コノハズク Oriental Scope Owl



 ブッ・ポー・ソー・(仏法僧)と鳴くことで知られています。体は木の幹のような色していますが、なかには赤茶色をした個体がいて、バードワッチャーに「柿ズク」と呼ばれて人気があります。
 写真は「柿ズク」で、連れ合いは並のコノハズクでした。
右上の写真は蝉を捕ってきて雛に食べさせています。
 写真は全て青森で撮ったものです。

日本産の渡り鳥、冬は南へ渡ります。春の渡りの途中、ブッポーソーと鳴きながら渡っています。
その声を都内でも聞いたことがあるので、人知れず深夜この都心を渡ってるんですね。
北海道や、青森などでは平地の森に、本州では深い山にしかいません。
この鳥の姿を見ることはまれで、いることを確認するのは殆どが声によるものです。


食性  ゴミムシダマシ、オサムシ、ゴミムシ、ミズスマシ、コガネムシ、ガ、シャクトリガ幼虫、ハサミムシ、バッタ、カマドウマ、コオロギ、カマキリ、トビゲラ、ミズアブ、キンバエ、アリやクモ類などを主食とする。

異名
  みみづく、ぶつぽうそう、ぶっぽー、もほ、あかしどと、かきづく、きのはづく、このはけいし、ぶっぽう、ときとかむい、をとりづく、あかんばら、かきとんどり、このはかき、ころつちょー、このはかえし、きくめ、ねことり、このはつき、こうぞどり、うこどり、みんちりふ、ごくばかき、このはつぐみ、もんこそー、もつぼおす、こづくし、あかづく、このあづく、ぽっぽ、でてぽっぽ、めめずり、しょうこどり、もっぽう、まめづく、かきとん。みみんづく、かきとんどり、みよづく、やぶづく、ずく、ねんぶつどり、ばかどり、かきのはみみづく、ぶつぼつぐめ、かっぽうどり、ごきとうちょう、こうぞう、みここづく、きとんどり、ぼーずこい。

  樹洞に五月〜六月ごろ純白の31.3o×27oの卵を4−5個産む。
上の四枚の写真からコノハズクのサイズがある程度想像できるかも知れませんね。



コノハズクの見つけ方

身体は小さいし、数は少ないしで、なかなか遭遇するチャンスの少ないフクロウです。

1.声を頼りに探す
 もう、このフクロウについてはこれ以外を望むのは止した方がいいと思いますね。いい声ですよ。
 声を聞くためには、比較的高い山に登らなくてはなりませんが、東北、北海道では平地の森や林で聞くことが出来ます。
 各地にコノハズクが聞ける有名な場所があります。愛知県鳳来寺山とか・・・・・・サーチエンジンでコノハズクを牽けば、声を聞くことの出来るところが見つかります。例えばhttp://www.jade.dti.ne.jp/~tochan/などです。

2.渡りの途中で待つ
 渡り鳥ですから、春の渡りにはもう啼きながら渡っています。都内でも聞いたことがあります。
姿を見るには渡りで有名な場所、例えばヘクラ島など(各地の野鳥団体などで聞いて下さい。あるいは地元のサイトを探すのもいいでしょうね)に春秋のシーズンに出かけて待つのもひとつの方法です。

3.巣を見つける

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