役にたたない鳥類図鑑

Useless Field Guide
"BIRDS OF WORLD"









No13












No12

ネバリフンゲラ

木の幹に穴を開けて産座を作るキツツキは、その安全性から云えば
鉄壁の守り、と云うべきセキュリティを誇っています。
ところがこのなんの手がかり足がかりのない木の幹を登ってくる天敵が
いるのです。そう、それはアオダイショウなどの蛇なのです。
一般にキツツキの仲間は、幹に開けた穴から下に彫り進んでいって、穴の底に
産座を作るのです、ところがこのネバリフンゲラは、絵のような彫り方をして、糞を
底にあたる場所に溜めるのです。糞はまるで接着剤のような粘着力を持っている
のですから、つまり「粘り糞啄木鳥」というわけで、蛇は他のキツツキ同様に、穴か
ら下に向かって入り込むとこの糞溜めに頭を突っ込んでしまい、おまけにべッタべタ
になってしまい、這々の体で逃げ出す。ま、こんなセキュリティシステムなのです。
いや進化というのは、まことにもって不思議なものですねえ。












NO11

カゴアミサギ

ロシアの鳥類学者トリノンスキー氏が初めてこの鳥が稲科の植物の葉を
ちぎって運んでいるのを見たとき、巣材を運んでいるのだと信じたと云う。
ところがよく見ていると、その草を編み始めたのだった。それでもトリノンス
キー氏は、変わったことをするけど、これはハタオリドリがするように、巣を
編む習性のある、変わった鷺だと思ったという。
さらに続けて見ていると、編み終えたその籠を水に浸けてしまった。
やがて小一時間ほどして、鷺はその籠を再び水から取りだしたのだった。
中には、ウナギやドジョウが入っていた。鷺はなんなくそのウナギとドジョ
ウを食べたというのである。
驚いたトリノンスキー氏は、片言の日本語で「カゴヌケ詐欺トイウノ、キイタ
コトアルネ、カゴアミサギ、コレ知ラナイノコト。はらーしょー」と云ったそうな








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