ドラムス庫 マスター・ピックアップ 私はじめて遭遇したドラマーがナイジェル・オルソンだったもんでドタバタしててラウドだと嬉しくなっちゃうんです。 |
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”容赦無く叩きのめされて下さい。気持ち良いです。もっと、もっと。” ドラムだけでいっちゃうくらいドラムが強力な盤をピックアップいたします。 |
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”時代を超える音楽。さあ、聴いて下さい。” 80年作品。プロデューサーのスティ−ブ・リリーホワイトとフィル・コリンズはこのアルバムで、ゲート・リバーブ・ドラムを発明します。元々ノイズをカットするのに使われていたノイズゲートとゆうエフェクターを、一種のノイズであるドラムのリバーブ、その消えてゆく後半に効かすことによって、深みがあってかつ、切れのあるサウンドが得られます。おそらく軽妙ではあるがいささか重量感には欠けた所のある自身のドラムを強化するために考えたのだとは思いますが、それにしても狙いはばっちり。この後、80年代を席巻するドラム・サウンドとなって行きます。さて、最初期のこのアルバムではまだ効果の使用は控えめですがそれがかえって過剰に使用した作品よりも古さを感じさせず時代を超えたものにしていると思います。何をどう作るかとゆうものを完璧に捕らえやってのけた成果がここにあります。ピーターの作品の中でもこの空気はこの作品のみですので、彼のファンのみならず音楽ファン全部にお奨めしたいアルバムです。 しかーし、ジョン・ボーナムはエフェクター無しで、この効果をやってのけていたんだよなー。恐るべし。 試聴はここで←ベストアルバムの中、2、11、16曲目 |
”ヨーロッパのボウイここにあり。” 1977年のこのアルバムには当時衝撃を受けました。轟音のように湧き上がるドラム・ビート。俳句のように無駄を排したシンプルな歌。暗さを漂わせながらも高揚感のあるアレンジは何かを見つけた喜びを表しているかのようです。B面になると打って変わって静謐な世界に突入するのですが、しっかりとした構成でけっしてビート感を失いません。 ジャケット、サウンド、歌、空気...私はこのアルバムがボウイの最高傑作だと思います。 |
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