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日本盤


グッヅ


*キッス3枚目だー。この盤で日本デビューでござる。私も奇特なことに買った友達から借りて聴いてこれからキッスを知りました。この盤発売当時から所属するカサブランカ・レコードが完全独立、日本にも売り込みかけてきてサザンロックのキャプリコーンレコードとセットになった宣伝用小冊子を入手しておお派手だと喜んだ記憶があります。カサブランカってドナ・サマーでしょパーラメントでしょファニイでしょそしてこのキッスだからもう派手を基準に選んだとしか思えないメンツで。な中でも社長のニール・ボガードさん、若手のエースとしてキッスを買っていたようで前作から5ヶ月しか経ってないちゅうにこの期にブレークしておくれと自らプロデュース買って出て3枚目作れとな。2枚目も売れなかったんでそりゃ良いですよ作りますよとなるもさすがに持ち曲ありゃしない。前にポールはんとジーンはんが所属してたウィッキド・レスター時代の曲まで引っ張り出してのもう最終勝負。ジャケもアビイロード意識したそうでそりゃもう後が無いっす。ちなみにシーで共作者として名前連ねてるスティーヴン・コロネルって人、前作のあの名曲のゴーイン・ブラインドを一緒に作った人だけど、この人はそのウィッキド・レスターってバンドのメンバーだったとゆうことで。アルバム作ったけどお蔵入りらしく聴いてみたいよう。もとい。ジャケがナイスな派手派手でしかーし中身は重厚ヘヴィイロックだった前作に比べて今回はスーツでバシなのに軽ーく決めております。えーとあとやってないのはこれだーってことだったのかな。ロックンロール・キッス。リフもズズチャチャ・ズズチャチャ、チャック・ベリー・スタイル多し。これが成功してるかってゆうとさすがに時間が無かったもんねえ、いかに地獄の使者だからって言ってそんな名曲ばっか作れってのは無理な注文か何回も効いて30年経ってもいまだ覚えられない曲が多かったりして(^0^)。しかーし只では転ばないのがキッスであります。そんな苦しみの中でも2曲のキラー曲を生み出しおった。それがお馴染みの「カマーン・ラブ・ミー」と「ロックンロール・オールナイト」。いやまったく30年どころか100年でも200年でも飽きないロック・クラシック。初めて地元デトロイトでヒットしてバンドは首の皮一枚残してつながっただよ。機を見るにビン。急遽一切のツアーをキャンセルして人気出たデトロイトのコーボ・ホールでライブを敢行、その熱狂の模様を丸ごとパッケージした地獄の狂獣を録音、その結果は皆さんご存知の通りであります。私特にカマーンラブミー大好きで友達に借りて聴いた時もやっぱ何かなあと思った中でこれだけは夢中で聴かせていただきました。ロックンロールオールナイトももちろん行っちゃうだろうなと思いましたが。TOP40チャートで上がって来た時もよーく覚えてる。てな訳で重要だこのアルバム。結果的にその2曲をギーラギラ光らせているのでこの曲群で良かったかもしれぬ。

(マスター)04.8.29

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