北の邦へ by Hosomichi Takino
オラが北海道に渡るのはこれで四度目だァ。最初は中学生の頃の同級生が、帯広畜産大学を出て地元で獣医となり、帯広で結婚式を挙げたもんで、出席するために行っただ。○○年ほど前の話で国鉄は廃線など無く、<鉄道員(ポッポや)>の世界だったな。千歳空港までヒコーキで行って、札幌に泊まってポッポで狩勝峠を越えて、はろばろ帯広さ辿り着いただよ。式さ出席すてその後どうすたか、トンと記憶がねーだ。札幌雪祭りの少し前で、雪が足元から吹き上げておったな。
2度目はギョーカイ団体の懇親旅行だったナ。函館シーサイドゴルフクラブっつうとこでゴルフの@単価を下げ、湯の川温泉でドンチャン。翌日は函館市や大沼観光だった。三回目はギョーシャの招待大名旅行。定山渓まで電車が行っとって現地集合だったす。翌日、旭川、美瑛、富良野、日高の牧場など巡ったナ。んでもって、今回・・・
今回はセット物っつうか宿やルートが決まっとって余裕がなく、初日からメシを食いっぱぐれつまった。なにしろ、一泊目定山渓、二泊目層雲峡、三泊目阿寒湖だったっけが、一日目にインクラの滝と”飛龍”賀老の滝、島牧の白糸の滝を企てッちまったもんで・・・
[インクラの滝]
9:00、千歳でレンタカーを借り出発。10:00、社台よりダートの道を7〜8km走ってインクラの滝駐車場に着く。広い駐車場をぐるりと歩いて見たが、真中にバスが一台おるだけで、何処にも標識なんぞ無し。少し上に小公園みたいなのがあって、真中に高床式の休憩所がある。雪が積もるので高床か?ここもグルリと回って見ても入口の標示なんて全然無〜い。林道はなお奥の方に続いとって、この道を暫く行ってインクラの滝に道が分かれるのだよ、と今までの経験が訴えとる。林道入口には<通行止め この道は事業用林道のためインクラの滝にはいけません>っつう看板があった。うん、これ以上車でいっちゃーいけんっつうこったな、うん。念の為、バスの運転手に聞いてみただよ。曰く「この林道の方に40分くらい行くとインクラの滝があるそうですよ」。決まりーッ!行くべい。
身支度して、オラはリンリン鳴る鐘状のベルにホイッスル、連れ合いは熊避けのカウベルを鳴らしながら出発す。しかし、30分発っても40分経っても滝のタの字も気配も、ましてや標識なんぞ全く無〜〜い。もう少し、もう少しで小一時間奥に入って諦めた。同じ時間を掛けて駐車場まで戻るわけだ。山オヤジの熊口の方が多い道を二時間も無駄歩きすることになっちまったァ〜。何で標識が無かったんじゃ、あの林道入口の標識はなんじゃ〜〜!結果的には上の公園の右手を別々川の川原に下り、後は遡行するのみで到達できる。オラ、沢ヤじゃねーでキツかったが、沢に慣れた人にはイージーだべな。しかし、car2yaどんなんぞは冬に来るってんだから凄いや。滝への途中、最前のバスで来たのだろう、社台辺りの幼稚園か小学校低学年の大勢の児童が川遊びをしておった。オラのベルを見て「小父さんの鈴、好い音だね」だって。見れば誰も鈴なんぞ持っておらず、ヒグマ怖くねーのかなァ・・・
[”飛龍”賀老の滝]
インクラの滝を出たのは13:30。少なくとも2時間は無駄となっつまった。最初の予定では14:00までに賀老の滝に着いて、白糸の滝に寄った後小樽回りで定山渓に行くつもりだったんで、この2時間が無かったら大楽勝だったはず。道央道を白老ICから入って長万部ICで出、R5より道道9号を黒松内で左折、道道523号経由でR229を南下して道の駅<よってけ!島牧>で左折、千走川沿いに遡って賀老の滝駐車場に着いたのが16:15。ヤマオヤジの跋扈する時間帯も近い。
最も残念だったのは、14:00頃到着しておればオラが熱望しとった虹の掛かった飛龍賀老の滝が撮れたかも知れんのに、それが不可能となったこと。写真も青くなっちまうしなー。既に広大な駐車場には車もパラパラと、行ってきた人の「キツイですよー」という言葉も上の空で滝に駆け下った。結果は予想通りだったけど、何枚かは何とか撮影出来た。多少のことは蒙御免。
上りは全然キツくはなかった。根尾の滝、秩父の大滝などキツいのは一杯あった。島牧のR223に戻る道でキタキツネに遭った。餌を与える不逞の輩がおるのか、チョコンと座って逃げようともしない。車に轢かれっちまうよ。
国道229に出て連れ合いに「どうか、ひとつ・・・」とお願いをした。これにより夜食を食いっぱぐれることになっちまっただが、島牧白糸の滝に行きたいというのだ。白糸の滝も撮れ、夕陽も撮れたが、連れ合いに頭が上がらなくなっつまって、以後旅を支配されることに・・・。
(2)札幌・天人峡・美瑛 |
(3)層雲峡・知床 |
(4)足寄・帯広 |
北海道の滝