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日本盤



*奥さんパティがあろうことか大親友エリック・クラプトンはんとくっついっちゃって別居、裁判、酒浸り、自らのレーベル、ダークホースを立ち上げてのラヴィ・シャンカールとのツアーの酷評(前半えんえんとラヴィさんのコーナーだったらしく(^0^))と70’s前半が嘘だったのような逆風吹き荒れるハリソンさん。それを払うには音楽しか無いとばかりに1年の間隔で作ったのがこの「ジョージ・ハリソン帝国」です。いつもの友達がしっかりサポートもやけに孤独な印象を受けるのはそんなためかなあ。1曲目ユーはシングルカットで中ヒット、ロニー・スペクターさんのためのシングルの作り直しだそうです。とっても明るいけどやっぱり振り払うかのごとく。前作ガラガラの声だったのは元通りになって一安心。そしても一つの目玉は3.の「ジス・ギター」。これはどうしたってホワイトアルバムのホワイル・マイ・ギターを思い出してしまうよ。あの時のギターはエリックさんだったのだなあ。今回はこのフェイズ・ギターはあのジェシ・デイビスさんです。なぜ自分で今回も弾かなかったのか。辛かったのか。ギターを泣かせるのが。こっちも聴いて泣いてしまいます。と目立つ目玉は2曲なんだけどこのアルバムのキモはその他の似たような(^0^)、穏やかな曲群にあるような気がしてなりません。これをやることで自分を保っていたのか。それは遠い海の向こうのこちらには想像するしか無いのですが。一緒に傷を静かに治してくれるようなそんな曲たち。そんな中で裏ジャケに書いてある「このアルバムに出演していない人たち....ピーター・セラーズ...エリック・アイドル」の名前を見てほっとしたりして。ギャグを忘れていなければ大丈夫だあ。セラーズさんと友達だったんだ。彼が時々やる中国人の扮装はジョージの東洋大好きの影響だったそうで、そうなのかー。で、このアルバム、前作ダークホースに引き続き売り上げ不調、と言ったって最高位8位まで言ってるのだけど、でダークホース・レーベル出発の際の親会社A&Mとの間に軋轢が。まだまだ北風がぴゅうぴゅうと。でも私は好きです、この時代。ジョージはやっぱジョージだもの。しかもこの時期にしか出来ない表情な訳で。あの文字くり貫きLPジャケットは今でもしっかり頭の中で浮き上がっています。彼にとっても聴く人にとっても個人的に誰にも言わないで聴き続ける盤ではないかと。

(マスター)2003.4.10

みなさんオピニオン

マスター> はじめましてー。そうそうくり抜きで。ジャケがペラペラなもんでめくれて来ちゃったりして。ははは。こちらこそ今後ともどうかよろしゅう。 [04/10 18:42]
クラーク> はじめまして。このジャケットは文字のところが穴あいてて下の内ジャケの色がでてるんですよねぇ。当時友人が即日本版を購入してその日に聞いたのを思い出した。これからよろしく〜 [04/10 12:33]
マスター> 土曜ビートルズ、ジョージさんアップル最後のアルバム。辛い時期のアルバムだけど聴いて辛くはありません。一緒に穏やかになっていける。 [04/10 10:13]







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