第四話「記憶の水底」




   今回のシナリオは、「SW2.0ツアー リオス」の「ラスベートの冒険」の中から「シナリオソース2 杯の毒」をベースにしています。
   実はこのキャンペーンはオンラインセッションでやっているので、プレイアビリティや時間短縮のために模式図の使用や時間管理、NPCやイベントなどのランダム要素を大幅に省略しています。
   知っている人も知らない人も、「そういうモノなんだ」と理解していただければ幸いです。



GM: 物語を始めよう。
  : ではまず、恒例の成長報告からはじめようか。

パプリカ: 成長だと・・ごそごそ・・。(シートを確認)

GM: じゃあ、その間にレギュレーションの確認でも。

パプリカ: 了解ー。

GM: まず、現在までに公式で発表されているルールは、サプリメントも含め全採用。
  : 当然、最新のサプリメントである「カルディアグレイス」も採用となるので、新種族、新技能も使えるよー。
  : そして戦闘ルールについてだけれど、とりあえず通常の雑魚戦闘は「簡易戦闘ルール」を使用。
  : ボス戦、あるいはそれに準じる戦闘では、「通常戦闘ルール」を使用する。と、しておこう。

パプリカ: いつの間にそんなものが出ていたんだ……。基本ルールブックの版が新しくなったなんてのは聞いたことあったんだが。

GM: ルールブックI は版上げじゃなくて、「改訂版」だね。60ページくらい増量している。
  : そんなわけなので、次の成長からはウォーリーダーとかデーモンルーラーとか覚えてもいいよ!

オーリス: カルディアで大きく変わったルールは、ファイターとフェンサーでも投擲武器を使用可能、独立状態でも次の手番の頭で乱戦状態に自動的に移行、乱戦エリアの構築宣言不要、くらいが重要どころ?

GM: 独立状態から乱戦状態への移行は、標準以下の戦闘ルールの場合だね。
  : まあ、今まで使っていたルールは「熟練戦闘ルール」扱いになるから、下位互換程度に認識しておいてもらえばいいです。

パプリカ: 了解でーす。

オーリス: ええと、精神力が成長して、コンジャラーをLv.2に伸ばしているようですよ?

名前:オーリス=クーカッブ  種族:ナイトメア(人間生まれ)  性別:女  年齢:74才 生まれ:操霊術師II
技能: コンジャラー 2 フェアリーテイマー 3 セージ1
器用度:11 敏捷度:7 筋力:16 生命力:18 知力:23 精神力:25
HP:27
MP:36
戦闘特技:魔法誘導 魔法拡大/数
魔力:操霊魔法4 妖精魔法6
言語:交易共通語(会話/読文) フェイダン地方語(会話/読文) 魔法文明語(会話/読文) 妖精語(会話) 汎用蛮族語(会話)
武器:メイジスタッフ
防具:ハードレザー
装飾品:髪飾り 宝石(土ランク2) 眼鏡 宝石(光ランク2) 宝石(火ランク1) 宝石(闇ランク3) 知性の指輪
所持品:冒険者セット 魔晶石5点
所持金:220G



GM: で、パプリカの成長は?

パプリカ: おお、成長だな。筋力が成長して、ライダーの技能を覚えた。これで馬と一緒に攻撃できるようになったぜ。

GM: 攻撃指令ですね。


名前:パプリカ  種族:人間  性別:男  年齢:? 生まれ:冒険者
技能: ファイター 3 エンハンサー 1 スカウト 1 ライダー 2
器用度:14 敏捷度:13 筋力:22 生命力:14 知力:12 精神力:17
HP:23
MP:17
戦闘特技:防具習熟/金属鎧
錬技/呪歌/賦術/騎芸:ビートルスキン 攻撃指令 振り下ろし
言語:交易共通語(会話/読文) フェイダン地方語(会話/読文)
武器:ヘビーアックス
防具:プレートアーマー ラウンドシールド
主な所持品:ヒーリングポーション×2 アウェイクポーション
所持金:609G



GM: では改めて、物語を始めよう。
  : 前回、君たちは「悪魔の壺」というアイテムを回収するために、夜中まで町中を走り回った。

パプリカ: おぅ、そうだったそうだった。悪魔と長時間殴りあったりしたな。

オーリス: はーい

GM: それから…… (ころころ)3日経った。としよう。
  : 生活費を減らしておいてね。宿代30ガメル+食費10ガメルくらい。
  : ×3日分。

オーリス: 前回、800Gくらい入ったけれど魔晶石を使い潰しているから結構儲かってないのよねえ・・・・・・
     : ぢゃあ、40G減らしましょう

パプリカ: 了解。普通に過ごして40ガメル支払いました。

オーリス: 違う、三倍か。120G。うわ、残り100Gしかない

パプリカ: 3倍なのか。120G支払い。

オーリス: なんでこんなにないんだと思ったら、指輪買って知力ブレイクさせてた

GM: そろそろ生活費を切り詰めないといけないかなー、と考えつつ夕食を採っているころ。

オーリス: 「うう、このまま仕事がなかったらあと二日三日で飢えてしまう・・・・・・」
     : とぼやきながら夕飯をモグモグ

パプリカ: 「おぅ、オーリス。そろそろ金を稼がねーとやばいんじゃねーか?」

オーリス: (パプリカ君も養ってくれるほどの甲斐性は、未だないものねえ・・・・・)

パプリカ: 「ツケってわけにはいかねーかな・・」

GM: 不意に警鐘が鳴り響き、にわかに外が騒がしくなる。

パプリカ: 「お、なんだなんだ」
     : 飯の種になるかもしれないので外に出てみるぜ。

オーリス: 「あら、何かしら」と外をのぞいてみましょう

GM: 君たち以外の客も、みな慌てて外に飛び出していく。
  : 外に出ると、日が沈みかけた街の中に大きな音で警鐘が鳴り響き、外に飛び出した人たちの幾人かが空を指差している。

オーリス: 空に一体何が・・・・・! と見上げてみます
     : 竜の大群とかだとやだなあ。イナゴの大群でも、やだなあ

パプリカ: 「上? 空になんかいんのか?」と指さされた方を見てみますよ。

GM: 見ると、上空を飛空船がふらふらと飛んでいる。
  : 船体からは煙を上げ、明らかに飛び方がおかしい。

オーリス: 寧ろ、魔女の宅急便的な展開だった

パプリカ: 「うぉ、なんだありゃ。今にも落ちそうじゃねーか」

GM: 誰かの「落ちるぞ!?」という言葉とともに、飛空船は急速に高度を下げていく。文字通り墜落、という感じだ。

オーリス: むう、もしやあの飛空船にはPCの誰かが乗っているのでは!?

パプリカ: PCが乗った飛行船は落ちるからね。ちかたないね。


   公式リプレイでは、「PCの乗る飛空船は落ちる」というジンクスがあります。


オーリス: こっちに落ちてきそうですか?

GM: 方角的には、中央広場のあたりに落ちるんじゃないかと思われるね。

パプリカ: ここに落ちたら、『残念。パプリカ&オーリスの冒険はここで終わったしまった』になるところだぜ・・。

GM: すでに何人かの冒険者は、そちらに向かって走り出している。君たちはどうする?

パプリカ: 「う〜む。タダ働きになるかもしらんが、オーリスは行くか?」

オーリス: 「パプリカ君、ここで報酬なんて求めてる場合ぢゃあないわよ!」
     : 未だ店の中に人がいるようなら、「飛空船が中央広場に落ちそう! 手を貸して」と連絡して、直ぐに広場に向かいましょう

パプリカ: 「ま、そいつもそうか。先行くぜ、オーリス」

GM: では、君たちも急ぎ中央広場へと向かうことにした。

オーリス: うう、敏捷7がうらめしい

GM: 半ば夜の帳に包まれつつあるラスベートの中央広場は、しかし明るい光に照らしだされている。
  : どうやら墜落した飛行船から出火したらしく、燃え盛る炎を背に逃げ惑う人々や、あるいはそこに駆け寄ろうとする者たちであたりは大騒ぎになっている。

オーリス: 水の妖精と契約していないから、火事は如何ともしがたいなあ

パプリカ: 「ここでドバーッと火を消せれば、オーリスはヒーローだったのにな」
     : 消火活動をしてる奴らはいるか? いるなたそいつらを手伝うぜ。

GM: そして燃え上がる飛行船を中心に、あちこちで戦いの撃音が響いている!

パプリカ: 戦闘・・だと・・

オーリス: では、オーリスは怪我人の方へ。MPが続く限り、アースヒールを・・・・・・って、戦い!?
     : 何と何が闘っているって云うんです!?

GM: 君たちのすぐ手前でも、鎧に身を包んだ小柄な人影が田村ゆかり声で雄叫びを上げながら、3体の敵と戦っている。

オーリス: CVは置いておいて、敵と云うのはもしかして、蛮族?

GM: どうやら、墜落した飛行船は蛮族に乗っ取られたか何かしていたようだね。

パプリカ: そいつは大変だ。ゆかりん(仮)の手助けに飛び出すぜ。

オーリス: なら、その人が余裕で3体をあしらっているのでなければ、助太刀しましょうか
  : あ、その前に魔物知識判定しても良いい?

GM: 一番手近にいる相手は、鎧の戦士と、羽蛮族、剣蛮族、蜥蜴蛮族といった感じだ。
  : 魔物知識判定は3回してね。

オーリス: 全部種類が違うのか
     :(ころころころころりん) 平均越えたの一回だけとか・・・・・・

パプリカ:(ころころころころりん)俺のダイス運も悪そうだ・・。

GM: 順番に、ディープグレムリン、ボガードソーズマン、リザードマンだ!
  : ソーズマンだけ弱点抜いたね。物理ダメージ+2点。
  : 鎧の戦士は、「こっちに来るななのー!」と言いながら、メイスを振るっている。

オーリス: うう、一寸厄介だけれど、それなら尚のこと助太刀しないと危険よね

パプリカ: モンスターの名前が判明したのは良かったな。それじゃあ殴りに行こうか。

オーリス: 魔法・・・・・・少女・・・・・・

パプリカ: 魔法少女(物理)ですね、分かります。

GM: というわけで、加勢するなら先制判定といきましょうか。

パプリカ: 先制判定、いい目出てくれー  (ころころ)14

オーリス: それは取れたなあ

GM: では、PC側の先攻でどうぞ。
  : 簡易戦闘ルールを使用するので、まずは各キャラクターの配置からですね。

オーリス: GM、その田村ゆかりの能力はどんなもんです?

GM: 簡易ルールでは、戦闘エリアは敵後衛←10m→前衛←10m→味方後衛の3エリアのみで構成されます。

パプリカ: ほぅほぅ。

オーリス: 私が後ろのエリアで、パプリカ君と田村ゆかりが前線エリアかしらね

GM: 先攻側は、まず前衛、後衛エリアにキャラクターを(0人という配分も含めて)配置します。
  : その後に、後攻側が配置しますが、こちらは最低でも一人は前衛に配置しないといけません。
  : そして、最大の特徴として「前衛エリアを抜けて後衛エリアには行けません」
  : 前衛がいなくなった場合は、自動的に後衛に配置されたキャラクターが前衛に引っ張りだされます。

パプリカ: 了解。なんだかコンシューマーRPGの前衛後衛システムみたいですね。

GM: というわけで、配置はパプリカとゆかりんが前衛で、オーリスが後衛でいいのかな?

オーリス: あとは、先攻は移動もできるのよね。なので、全員後衛に置いてスタートし、フィープロで補強してから戦士が移動して前線へ、と云うことも可能
     : まあ、この面子では関係ないのかな。それでGM、田村ゆかりのスペックは?

パプリカ: スペック:かわいい

GM: ちなみに、ゆかりんはメイスと鎧、盾で武装していて、マギスフィアを1個浮かべてるね。

オーリス: 金属鎧着てメイス振っていたとしても、コンジャラーの可能性があるからね

パプリカ: 操霊魔法少女だったんだよ?

オーリス: 補助マギ型かな。まあ、それなら前線送りということで

GM: こちらは全員、前線に配置しますよ。
  : あ、言い忘れていたけれど、蛮族たちは飛行船の墜落と「守りの剣」の影響で弱っているようだよ。
  : では、そちらの手番からどうぞ。

オーリス: よーしよーしよし。でないとLv.4×3なんて厳し過ぎるわ

パプリカ: おお、そいつはいい。正直まともにやりあうのはきついと思ってたんだ。

オーリス: パプリカ君は、固かったけ? それならボガードとリザードを後回しにしてグレムリンを速攻で落とした方が良いと思うのだけれど

パプリカ: 了解。ゆかりん(仮)も金属鎧装備だし、きっと固いはず。

GM: 特に声をかけなければ、ゆかりんは弱っている相手を殴るよ。

オーリス: でも、グレムリンが飛翔があるのよねえ。パプリカ君の命中値ってお幾ら?

パプリカ: 5点。

オーリス: 素でトントンだと、9以上出さないと当てられないのか。一応、ファナティシズムなんかで支援はできるけれど、要る?

パプリカ: リザードマンの方が命中的には望みはあるけど、グレムリンの方が残しておくと厄介だし、やっぱりグレムリンからだろうか。

オーリス: エンチャント・ウェポン、プロテクション、カウンターマジック、ファナティシズムのうち、どれが欲しい?
     : まあ、私がグレムリンを直接狙っても良いのだけれど

パプリカ: オーリスは魔法で攻撃した方がいいんじゃないか?

オーリス: ぢゃあ、先に私がグレムリンを攻撃しましょうか。それで撃ち洩らしたらフォローを御願い、という感じで

パプリカ: 了解。その作戦で。

オーリス: あ、グレムリンの精神抵抗、意外と低い
     : では、Dグレムリンにファイアボルト。行使判定  (ころころ)

GM: はいはい。直撃ですよ。

オーリス: ダメージは  (ころころ)クリティカル  (ころころ) またクリティカル (ころころ)

パプリカ: おお、いいねいいね

オーリス: 22点の魔法ダメージ。MP-3

パプリカ: なんというダメージ効率。

GM: ディープグレムリンは上手に焼けました。

パプリカ: 「すげぇ、黒コゲだぜ・・(オーリスを怒らせるのはやめておこう)」

GM: さすがは「蛮族焼き」のオーリスだ。
  : 「蛮族焼き」は名誉点15点くらいかな。

オーリス: いや、将来的にはそんなに火を伸ばすつもりは無いのですががが

GM: 残りはソーズマンとリザードマンですよ。

パプリカ: どちらから行くべきでしょう? リザードマン?

オーリス: 「テイルスイープと連続攻撃はどっちも怖いので、戦士の感覚で優先順位つけてね(私には当らないし)」
     : まあ、当て易いリザードからかなあ。恢復の必要がなければ、ボガソーには私が攻撃できるし

パプリカ: では【ビートルスキン】使ってMP17>14、ヘビーアックス1Hでリザードマンを殴る。  (ころころ)

GM: あの……当たってるんだけど。

オーリス: 危し。ボガソーなら同値回避だった

パプリカ: ダメージは  (ころころ)11点

GM: 結構痛いなあ。5点防いで6点もらった。

パプリカ: ボガソーはオーリスが焼き焼きしてくれる。

オーリス: できれば一体くらいは生け捕りにしたいのよねえ。事情も聞きたいし

GM: ゆかりんは、傷ついたリザードマンを追撃しよう。

ゆかりん(仮): 【キャッツアイ】【ターゲットサイト】を使って (ころころ 2・1)
         : 「うにゃー!」外した!

オーリス: 出目が揮わんね・・・・・・

GM: どんくささが滲み出るようなメイス捌きだった。

パプリカ: 基本命中は俺よりずっと高いんだがなあ。

GM: んでは、敵の手番ね。まずはリザードマンがパプリカとゆかりんにテイルスイープ。命中は13ね。

ゆかりん(仮): 「にょわー」 (ころころ)11

パプリカ: 回避を試みる  (ころころ)12
     : はっ! ドン臭い仲間になってしまう!?

GM: ダメージは、パプリカに (ころころ) 12点。
  : ゆかりんに (ころころ)9点。

パプリカ: 11点防いで1点もらった。 HP23>22

オーリス: あ、ゆかりんはHPがピンチになったら自己申告してもらわないと

GM: ちょっと通ったかな。

オーリス: か、硬ェ・・・・・・

GM: ソーズマンは、【キャッツアイ】を使ってから2人に1回ずつ攻撃かな。命中は13で。

パプリカ: 回避 まぁ無理そうだけど。  (ころころ)

ゆかりん(仮): ゆかりんの回避。「こんどこそ避けるの!」 (ころころ 1・1)
         : (ころころ)防護点無効……

オーリス: その意気込みは良し。50点をあげよう

パプリカ: ゆかりん(仮)はドジっ子萌えの称号を得た!

GM: パプリカにダメージ (ころころ)11点
  : ゆかりんには (ころころ)9点素通し。

パプリカ: 大丈夫、跳ね返した。

オーリス: 9点素通しかあ。まだ大丈夫?

ゆかりん(仮): 「まだ半分以上あるから大丈夫なの」

オーリス: この子も頑丈だなあ

パプリカ: 「大丈夫かお前・・。って、案外大丈夫そうだな」

GM: 続いて連続攻撃。2人ともさらに命中13で回避してね。

ゆかりん(仮): 「次こそ避けるの……!」 (ころころ 2・1)
         : 何この……なに……!?

パプリカ: 回避ー  (ころころ)

GM: パプリカにダメージが (ころころ)9点
  : ゆかりんが (ころころ)11点。

パプリカ: カキンった。

ゆかりん(仮): 「うう……残りHPが8点なの」

オーリス: ん?、こいつの2回攻撃&双撃って、そういう能力なの?

GM: そうだよー。最大4回攻撃。

オーリス: 連続攻撃の2回目の対象を、別に振り分けられるだけかと思ってた

GM: 双撃持ちのグラップラー(追加攻撃)だと思えばわかりやすい?


   「双撃持ちのグラップラー(追加攻撃)」だと、左右の手で1回ずつ別の相手に攻撃した後、追加でもう1回どちらかの相手に攻撃(最大3回攻撃)です。
   そしてボガードソーズマンの「最大4回攻撃」は「2回攻撃」と「連続攻撃」によるものなので、実は上記では全然説明になっていません。



GM: こちらの手番終了なので、2ラウンド目。PC側の手番ですよ。

パプリカ: 「しょうがねぇなあ。おい、オーリス。こいつの回復を頼む」

オーリス: 「まあ、致し方ないわね。お嬢ちゃん、抵抗しないでね」と、プライマリィヒーリング (ころころ)
     : 抵抗しなかった場合は、HPが11点恢復だよー

ゆかりん(仮): 「眼鏡の人、ありがとうなの!」

オーリス: 「如何致しまして。次は気をつけてね」

GM: パプリカは?

パプリカ: 「詳しい話と礼はこいつらを蹴散らした後できっちりしてもらうからな」
     : 続けてリザードマンを殴ります。 てい  (ころころ)
     : ダメージは  (ころころ)12点。

GM: 7点もらって残り9点。

GM: じゃあゆかりんもリザードマンかな。

パプリカ: ドジっ子返上なるか?

ゆかりん(仮): 「全力全開なの!」《魔力撃》【ターゲットサイト】で。 (ころころ)
         : (ころころ 2・1)

オーリス: おうふ

ゆかりん(仮): 13点ダメージ。

GM: 1点残した……。

パプリカ: 妖怪いちたりないさんこんばんわ。

GM: では敵の手番ね。
  : うーん……リザードマンは手応えの良かったゆかりんに攻撃かなあ。命中13。

ゆかりん(仮): 回避が (ころころ 6・5)14
         : 「当たらなければどうということはないの」

オーリス: それをダメージの時に出してくれれば・・・・・・

GM: ソーズマンは、また2人に1回ずつ攻撃で。命中13ね。

パプリカ: 回避ー  (ころころ)

ゆかりん(仮): (ころころ)

GM: パプリカにダメージが (ころころ 1・1)
  : ゆかりんには (ころころ 6・6)
  : ……何この。

オーリス: ゆかりん、愛されてるなあ(サイコロの神様に)

パプリカ: 神(ダイス)は言っている。ゆかりん(仮)はドジっ子になるべく生まれてきたと。

GM: さらに連続攻撃で、2人に命中13ね。

ゆかりん(仮): 「痛いの……」回避 (ころころ)14

パプリカ: 回避もいっかい。  (ころころ)7

GM: ダメージはパプリカだけか。 (ころころ)9点
  : 通らねえよ! 次から全部ゆかりんだな。

パプリカ: さすがプレートアーマー、なんともないぜ。

GM: ソーズマンが死んだ。どうやら、飛行船の墜落時に内臓でも破裂していたようだ。

パプリカ: しかし、ゆかりん回復しといて正解だったな。

GM: 残ったのはHP1のリザードマンだけ……。

オーリス: さっきまで元気だったやつが、突然口から血を出して死んだ。何を言っているか(以下略

GM: というわけで、PC側の手番ですよ。

オーリス: やあ、ボガソーが倒れたのは有難いね。弱点抜いた意味がまるでなかったけれどね

パプリカ: 降伏を呼びかけたいところだが、俺は話ができんな。

オーリス: なら、私が通訳してあげる

パプリカ: もしかしたらこの戦闘でのドジっ子キングはこのボガソーだったのかもしれない。

GM: 降伏したところで、生き延びる目は無いので最後まで戦うんですけどね。

パプリカ: 蛮族だもの。ちかたないね。じゃあやるか。

オーリス: 「降伏したなら、傷は治療してあげるわよ?」

パプリカ: 『オーリスの優しい言葉!』

GM: 良くて尋問拷問したあと殺されるだけだもの。

オーリス: (ちっ、ばれていたか・・・・・・)

ゆかりん(仮): 「この眼鏡の人、黒いの……」

オーリス: 「ナニモイッテマセンヨー」

パプリカ: まぁとっとと終わらせるか。 ヘビーアックスでリザードマンを殴る。  (ころころ)
     : 外れた?

GM: アタラナーイ!
  : 特に変わったことをしないのなら、残りは省略しますよ。
  : 勝ち目もないので以下略で。

パプリカ: 締まらないけど仕方無い。省略してもらおう。

オーリス: 巻いていきましょう。で、ゆかりんから事情を聞くと共に、周りの状態(他に戦闘してないか)などを確認

GM: 君たちが目の前の蛮族を倒しきる頃には、他の場所で行われていた戦闘もほぼ収束したようだ。

オーリス: 一安心。では、ゆかりんに話を聞きつつ、剥ぎ取り

パプリカ: ゆかりんを剥ぎ取り・・だと・・。

オーリス: いや、他に被害を確認する方が先か。剥ぎ取っている場合ぢゃあないや

GM: え、剥ぎ取らないの? ゆかりんも話しながら剥ぎ取るつもりだけど。

オーリス: うわあ。なら遠慮なく。パプリカ君、御願い

パプリカ: では剥ぎ取りながら話に花を咲かせるとしますか。

GM: 3人で10分ずつ会話しながら剥ぎ取ればいいのに。

パプリカ: グレムリン剥ぎ剥ぎ  (ころころ)

GM: 奇妙な首飾り(160G)

パプリカ: リザードマン剥ぎ剥ぎ  (ころころ) ボガソー剥ぎ剥ぎ  (ころころ)

GM: リザ無し。ソーズは鋭い武器(100G)×2

パプリカ: オーリスは剥ぎ取りしたくない人だったような?

オーリス: だって、血とか脂とかで汚れるぢゃあない?

ゆかりん(仮): 「助太刀ありがとうなの! どうやら蛮族は全部倒せたみたいなの」

オーリス: ・・・・・・戦闘すると、どうも一仕事終えた気になっていけないね

パプリカ: 「おぅ、良かったな。で、こいつらなんだったんだ?」

オーリス: 「結局、あいつらは墜落した飛空船から出てきたのかしら? それにしては数が多いような気がするのだけれど」

ゆかりん(仮): 「私が見た限り、飛行船から出てきたみたいなの」

オーリス: 「人族はいなかったのかしら。流石に蛮族が自前の飛空船を持っていたとは思えないのだけれど」

ネネ: 「うーん、そこまではわからないの。多分、ハイジャックとかされたんじゃないかな?」

ゆかりん(仮)→ネネ: 「あ、私はネネ。ネネ・ミックスシーズなの」と言って兜を脱ぐと、そこにはピンと立つ立派なウサギ耳が。

オーリス: 「あら、タビットだったのね。私はオーリス。あっちのはパプリカ君。よろしくね」

パプリカ: 「おぅ。俺の名はパプリカ、あっちの眼鏡はオーリス。二人でコンビ組んで冒険者やってるんだ」

オーリス: タビットで金属鎧て、ゴツいな

パプリカ: つけ耳かと思ってたよ・・。

ネネ: 「パプリカ君にオーリスさんね。よろしくなの!」

パプリカ: 「ネネも飛行船に乗ってたんじゃないのか?」

GM: 君たちがそんな話をしていると、リオス国軍の制服を着た兵士が駆け寄ってくる。
  : 中年の男性で、どうやら隊長さんのようだね。
  : 隊長「こちらの戦いも終わったようだな。どうやら冒険者のようだが、協力に感謝する」

オーリス: 「いえいえ。それよりも、一体如何したって云うんですか。飛空船に乗って蛮族がやってくるなんて、ただ事ではないと思いますが」

パプリカ: 「よぉ、まぁ煩かったから片付けただけさ。ところで何があったんだこりゃ? あんたなんか知ってるか?」

オーリス: ・・・・・・あ、そういえばオーリスは引込思案だった気がしたのを今思い出したのぜ

パプリカ: イメチェンしてもいいのよ?

隊長: 「詳しいことはこれから調査するのだが、どうも東の方で──緋色の風車(moulin-rouge)!?」
  : 隊長は、パプリカの顔を見て驚いたような声を上げる。

パプリカ: 「あ? 緋色の風車? 何のことだ?」

オーリス: (あら、パプリカ君って有名なのかしら?)

パプリカ: PL的には父親関連かなぁと思わなくもない。

GM: うん、パプリカはその二つ名に聞き覚えがあるね。君の父親は、そう呼ばれていたはずだ。

隊長:: 「……いや、失礼。人違いだったようだ。彼がこんなところにいるはずがないからな」

オーリス: GM、「緋色の風車」について第三者として見識判定しても良いい?

GM: 良いですよ。目標値は13だけど……オーリス74才だけど、引きこもりだったから-2の修正つけようか。

パプリカ: 知ってたのなら聞いてみよう。「待てよ。たしか親父がそんな名で呼ばれていたような…。なぁ、その緋色の風車ってやつのこと教えてくれねーか?」

オーリス: 見識判定  (ころころ)うむ、知らない

隊長:「君は彼の息子なのか……!? それならば……いや、しかし……」

パプリカ: 「何を迷ってんだ? ・・もしかしてこの事件と俺の親父が関係してんのか?」

隊長:「残念だが、私の口から彼について語ることはできない。もし君にその気があるならば、18年前の事件を調べてみるといい」

パプリカ: 「18年前・・あんたにも事情があんだろう。よく分からねーが分かった」

隊長:「ともかく、今夜の件に関する協力には感謝する。後ほど冒険者の店を通じて、報奨金が出されるだろう」

パプリカ: (報奨金!(小さくガッツポーズ))

オーリス: 「あ、周囲の民家に被害は出てますか。だとすれば、未だお手伝いできるかと思いますが」

隊長:「ありがとう。だがあとは部下たちで十分だろう。君たちも戻って休むといい
  : そう言って、隊長は兵士達に指示を出しに行くよ。

ネネ: 「もう大丈夫みたいだから、私も宿に戻ろうかななの」

パプリカ: 「おぅ、おっさんもまたな。まぁ何かあったら黄金への誘い亭のパプリカを尋ねてくれ」
     : とだけ、最後に声をかけておこう。

オーリス: ぢゃあ、ネネにも挨拶しましょうか。「何かあったら遠慮なく黄金への誘い亭に来て頂戴ね」

パプリカ: 「そうだな。・・ネネも俺たちが泊まっている宿に来るか? 報奨金がもらえるかもしれんし」

ネネ: 「あ、私もそこのお店なの!」

オーリス: 「あら、奇遇ね。ぢゃあ一緒に帰りましょう」と三人で連れ立って帰ります

パプリカ: 帰ろう帰ろう。

ネネ: 「実はね……」

GM: 以下、ネネの話の要約。
  : 「先生」と一緒に数日前にラスベートに着いたのだけれど、「先生」は別に仕事でしばらくマギテック協会に詰めるので、その間は一人で稼いでみなさい。と送り出された。
  : けど、「先生」と別行動は始めてなので、どうすればいいかわからず困っていた。とりあえず冒険者の店に行ってみたけど、この先どうすればいいのかな?
  : ということらしい。
  : そんな話を、宿への道すがら聞いたよ。

オーリス: 「ぢゃあ、冒険者が専業、ってわけでもないのね」
     : 「なら、丁度私たちもそろそろ仕事をしようと思っていたの。良ければ貴方も一緒に組んでみない?」

パプリカ: 「おぅ、冒険者の先輩として色々教えてやるぜ」

ネネ: 「いいの!? 一人で不安だったから、とっても嬉しいの!」

オーリス: 「ぢゃあ、改めてヨロシクね。ネネ」と握手

ネネ: 「わーい、よろしくなのー!」

パプリカ: 「よろしな、ネネ」

GM: "黄金への誘い"亭へ戻ると、店主のガレドが「お前らも無事だったか」と言って宿帳にチェックを入れるよ。

パプリカ: それじゃあ宿屋で飯でも食いながら…報奨金を待つなり、仕事を探すなりしますかね。

GM: あとで報奨金を配分するのに、誤魔化しのないように倒した蛮族の内容とかを訊かれるかな。

パプリカ: じゃあボガソー、ディープグレムリン、リザードマンの3体を倒したと伝えておこう。

オーリス: 夕飯食べていた時に飛び出したから、もう夜でしょう。仕事探しは明日にしようよ

ガレド: 「ふむふむ。それなりに頑張ったみたいじゃないか」

パプリカ: 「まぁなんてことなかったぜ。余裕余裕」

GM: では、飛行船墜落事故の翌日。
  : 朝食を採っている君たち三人のもとに、店主のガレドがやってくる。

オーリス: (昨日の報酬の件かしら?)

ガレド: 「昨夜はご苦労だったな。協力してくれた連中に報奨が出てるぞ」と小袋を渡す。

GM: 中には銀貨が600G入っている。

パプリカ: 「おぅ、ガレド、サンキューな」と受け取った。

オーリス: 「有難う。一人当たりは200Gね」と云いながらパプリカに掌を差し出す

パプリカ: 「この金は3人で山分けか?」

オーリス: 「パプリカ君、独り占めするつもりだったの!? おねーさんはそんな子に育てた憶えはありませんよ、ヨヨヨ・・・・・・」

パプリカ: ではオーリス、ネネに200Gずつ渡しておきました。

ネネ: 「わーい、ありがとうなの」

パプリカ: 「いや、なんだ。ちょっと確認しておきたかっただけだ。 と、ところでガレド、今仕事きてねーか?」

ガレド: 「そうだなあ。それなら、あいつの話を聞いてやってくれないか」と、カウンターで飲んでいる若い男を指さします。

オーリス: どんな感じの人です?

パプリカ: ほほぅ。どんな奴か様子を見てみよう。

GM: 二十歳前後の若い男で、顔立ちの整った美男子だ。
  : 着ているものも上等で良い所の坊ちゃんという感じだが、姿勢が悪くやさぐれた感じも受ける。

オーリス: (色男だから、金とか力とかがなくてこんなところに依頼にきたのかしらね)
     : 貴族とか金持ちとかの末息子あたりで無頼を気取っているのかしら

パプリカ: 「あいつか。いかにも訳ありって感じだな。で、名前は?」

ガレド: 「ブレット・ベラミー。不動産王の次男だ。探し物を頼みたいんだとさ」

パプリカ: 探しものか。得意分野だな。(ふんぞり)

オーリス: まあ、噛み付かれそうではないから、事情を聞きましょうか。パプリカ君をグイグイ押し出して

パプリカ: 「おいおい、押すなよオーリス。そいじゃガレド、ちょっと行ってくら。 っと、ネネも来るか?」

ガレド: 「おう、ブレット。こいつらがお前さんの依頼を聞いてくれるってよ。詳しい話をしてやってくれ」

ネネ: 「一緒に行ってもいいの?」と喜んでついていく。

パプリカ: 「よぉ、ブレット。俺はパプリカ、そっちはオーリスとネネ。ガレドから依頼の話を聞いてきた」
     : 「探しものがあるんだってな。詳しい話を聞かせてくれねーか?」

ブレット: 「おお、聞いてくれよ! 実はオレの財布がなくなったんだ──」

パプリカ: 「財布か。そりゃ大変だな。どんな財布で、幾らぐらい入ってたんだ?」

GM: 以下、ブレットの話の要約。
  : 被害にあったのはヴェーラ島。
  : 港の見える小洒落た酒場に入ったのが日が沈んだ直後のこと。酒量には自信がありビールに1,2杯など水同然。
  : にも関わらず、その日は最初の1灰を飲んで以降の記憶が無い。
  : 目が覚めたのはアルトゥール島の歓楽街にある定宿。そして愛用の財布が懐になかった。
  : ヴェーラ島の酒場でもアルトゥール島の宿でも尋ねてみたが、当日の自分の行動にあまり不審はなかったとのこと。
  : 酒場では女を連れていたと言われたが、記憶にない。
  : 宿には夜明け近くに一人で帰ってきたらしいが、いつものことだと思われたようだ。それについても記憶にない。
  : 財布はエルバンシィの高級品で中身はそれなりに入っていたが、冒険者を雇って取り返すほどのものでもない。

オーリス: (薬でも入れられた、ってのが妥当かしらね)

パプリカ: (その可能性は高いな。女が怪しい)

ブレット: 「別に財布そのものにそこまで未練があるわけじゃないんだが、奇妙なことが多すぎて気味が悪い」
     : 「真相を確かめて、できれば犯人を捕まえてくれないか」

オーリス: 「成る程、財布そのものよりもその裏の調査をしろ、と?」

パプリカ: 「なるほどな。つまり当日に何があったのかを知りたいって寸法か。まぁ任せとけ」

オーリス: 「また、パプリカ君は安受けあいする。期限とか報酬とか連絡先とかを聞いてからになさいな」

ブレット: 「報酬は一人あたり1000ガメル。あまりいつまでも引きずりたくはないから、期限は2日でどうだ?」

パプリカ: 「おけーおけー。2日もあれば十分だ。なぁ、オーリス」

オーリス: 「うーん、まあ、妥当なところねえ。・・・・・・また夜中まで追跡劇なんてならなきゃあいいけれど」

ガレット: 「じゃあ、よろしく頼んだ」

パプリカ: 「おぅ、任せとけ」 ……ブレットが酒を飲んだ酒場や宿の場所は教えてもらったという事でいいですか?

オーリス: さて、やるとなったら財布の形状なんかをちゃんと聞いた後、早速現場に向かいましょうか

GM: ブレットの情報から行けるのは、ヴェーラ島の酒場かアルトゥール島の定宿だね。
  : ブレットが最初に飲み始めたのは「海の風亭」という酒場。

オーリス: では、「海の風亭」へ行ってみましょう

パプリカ: れっつごー。

GM: 現在時刻は11:00としようか。

オーリス: 朝ご飯の後、随分話し込んだのね

GM: 君たちがヴェーラ島に着いたのは昼過ぎ頃。海の風亭は、港が見えるオープンテラスの酒場だが、入り口には「営業は夕方から」と張り紙があるだけで、店は閉まっている。

パプリカ: なんだ、休業中か。でも中に人がいるかもしれないから外から声をかけてみる。「おーい、誰かいるかー?

GM: 返事はない。誰も居ない様だ。

オーリス: ふうむ、裏口の方から行ってもいないかしらんね

ネネ: 「誰もいないみたいなの」

パプリカ: 開店時間も見ておこう。

オーリス: それにしても、夕方からってアバウトな。時間ぐらい書いておきなさいな

GM: 15:00から、となっているね。

オーリス: GM、今からアルトゥール島の定宿に行って帰ってくるのに、どれくらい掛かります?

パプリカ: 開店まで3時間か、待ってるのもなんだし、アルトゥール島の宿屋に行ってみるか?

GM: 行って帰ってくるだけなら、ちょうど15時だね。

パプリカ: よし、アルトゥール島の宿屋へ行ってみよう。

オーリス: まあ、ここで4時間潰すあてもないし、先にそっちの話を聞いてきましょうか

GM: では、アルトゥール島北部。ブレットの定宿だ。

オーリス: こっちは宿屋だから、流石に昼間でも人はいますよな?

GM: 従業員が普通に働いているね。

パプリカ: 店主を探してみよう。 従業員に聞いてみたりして。

GM: 従業員に店主がいるかどうか尋ねるのね?
  : もちろんいるが。

パプリカ: 聞き返されたので、従業員に尋ねた瞬間14へ行くようなトラップがあるのかとびびった。

   「14へ行け」は古き良き時代のゲームブック「ドラゴン・ファンタジー」シリーズネタ。
   宿屋の従業員に話しかけただけで、どんなDead END トラップが発動するというのだ。


オーリス: いや、存在の有無だけでなく、話があるので呼出して欲しい旨も伝えますよ

GM: それなら迷惑そうな顔の店主が現れる。

店主: 「何ですか? いま、帳簿の整理をしているから忙しいんですがね」

オーリス: (むう、露骨に顔に出しては接客業失格よねえ)


GM: だって君たち客じゃないじゃない。

パプリカ: 「忙しいところすまんな。ちょいとブレットの野郎が無くした財布のことで聞きたいことがあるんだが」

店主: 「ああ、ブレットさんにも訊かれたけど、財布なんてしらないよ?」

パプリカ: つまり客になれば好感度アップ。 エールはあるかー?

GM: 残念。ここは宿屋で、酒場はやっていないのだった。

オーリス: 宿屋で酒呑んでもなあ

パプリカ: 残念無念。

オーリス: 寧ろ、ここは財布そのものよりも連れの女性について聞こうぢゃあないか

パプリカ: 「そうか。そういやその日のブレットは女連れだったらしいが、どんな女だったか覚えているか?」

店主: 「知らないなあ。そもそもブレットさんは、帰ってきたときは一人だったしね」

オーリス: ・・・・・・おや、つまり途中で分かれたとな?

パプリカ: 酒場で女性と一緒だった、宿屋には一人で帰ってきたと書いてるね。なんでか宿屋まで女連れで来た気になってたよ。

   パプリカ(のPL)は人の話をよく聞いていないことが、まれによくある。


パプリカ: 「ふぅむ。じゃ、帰ってきた時のブレットの様子は変じゃなかったか?」

店主: 「うーん……話しかけても返事が上の空だったような気もするけど、千鳥足だったし酔っ払っていただけのような気もするなあ」

オーリス: 明確な意識はなかったっぽいわね。でも、彼は酒に強いと自負していたけれども、そんなに酔うことなんてよくあるのかしら?

パプリカ: あるある……。
     : 宿屋で聞くべき情報はもうないかな? なさそうなら酒場に移動します?

オーリス: そうね、そっちに移動してみましょうか
     : 「ああ、ご多忙なところお手間を取らせました」

店主: 「他に用がないなら、仕事に戻らせてもらいますよ」と言って、奥に引っ込んでしまう。

GM: 君たちは再びヴェーラ島へとやってきた。
  : ちょうど15時くらいだ。
  : 海の風亭は今度は開いていて、ちらほらと客も入っているようだね。

オーリス: では入っていきましょう

パプリカ: 「よし、とりあえずエールだな」

ネネ: 「ごめんくださーいなの」

従業員: 「いらっしゃいませ」

オーリス: (パプリカ君はお酒が好きだなあ)

パプリカ: 「おぅ、ちょっとマスターに聞きたいことがあるんだがいいか? それとエール1つ」

従業員: 「店主はただ今留守にしておりますが」と、エールを差し出す。

オーリス: (パプリカ君が頼んぢゃったなら私たちだけそのままってのもないぢゃあない)「私はジンジャーエール。ネネは如何する?」

ネネ: 「私はミルクにするの!」

パプリカ: グビグビ、ぷはーっ。 よく歩いた分エールが旨いぜ。
     : 「じゃあお前でもいいや」 そこの従業員にブレットが財布を無くした日の、ブレットの様子と一緒にいたという女性のことについて聞いてみますよ。

従業員: 「そのお客様でしたら、ブレットさんが飲み始めてすぐにいらっしゃって、相席なさいましたね」

パプリカ: 「ほほぅ。その女の顔は覚えているか? それとこの店によく来たりするのか?」

従業員: 「初めていらっしゃるお客様だと思いましたが……巻き毛の美人な方でしたよ」

パプリカ: 「美人か……」

オーリス: その女性は、店内からブレットを選んだのかしら。それとも迷うことなく真直ぐ近付いてきた?

従業員: 「さあ、そこまでは……。ああ、でも、他にも空いている席はあるのに、わざわざあのブレットさんに近づいていったようには見えましたね」

ネネ: 「ちょっと怪しい美人さんかも……なの」

オーリス: 『あの』? ブレットには何か曰くありなのかしら?

従業員: 「ブレットさんは女好きな放蕩息子ってことで有名ですからねえ。それを当て込んで女性の方から粉をかけにいったのかと」と苦笑。

パプリカ: 「ブレットとその女は連れ立って酒場を出たのか? それと・・・ああー、どこかに行くとか言ってなかったか?」

従業員: 「お二人で飲み始めてすぐに、ブレットさんがへべれけになって……確か東のアルトゥール方面へ向かったような気がしましたけど?」

オーリス: (つまり、女性ならある程度簡単に近付ける、という算段はあったわけか・・・・・・)

パプリカ: 「それじゃあま、ここだけの話、ブレットが誰かに恨まれてるって事はなかったか?」

従業員: 「うーん……なかったとは言いがたいんじゃないしょうか。素行不良で学院を退学になるくらいですし」

オーリス: 学院? 彼って学生だったの?

従業員: 「随分とお金を積んで無理矢理に聖銅天使学院に入学したのに、退学になって今は仕事もせずにふらふらしているのは有名な話ですよ」

オーリス: 「ふ〜ん、そうそう、そういえば彼、随分とお酒に強いらしいと自負していたけれど、本当かしら?」

従業員: 「そうですねえ。いつもなら相当飲んでも、しっかりした足取りで帰られるのですけど、その日は1杯だけですぐにへべれけになって、ちょっとおかしいなあとは思いましたね」

オーリス: (うう〜ん、怨恨の所為にしてもやっていることがちっちゃいのよねえ。犯人の狙いはなんなのかしら・・・・・・)

パプリカ: (ちょっとしたいたずらだとか? でも学院時代の知り合いの犯行としたら顔を知っててもおかしくないよなあ)

オーリス: 「その女性が介抱して店を出たのよねえ? 何処かに行く、なんて云ってなかったかしら?」

ネネ: 「とりあえず、当日の足取りを追ってみるのがいいんじゃないかな?

オーリス: とはいえ、足跡なんて追跡できそうにないし、せめて何処かを目標にしたかが判ればねえ

パプリカ: 足取り……アルトゥール方面へ向かった、という情報だけでどこまで追えるのかと悩む。
     : ああ、じゃあ念のため、聖銅天使学院の見識判定してもいいですか? 場所を聞いておきたい。

GM: 聖銅天使学院はコラーロサイド街区外縁部にある、有名な高等学院の一つだから常識として知っているよ。

オーリス: 早稲田慶應的な

GM: ライフォス、ティダン、シーン、キルヒアの各神殿が共同で創立した、6+6学年制の学校だね。

パプリカ: 立派そうな学院だ。

GM: ええと、酒場で情報収集をして、現在16時ってところだね。

オーリス: 取り敢えず、埒が明かないからパプリカ君に足跡追跡判定でもしてもらって、当日の足取りを追ってみましょうか

パプリカ: 数日前の足あとなんて残ってるんだろうか。

GM: さすがに足跡は無理だなあ。
  : もっと普通に情報収集してもいいのよ?

パプリカ: まぁここから宿屋まで徒歩で歩きつつ聞き込みってところじゃないか?

オーリス: ぢゃあ、宿屋への道すがらで聞き込みますか
     : ・・・・・・これで、一旦宿屋と逆方向に行っていたら目も当てられないけれど

パプリカ: そうしよう。じゃあ出発だ。
     : ……いや待てよ。 酒場にブレットの知り合いとかいないのか?
     : 店員が知らないでも他の人が知ってる可能性があるかもしれない。

オーリス: 店員は、店を出てどっち方面に行ったか、なんて憶えてます?

GM: 従業員の話では、酒場を出て東に向かったと言っていたね。

パプリカ: 宿屋の方角は東の方ですか?

GM: ヴェーラ島から東というと、近いところではアルトゥール島北部/南部
   : その先はゴールドコースト中央だね。

オーリス: 一応、ブレットの宿がある方面ね

パプリカ: むむむ、ではやっぱり足取りを追って東に行きますか。

オーリス: では、途中途中の酒場とか店とか、たむろしている人たちに当日のブレットを見掛けたか聞き込み
     : 主に、パプリカ君が

パプリカ: 聞くぜー。超聞いて回るぜー。

GM: では、アルトゥール島南部で郵便配達のトンミに出会いますよ。

パプリカ: 第一島民発見。

GM: 彼自身はブレットは見ていないけれど、港で彼を見たという話は聞いたそうだ。

パプリカ: 港か……一人だったか?

オーリス: その時に、彼は一人だったのかしら?

トンミ: 「すみません、僕が直接見かけたわけじゃないので……」

パプリカ: 「おぅ、そうだったな。情報ありがとよ」

ネネ: 「港に行ってみればいいんじゃないかな?」

オーリス: うーん、なら港に行ってみましょうかね

パプリカ: そうですね。早速港に行ってみましょう。

GM: アルトゥール島南部の港では、そろそろ日が沈もうとする時刻ということもあって、港湾作業員たちが仕事の後片付けなどをしているね。

オーリス: 多人数のマッチョ系の殿方など見慣れていないので、パプリカ君の後ろに隠れますよ

パプリカ: パプリカもマッチョですよ?

オーリス: 『多人数の』がポイント

パプリカ: つまり少人数のマッチョなら!
     : 忙しそうだが気にせず話をしてみよう。「おおい、そこのお前、ブレットって奴をここで見たと聞いてやってきたんだが、何か知らないか?」

作業員M: 「ああ、見かけたよ。あの色男、女連れでこんなところをフラフラしやがって」

オーリス: 接点がないであろう湾岸作業員にも覚えられているとは、ブリットのダメカリスマは流石ね

パプリカ: 「ほほぅ、そこのところをもう少し詳しく。 何時頃見て、どんな雰囲気だったか?」

作業員: 「あの日は遅番だったから、真夜中近くじゃなかったかなあ。千鳥足のブレットを連れの女が支えるようにして、ボートに乗り込んでいったよ」

パプリカ: ボート……だと……。どこまで行ったんだブレットは?

作業員: 「そのまま、沖合いに停泊してる商船に向かっていったけど、まあ変わった逢引だよな」

オーリス: その商船の名前や停泊場所を何かを聞いたら、行ってみましょうか

パプリカ: ボートは貸し出してくれるのだろうか。

GM: ボートは無料で借りられますよ。

オーリス: でも、それだとこっそり侵入する、というのが難しそうねえ・・・・・・

パプリカ: とはいえ泳ぐわけにもなあ……俺、金属鎧だし。

ネネ: 「私も泳ぎはちょっと……なの」

パプリカ: タビットは泳ぐの苦手そうだ。

オーリス: 妖精魔法・水ランク5の「ハードウォーター」が使えれば、歩いて行けるんですけれどね

パプリカ: まずは商船を岸から観察してみようか。

オーリス: まあ、一先ず行ってみましょう。何なら闇に紛れて乗り込むという手もあるし。暗視持ち誰もいないけれど

GM: 問題の商船は、まだ沖合いにとまっているようだね。

パプリカ: ううむ、そうだな。ボートを借りて近づいてみるか。

オーリス: 取り敢えず、陸上から船の上の人の配置なんかは見れるかしら?

GM: 商船に近づくと、普通なら船体のどこかに船名や所属を表すようなものが記されているはずなのに、それらがどこにも見当たらない。

オーリス: うわあ、違法な臭いがプンプンしますわ

パプリカ: 怪しいな……。モグリの商船か?

オーリス: 船員に見付からないように船に上がることはできそうかしら?

GM: 今は甲板上には誰もおらず、簡単に乗り込めそうだ。

パプリカ: なんだ。無用心だな。 ……乗り込むか?

ネネ: 「乗り込むの?」

オーリス: ここで乗り込むと不法侵入で見付かったら即御用になるわけですが・・・・・・
     : そもそも、この船自体が違法な雰囲気ですしねえ

パプリカ: 迷うなあ……。 仮に通報しに戻るとしたら、ここまで来るのにどれぐらいの時間がかかりそうです?

GM: どこに通報するつもりなのかにもよりますが、まあ3〜4時間くらい?

オーリス: GM、モンスターLv.3のヴァンニクは、妖精魔法・水ランク4の「ボトム・ウォーキング」や、ランク5の「ハードウォーター」は使えるかしら?

GM: 馬肉?

オーリス: そう、桜肉
     : 一応、【サモン・フェアリー】で呼べる範囲なので、逃走用として当てにできるかなあ、と

GM: 妖精魔法限定3レベルだから、ランク3のアイスボルトまでしか使えないね。

オーリス: 使えねー

パプリカ: 馬肉は当てに出来なかったか。

オーリス: 一応、期限は二日で未だ一日目だから通報する余裕はあるけれども
     : 問題は、ここすらも通過点に過ぎなかった場合よねえ・・・・・・

ネネ: 「どうするのかな?」

オーリス: とはいえ、この船側の戦力も不明なのだから用心して通報すると共に、役人(?)と一緒に乗り込む、って方が良いかとは思うけれど

パプリカ: 1.全員で乗り込む 2.俺だけ乗り込んでスカウト技能で探索 3.戻って通報

オーリス: 2は、金属鎧着ている時点でないわね。1か3だけれど、ネネちゃんも金属鎧着ているから先ず間違いなく見付かるから、潜入は無理だと考えた方が良いわね

パプリカ: 俺も一旦戻るに一票。

オーリス: ぢゃあ、3で。一応、湾岸作業員にこの船の出航予定を聞いておきましょうか

オーリス: 今夜とかだったら、通報している暇なんてないし

GM: 君たちがボートを漕いで港に戻るころには、すっかり日暮れになってしまった。

パプリカ: 事件解決はまた夜中になりそうだなあ。

GM: 港で話を聞く限りでは、問題の船については「よくわからない」という返答が返ってくる。    : 船名も船籍もわからないので、出航予定も調べようがないとのことだ。

パプリカ: わからないのか。ますます怪しい船だな。

オーリス: 凄い杜撰な

GM: 君たちが船名を調べてきてくれないから!


   よもや、あの位置から戻ってくるとは思わなかった。
   何かこう……冒険者らしからぬ慎重なコンビである。


パプリカ: 目立つところに船名が書かれてないのが悪いということにしておこう。

オーリス: 船体の何処にもないんですもの

パプリカ: じゃあ不審船はどこに通報すればいいのかもついでに聞いておこう。

GM: うーん……ラスベート港湾会社かなあ。

オーリス: ここからはそんなに遠くないと有難いなあ

パプリカ: そうだなあ。まぁ港からものすごく遠いって事はない、と思いたいが。

GM: 商船の管制と港での荷揚げを一手に引き受けている組織なんだけど、不審な船なら妥当……かなあ?

オーリス: 商船の管制の一環かしらね

GM: 港のすぐ目の前の、一番大きな建物だから場所はすぐにわかるよ。

オーリス: 日は暮れたけれど、早々に閉じることはないと信じたい

パプリカ: よし、港湾会社に行ってみるぞ。 たのもー。

GM: ラスベート港湾会社の事務所には窓口がいくつかあり、そのほとんどは閉まっているね。
   : 営業時間外っぽい感じ。


   展開が面倒になるので、言外に「こっち来んな」と言っているのだが。


オーリス: あちゃー

パプリカ: こちとら急いでるんだ精神で、そこらの社員を捕まえてみよう。

オーリス: パプリカ君の迷惑顧みない行動力が逞しいわあ

GM: 開いている窓口で声をかけると、若い女性が応対してくれますよ。

窓口嬢: 「はーい、どんなご用件ですかー」

パプリカ: 案外朗らかに受け答えされた。ええと・・、なんて言おうか?

オーリス: 正直に云ってしまって良いのでは?  ブレットのことも含めて

パプリカ: 不審な船が沖合に停泊していて、噂によると盗まれた金品がそこにあるらしい、誰か一緒に来てくれ、的な?

窓口嬢: 「はーい、じゃあ調べておきますねー」

パプリカ: 不審船がいついなくなるかも分からないし、急いでるから、誰か一緒に来てくれないか?

オーリス: ・・・・・・調査結果が出るのって、どれくらい掛かるのかしら。平気で二三日は待たされそうね

窓口嬢: 「はーい、ではこちらの書類に、会社名と代表者の方のお名前、連絡先、それとご依頼の内容を記入してそちらのケースへ入れてくださいねー」

パプリカ: なんというお役所仕事。これは調べがつくのには時間がかかりそうだ。

オーリス: ぬう、惚れ惚れするような事務仕事・・・・・・!

ネネ: 「これは……ダメなの?」

オーリス: 一応、御願いだけはしておいた方がいいかしらね。代表で、パプリカ君、書いておいて

パプリカ: 代表になったので書いておくぜ。さらさらさらっと、ど汚い字で。
     : うむ、完璧。問題は俺でも読めないってところぐらいだな。
     : むむむ、どこかにこう、即座に動いてくれそうな組織は無いものか。

ネネ: 「先生から聞いたことがあるの。そういう時は、冒険者に依頼するといいの!」

パプリカ: なるほど。つまり黄金の誘い亭に行って冒険者に依頼すればいいんだな。

オーリス: 「その通りね。問題は、私たちがその冒険者ぢゃあなければ、の話だけれど」

窓口嬢: 「はーい、では結果は後日こちらからご連絡いたしますねー」

オーリス: まあ、明日も寄ってみて、時間が掛かるようならこの線は諦めましょうか

パプリカ: 日を改めるか……。

オーリス: 今夜、やっておきたいこと、ある>パプリカ君

パプリカ: 不審船へのカチコミ?

オーリス: ・・・・・・良く考えたら、迷宮潜る時には戦力の計算とかしてないわけで、戦力不明だから乗り込まないってのは冒険者としてはあるまじき態度なのかしらん?

GM: 何度もいうけど、このキャンペーンはバトル物だからね?

オーリス: うん、バトル物としては問答無用で乗り込んで、かなあ、と思ったのでの発言ですが
     : まあ、でも一応、人様の船なわけだし、幾ら不審だからって無闇に乗り込むのも良くないわね、と思った

パプリカ: 戦力が不明というより、不法侵入で捕まるのが怖いから撤退したんじゃなかろうか。

オーリス: なので、調査結果が怪しかったり、時間が掛かったりしたら乗り込んでしまおうかなあ、と
     : なので、カチ込むのであればカチ込もうか。調査用紙は出したから、最悪捕まっても応援が来ないとも限らないし

ネネ: 「どうするのかな? 今日は宿に戻るの? もう一回さっきの船に行ってみるの?」

パプリカ: 明日にした場合、不審船が終点で無かった時のタイムリミットが怖いんだよなあ。

オーリス: まあ、その時には依頼失敗で。人が死んでないから、経験点が少ないくらいで済むよ!(笑)

パプリカ: う〜ん。明日にするか。調査書類もう少し丁寧に書きなおしておこう。さっき、自分でも読めない字とかネタでやってたし。

オーリス: ぢゃあ、私が書き直した調査書類を改めて出して、本日は宿に戻って休息、と

パプリカ: 明日に備えて寝るぞー。(打ち切り)

GM: では君たちは"黄金への誘い"亭へと戻って休んだ。
  : 宿代30ガメル払っておいてね。

オーリス: ああ、また財布から・・・・・・

パプリカ: この宿代がボディーブローのようにじんわりと効いてくるぜ……。

GM: 翌朝。8時くらいでいいかな?

ネネ: 「おはようなのー」

GM: 朝からゆかりん声のネネであった。

オーリス: いや、時間帯で声が変わる方がおかしいからー
     : 「おはよう、パプリカ君、ネネちゃん」

パプリカ: 「よぉ。今日は財布をみつけてやらんとな」

オーリス: ぢゃあ、ラスベート港湾会社に出向きましょうか。途中で見えるようなら、未だ船があるか確認します

パプリカ: 特にやることも無いし、とりあえず出発するか。で、オーリスの言うとおりに行動。

GM: アルトゥール島南部へやってきた。
   : 問題の商船はまだ停泊しているようだね。

オーリス: 先ずは一安心ね

GM: 港湾会社はすでに開いているが、昨夜とは打って変わってにぎわっている。

パプリカ: おー、随分繁盛してるんだな。昨日閑散としてたのは時間が遅かったせいか?

オーリス: 受付の人に、昨日出した申請が如何なったか、尋ねてみましょうか

GM: すべての窓口が開かれているが、どこも人が多く並んでいて順番待ちをしているようだ。

オーリス: 待ち時間はどれくらいかしら?

GM: ちょっと見当もつかないね。強いて言えばいつまでも待たされそう?

オーリス: うへぇ、これは厳しそうねえ

パプリカ: そんなに待たされるのか……。

ネネ: 「とりあえず……待ってみるの?」

オーリス: うーん、依頼の期限を考えると、ここで待つ時間が惜しいのよねえ

パプリカ: ここで申請を受理してもらわねば、不審船乗り込みの大義名分が得られないことになるが……

オーリス: 仕方ない、正面から堂々と行くのは諦めて、こっそりと侵入しましょうか?

パプリカ: そうだなあ。いっちょ侵入するか。

オーリス: では、船に乗り込んでみましょう。と、その前に遠目から見て船員はいるかしら?

GM: 少なくとも港からは見えないね。

オーリス: では、こっそりと乗り込みましょう。・・・・・・小船で近付いて、こっそりもないものだけれど

パプリカ: じゃあ船を借りてそーっと近づくか。ある程度近づけば船員が見えるか分かるだろ。
     : 見張りがいたら一発だな。はっはっは。

オーリス: レベルが低いから、目くらましになるような魔法も使えないのよねえ

GM: 港でボートを借りて近づいてみるが、特に見張りなどはいないようだ。

パプリカ: 透明マントとかあればいいのに。

GM: 姿隠しのマントは8000ガメルだね!

パプリカ: 高いな! まぁそれ以前に人の乗っていないボートが近づいてくるとか、それなんてホラーなんだが。

オーリス: では、ばれない内に乗り込み・・・・・・、って、乗り込むための梯子やロープはあるのかしら?

GM: 乗り込むのは簡単だよ。

パプリカ: ふむ。じゃあ俺から乗り込むか。

オーリス: ならば、簡単に乗り込んでしまいます。パプリカ君、お先にどうぞ

GM: 君たち三人は謎の商船に乗り込んだ。

パプリカ: 出来る限り静かに行くぜ。金属鎧だから意味ないかもしれないが。

GM: 甲板上には特に目立つものはなく、船室へと続く扉があるくらいだ。

オーリス: とはいえ、残りの二人はスカウト技能がないので、パプリカ君を頼りに進むしかないのよねえ

パプリカ: 俺のスカウト技能が火を吹くぜ。

GM: え、それでどうするの?

パプリカ: ここって、床に耳をつければ、下の様子を伺えるだろうか。

GM: じゃあ聞き耳判定してね。

オーリス: パプリカ君イヤーは地獄耳!

パプリカ: では床に耳をつけて聞き耳判定  (ころころ)

GM: パプリカが床に這いつくばって耳を澄ましていると、扉が開く音が聞こえた。
   : 具体的には、船室への扉が開いて人が現れる。

パプリカ: なん・・だと・・

: 「あら、お客様かしら?」

オーリス: パプリカ君、早く起き上がってー!

パプリカ: 素早く起き上がって「ああ、ええと、なんだ。……お、お客様だ!」(何も思いつかなかった)

オーリス: うへえ。こっそり女の容姿を観察しますよ。巻き毛ですか?

ネネ: 「台無し感満載なの……」

パプリカ: びっくりしたんだもの……

GM: 女は聞いていたのに合致するような特徴を備えているね。
   : あと、ローブを着ていて首から聖印を下げている。

オーリス: 聖印は、どんな形ですか?

GM: 正方形を対角線上で白黒に塗り分けたものだね。(ニヤリ)

オーリス: ああ、あの神か、ええと、あれあれ

パプリカ: お、おお、そうだな。ええと、あれだあれ。もうちょっとで出てきそうなのにな

: 「あらあら。お客様ならおもてなしをしないといけないわね」というと、女の後ろからむさくるしい感じの男が現れる。

: 「姐さん、こいつらやっちまっていいんですかい?」

: 「殺してしまって構わないわ」

GM: というわけで、武器を構えて襲い掛かってくるよー。

オーリス: やっておしまい、が出た。と云うことは、この人は悪人よ、パプリカ君!

パプリカ: 「把握。 客の扱いがなってないようだからちょいと躾けてやるとするぜ」

ネネ: 「やっつけちゃっていいの?」

オーリス: 魔物知識判定は、女と男で2回?

GM: 二回ね。

オーリス: 女への魔物知識判定  (ころころ)
     : 男への魔物知識判定  (ころころ)
     : 見破れたんぢゃあない?

パプリカ: さすがオーリス。今日も眼鏡が光ってる。

オーリス: 私の眼鏡が光って唸る!(ダテだけれど)

GM: 女は魔道に魅入られた魔法使い(プリースト)で、男は山賊の首領だね。
   : こちらの先制値は14だ。

パプリカ: 「正当防衛だ。うむ」

オーリス: 先制は、パプリカ君、御願いね

パプリカ: 勝てる気がしないが先制判定  (ころころ)

オーリス: 惜しい、いちたりない!

GM: じゃあ1ラウンド目はこちらの先制から行くよー。
   : 魔道に魅入られてるくせに、魔法適性を一個も持ってないのか。つかえねー。
   : 甲板上だから、彼我の距離5mで。

オーリス: GM、今回も簡易戦闘ルールかしらん?

GM: ボス戦だから、熟練で行こうか。具体的には普段どおりの戦闘ルールで。

パプリカ: 甲板上での戦いって、男の子だよな。

GM: っても、この面子で距離5mだと大して戦略的な面白みも無いけどね。

オーリス: 魔法は届くよ、直接は殴れないよ、ってだけですものねえ

GM: まずは神官が自分と首領にヴァイス・シールド。 (ころころ)
   : これで人族から受けるダメージを−3点だ。
   : 次いで、首領が一番弱そうなオーリスを殴りにいく。

オーリス: パプリカ君が3m手前で止めてくれると信じてる

パプリカ: おっとそうはさせじと首領に乱戦宣言して止めるぜ。

GM: 乱戦宣言とかなくなったんだけどね。まあ止められた。
   : じゃあパプリカに全力攻撃。 (ころころ)
   : よけられなければ当たるぜ。

パプリカ: (ころころ)
     : お、華麗に回避。

GM: ではそちらの手番だ。

ネネ: 「ネネはどうすればいいかな?」

パプリカ: 俺とネネで山賊の首領に殴って、オーリスは援護か?

オーリス: ネネは女を殴って欲しいなあ

GM: あ、ネネのHP回復してないや。
   : 6時間休息で2割だから、16/26だね。MPは23/23

オーリス: 云ってくれれば事前に何とかできたのにー!
     : 私は【プロテクション】と【ヴァーチャルタフネス】のどっちにしよう、と思っていたのに、よもやの【プライマリィヒーリング】まで候補に上がってきたぢゃあないか

パプリカ: そういえばネネだけ先の戦闘で満身創痍になってたんだったか。すっかり忘れてた

ネネ: 「じゃあ、ネネは神官を殴りにいっていいのかな?」

オーリス: まあ、どっちにしろ防禦系なので、先に戦士の皆さんは殴ってくださいな

パプリカ: ちなみにパプリカはHP23の全快状態ですよ。

オーリス: 「御願いするわ、ネネ」

GM: まあ、首領が乱戦に巻き込むんですけどね。

パプリカ: ではビートルスキンして山賊の首領をヘビーアックス1Hで殴る。(ころころ)
     : こりゃ外れそうだな

GM: 首領の回避。 (ころころ) 外れたね。

GM: というわけで、ネネは首領とパプリカの乱戦に巻き込まれたから首領を殴っていいかな?

オーリス: ええ、やっちゃってくださいな

ネネ: 「キャッツアイを使って攻撃なの」 (ころころ)

GM: (ころころ) なに当たってんねん。

オーリス: 当った、だと・・・・・・!?

ネネ: (ころころ) ダメージ12点。

パプリカ: 俺の攻撃で体勢が崩れたおかげだな!

GM: ちょっと痛かった。

ネネ: 「あーん、これなら魔力撃も使っておくんだったのー」

オーリス: ぢゃあ、数拡大で3人に【プロテクション】。(ころころ)
     : 成功。被ダメージ-1になるからね。で、こちらの手番は終了

ネネ: 「ありがとうなの!」

GM: 2ラウンド目表。

パプリカ: 「助かるぜ、オーリス」

GM: うーん、神官は首領にヴァイス・ウェポンかな。 (ころころ)
   : 首領の命中+1、ダメージ+2になった。
   : 首領はさっき痛かったネネに全力攻撃。 (ころころ)

オーリス: ヤバいかしらん・・・・・・

ネネ: 「危ないの!」 (ころころ)

GM: あったりー。
   : ダメージが (ころころ) 18てーん。

パプリカ: 「ネ、ネネェー!」

ネネ: 7点防いで11点もらったから、残りHPが5なの。
   : 「うう……痛いの……」

パプリカ: ダメージ補正+13とか、恐ろしす……。

GM: 基本7に全力攻撃で+4の魔法で+2だからねー。
   : 殺意高いよー。
   : では2ラウンド目裏。そちらの手番どうぞ。

パプリカ: ネネはヒーリングポーションも持ってないのか。ううむ、殴るしかないなあ。

オーリス: 【サモンフェアリーII】でないと、スプライトが呼べないのよねえ
     : ネネに【プライマリィヒーリング】。
     : 成功、HPが11点恢復します

ネネ: 「ありがとうなの。でも、次また同じのをもらったら危ないかもなの?」

パプリカ: 「気合でかわせ、ネネ」

GM: パプリカのライダーが死に技能だなあ。

オーリス: 判ってはいるのだけれど、ねえ

パプリカ: 目的地が船じゃなければ馬を借りて出かけたんだが……。
     : 少しずつでも削っていくしかないか。ヘビーアックスで殴る  (ころころ)
     : うーん、外れそう。

GM: (ころころ)

: 「ははは! 当たるかよヘナチョコ」

パプリカ: 「けっ、ちょろちょろと逃げやがって。ネズミかてめーは」

ネネ: 「ネネも殴るしかないのー」と言って攻撃。魔力撃つかうと回避下がるから。
   : (ころころ)

GM: 回避 (ころころ)

ネネ: 「また当たったの!」 (ころころ)
   : ダメージ10点。ちょっと通ったの。

GM: 3ラウンド目表。

オーリス: 先の長い話だなあ・・・・・・

GM: 神官は首領にポイズン・ウェポン。 (ころころ)
   : 武器が毒属性になってダメージさらに+2

オーリス: これ以上、積むのか・・・・・・!

: 「死にさらせやぁ!」というわけでネネに全力攻撃。 (ころころ)

ネネ: 「これはダメかも……なの」 (ころころ)

GM: ダメージは♪ (ころころ) 低い! でも18点。

パプリカ: この山賊の首領、強すぐる。

ネネ: 7点防いで、残りHP5点なの。

GM: 3ラウンド目裏どぞ。

オーリス: パプリカ君とネネは先に殴って。その結果で、攻撃するか恢復するか決めるから

パプリカ: じゃあ殴る。 命中 (ころころ)

GM: (ころころ) おおう。ついに当たったか。

パプリカ: 回れー  (ころころ 1・2)
     : ……変転しとく?

オーリス: クリティカルするんで、変転してー

パプリカ: では運命変転使ってもう一回威力ロール  (ころころ) 23点

GM: けっこう痛いな。残り1/3を切ったじゃないか。

パプリカ: 「へなちょことか言ってくれてたが、どうよ、当たるといてえだろ?」

GM: で、ネネはどうする?

ネネ: 「どうせ避けられないなら、魔力撃したほうがいいのかな?」

パプリカ: 魔力撃に一票。

オーリス: 魔力撃でトドメ刺してください
     : タゲサ込で

ネネ: 「いっくよー、全力全開!」タゲサも入れて魔力撃なの。 (ころころ)

パプリカ: ゆかりんボイスで全力全開とは、決めてくれそうな期待感が凄い。

GM: (ころころ) う、まずいかも。

ネネ: 当たったら (ころころ) 19点なの!

: 「ぐっ……なんという……うぼぁ……」

GM: 首領は倒れた。

オーリス: うぼぁ入りましたー

パプリカ: はっ、口ほどにもなかったな。

オーリス: なら、無理せずネネの恢復。【プライマリィヒーリング】。 (ころころ)・・・・・・無駄に高いなあ。
     : (ころころ) HPを11点恢復してね

ネネ: 「これでまた16点まで戻ったの」

GM: あ。 (ころころ) 首領の心臓まだ動いてる。

オーリス: 命、大事

GM: 4ラウンド目表でいいのかな。

パプリカ: オーケー。

オーリス: OKです

GM: 神官は当然、首領にアウェイクン。 (ころころ)
   : 起き上がった首領はネネに全力攻撃。 (ころころ 1・1)
   : 運命変転ひっくり返すぜ。6ゾロ命中。

パプリカ: ここでネネが6ゾロを出せばっ!

オーリス: ネネならいける

ネネ: 「人間はずるいと思うのー」 (ころころ)

GM: とうぜん命中するわけで。

オーリス: ですよねー

GM: (ころころ 6・5)
  : はっはっは。やっちまった。26点ダメージは7点防いで19点もらいの、残りHPが-3点かな?

パプリカ: 「ネ、ネネェーッ!!(二回目)」

ネネ: 生死判定なの。 (ころころ)
   : ネネの心臓まだ動いてるの!

パプリカ: 良かった。CVゆかりんが死んでしまったら目覚めが悪い。

GM: はい、4ラウンド目裏ですよー。

オーリス: 危ない。しかし、我らにはネネを起こす手段がない

パプリカ: アウェイクポーション、1つならあるぜ。

オーリス: 流石に惜しんではいられないか
     : あ、いや、一寸待って
     : 制限移動で3m下がって、【サモンフェアリー】でムリアンを呼出す。 (ころころ)
     : 出てきたムリアンは乱戦エリアに突入して、首領に噛み付く。必中。ダメージは  (ころころ)
     : 人族ぢゃあないので【ヴァイス・シールド】無効の、17点ダメージ

GM: うまいな。

オーリス: で、パプリカ君は女を御願い。もし、このダメージで首領が生きていても、ムリアンに相手させるから

GM: ダイスで10以上を振れば生きてる。 (ころころ 3・5)
   : 生きてない!

パプリカ: 今度こそうぼぁーったな。

GM: 首領が倒れたので、乱戦状態が解除された。

オーリス: よし、一先ず全力攻撃の脅威は去った

GM: あ、処理ミスってた。神官自身にはヴァイス・シールドかかってないんだ。
   : 適性ないんだった。 攻撃される前で良かったわ。

オーリス: ああ、拡大できないという・・・・・・

パプリカ: では女に近づいて、ビートルスキンしてから殴る (ころころ)

GM: (ころころ) 回避。

パプリカ: 「ちぃっ、外したか」

GM: では5ラウンド目表ね。

パプリカ: 了解。

GM: うーん、ジリ貧だなあ。フィアー。 (ころころ)
   : ムリアン以外は精神抵抗してね。

オーリス: ん、制限移動で3m下がったから、私も範囲外では?
     : 【フィアー】って、半径5mですよね

GM: 基点指定で半径3mだからとどかないのか。

オーリス: そうだ、3mだ。5mだと届いちゃうぢゃあないか(笑)

パプリカ: 抵抗出来るのかこれは。  (ころころ)
     : 無理でしたー。

GM: (ころころ) パプリカは18ラウンドの間、命中回避行使判定に-1ね。

オーリス: パプリカ君の命中が、また絶望的に・・・・・・


   処理上のミスです。
   この状況で「フィアー」を使用すると、術者であるテメリオ神官自身も人族なので巻き込まれます。
   人族が第二の剣系の魔法とか使っちゃダメだね!


GM: では5ラウンド目裏。

パプリカ: 当たる気がしないぜ。でもきっとムリアンなら、ムリアンならやってくれる。

オーリス: うーん、【カーム】で【フィアー】を打消す、という渋い選択肢もあるけれど、達成値の比較が必要なので解除できそうにないのよねえ
     : なので、【ファナティシズム】で打消してみようかしら。パプリカ君、避けられなくても良いわよね?(笑)

パプリカ: ばっちこーい。 恐怖を熱狂で打ち消すのぜ。

オーリス: ぢゃあ、パプリカ君に【ファナティシズム】。(ころころ)
     : 成功。命中+2、回避-2、ね

GM: パプリカは命中+1の回避-3になった。

パプリカ: オーリスから支援をもらった勢いで殴りかかるぜ。 (ころころ)

GM: (ころころ) 回避。

パプリカ: くそー、打率低いな。

GM: 6ラウンド目表だね。

オーリス: ああん、ムリアンも活躍させて
     : 残ったムリアンは、新たな乱戦エリアへと移動し、女に噛み付き。必中。ダメージは  (ころころ)16点

GM: 改めて、6ラウンド目表だね。

GM: うーん、サニティでファナティシズムを解除するという渋い選択もあるんだけど……。
   : ムリアンが邪魔いなあ。フォースでパプリカを殴る。 (ころころ)
   : ムリアンの攻撃はあと1発だから耐えるぜ。

パプリカ: フィアーの効果って精神抵抗判定には影響しないですよね?  (ころころ)

GM: ひっくり返しても同値か。じゃあ普通にダメージ。 (ころころ)
   : 11点の半減して6点魔法ダメージ。

パプリカ: HP17 結構痛いな。

オーリス: さり気に【プロテクション】で1点減りますよー

パプリカ: 忘れてたー。 HP18だった。

GM: 6ラウンド目裏。

オーリス: 今度こそ、パプリカ君がトドメを刺してくれるんぢゃあないかな?
     : っていうか、もし刺せないとムリアンが奪っちゃいそうですよ

パプリカ: そいつは困るので颯爽とトドメを刺すぜー  (ころころ)

GM: (ころころ 1・1) 防御ファンブルか。悩む……
   : 運命をひっくり返すぜ。当てたと思ったら華麗に避けられた。

オーリス: 残念無念。ではムリアンが最後の噛み付き。必中。ダメージは  (ころころ)15点
     : トドメっちゃったんぢゃあない?

GM: あうち。結構減ったな。

オーリス: 今ので倒れない・・・・・・ GM、こいつ欠片入りですか?

GM: 当然かけら入りというか、こっちがボスよ?

オーリス: うう、リソースの余裕を考えないとならなくなったなあ・・・・・・


   またしても処理ミスです。
   欠片の有無は、魔物知識判定時に(成功していれば)公開されないといけません。
   カルディアグレイスで明文化されたルールですね。


オーリス: ええと、拡大して【カンタマ】をパプリカ君と自分に。 (ころころ)
     : 成功。精神力抵抗+2
     : これで、こちらの手番は終了

パプリカ: 「ありがとよ、オーリス」 支援いっぱいもらえて大分強くなったな。

GM: ええと、7ラウンド目表?
   : ムリアンの消滅は次のラウンドのオーリスの手番の開始時か。うぜえ。
   : 仕方が無いのでパプリカをフォースで殴る。 (ころころ 1・1) ぷすん。

パプリカ: 「どうやらてめぇの運も尽きたようだな」

GM: 7ラウンド目裏だ! 流れは去った!

オーリス: 「さぁ、ここでヒーローの必殺技よ、パプリカ君!」

パプリカ: 「必殺! パプリカトマホーク!」といって殴る (ころころ)

GM: (ころころ)命中。
   : 本当に流れは去ってしまったようだ。

パプリカ: ダメージ  (ころころ)11点

GM: 防護点低いから痛いなあ。

パプリカ: 必ず殺せなかったな。

オーリス: 抵抗されて半減する危険性の方が高いので、【アースハンマー】で攻撃。  (ころころ)成功。
     : 必中の物理ダメージを喰らえ  (ころころ)
     : 10点の物理ダメージ。これで残り2点かな

GM: 必中とかしねばいいのに。
   : 8ラウンド目表。
   : うむむ……

: 「お前さえいなければ!」というわけでオーリスにフォース。 (ころころ 2・2)

GM: ひくい……ひくいよ……

オーリス: 「あら、嫉妬かしら?、ウフ」
     : 精神力抵抗  (ころころ)成功。

パプリカ: やはり運に見放されてしまったようだ。

GM: (ころころ 1・1) ……。
   : はちらうんどめうらだよ!

オーリス: 首領の暴れんぼうっぷりが嘘のような有様に

オーリス: さあ、パプリカ君、今こそ華麗にトドメを!

パプリカ: 「そうだな。こいつでトドメだ!」 ヘビーアックスで殴る  (ころころ)

GM: (ころころ)命中したよ。
   : 絵本が書けそうだよ。「かわいそうなあくのしんかん」とか。

パプリカ: (ころころ)

GM: ピンゾロ以外ならしぬぜ。しぬぜ。

パプリカ: 14点

GM: 女神官は死んだ! 君たちは敵を倒したのだ。

オーリス: 倒れたー。さあ、心臓動いてるかな?

GM: いや、死んだよ。

パプリカ: え、生死判定もなく死亡?

オーリス: 問答無用で殺しにきた、とな
     : ううん、これだと背後関係が判らないままになりそうな・・・・・・

パプリカ: なんだろう。イモータル的な何かがかかってたんだろうか。

GM: あ、最期の台詞を忘れていた。

: 「テメリオ……万歳……!」と言って、事切れた。

オーリス: あー、そうそう、テメリオテメリオ、それそれ

パプリカ: ああ、そうそう、それそれ。喉につっかえていた小骨がとれた気分だぜ。

オーリス: 「パプリカ君、一先ず貴方のアウェイクポーションで、ネネを起こしてあげましょう」
     : レンジャー技能があればロハなんだけれどなあ・・・・・・

パプリカ: 「おい、起きろネネ」とアウェイクポーションをネネに使いますよ。

ネネ: 「……はっ!? 悪い夢を見ていたの」

オーリス: 「おはよう、ネネ。パプリカ君もそのままでいてね」と【ウィスパーヒール】で二人とも恢復しておきましょう。
     :(ころころ 1・1) 失敗。経験点50点
     : ・・・・・・もう一回。(ころころ) HPを7点恢復しておいてくださいな

パプリカ: 「悪はやっつけた。安心しな」

GM: さて、君たちの前には二つの死体がある。

パプリカ: まずは死体を漁るか。財布持ってるかな。

GM: どちらの死体?

パプリカ: 両方。神官からにしよう。

オーリス: パプリカ君が剥ぎ取りしている間、やつらが出てきた扉の向こうを窺いましょう。他に人が来る様子はありませんか?

GM: ほかに人はいないようだ。

パプリカ: (ころころ) う、期待値か。

GM: 神官からは銀貨袋(30G)×1dと剣のかけら4つが手に入った。

パプリカ: 銀貨袋はいくつかな。  (ころころ 1)
     : ゲェーッ!

オーリス: パプリカ君ェ・・・・・・

パプリカ: テメリオの聖印も貰っておくか・・

オーリス: 同じ聖印を、既に一つ持っているのだけれどね・・・・・・

パプリカ: ほら、7つ集めるといいことが起こるかもしれないし。
     : 次は山賊だな。 (ころころ)

GM: 銀貨袋(50G)×1dと剣のかけら1つを手に入れた。

パプリカ: 銀貨袋ロール  (ころころ 1)
     : ゲゲェーッ!

オーリス: パ、パプリカ君ェ・・・・・・

パプリカ: しかし財布はなかったようだな。船室の方か?行ってみるか。

オーリス: では、パプリカ君を先頭に、船の中に入っていきましょう

GM: 商船の中を探索すると、中身の無くなったブレットのものと思しき高そうな財布と、女神官の日記と思しき書付を見つけた。

パプリカ: 日記にはなんと書いてありますか?

GM: 今日のご飯はアジの煮付け。とか。
   : そんなことは書いてない。
   : 財産家の息子を薬を使ってさらってみたが、あまりにも使えない人間なので洗脳を保留して開放した。とか。
   : 第二の剣の神テメリオの教団<恵みの杯>に所属していること。とか。

オーリス: う、ううん、依頼人に見せたものか如何か、悩んぢゃうわねえ

GM: この船はその教団のアジトのひとつであること。などがわかった。
   : また、別の組織からの支援を受けているらしいこともわかるね。

オーリス: その別組織についての詳細は判りますか?

GM: わからないね。ただ、それらしい組織がある、と言う程度のことしか書かれていない。

オーリス: ふむん、こんなところかしらね。パプリカ君、他に気になることはあるかしら?

パプリカ: う〜む。教団のアジトならシンボル的なものは置いてないのか? 前に見た像的なものとか。

GM: それらしいものは見当たらないね。

パプリカ: 教団について聞き覚えがあったりとかはありませんか?

GM: うーん……
   : いや、無いね。ない。

パプリカ: 了解。じゃあこれで帰るかな。ブリッドには財布を盗んだ犯人を見つけてとっちめて取り返した、程度に話しておけばいいだろ。

オーリス: そうね。あ、一応、もう一度湾岸会社に寄ってみたい。もし空いているなら、この船が教団のアジトだと報告しておきたい

パプリカ: ……名前間違えた。ごっちゃになるねん。

GM: では、港湾会社で報告をして"黄金への誘い"亭へと戻ってきた。

パプリカ: 「よぅガレド、戻ったぜ。とりあえずエールな」

ガレド: 「おう、おかえり。それで財布は見つかったのかい?」

パプリカ: ガレドには今回の事件の詳細を説明して、日記も見せておくかな。
     : 「おぅ、それがな。かくかくしかじかだ」

オーリス: ブレットはいるのかしら?

GM: では、財布を受け取って報告を受けたブレットは、「そんな恐ろしい女だったとは……」と震えながら、報酬をわたそう。
   : というわけで、3000ガメルの報酬を受け取った。
   : でもパプリカはエール代を払ってね。

パプリカ: このエール代の支払いが、後のとある事件を引き起こすのですが、それはまた別の話。

オーリス: ぢゃあ、3人で山分けしましょう
     : あと、親父さんに剣の欠片を引き取ってもらって、名誉点に換えましょう

パプリカ: 少しばかりはお金にしたりは?

オーリス: 1000G貰えたから取り敢えず良くない?

パプリカ: かけら代もネネと分けるの事になりそうか……名誉点でいいか。

オーリス: あと、3人で分けるとなると1人あたまの取り分って200G強よ
     : ぢゃあ、5つ分、パプリカ君に託した!

パプリカ: じゃあ名誉点ロール(ころころ) 19点

オーリス: また、極端な出目だこと・・・・・・

パプリカ: 期待値は超えたな。良かった良かった。

オーリス: あ、銀貨袋分を分けてなかった。ええと80Gなのよねえ・・・・・・
     : そうだ、一人頭20Gで分けて、残り20Gで依頼達成のパーティでもしない?

パプリカ: 飛行船墜落時のモンスターの戦利品も分けてないんじゃないです?
     : 奇妙な首飾り(160G)、鋭い武器(100G)×2の360G……こっちは割り切れるな。

オーリス: すると、1000Gの他には140Gの追加、と

パプリカ: ではパーっとしましょう。

オーリス: では、ネネも交えて三人で飲み食いしましょう

パプリカ: おー!

ネネ: 「こんなにもらっちゃっていいのかな!?」

オーリス: 「いいのよ、それだけ頑張ってくれたもの」

パプリカ: 「そこそこは役に立ってくれたからな。まぁ受け取っとけ」

ネネ: 「わーい! ありがとうなの」

GM: 今回はここまでなのだぜ。
   : 次回は……何をしてもらおうかなー。敵はもうちょっとかなり強くても大丈夫そうだ。

オーリス: いやいや、結構いっぱいいっぱいよ!?

GM: 今回の報酬
   : ブレットから依頼料:3000ガメル
   : 戦利品:奇妙な首飾り(160ガメル) 鋭い武器(100ガメル)×2
   : 銀貨袋(80ガメル) 剣のかけら×5
   : 経験点:1200点+1ゾロ分



   第四話でした。
   新キャラの前衛タビットであるネネを加えて3人パーティとなりましたが、
   NPCのネネが(ダイス目的に)おいしい所を持っていった感じで、GMとしては
   ちょっと微妙なところ。
   ストーリー的には、パプリカの父親が二つ名持ちの有名人らしいことが判明したり
   アングラ教団<惠の杯>の名前が出てきたりと、ちょっぴり進展しました。
   伏線を張るだけ張った感じですが、果たして回収されるのか……。
   次あたり、ちょっと目先を変えてダンジョンに潜ってもらうのもいいかも?

   ......Continues to the next session!