翼・羽毛


鳥は、身体中が羽毛で覆われています。
一説には、爬虫類からの進化で、鱗が変化したものだという人もいます。
羽毛は鳥の40℃という体温の保温に役立ってもいます。
内でも、翼に生えている羽根は、鳥にとって最高の役割である「飛ぶ」こと
と大きな関わりがある羽根です。
それでは、翼の話から進めましょうか。


翼のしくみ

飛ぶための羽根(風切羽根)の付き方
これは鴨の翼で上が上面、下が下面
同じ鴨の翼の上下面ですが雨覆いなど
沢山の羽根が風切羽根を覆っています
風切り羽根は骨に直接付いています 羽根の部分をチョン切り、羽根の軸(羽軸)
だけにして生え方が判るようにしたもの
様々な鳥の翼の骨格
骨と風切羽根だけにしたもの




赤は初列風切羽根、緑が次列風切羽根です。
上の写真のブルーは、翼の上下の雨覆い羽根です。









入門編で見たとおり翼をたたんだところです。 入門編へ

ワシミミズクの風切羽根です。
エッヂがギザギザで柔らかいのがわかります。
これが消音装置なのです。
モリフクロウの風切羽根のエッヂです。


   




初列風切羽根は
羽軸が極端に左に
寄っているのが判り
ます
二列風切り羽根です。
羽軸は初列と異なり
中央やや左に寄って
います。
羽毛です。
羽毛は飛ぶことに無関係で
保温のための羽根ですから
羽軸は中央に位置しています。

ワシミミズクの羽根

左から初列風切り、二列風切り
と尾羽根
翼、長いのが初列、短いのが
二列風切羽根

コノハズクの羽根

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