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これはですね、昭和48年ごろTV放映された特撮番組「スーパーロボット・レッドバロン」に登場した「飛龍」というロボット。
ワタシは主役の「レッドバロン」も大好きなんですが、この「飛龍」という敵ロボットもまた同じくらいに好きなんです。
それは何故か?と聞かれたら、まずはこの作品の世界観を説明しなきゃいけない。
 
 
近未来、科学はますます発展し、世界の各国が競って自国を体現した巨大ロボットを建造している、そんな時代。
おりしも東京で「万国ロボット博」が開催される。会場(あの晴海のガメラ館である!)に居並ぶ各国のスーパーロボット群。
ところが、悪の科学者「デビラー博士」率いる組織「鉄面党」によって会場は強襲され、全てのロボットが奪取されてしまう!
 その中には日本ロボット工学の若きホープ「紅 健一郎」博士の手になるスーパーロボット「飛龍」も含まれていた…
 
 
…そんなわけで「飛龍」は元々「日本を代表するスーパーロボット」だったんです。
ほっといたら主役を張ってたかもしれない名機、という位置付けなのね。それがまんまと敵に盗まれちゃった!
これは焦るですよ。普通はね。
 
ところが紅 健一郎、ぬかりはありません。このような有事を想定して密かにもう1台、
スーパーロボットの開発を進めていたんです。それが本作の主役メカ「レッドバロン」、というワケ。
つまり、「飛龍」「レッドバロン」は同じ科学者によって作られた、まさに「兄弟機」ともいうべき存在なんです。
 
ところが健一郎さん、「レッドバロン」を弟の「紅健」に託した後に鉄面党に囚われ、
彼らの言うコトをきかないってんで処刑(容赦無ぇ!)されてしまいます。しかも弟の目の前で…
その心の傷もいえぬうちに、デビラー博士は健一郎そっくりに作ったアンドロイドを「飛龍」に乗せ、
「レッドバロン」に差し向けてくるのです…
 
 
ね!?ワタシが「飛龍」に入れ込む理由が分かったと思います。悲しくも燃えるシチュエーション。素晴らしいドラマです。
このドラマの結末はあえてここに書きません。興味のある方はチェックしてみて下さいませ…
 


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