戻る

ALBUM一覧 「X」

*アルバム・チャートにエントリーのアルバムをアルファベット順に分けて掲載しています*
*大きいジャケット閲覧、字が見にくい時は「曲目等詳細」リンクのメイン・ページでご覧下さい。*

<X>

XTC/White Music
cover・・・ワンダーポップ 曲目等詳細
*75年にアンディ・パートリッジ、コリン・ムーディング、テリー・チェンバースの3人でやっていたヘリウム・キッズとゆうバンドにキーボードの豆頭バリー・アンドリュウスが合流して出来ましたXTCとゆうバンド、78年にこのホワイト・ミュージックでヴァージンからデビューいたしました。その頃はXTCと書いてエクタシーとか呼んでたなあ。だせー[(^o^)]。元々オールドウエイブな音楽が大好きなアンディ、コリン氏とゆうのが後でばれてしまいますが、この頃はピストルズに触発された勢いでパチパチピチピチ若さで弾けております。コリンさんなんてアンディちゃんよりピクピクしててぎゃはは。この性急なサウンド、確信的にパンク風をやって受けてやろうってんでやったとも考えられますけどどうかなあ、この稀有な才の4人が集って出来た音楽、初めて音を出した時点で確実に感触が今までのと違うぞってわかったと思うのでとにかくこれをやりたい出したいって気持ちがこの熱い塊となったのではと今になるとより感じます。とにかくこれは破壊を旨とするパンクとは意趣を異にしてますのでいよいよもってパンクちゅう言葉では収まらなくなってどうしようじゃあニューウエイブだとゆうことでいかにも大雑把な名前で呼ばれ始めた最初かと。元祖だー。でこの後続々と登場するNWに共通する姿勢が詰まっております。まずヴォーカルスタイルがそれまで聴いたことが無いもの、そして全体的に無慈悲、いったん流れを断ち切ったとこで作っていこうとしてます。それで「ジス・イズ・ポップ」と...。何はともあれさあやってやろうと結束固い1枚目のXTC。ここならではの魅力はバリー氏のキーボードとアンディ君のギターとの絡み。うわーと敷き埋めるのでは無くて気が向いた時だけペンペンペンと登場してガシガシガシとかきむしるカッティングをさらに挑発してまあ刺激的なこと。そこに時折見せるポップなメロディがはまると気持ち良いことこの上なし。エネルギー満点のこの盤、破綻だらけかもしれないけど現在のある意味老成しちゃった感があるXTCより聴く回数多いかもしれん。文句より嬉しさとかこれから何かが始まるぞってゆうワクワクが楽しいからかもなあ。(マ)
/お勧め!/ええい勢いで100点


XTC/スカイラーキング
cover・・・ワンダーポップ 曲目等詳細
*70’s後半スティーリーダン”AJA”やトッド・ラングレン氏の”ミンクホロウ”などで素晴らしさにくらくら、しかし到底凡人が挑戦参加することなど不可能な世界に絶望するしかなかった所にそれらの凄さはじゅうじゅう認めつつもあえてひっくり返したパンク登場、こちとらもこれでもしかして出来るかもしれないと歌えるものはとにかく歌い楽器が触れるものはかき鳴らし詩を叫び何も出来ないと思ったものはとりあえず踊り暴れると一緒になって成長出来る希望を持ちました。XTCもそんな中生まれたバンドでそのやんちゃさに喝采、ところがどっこいみるみる内にでっかくなってアルバム”ブラック・シー”当たりからもう見事ですと平伏するしかなくなってしまい。そしてさらに86年のこのスカイラーキングを聴いてやっぱり才能無いと音楽は駄目だーと心底実感してしまいました。そこに登場したのはあの才人トッド・ラングレンってことで。因縁だわこれは。私と言えばあの時は降参したけれど今回はあがいて何とかこの素晴らしい音楽に近づきたくて当時出たてのカセット4TRでまねして曲作ったものの当然及ぶはずもなく、仕方が無い駄目でも自分の音楽するしかないなと。そうゆう意味でとことん聴き倒した思い出の盤です。さて本題に。XTCはこの盤を作る前けっして良い状態ではありませんでした。アンディ・パートリッジ氏の疲労によってライブ活動休止した後、それでも「ママー」「ビッグ・エクスプレス」と意欲作を作ったものの評価、セールスともども散々で、わずかに時間が出来て遊びでやった覆面バンド、デュークス・オブ・ストラトフィアのEPが本家より売れちゃったつう嬉しいのか悲しいのかわからんことが良い話くらいで。後は元マネージャーとの金銭問題の裁判とかお金がかかって食うにも困るくらいだったそう。当然所属レコード会社のヴァージンから印税の前借。そんな訳で次のアルバムの製作話が出た時、彼らの意見に逆らうことが出来ずアメリカ人のプロデューサーを起用することに。そしてアメリカでのレーベル、ゲフィンの意見によってその役目はかのトッド・ラングレンに決定いたしました。喜んだのはギターのデイブ・グレゴリーさん。トッド・フリークで自作自演コピー・テープを作っていたくらいですから。そしてベースのコリンちゃんも大歓迎。トッドさん実は以前からXTCのファンで特にコリンさんの曲が大好き、大評価しておったのです。な訳で渡米して彼所有のユートピア・スタジオで地獄の合宿録音が始まりおった。トッド氏は予想通り究極の仕切り屋さん、これまた予想通りコリン氏の曲ばっかし採用してハナからアンディさんご機嫌斜め、あれよあれよと指示されて録音進む中、徹底的に逆らうことで自分の存在を主張いたしました。彼もトッド氏の才能を充分に認めていたはずですがずっと自分でXTCの音楽を作って来た自負もあったのでしょう自分の知らないところでどんどん出来て行ってしまうとゆう不安と認められて無いのでは無いかとゆうミュージシャン・ジェラシーが。すったもんだの末、録音完了後もミックスの駄目出し2回、アンディさんもトッド氏ももうこんなアルバム投げちゃおうかと思ったものの何とか完成。そしたらこんな傑作が出来てしまいました。思うに多分トッド氏の思う通りにすっかりやらせていたらトッド・ラングレン&XTCつうアルバムにきっとなっていたと予想します。それが彼の望みでもあったろうし過去にそんな感じで仕事した前科も有りで。それはそれで素晴らしいものになったかもしれませんが、結果としてアンディさんが徹底抗戦したおかげで稀に見るトッド臭さのないトッド・プロデュース作になったとゆう。彼の力量はコンパクト&キャッチーなPOPさそしてピリっとスパイスの隠し技でいかんなく発揮、そして主人公はあくまでもXTCと。これはもう無敵、最初から最後までマジック満載のパラダイス・レコードです。揉めに揉めたつうたってお金の問題なんかじゃなくてジェラシーも含めて音楽の上ですから、これは叩き合って成長し大きく強くなった競馬馬みたいなものであるのだ。考えてみればこんな才人たち通しが出会ってそんな風に作ったレコードにこちとらがかなうはずも毛頭なく、何でそんなこと思ったか、恥ずかしい、やっぱしもやっぱしひたすら聴いて感動、平伏するのみです、はい。シングルは宗教色強しってことでもともとのLPには入ってなかったCDでは最後に収録のディア・ゴッドをB面にしたグラス。そしたらそのB面がアメリカのカレッジ・ラジオでがんがんかかるようになりヒット、引っ張られてアルバムも75万枚セールスと最後まで波乱のこの盤、アンディさんも今ではトッド氏に感謝しているんですって。(マ)/お勧め!/120点

XTC/オレンジレモンズ
・・・XTC
*私はXTCの大ファンです。「The Mayor Of Simpleton 」「King For A Day」大好きです。しかし・・・ (マ)89点

XTC/ドラムス&ワイヤーズ
・・・かわいいポップ  曲目等詳細
アル・クーパーの「がんばれナイジェル」カバーを聴いてがぜん本家が聴きたくなりました。3作目、キーボードのバリーさんが抜けて凄腕ギタリスト、デイブ・グレゴリーさん加入の通算3作目。1曲目から「人生はピョンで始まり」でつかみはOK。ってなんで俺のLP曲順違ってるんだ。普通は件の「ナイジェル」で始まります。ギタリスト加入で、北の湖さんどうやら突き押し一辺倒の相撲から四つに組んで八丁飛び覚えたようですねはいそうですねの様相です。ユーモア満載キュートこの上なく聴いちゃったら絶対にファンになっちゃうキラー・アルバムなのだ。A面は青春は楽しいバカぶちかますぞ編。ポップなメロディの連続だぞ。江戸お茶運び人形が部屋の中を100体走り回る。B面はあああ、いつもやっちゃ駄目って言ってるでしょって言われてるんだけどやっちゃったのやんちゃ編。アンディ君ずっとお腹が弱くて悩んでたのね、不満爆発です。プロデューサーのスティーブ・リリーホワイトの独自ドカンスカン・サウンド確立の盤でもあります。まだちょい控えめなとこが今聴くと良い塩梅。やーいつ聴いても楽しいのう。マ)/お勧め!/98点

XTC/ブラック・シー
・・・豪快ポップ 曲目等詳細
前作ドラムス&ワイアーズではすっかりはまってしまったXTC、新作どんなんかなーとドキドキしてたとこに出て来たこのブラック・シー、聴いてぶっ飛びもう夢中になってしまいました。以来今でも当然でっかい存在でそそり立っています。ギターのデイブ・グレゴリーさんを迎えての新体制2枚目で、製作は引き続きスティーブ・リリーホワイト氏。間にガブちゃんの3とゆう巨人盤を挟んで必殺技ゲート・リヴァーヴに磨きをかけての挑戦です。はてさて初めて聴いた時の感想を思い返すに随分すっきりしたなあと。まるで憑き物が落ちたかのよう。食い付く音楽とジス・イズ・ポップのバランスが逆転してポップがでっかくなって最初からすんなり入って来てノリノリだ。そしてガブちゃん3に輪をかけてサウンドが鮮烈、ゲートもかけるとこまでかけちゃえってドラムがまるでジョン・ボーナムはんみたいに強力す。得意のギターもガシガッシと鳴り響いて気持ち良かー。この頃はまだライブがんがんやっててまあこんだけはまりにはまったアレンジだから無理にあれこれ足すこたぁなかろうとの判断は立派、賢明。他に何が考えられますかってな位、聴いてて惚れ惚れ&惚れ惚れだよまったく。新加入のデイブさん、トッド・フリークのクラプトン・タイプの流麗ギタリストですからアンディさんの凶悪ギターとのコンビもばっちりだとは思いませんか。まったくテイラーさんストーンズみたいで全員一丸で、もう(^0^)。ベスト・ソロはラブ・アット・ファーストサイトでのアンディ君のがっがっガガガガガってやつ。これはドクター・フィールグッド、シ・ダズ・イット・ライト以来のベスト・バカ・フレーズ・大賞進呈です。デイブさんのベスト・プレイはタワーズ・オブ・ロンドンだな。ここではもうNW界のジョン・ホールがごとき見事なオブリガード満載、手首の返しが見事だぞ。ベスト・快感ポイントはペーパー・アンド・アイアンのジャカジャカジャッジャーンのとこ、ってわからーん(^0^)。ベスト・スネアの音はキューバのハイピッチ・スネア。多分キューバだからティンバレス風にしたんだろうけど。これ以来甲高いピッチがNW界では大ブーム。ベスト叩きのめすスネアはBurning With Optimism's Flame。この曲のギターのウにゃうにゃうにゃうにゃうにゃあってやつもわしのにんにくラーメン食べさせてあげたいほど偉い。そしてそれに続くサージェント・ロックへの切り替わりの瞬間がまたこれがもう。サビでバカバカラックになるとこも含めてやっぱ一番好きなのこれかも。最後はこれで終わると思うなよって同名小説があるらしいニヒロンへの旅で凶悪になって終わりますが、あれだよ結局は全部好きだってことだな。突っ込みどころ多すぎていいやもうやめた聴こうっと。あとはみなさんにお任せ。 (マ)/お勧め!/200点
*完璧なポップを聴かせる楽しいバンド。ビートルズが好きな人に聴かせたい。もっと昔も良い作品色々ありました。
(み)
/お勧め!/95点
日本盤

XTC/イングリッシュ・セツルメント
cover・・・残響ポップ 曲目等詳細
*夏にね、冬の霜とか氷とか雪とか持ってこれたら涼しくていいだろなあ。
雪国の方は実際冷房に利用してらっしゃるそうですが、中途半端な関東&アザースではそうもいきません。
でも、音楽なら出来るであ。冬の空気を運んでくれるアルバムを聴こう。
どれがええかのうとなりますと、これじゃ、
英国のミストをぶりぶり振りまいて気化熱で熱を取って・・・取って・・・取ってくれるはずなんじゃが・・
取りながら熱くしちゃったよ

イングリッシュ・セトルメント
〜イギリス人の落とし前
XTC

1982年の5枚目アルバムだ。
兄さん、姉さん、おいちゃん、おばちゃん、爺さん、婆さんと全ての世代に、ワクワクしてドキドキして毎日がスパークリングな日々がある時期一回は有ったと思います。
ファンキー・ジャズでモーニンしてたときとか、
ヴェンチャーズでテケしてた時とか
ビートルズに抱きしめられた時とか
ゼップだパープルだヒープだフリーだ、これがヘヴィロックだの時とか
エルトンレンガ路の時とか
ブリット・ポップだーーの時とか
それはそれぞれ齢ってものが有りますんで全部経験することは無理だがやあ。それにやっぱ青春時間と一致する必要もあるし。

わたしは、ビートルズやニュー・ロックの時は逃しました。まだおしゃぶりしてたから。
だがーーーー、XTCの時代はまるまるかぶったぞ。
出て来た時はおやおやおやおや、3枚目「ドラムス&ワイアーズ」で、これがきっとビートルズでゆう「ラバーソウル」と「リボルバー」が出て来た時のどかーーんな気持ちだなと思い、
4枚目「ブラック・シー」です。サージェントだぜ。サージェント・ロック入ってるし。スネアの打撃の回数だけ打ちのめされた。
それで、どれだけ次のアルバムの登場を待ち焦がれていたか・・・・
時は違えど同じ体験をなされた方はおわかりになっていただけるでしょう。
濃密な80’sの最初の2年間。まるで千秋楽トドメの一番のように出て来たはこれ。
運悪くどこをどう搾り取っても金が無い、人生最大の貧乏時代で、貸しレコードで借りました。
浴びての
やりやがったなの一声。
リバーヴの権化の音をぶっかけられました。
さすがゲート・ドラム前回の元祖。今回の製作はスティーヴ・リリーホワイト師匠の一番弟子ヒュー・パジャム氏とな。
立派に受け継いだで。受け継ぎ過ぎだで。霞の向こうでどっかんどっかん。
バンドのテンションは、あとからあとから出て来る音楽をどう始末したらいいかわからんくらい。
2枚組で。多過ぎるてばと各地方では一枚で。
つい先日、それを買った。500円で。わ、俺始めて買ったのではないかこれ。CDでも買い直して無かった。
それすべて82年と心中した音のせいなり。そこで封印してしまったのです。
あまりに暑くてうっかりそれを解除してしまった。
あああ、出て来たランナウエイが・・・・。
もう知らない。

25年分、一挙に巻き戻し入りました。
こう来たか。アンディ君のアコギ・・・ヤマハだとゆう。グレゴリー氏はリッケンの12弦。コリンちゃんますます絶好調曲群、そして
フレットレス・ベース。この方を放したのは全くの不覚なり、トルネード・ドラマー、テリーさん。
たてよこ奥行きの3Dの世界の白い霞の火鉢の鉄箸を頭にぐりぐりされた
んだよなあ。

1曲のヒット、2曲のヒットしなかった完璧シングル含む。
もうじたばたしてもしゃあない。
今度は真正面手四つで対決してどっちかがブリッジするまで雌雄を決する所存。
英国チャートの眺めと共に別な機会に。

おぼえてろよー。
と時代劇のチンピラはやられたあと、必ず言って下さい。(山)
/お勧め!/120点 試聴はこちらで

XTC/ママー
cover・・・雪のポップ 曲目等詳細
*今年も容赦無くクリスマスがやって来ました。祝わねばならぬは。ケーキ食べて。鳥の足または胴体食べて。そして音楽は。容赦無く責めて来るわむとタツローの魔の手からようやく逃れた私はXTCのママーをターンテーブルの上に乗せたのであった。とゆう訳でママー。冬の暖炉の暖かさアルバムです。目ン玉むき出して食ってかかってた78年のデビューから早3年、雨後の濁流のように変化するシーンの中でXTCも変わりました。マネージャーの入れる容赦無きライブ・スケジュールにグロッキーしてしもうたアンディ・パートリッジ氏の容態は最悪に。その元凶のそのマネージャー氏と決別、ツアーの中止による借金の返済をするためにヴァージンに印税の前借をし、これからの盤から発生する利益はようやくバンドに直接入ることに。何とか落ち着いた状況の中、アンディ君も少しづつ回復して曲作りを始めて。さてニュー・アルバムを作りましょうと白刃の矢が立ちましたのがかねてからジャパンの「ティン・ドラム」でアンディ氏が唸りまくったお仕事をしたスティーヴ・ナイさんです。そして度重なるごたごたとアンディ氏のわがままに嫌気がさしてオーストラリアに引っ越してしもうたドラムのテリー・チェンバース氏を何とか説得、呼び戻してセッション開始。ところがあまりにも変わったサウンドとドラムの他にかわゆいパーカッションを入れたいとのA氏の提案に又もぶち切れ、ついに完全に辞めちゃった。ああ、今も元気かしら。急遽呼ばれたのが何と元グリッター・バンドのピート・フィップスさん。アルバムの外郭完成。シングルカット無しで発売しようとヴァージンを説得したけど却下。うんじゃとビート、モノクローム・セットで切れまくりのシャープ・プロデュースをしたボブ・サージェント氏製作の下、グレート・ファイア作って先行シングル・カットしたけどヒットせず。して次にコリンさんのもうこれはタイトル通り夢の曲「ワンダーランド」をシングルに。またもや駄目。ああ、もう予算大幅超過、待てませんと見切り発車して「ママー」LP発売。大した宣伝も無しでこれまた惨敗。シングル「ラヴ・オン・ア・ファームボーイズ・ウェイジス」も駄目とママ最悪だよう。それもそのはずこのどうしようも無く冬の温度のアルバムは8月にリリースされたのね。何とも間の悪い運命だらけです。内容は・・・悪いなんてとんでもなし。最高だぜ。前作も冬、しかも屋外、しかもアラスカ並の寒ーい空気の盤だったけど今回は火があります。それも偉大な。あのリバーヴ地獄からも逃れたすっきりとした音は一見してわかる派手さもはったりも無くなって実に自然な音楽に。だから地味で簡素に聴こえますけど。それが良いのだ今の今まで生き残ることに。ナイさんのお仕事見事なり。コリンさんの活躍ぶりも目を見張ります。最高傑作かもしれぬ鳥も鳴く桃源郷テクノの「ワンダーランド」。これが2曲目にあるだけでママーは傑作保証。くらくらしちゃう疾走ポール・マッカートニー節の「イン・ラヴィング・メモリー・オブ・ア・ネーム」だってB面にはあるし。アンディ君もその好調コリンちゃんに影響されてかいつになく穏やかな曲調のものを連発。それでもけっこう食ってかかってるけど。まあそれが無きゃ彼じゃ無いし。刺激的です。全体に流れる東欧風味は時代の空気か。トルコ〜ユーゴスラビア経由でモスクワ入りの音の旅。これこそ聴けば聴くほど好きになって。私は現在スカイラーキングかこれかってくらい大好き。名盤だぞ。最後のパンクポップアロール。=XTCでござる。ばいばーい。(マ)/お勧め!/150点

デュークス・オブ・ストラトフィア(XTC)/Chips from the Chocolate Fireball
cover・・・ウルトラ・サイケ・ポップ 曲目等詳細
*XTCのお二人アンディ君とコリン君が青春時代に愛した60'sサイケデリック・ポップの数々を頭の中でジューサーミキサーにかけて、恥かしかったのか変名でリリースのEP「25 O'Clock」とLP「Psonic sunspot」を一枚にカップリングしたお得CDです。リリースはそれぞれ85年と87年、「スカイラーキング」発表の前後。彼ら自身音楽的に一番油がのっていた時期にとことん楽しんで作っております。私も元ネタはなんじゃらほいと興味を持って探そかななんて思った時期もありましたがもいっかー、この音をただポカーンと楽しむが吉とゆうことで現在も愛聴なのだ。ろくに体験もしてないのに聞きかじりで知識ご披露ちゅうのもかなりいやらしいし。とゆう訳で当時未体験派には憧れの60’s英国空気をたっぷり吸わせていただけるなんて何てありがたや。音楽はやっぱ楽しむものだよなって実感する二人のリラックスぶりが何と言っても嬉しいしこっちもわくわく。ラットルズみたいについには本家を離れてキラキラしちゃってる曲が一杯です。きっとXTCの時は「こうだよなあ。」「だよなあ。」って感じなのがデュークスの時は「こうだよなあ。」「だよなあぎゃはは。」くらいの差はあるぞ。だもんでもしかしてこれ俺XTCより好きかもしれない。プロデュースはあんたしかいないじゃんのジョン・レッキーです。もちろんこれをきっかけにここからこっそり60’sキンキラリン・ロックへの旅に出かけるのも楽しいでござる。愛することが音楽だ。だー。 (マ)/お勧め!/200点

XTC/ザ・ビッグ・エクスプレス
・・・元気・ポップ
*惜しい。これでリン・ドラム使わなかったらもっと傑作になったのに。しかしリンドラムによって機関車ビート生きたってのもあるなあ。(マ)/お勧め!/120点


●解説員紹介●
(マ)・・・マスター。当サイト管理人。狂気POPが好み。ばかロック推進委員会会長代行。
(み)・・・みみちん。当サイト管理人。歌唱力は問題としない。