漫画集団と三船敏郎さんのこと

今から 十年ちょっと前、漫画集団が発足して50年目を記念して、夏休みの一ヶ月間、今度オリンピックが開かれる長野県白馬村で「漫画王国」というイベントをやりました。 
JRが期間中漫画王国駅になったり、新聞報道のコピーが分冊前の東京の電話帳ほどの厚さになりました。
漫画集団は営利団体ではないので、集団に貰ったギャラ2000万円をなんとか一晩で使う方法はないものかと考えた末、パーティ担当の柳原良平さんが集団設立のこの50年間の風俗に扮した仮装パーティをやって使っちまおうぜ、ときめたのでありました。
 基本的には、自宅から仮装して来ていただくこと、どうしてもそれが嫌だという方には、フジテレビの衣装部からレンタルした大量の衣装を用意し、更衣室も準備しました。
 手塚治虫さんの紙芝居屋さん(本当の紙芝居を借りてきて特訓を受けて紙芝居をやりました)や富永一朗さんの人力車夫など思い思いの時代を象徴する扮装で集団員全員が出迎える中、帝国ホテルの玄関に停まった車からやおら降り立ったのが、海軍軍装の三船敏郎さんでした。
ゆっくり敬礼をして、ニッコリ笑って「山本五十六です」と挨拶をされましたね。
全員「うおーっ」
ちなみに菅原文太さんや小林亜星さんが平服で来てくれたのに比して、しゃれているというのでしょうか、約束事を守る真面目なお人柄なのでしょうか、政財界、文化人をふくめ数百人の内で注目の的でした。

 昨年の60周年記念パーティには、体調が思わしくないからとのお返事を頂戴していました。
集団員全員心からご冥福をお祈りいたします。
 余談ですが、昨年のパーティの時、帝国ホテルの駐車場に車を停めると、隣に赤いボルシェが停まり、内から「釣り馬鹿日誌」のM.R太郎さんが赤い服の若くて美しい女性と現れました。M.Rさんからは出席するとの返事を頂いていたので、「漫画集団の岩本です。この度はお忙しいところ・・・・」と挨拶すると「はい、もにゃむにゃ・・・」
二人は後ろを歩く僕を気にして振り向き振り向き離れて、フロントへ。とうとう最後までM.Rさんは会場に現れなかったですな。
帝国ホテルにチェックインしてなにしてたんでしょ?。 


























 再び諫早です 

「水門を開けて事業の見直しを」という内外からの声を無視して、農水省はいまなお干拓事業を強行し続けています。推進側の唯一の口実は「防災」です。6月にデンバーサミットに出席した橋本首相も外国人記者からの質問に「諫早では過去にどれだけの水害が起こり、どれだけの人が亡くなったか、ご存じか」と色をなして反論したと伝えられました。「ムツゴロウが大事か、人間が大事か」との二者択一を迫る政治家の発言も喧伝されました。しかし、首相が念頭に置いた1957年の諫早水害は干潟の存在や干拓とは無関係であり、本明川中流域の川幅の問題や眼鏡橋への流木の滞留が原因だったことが明確になっています。すでに建設省が拡幅や河川堤防の嵩上げで解決済の問題なのです。「農地造成」では世論の支持が得られないが故の「防災」論だったわけですが、実はその「防災」も人命とは無関係の旧干拓地の水はけの問題にすぎないのが実態なのです。この湛水問題の解決のためには干拓よりも安上がりで干潟との共存が可能な代替案が提起されているにもかかわらず、人命という言葉を持ち出しての「防災」論で押し切ろうとする推進派の主張は、二重に人々を欺くものと言わざるをえま せん。また10月2日には、水門を開けたわけでもないのに、海水が大量に流入するという事故がありました。現地では工事中の潮受堤防が何らかの事故で決壊したのが原因と囁かれていますが、今月に入って農水省は、ただ単に「水質が改善した」と発表したに過ぎません。こうしたご都合主義も又、私たちを欺くものです。このようなことから、諫早問題の真実を多くの方々に知って頂きたいと、諫早干潟緊急救済本部(山下弘文代表世話人)では公式ホームページを立ち上げました。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~isahaya/ ここでは特に運動面の情報をたくさん掲載するよう編集されています。是非ご覧になって、皆さまのホームページ上でもリンクを貼って頂ければ幸いです。また、政府や長崎県側発表資料や新聞社説をはじめとした資料面に重きを置いたホームページも一市民の手によって立ち上げられました。

http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/~559-mori/isahaya/ この中の「批判」のページには、各分野の専門家や市民団体による研究論文が収められています。問題点を詳しく知りたいという方にはうってつけのホームページかと思います。とくに現地の実態調査をしている市民団体としてしばしば新聞紙上に取り上げられる「長崎の自然と文化を守る会」(会長:東幹夫長崎大教授)会報の諫早関連記事はすべて掲載されています。今後とも発行の度に逐次掲載される予定です。現地ではいま締め切り堤防の工事が進められ、来年の春からは内部堤防と干陸化の工事が始まる予定です。しかし今後も、調整池水質問題、大雨時の冠水問題、調整池容量不足問題、周辺漁業への影響問題、堤防の耐震問題、干陸化の難工事問題、入植・営農の困難性の問題等々、農水省がどこで躓いてもおかしくない問題が待ち受けています。無事に完成するとは考えられないのが実情です。全国で繰り広げられる野放図な公共事業にストップをかけるためにも、諫早問題は格好の題材です。引き続き皆さまのご支援をお願いする次第です。

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※このメールはインターネット上で見つけた環境問題・市民運動関連のホームページ約 290のアドレス宛同報にて送らせて頂いております。ご迷惑なこともあろうかと思いますが、ご容赦頂ければ幸いです。なお送信停止をご希望の方は、発信者羽生までご連絡頂ければアドレスリストから削除させて頂きます。
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(((((((((((((( 美しい山河を次の世代に ))))))))))))))
羽生 洋三 HANYU Yozo / 小市民(Nifty-FENV)
電子メール : hanyu@wellmet.or.jp Niftyserve BYE01354@niftyserve.or.jp
((((((((((((((((((((((((()))))))))))))))))))))))))))

















 「沖縄にジュゴンがいた!!」

沖縄でジュゴンが発見されました。
いや沖縄と云うより、日本にジュゴンがいると云うだけで、嬉しくなるではありませんか。ねぇ。

ジュゴンは南方の熱帯海域で、アマモやウミジグサなどの海草を食べて生きている、絶滅寸前の貴重な哺乳類です。
見ようと思っても水族館以外で見ることなど叶わない生き物なのですよ。

もっとも、人魚伝説のジュゴンは、ヨーロッパだけの話ではなく、人の顔をした魚(人面魚)などと云われ、食べると長生きすると、万葉の昔から我が国でも「認知」されていたのです。フクロウ・コーナーの古典≠ナも紹介してある「和漢三才図絵」にも上半身が人の絵入りで掲載されています。
たしか福井県あたりだった思いますが、八百比丘尼の伝説は、人魚を食べて八百年生きた女性の話もありましたよね。ひょっとしたら昔は福井あたりにもジュゴンがいたのかも知れません。伝説ではなく実際、絶滅した大形のジュゴン「ステラーカイギュウ」は、ベーリング海にホンのちょっと前までいたのですから・・・・

ところで、沖縄にいた嬉しいジュゴンの話は、そう喜んでいられる話ではありません。

実は、報道でご承知の通り、沖縄普天間基地を移転するため、名護のキャンプシュワブ沖の海上に、へり基地を作ろうとしています。そのアセスメントのレポートに、チョコ≠チと現れたのです。つまり、海上ヘリポートを作るための調査ではからずもジュゴンが発見されたというのです。

ジュゴンが発見されたことについては、無論「大変だ、へりポート計画を止めるべし」などというコメントは付いてはいません。

日本の環境アセスメントというのは、そういうもので、アセスメントを発注するのは「やる」と決めてからで、受注するのは収入源の「お客様」だから、ほとんどの場合、「お客さま」の趣旨に添ったレポートをします。

(興味のある方は、今回の報告の全文を、琉球新報の紙面から転載してありますから、ご覧下さい。長文ですから、ジュゴンとアマモなどの食草部分は太字に、どーってこたぁないよ、影響ないよと云いたがっていると思われる部分は、下線を引いてあります)

時には改竄してまでやります。昔、日本鳥類保護連盟が、データを改竄して報告した事件が報道されたこともあります。
今のところ、名護のジュゴンの話は、大ニュースとして扱われていませんから、知り得た者が、報らせる役割があるんではないか、日頃からそう思っているのでここに掲載いたしました。
もしご本人が、このことを重要と思われたら、お知り合いに転送していただけるか、このHPを覗いてくれるように云っていただけると、ありがたいです。

以下は、「琉球新報」のコラムを許可を得て転載させて頂いたものです。

琉球新報のHPは http://www.ryukyushimpo.co.jp/ です。
: 琉球新報・朝刊1面コラム>
掲載日 1997-11-10 (月)
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「海上基地」と「人魚の海」

 5日発表された海上基地政府案で、注目したい記述がある。政府の現地調査で国の天然記念物・海生ほ乳類のジュゴンが観察されていたことだ。

▼すなわち「調査の際、調査水域外の海域において、遊泳中のジュゴン1頭を目視した」と明記している。「水域外」とはいっても構造物をはずれるだけで、キャンプ・シュワブ沖水域に変わりはない。

▼ジュゴンについては、水産庁が1994年に出した「日本の希少な野生水生生物に関する基礎資料」で詳細な報告がなされている。それによると、1931年から93年までの台湾・南西諸島でのジュゴンの記録は11例。政府調査は今回、貴重なデータを加えたことになる。

▼同資料は、ジュゴンの観察記録が沖縄本島で圧倒的に多く、中でも本島東海岸に集中している点を指摘。漁業活動など「人間活動の盛んなこの地域で何頭かのジュゴンが生き残っているのは奇跡に近い」との評価を与えている。

▼政府案にはまた、調査地リーフ内で海藻草類のリュウキュウスガモとリュウキュウアマモを確認した、とある。発表では触れていないが、いずれもジュゴンのえさである。調査結果は、一方でシュワブ沖が「ジュゴンの生息適地」も裏付けた。

▼人魚伝説のモデル・ジュゴンは中国のパンダ同様、ワシントン条約で国際取引が禁止された保護動物である。米軍海上基地は、東洋の「人魚の海」に建設されようとしている。






























 「ドクタースランプ」 
漫画マニアのための知られざる手塚治虫さん
 「貰った写真のツーショット」に関連する話です

手塚治虫さんは、漫画集団が好きでした。
 漫画集団は、亡くなった近藤日出造さんという政治漫画を描いていた方や、フクちゃんの横山隆一さん、杉浦幸雄さんたちが
昭和3年に創設した漫画家の集まりで、手塚さんは、世代で言えば、ちょうどその方たちの子供に当たり、私は小学生の頃から手塚さんの漫画を見ていたのだから、手塚さんの子供、つまり漫画集団の創設者から言うと孫になるかもしれません。
 手塚さんは、漫画が好きで、ことに大人漫画をこよなく愛し、尊敬していました。いや手塚さん自身、子供漫画を描くのですが本人は大人漫画だと思っていたのではないか、そう思わせることが度々ありました。
 石の森章太郎さんが漫画集団に入るとき(漫画集団は、入団者に厳しいチェックをします)手塚さんは、反対しました。
 「彼は違う」というのが理由でした。つまり石の森さんは子供漫画だというのでしょう。
 このあたりのニュアンスは漫画マニア、または手塚マニアには、理解できるかも知れません
 ところで話を戻しますと、仲間数人と中国へ行った時、南京空港の待合室で、以前から子供に言われていたのを思い出し、「済みませんが色紙お願いします」「なに言ってんだよ仲間内で・・・」と笑いながら「何描くの?」
 「ドクタースランプ」
 「・・・・」
 まわりの仲間が「おい冗談だろ?」とつつきます。それでも私には判らなかったのです。
 漫画集団では、自著を仲間に贈る習慣があって、手塚さんも出版の度に贈ってくれていました。だから「「ブラックジャック」は知っていたのです。ところが集団の仲間は、手塚さんの漫画を読まない人が結構多くて、私ももその一人なのでした。医者だということだけは知っていたけど、主人公の名前も知らないから「ドクタースランプ」の言葉になったのでしょう。ちなみに自慢じゃないが僕は、「ドクタースランプ」も見たことがありません。
 そしたら手塚さん、なんと言ったと思いますか
 「ドクタースランプは描けないなぁ。オバQなら描けるけど」
 そこでハッと気がついたけれど後のマツリ。そのまま飛行機に乗り込んだのでした。
 今思うと、オバQを描いて貰っておけばよかった。 































 ムツゴロウと民主主義   おじさんから若者へのおしらせ

諫早干拓の話が少しメディアに登場する回数が少なくなったので、書くことにします。

 あの干潟の話には大きく2つのテーマがあります。
 一つは公共事業という税金の使い方が見直されていること、もう一つはムツゴロウで代表される干潟の生きものの効用と重要性についてです。
 推進側は言います。「ムツゴロウと人の命とどっちが大切だ」
 これは常に開発推進の常套句ですよね。使い古されたプロパガンダ(宣伝)です。
 ちょっと前は「クジラか人の命か」であり、似たものに「アメリカ人が七面鳥食ってるのにクジラを殺してどこが悪い」でありました。さらに白神山地では「クマゲラか人か」であり西表では「ヤマネコか人か」、もっと前は「鳥か人か」なんてものありました。これが鹿であったりカモシカであったり、トンボであったりするのです。
 常に無関係で尺度の対象になりえない人の命を持ち出すのがパターンで、諫早でムツゴロウで代表される干潟を保全しても誰も命を落とす人などいるわけがありませんから。この頃ではどうも説得力に乏しいようです。
 それはそうで、元々「作る」ことが目的で、言い換えれば理由は後から付けた補助金が目当ての事業なのですから説得力などあるはずがありません。
 私の知っている限りでも、朝日連峰やヤンバルやこの諫早でも地元の方々が、必ずしも要望しているわけではないし、いや時には反対の気持ちさえ持っているにもかかわらず、強行されるのがフツウなのです。つまりそういう構造になっているのです。

 若い方のためにそこをすこし説明しますと、「まねぇ」というのが癖だった田中角栄という総理がいましてね、この人が日本列島改造論てぇことを言い出したわけですよ。
 これでいい意味でも悪い意味でも日本が変わりました。
 まず地元の陣笠代議士(志のない政党の数のためにだけいる議員のことです)が地元のボスを通じて署名を集めます(朝日連峰で確認、十数年前のことですが、この朝日−小国大規模林道は、まだ出来ていません。あと二十年かかるそうです)。地元の方々は反対するとヤバイ関係になり(日本人なら、ことに地方の方はだいたいニュアンスは判りますよね)ま、自分の懐が痛むわけではないからと、署名します。
 そこで陣笠は、「地元の強い要望があり・・」ってんで、橋かけたい。道路作りたい、干潟作りたい。と叫ぶわけです。
 これ今度初めて知ったのですが、叫んだことは国会で審議されるのではなく閣議で決まるそうです。閣議なんてものは10分程度のものですよ。
 さてこれから、道路や干拓が始まります。地元の兼業農家の人などが仕事に就きます。これだけ仕事があるんなら、と、彼らはブルドザーやショベルカーを購入し、転業します。農民から新たな専業土建業の誕生です。
 地元の陣笠代議士は、この補助金(もちろん税金)を基にできあがった土建業の倶楽部を背景に選挙の票を集めます。地元ボスとの一連のリングなのです。さらに多いものは5パーセントの金がバックして入るとさえ言われています。(これは日本の常識です)

 何年か経って一つの事業が終わります。このまま仕事が無くなるとせっかく買ったショベルカーが儲けになりません。そこで次の場所を探します。署名運動をします。陣笠も喜びます。その頃にはそろそろ選挙も近いからです。
 諫早の干拓を報道するテレビでインタビューされていた土建屋さんは、元漁業だったといいます。彼は身体張っても水門を守ると言っていました。水門が購入したブルドザーを守るのですから迫力がありましたねぇ。
 このようにして日本中が土建業中心に動くようになってしまったのです。これを称して「土建国家日本」と呼ばれています。
 かくして日本は金を使い果たして、借金王国になってしまいました。そこで柿沢弘治などが「老後のために」と消費税を作ったわけです。
 ところがあの3パーセントは殆ど来るべき老人社会のためになんか使われてはいません。ただのごまかしだったわけです。だから今度5パーセントになったとき、また来るべき老人社会のためにと言いましたよね。
 次、10パーセントになるとき、また同じことを言いますから見ていて下さい。
 さすがにこれではいくら金があっても足りねぇぞ、ということになり、そこで「行政改革(行革と略しています)」といって少し何とかしようと言い出す人も出てきます。橋を造ったり、道路を造ったりする監督官庁や公団などの特殊法人を整理しようと言い出す人が出てきます。
 もう役割は終わったと、いつも行革のやり玉に挙げられる北海道開発庁や沖縄などは、話が持ち上がると何かやり始めます。例えば北海道では日本海側から太平洋側まで運河を造るのです。これに僕もぶったまげたのですが、「これで20年は潰されなくて済む」とうそぶいたそうですよ。

 以上のような構図の前では、ムツゴロウなどただのちっぽけな魚で、取るに足らないことなのです。
 だから「ムツゴロウか人の命か」というのがただのプロパガンダであることが判るのです。
 ヤンバルクイナや、クマゲラなどどうだっていいのです。
 ところがその取るに足らない生きものをマスコミが取り上げて反対されるから、せっかく買ったブルドザーがお釈迦になるかと思うといてもたってもいられないわけですよ。
 そのいらだちがテレビでは非常によく判りますよね。

 では私たちはどうすればいいか、今まで書いたようなことを誰もが知ることですよね。つまり「情報公開」といいますが、インターネットのサーチエンジンでキーワードを入れれば何でも判ればいいですよね。菅直人くんのhpでやってもらいますか。
 もう一つ簡単なのは、何か作ろうとしていると、その推進者は必ずなにか利益を企んでいる(残念ながら国のため、社会のためにやっている人間はその世界には一人もいません。断言します)と思って見ることです。
 そしてそのやろうとしている事業が本当に地元や国民の利益になるかを考えることでしょうね。
 なによりも、なによりも、もっと重大な最大の問題は、そうやって土建の利益から当選した陣笠も、国会で一票持っていることです。
 こいつらが(すんませんな)無関係な日米防衛協力の指針(ガイドラインと呼んでいます)を含めた防衛問題や、臓器移植法など国民投票をするべき重大なテーマを審議するとき「一票」になってしまうことです。
 で、やがていつか「俺は、あいつがここに道路作ると言ったから票を入れただけで、自衛隊の海外派兵に賛成するなんて聞いてないぞ。うちの息子どうしてくれるんだ」ということになったら浮かばれませんな。

 先ほど述べた情報公開の方法として、選挙の時、メデイアが候補者に対して様々な重大テーマについてアンケートを実施し、あるいは過去の発言をデータベースとして公開するのもいいかも知れません。諫早推進だけど、臓器移植は反対とか、ね。

 最後に、僕が日本の各地で聞いた話を紹介しましょう。
 彼らは哀れだよ。
 土建屋さんは陣笠を称して「あいつらに先生先生といってやってるけど、先生という言葉はな、鵜飼の鵜の意味でよぉ。銭をくわえてくる鵜だよ」
 一方、センセイの方は、彼らを集票のショベルカーだとしか思っていません。
 彼らの間には、信頼関係も、愛情はもちろん、仲間意識さえもありません。ただ金で繋がっているだけなのです。






頭いいなあ

何年か前、漫画集団の忘年会の前日、準備をしながら赤塚不二夫さんが言った。
「はらたいらって頭いいなぁ」
皆んなが、それには異論があるぞ、という風に
「どうしてだよォ」
「この前よぉ、俺と福地泡介と、谷岡ヤスジとはらたいらでクイズ
番組に出たんだよな」
「うんうん」
「全部答を教えてくれてたんだけど、それを最後まで覚えていたのは、
はらたいらだけで、あいつ優勝しやがつたよ」


実は、私も以前「パネルクイズ・アタック25」という番組の漫画家大会で優勝し、
パリに行ったことがあります。
その時も、一人5問ずつ解答を教えて貰っていたので、俺もやっぱ頭いいのかしら?

写真は赤塚不二夫さん



















































 沖縄の慶田城さんから「沖縄本島でカルガモ初繁殖記録」のたより

 那覇市のど真ん中の米軍基地跡で、あのカルガモが、ちゃっかりすみついて、雛をかえしていたことが分かったという話題です。
 同基地跡は現在、公団によって那覇新都心として整備が行われていて、まだ建物ひとつできていませんで、カルガモの親子は入居第1号というわけです。
 雛は12羽。6日午前、600_で撮影しましたので添付しておきます。
 実は、沖縄本島ではこれが初の繁殖記録になります。

詳しいことは近く琉球新報に掲載予定です。

慶田城 健仁 Kenjin Kedashiro  kenjin@ryukyu.ne.jp


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