - PC Watch

アホみたいな製品が出るぽい。別に製品自体あってもバカだなあ、って思うだけなのでいいんだが、音響製品を作っているメーカーがやったらダメだろ。本当にやめてほしいし、残念でならない。
明らかに音質に向上が見られる、有意差が証明できる、てなら全然OKだけど、絶対できねーだろ?オカルト商品売ってんじゃねーよ。このタコが。

うーむ、オカルト商品は絶滅して欲しいんだけど無くならないんだろうなあ…。
感覚的に、このデジタル時代のオカルト商品が昔に比べて酷い気がしてる。昔はほぼアナログだったから音質の影響があった可能性も考えられたけど、現代の、デジタル伝送部分に関する商品は意味ないだろ。と思う。LANケーブルとかUSBケーブルとか、SDカードとかそういうの。
製品としてウソはついてないとは思うよ。伝送時のノイズ軽減は確かにあると思う。しかし、音質に寄与するかというとどうなのか。人間が判断出来るレベルで影響があるとは思えない。ジッターが!外来ノイズが!って言うけど、デジタルデータの伝送時のノイズが、アナログ段のどこまで影響を及ぼすというのか。よしんばノイズが発生したとしても、それはノイズが乗るとか、信号的に加算された状態にはなり得るけど、「音質」が変化するとは思えないんだよな。

だいたいだな、自社WalkmanでmicroSDカードで音質が変わるとしたら、製品として、デジタル処理部分とアナログ処理部分とでノイズの影響を分離できてない、ってことだし、microSDカードを利用した場合に、何らかのノイズや音質に悪影響を及ぼす製品だ、ということを自ら認めている格好になる。いいのか、それで。

そもそも、Walkmanの利用を想定したとして、microSDを使用しない場合はどうなんだよ、と言いたい。最新のZX2だって、現行Aシリーズだって、本体にメモリがあって、microSDはあくまで追加で使用する場合や転送するための媒体、という使い方を想定しているんじゃないの?ずっと突っ込んで、microSD内のファイルを参照して再生する利用方法って標準的じゃないと思うんだけど。
つーかこの製品の説明で言うと、世の適当なmicroSDを使ってカード内のファイルにアクセスして再生した楽曲と、本体メモリの楽曲の再生とで差異がある、ってことだよな。フラッグシップのZX2でも、その辺は音質の違いが最初からわかっていて、microSDアクセスしての再生は劣っていたけど改善はできなかった、というわけですか。へぇ。

という状況をよーく考えて整理すると、microSDは転送や緊急時にのみ使用し、本体のみで再生すべき、ということだよな。こんな製品を売る前に、microSDでの再生は音質が劣る、ってアナウンスするほうが先じゃないのかね。

2015/01/29(木)オーディオ検討

普段音楽を聴くための環境をどのように整備するかを考えていたのでちょっと整理。
現状
PC内HDDのリソースを、foobar2000をプレーヤーにして再生。USBでCDP(SA-14S1)に接続、DACとして利用している。
常時PCを使用しているので再生するための環境としては問題無いが、常時PCを立ち上げているのでPC自体のノイズ(直接的なノイズ。ファンやHDD音)が割とうるさい。
またPCは通常利用としてはオーバースペックで無駄に電力を消費している状況。
前提
ネットワークオーディオ化は元々検討していて、リビングでも音楽を聴きたいために、NAS等にリソースを入れるところまでは検討の余地がない。NASなのか、PCをサーバにするのかは色々検討するが、ネットワーク上にリソースを入れて、DLNAで参照するというところまでは決定事項。
考察1(据え置き機を利用)
まず普通にネットワークオーディオを構築した場合。
NASにリソースを入れてサーバにし、プレーヤーを据え置き機にするケース。俺の環境ではCDPを外部DACで使用するので、プレーヤーのDAC~アナログ段の性能はどうでも良く、正しくデジタルアウトしてくれればそれでよい。厳密には、データからSPDIF信号を生成する過程だったりとか、クロックによるジッターの影響などもあるかもしれないが、音質の優劣を決める要素としては小さい。アンプとスピーカーを固定するのであれば、一番影響が大きいのはDACになる。したがって、今使っているCDPのDACを上回る性能を持ったネットワークオーディオプレーヤーでないなら、CDPのDACを利用した方が良い、ということになる。

利用環境としては、据え置きのネットワークオーディオプレーヤーであるので、オーディオ機器のようにリモコン等で再生する形になる。通常、ソースはNASに置く予定だが、場合によってPCから再生したい、といった場合にはこれまで通りPCで再生すれば(CDPの入力をUSBに切替)、問題無く切り替えて使用できるので、取り回しは良さそう。
本気で聴きたいときは、PCを落とせば済む。

今だと安いプレーヤーがあるので、4万あれば構築可能。

考察2(サブPCをプレーヤーにする)
考察1で書いたように、出力側は、何かしらのデジタル出力がされれば、その後のDAC以降は同じ構成になる。要は何でネットワークからデータを持ってきてデジタル出力するか、ということなので、据え置き機でなくともPCを専用に立てることでも可能ということ。
今使用しているメインPCでやらないようにしたい理由は、消費電力が大きいことと、ファンなどの動作音がうるさいこと。逆に言えばそれらが解決出来ればPCでも良い、ということだ。

案としては、消費電力が低く、無音のPCを新たに立て、NASのデータを再生するプレーヤーにする案。
これのメリットは、foobarで再生することになるので、これまで使っていたのと同じような環境で使用できること。特にDSDなんかもそのまま再生可能(あんまり持ってないけど)。
デメリットは、入力デバイスが邪魔になること。切替機での運用にすれば数は減るが、メインと同時使用使用としたときに鬱陶しいと思うので、キーボードとマウスは個別にあったほうがいいと思う。
あとはモニタが必要になるので、現在使用しているモニタを切り替えて使うか、PIPにするか、小型のモニタを新たに準備するか。

費用は幅があるが、それなりに買うとPC+OS(8.1bingだとしても)で4万弱、これが最低限。これにキーボードとかマウスとかモニタとか色々考え出すと色々かかる。


さて、どうしたものか。もう少し悩むかな。

2015/01/06(火)NW-ZX2

新ハイレゾウォークマン「NW-ZX2」米国発表。microSD対応 - AV Watch
ウォークマンのフラッグシップ機が発表された。ZX1の後継というより、さらに上の進化版のような。
視聴記事を見る限り、とても良さそうに思えるが、約1200ドルとか。どう考えても定価10万越え確定。まあ音質が良ければ値段は問わないという人向けなので、俺が手を出せる世界じゃないな。

現行だとAシリーズが新しく出てるけど、個人的にはこの方向(androidでない専用機)で、音質をもう少し高めたのが欲しいんだよな。定価7万前後、実売5万割るくらいのもの。
今からZX1(6万)買うのも何だかな、って気がするし。あとAK100とか?うーむ。

2013/04/08(月)DAC

以前気にしていたDS-DAC-10とか、この前から気になってた、UD-501とかの比較記事がタイミング良く掲載された。
【藤本健のDigital Audio Laboratory】第546回:DSD対応USB DACの再生ソフトを比較する -AV Watch

んー、結局、製品そのものの選択よりも、PCをどのように使うのか、何の音源を再生させるのか、ということをまず決めないと何も決められないんじゃないか?という結論に。

今のままだと、CDソースの44.1KHz PCMしかないわけだけど、これでこのまま最後まで行くかどうか。高レートの音源を買ったりしないのか、と。PCMだけなら何を単にSPDIFで出したのをDACで拾えればいいし、複数切替できりゃCDPからのも通せる。でもそれだと昔からあるDACでしかない。じゃあ新しいことをしようとすると、高レート音源をPC側で持って、DSDで転送、みたいなことになるんだろうが、はたしてそこまで本当に使うのかどうか。
それからネットワークオーディオとの兼ね合いもある。PCを主にしてしまうと、いずれネットワークオーディオを導入したい、といった時に考え直さないといけなくなる。ネットワーク上に置いたサーバからDSDが出せて、PCのDSDと合わせて複数入力でき、都度切り替えて使える、ってなことになれば便利だが、現状そこまで行ってない。

ということをあれこれ考えると、とりあえず今現状として楽しむ用途で単純DAC的な使い方+まあ使えるからDSD使うかみたいな位置づけなら、UD-501でもいいのかな。そこにネットワークオーディオが入ってきても、そもそもネットワークオーディオのユニット自体がDAC入ってるから使えなくはないし、DAC性能的にUD-501のが上だったとしても、SPDIFで入力できりゃ切り替えて使えるし、いいんじゃないかと。
まああんまり調べてないのでこれから詳細を調べてみなきゃだけども。

2013/04/02(火)TEAC UD-501

先日、KORGのDS-DAC-10を買おうか悩んでいたが、結局Nexus7を買ったりとか金がなくなったのでまあいいや、ととりあえず保留していた。その時は競合とか考えてなかったんだけど、急に思い出したので色々見てみたら、TEACのUD-501というのが良さそう、と俺の中で話題に。
http://www.teac.jp/product/ud-501/
DS-DAC-10の場合は、基本的にDSD再生(転送)が主体で、いわゆるPCMのオプティカル、コアキシャルといったデジタル信号のD/Aコンバートは持っていなかった。データとしてのPCM入力をデジタルアウトする機能はあったが、俺はそれを求めてはいない。欲しいのは、CDプレーヤーの出力からのD/Aコンバートで、いわゆる純粋なDAC。だからあんまり購買欲が出てこなかった。まあDSDとか使ったらPCの音が良くなるかもネ、程度の印象だった。

UD-501はDACの機能を備え、しかも複数入力で切替が可能で、今流行りのDSDがサポートされ、さらにアナログ出力にXLR端子が付いている。なにこれ俺にストライクじゃん。不満があるのはデザインだけだ。つーかラックマウントみたいな取っ手は何なんだよ。これさえ普通のデザインだったら良かったのに。

というわけで、にわかに俺の中でざわざわしてきたので、しばらく頭の片隅でもやもやする予定。
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