何から聴けば良いのだろう

ろっくすペット&サウンズのお部屋共同企画

BBのベスト盤は、「メイドインUSA」とか「エンドレスサマー」とか優れたのがありますが、BB音楽の歴史を網羅するためには、やはりEMIの「グレイテストヒッツ1〜3」から入るのがよいでしょう。
「グッドバイブレーションボックス」でもいいのですが、値段高いし、探すのが大変なので。
やはり最初は「グレイテストヒッツ1〜3」をお勧めします。
あ、もちろんこれがきっかけで、他のオリジナルアルバムやブートに食いついて破産しちゃっても、保障しませんが・・・。

初めて入るヒトにはやはり、グレイテストヒッツか、で、ヘヴィさんのような「著名曲は知っている。ペット・サウンズは持っている。聴いて感動した。」ような入り込んできた方には、オリジナルアルバムは絶頂期でもある「オールサマーロング」でウェストコーストロック、BBの魅力を理解し、ちょっと戻って「サーファーガール」でサーフミュージックの良さ味わい、そしてちょっと踏み込んで「ペットサウンズ」以降のアルバムでBBのすごさを理解する・・・といったコースを取るのがベターだと、個人的には思いますです。

by 島田@青梅さん

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ボクのナニキキは「BB=サーフ」という先入観を取り除くことに主眼を置きます。
といっていきなり"PET SOUNDS"を推すのもどうかなぁと思うんです。
確かに名盤ですが、何度も聴いて良さがわかる作品ですからね。

というわけで"ENDLESS HARMONY"はいかがでしょう?
収録曲だけ見れば「あ、タイトルは知ってる」って曲が多いでしょうし、
少なくとも'60s〜カリブ期までが1枚で楽しめるのは本作だけですから。
なんてったって捨て曲がないので自信をもっておすすめできます。

ただ、こちらもブート購入のきっかけになっちゃうこと間違いなしです(笑)

by and@yさん

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では、私はあえてオリジナル盤を推しましょう。
『ALL SUMMER LONG』は一般の人がビーチ・ボーイズに対して抱いているイメージどおりのアルバムなので、
初心者は入りやすいと思います。
アルバムとしての質も高いので、どちらかというとビートルズ・ファンに聴かせたい気もするのですが。
でも、これは諸刃の剣で、and@y さんもおっしゃっていますが、先入観を持っている人に、「なんだ、やっぱりビーチ・ボーイズって結局サーフィン・バンドなんだ」と思われてしまう恐れがあります。
そこで、『ALL SUMMER LONG』の次に、例えば『SUNFLOWER』のようなアルバムを聴かせて、「これとこれは同じグループなんだよ」と教えて驚かせましょう。

by カーニー浩さん

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チョット邪道ですが、"Imagination"は音楽自体をあまり聴かない初心者の方でも分かりやすいという意見を聞きます。
さすがにいきなりこのアルバムでは、ナンなので、ベスト盤+In Concertを聴いてもらった後くらいなら良い感じじゃないでしょうか。
"In Concert"はライヴ・バンドとしての魅力も伝えられるので、個人的にはお薦めです(単に、私がライヴ盤が好きということもあるのですが)

ところで、BB=サーフィンというイメージがある、ということに関してなのですが、私の周囲では、BB=ペットサウンズといったイメージを持った人が多数います。(初期のサーフィン・ミュージックを軽視しがちな人)ですので、初心者の方には、初期の名曲の魅力も欠かさずお伝えしたいですね。

by 木戸龍さん

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もう、皆さんにすべてを語られてしまったので・・
僕は違うやり方で誰もがビーチボーイズを好きになる提案をしようと思います。
一般的にビーチボーイズは女々しいとか、弱々しいイメージを持たれやすいグループだと思います。
歌ってるテーマが軽いという偏見やブライアンのファルセットが馴染みにくいという点が原因にあるんじゃないでしょうか?
僕もビーチボーイズが大嫌いだった前科があるので、そのあたりはよくわかるんです。
だから初めてビーチボーイズを聴く人には一番おいしいところから聴いてもらうのがいいと思います。
まずは65年の「トゥディ」!これを聴けば純粋に音楽に感動してもらえると思います。
次はそれから4ヵ月後に発表した明るいイメージの「サマー・デイズ」!
このアルバムを聴けばビーチボーイズを聴く楽しさがわかるんじゃないかと思います。
そして、とどめは66年の「ペット・サウンズ」!この作品でビーチボーイズの深さに打ち震えてもらえば・・
あとはサーフSONGでもアバンギャルドな作品でも持ってこい!というほど
ビーチボーイズを好きになってると思うんだけど・・。
甘いかな?(^_^;

by marbeatさん

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サウンド面では既にいろんなご意見が上がっていて、それぞれが「なるほど」と思うものですので、僕は純粋に実体験を書きます。
もともと僕はアンチBBでした。
その頃はビートルズのほど良い明るさに馴染んでいたので、BBの底抜けの明るさには一種のおめでたささえ感じていました。
それとイギリスとアメリカの違いもありました。イギリスのあの霧のかかった様な暗さが好きだった(ストーンズの「ビトゥイーン・ザ・バトンズ」のジャケットみたいな)ので、到底サーフィンは聴けませんでした。
それがどうしてファンになったかは、あるアルバムのジャケットをたまたま見たことにあります。
それは「サーフズ・アップ」のそれでした。
あの暗い油絵の様なジャケットに、このバンドの意外性を期待したんです。
それと「スマイル伝説」の存在も大きかったと思います。
このふたつの音楽以外のキーワードから、彼らの意外性を追う気になった僕は、まず名盤の誉れが高かった「ペット・サウンズ」を聴きました。その中の「ドント・トーク」にまず打ちのめされました。そこにはあれほど彼らの音楽に纏わり付いていた明るいコーラスがなく、一人の人間の声だけがストリングスに寄り掛かっていたのです。それから僕は、コーラスのない彼らの音を探し続け、それらに酔い、その結果、今度は無性にコーラスが聴きたくなったんです。そして結果は…サーフサウンドに何の抵抗もなくなったということです。それどころか、あんなに薄っぺらく思っていたサーフの音が、実はとんでもなく分厚いものだということに気がついたんです。
客観的にそんな僕が購入したアルバムの順序を言うと「ペット・サウンズ」から「20/20」までを順にたどり、それから「トゥデイ」に戻ったというものです。その後はランダムに初期後期問わずに聴いています。
結論を言うと、僕は「サーフズ・アップ」のビジュアルから入ったっていうことでしょうね。
少し暗い音楽好きの、あの頃の僕がもしも3枚挙げるとしたら「ペット・サウンズ」「サーフズ・アップ」そして「トゥデイ」の順でしょうか。

by weoさん

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ビーチ・ボーイズなら、やっぱりTODAY!でしょう。
パブリックイメージも裏切らないし(笑)、グループとしての完成度の高さは、誰がなんと言ってもbPです。

オリジナルアルバムなのに、全てシングルカット出来るような超強力楽曲に加え、円熟味を増したブライアンのプロデュース。
グループ全員が精一杯の力を注ぎ込んだ、大傑作です。

デニスやアルのシングルヒット曲のボーカルもさることながら、絶好調のマイクのリードボーカルが堪能できるアナログA面は、まさにビーチ・ボーイズの「グループとしての」集大成としか言いようがない充実振りを誇ります。アップテンポの楽曲は、明るく屈託のない彼ららしい物ですし、カールのギターがここぞという所で演奏をガッチリと固める役割を果たしています。

内省的な歌詞に加え独特なアレンジ手法を取り、何よりもブライアンの素晴らしいリード・ボーカルが連続して続くアナログB面は、打って変わって「ひとりのペンデルトーンズ」としての魅力に満ち溢れたものです。つまりブライアンのソロという事ですね。
ペットサウンズの様にサイケアレンジが強調されていない分、シンガーソングライターとして繊細な感情表現の巧みな彼の、胸を打つバラードに涙してください。

A面が気に入れば引き続きALL SUMMER LONG,SUMMER DAYSあたりを。
B面だったら、PET SOUNDS,FRIENDSあたりを。
両方ともOKなら、SURF'S UP,SUNFLOWERなんかもついでに。
個人的にはSURFER GIRLなんかもオススメです。

by いれぶんさん

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皆様と似たような感じですが、やっぱ、けっこう初めての方から「Beachboys」と聞くと「サーフィン・車などなど」と、言う感じに思われている人も多いのではないでしょうか?(しかし、みんな知っている曲って、Good VibrationsやKokomoなんだよねぇ〜)。ひとまず、初めの方の曲を聴きたいならば、やっぱし「All Summer Long」や「Summer Days」。(2in1でToday&Summerdays」っていうのはなしなのかな?)

そして、現在に近いBBを聞きたい方は「Sunflower」がいいのでは?

by アキツさん

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私の場合ですがCDは買いたいけど金がないというときにはいわゆる『名盤』を買います。理由はハズレが少なく安いからです(笑)。そんなとき出会ったのがなんとなく頭に刷り込まれてたペットサウンズでした。
ビーチボーイズというとモコモコして楽器同士のサウンドがどうも固まってしまっているというイメージがあって避けてたのですが、よりによってモノラル時代では最も多くの楽器が使われているペットサウンズから聞いてしまいました。
結果的に皆さんもご存じのとおりポップミュージックの最高峰、完全ノックアウトで、出会いから5年、いまだに飽きず頻繁に聞いています。これを入口に他のアルバムも聴き進めていきましたが、モコモコサウンドも夏のモワ〜ンとした風を思わせてついには気に入ってしまいました。あの音の塊が、全ての音を吸い込む波を思わせるのです。当時海の近くに住んでいた私にとってビーチボーイズは1年中サウンドトラックでした。
ビーチボーイズ、なかなか聞き始めるにはちょっと…、の方には感情に直接訴えるメロディ、コード、サウンド、そしてブライアンの声をもつ、ペットサウンズがおすすめです。
そして曲の良さに気に入ったならブライアンのソロ『駄目な僕』でしょう。あのエコーが苦手な方もこれなら!。
それからビーチボーイズの初期の珠玉のポップチューンたちを聞くのも遅くはない!。

california~nagaさん

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お待たせしましたー。毎日ぼーっと考えていたんです。何がBB初心者にわかりやすいかなぁって。時期によってすごく雰囲気が違うバンドなので、、、でも、それだけ音楽の幅が広いっていうバンドでもあるしね。
 私は、3枚のアルバムをお勧めしたいと思います。一つ目は「シャットダウンVol.2」です。このアルバムは、FUN FUN FUNやDon`t Worry Babyなどの代表曲が入っているし、一般的なイメージとも重なるので期待を裏切らないと思います!
 次に、「ペット・サウンズ」です。これは、ブライアンの天才っぷりに驚いちゃって下さい。少し、とっつきにくい部分もあるかと思いますが、ハーモニーや、メロディーの美しさにうっとりすること間違いなしです!
 最後に、「サンフラワー」をお勧めします。これは、バンド「ビーチボーイズ」を知るには最高のアルバムだと思います。メンバーそれぞれの曲が収録されているので、ブライアンだけではなく、他のメンバーの魅力を発見できると思います。ロックあり〜の、バラードあり〜の、スマイルのかけらあり〜ので、この一枚だけでもお腹いっぱいになる事間違いなしです!

by タケ 21さん

 

 

 

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