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ALBUM一覧 「H」

*アルバム・チャートにエントリーのアルバムをアルファベット順に分けて掲載しています*
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<H>
HALL&OATES/アバンダンド・ランチョネット
cover・・・ホワイト・ソウル 曲目等詳細
*こアバンダンド・ランチョネット〜捨てられた食堂、この舌を噛みそうなタイトルのアルバム、ホール&オーツの2ndアルバムです。「微笑んでよサラ」の大ヒットで76年にブレークした後、再リリース、そしてやっぱ大ヒット、最高位7位まで上がった「シーズ・ゴーン」収録のもの。私も件の曲ですっかりやられそしてやっぱりこの曲でもすっかりやられアルバム何とか手に入らないかと方々探したんだけど駄目で確かやっとNHKFMの「軽音楽をあなたに」で聴けた思い出有り。後日CDで入手出来て今再び聴くと何とも言いようの無い感慨が襲って来ます。テープ、ぼろぼろになるまで聴いたのだ。今でも彼らのアルバム中、屈指の作品だと思ってます。
 ようやくデビューのチャンスを掴んで1stをリリースしたものの売上げは惨憺たる物になってしまい本人たちもちとフォーク寄りに作りすぎたかなと反省したらしく、今回は己のルーツ、フィラデルフィア・ソウルに立ち戻って行こうとの意欲満々で製作されました。そうなると製作のアリフ・マーディン氏のオハコ・ジャンル。呼びに呼んだり豪華ミュージシャン連合。特に音の要となるリズム・セクションには後のスタッフのリーダーになるベーシスト、ゴードン・エドワーズ氏、そしてドラマーにはNYとLAを股にかけてファンク・グルーヴの帝王となりましたバーナード・”プリティ”・パーディ氏を起用してそりゃもう色香ぷんぷん。それにまだまだフォークの臭いを残していたホール君オーツ君のアコースティックな感触が乗っかって他に類を見ない独特のホワイト・ソウルの完成です。サウンドがばっちりはまれば曲もばっちりはまって来る。後年のど派手シングル群に比べりゃそりゃ地味かもしれませぬが、そりゃもう味わい深し、噛み締めれば噛み締めるほど味がちゅるちゅるの名曲ばっか。二人もまだまだデュオとして機能してましたからこちらが歌いあちらが歌い、互いにコーラスを取り。ホール君も目が澄んでいて(^0^)、真っ直ぐに歌って。環境的にも時代的にもここでしか生まれ得なかった奇跡の作品だ。2.のオーツ氏のヴォーカルなんかもう、昇天。ラスベガス・ターンアラウンド。イントロのメロウさにクラクラ。オーツ氏のボーカルなんかもう。シーズ・ゴーン。言わずもがなの名曲です。1+1=2637になってる。根っこで支えるはやっぱパーディ氏のドラムだーと最近つとに気付き。大体この盤では奇跡のようにこの方、律儀に叩いてます。いつもは全開なんだけど。その抑えた中に醸し出される独自のパーディ・シャッフル・グルーヴ。これを生かせる音楽を作れたことだけでこの盤はもう名盤に決定かも。ジャケットの廃食堂で朝、朝飯を二人で楚々と食べてるが如きリリカルなアイム・ジャスト・アキッド。オーツ氏のボーカルなんかもう。朝飯食い終わって町へ散歩のタイトル曲。ここではホール氏の歌の華やかさがもう。もうもう言い過ぎて牛になってしまうわ。さて問題です。このアルバム中1曲だけ(8.のアコ曲除いて)、パーディ氏以外の人がドラム叩いてます。それは何でしょう。・・・・・正解。2.の悲しいめぐり逢い。叩くはリック・マロッタさん。これは微妙でこのシャッフルも彼のお得意なんだよな。パーディさんのシャッフルとの違いも楽しめます。言われなくても買ったらそこまで聴き倒しちゃう。そうゆうアルバム。キーとなってます。(山
/お勧め!/250点
*地味な中にもきらりと光るメロディが、グッドです。(み/お勧め!/96点

HALL&OATES/Daryl Hall & John Oates
cover・・・ホワイト・ソウル 
*ジョン&オーツ、あいかんジョン・オーツ&ダリル・ホールのRCA移籍第一弾アルバムです。通称シルバー・アルバム。70’sのヘソ時期発売なら二人にとってもど真ん中のアルバムだ。不遇なるアトランティック時代。バックアップ陣には何の問題も無かったどころか豪華絢爛でしたのにまるで当たらず。当たらないことで揺れちゃったのにも原因があったのかもしれませぬが、さー移籍だ。後が無いと自分たちを知り尽くしている盟友クリストファー・ボンド氏を製作責任に迎えての渾身作です。ジャケ凄いです。なりふりかまわず。私たちとてもとてーもなお友達です空気がよう。これで引いちゃう人は引いちゃうぞ。私だって音が先じゃ無かったらずずずと後づさりしちまったかも。逆にインパクトは強大だぜ。オーツ氏のほほポが見たら忘れられず。音は最高でしたけど体にすっと染みてくるかってゆうとちょっとなあの曲が多かった前作ウォー・ベイビーズ(廃盤くそー)、今回は1曲目からして感触ガラリだ。カメリア。銀座どわいおくちゅうるマキ、ステーキほりたん。これだの声各所から巻き起こるオーツ&ホール・サウンドここに登場。ちょっとレンジの狭く丸っこい独特の音質。ポップスとして集中力超でAMラジオにぴったしのこのRCA時代独特の音、もうたまらなく魅力的です。コロリンコロリンのギター、二人で仲良く寄り添っての歌。ルーツ故郷からの応援のようなシグマ・ストリングス。ホールが歌いオーツが歌い。デュオなんだから。これで行って貰わねば。オーツさんが作る曲でオーツさんが歌い声質が立つホール君が絡むってのがベズト・バランスだと思います。かなり贔屓してるけど毛深い人に(^0^)。ファンだからよー。で、これで抜け出しました長く暗いトンネルからの「微笑んでよサラ」。ユー・ノウ・ア・剣道。認めねばなるまい。ダリルさん素敵です。いつもこれくらい力抜いて下されば。音の真ん中はストイック・リズムセクション。どちらだろドラム。ジムさんかな。ベースはスコッティ氏か。一つとして不適格な音無し。とにもかくにも私もこの曲でやられました。「ひとりぼっちの真夜中」。オーツさん作。とろりん。真夜中つうよりぽっかぽかの昼下がりだよな。声いいよなあ。独特のシンセの音も。このドラムはエド・我慢・グリーン氏だと。4.僕からも、君からも。最良のホール節なのだ。ほにゃっと裏声。初出です地味ながら必殺ひゃひゃひゃひゃビート。あのモダンポップ・アルバムに直結する。コーダ部のアドンゲチュ・ワンモアターイム、シミトゥミユウガーの連呼、続く演奏部、♪あかん困る身、ケンカ困るよーのラスト気持ちいいよ、もっとやってくれよー。A面ラストはホール氏作。歌詞はなかなか微笑まないサラ嬢と。ソロ空気濃厚だけんど2番からひゃひゃひゃとオーツさんが乗っかるともうディオの醍醐味なのだ。梨がロウ、梨がロウ。ってサンプル品喰っちゃった。裏です。ジーノ。注入軟膏。後期につながるちょっとエキセンナンバー。青筋が出て来てちと黄信号。だけどこの時点ではその危ういとこが怖くてたまりません。7.マター・エニモア。ホール・ショーだけど腹八分目(こだわるけど)なんでまー素敵。サビのメロのキャッチーさがここでも。言葉がホルオツ節にコロコロ乗ってる様はもう無敵です。8.は山上さんも毎回ギャグ考えるのは大変だの三連バラード。ホール氏作。一人リサイタル状態。9.別れの理由、は偶然でしょうか同時期のニューオリンズ大将アラン・トゥーサンさんの音にくりそつ。このちょっと投げやりなダリルさんの歌い方も得意技の一つです。ビートルズぽくもあるかな。ラストはオーツさんがやりたくてたまらかったと見えますカリプソ。これは他に見当たらず。稀有な瞬間楽しむぞ。
さー、もうど真ん中ですから聴いてて楽しめない時間は無いつう極楽アルバムです。二人のコンビネーションも理想的。ちょっとB面になるとオーツさんの曲作りが間に合わなかったかホールさんショーになりかかるのはいつもの展開でさらにサラが微笑んじゃいましたからここから先よりそっち方面に向かうことになり、シーズ・ゴーンが先にブレークだったら運命さぞかし変わったかとか考えてしまうデュオとはいえライバルでもある微妙危うい・・・。
今なら日本盤、帯付、2曲ボートラ付か。帯はいいけどボートラが。(山
/お勧め!/200点

ホール&オーツ/ロックン・ソウル
cover・・・ホワイト・ソウル 曲目等詳細
*ホール&オーツの通称リッツ・アルバム(ほんとか)。RCAでの2作目にあたる作品です。なんつっても一番突然聴きたくなる。出来つう面で言えばアバンダンド・ランチョネットとXスタティックかと思いますけどこれにはあれとあれが入ってるもんね。前作でついにブレークいたしました。「微笑んでよサラ」で。ホワイティがやるソウルってのを聴きたいようって世間の空気が整った。おーいえやったるどの雰囲気の中で作られたに違いありません。メンバー、キャストは当然前作とほぼ同じです。そして出来たこの盤、来ました来ましたこれがリアル・ホール&オーツです。幕開けは樋口さん大活躍のオーツ氏の曲、バック・トゥゲザー・アゲイン。うおたまらんこのコンパクト感。音楽はでかくて立派じゃなけりゃいけないなんてこたあけっしてありません。手のひらに感じるものだってそれと同じくらい大切なのだ。トム・スコット氏のサックス鳴るわ、オーツさんの歌、コクだわ、一歩引いたホール君、焦ってきばるわ、バランス最高。シングルカーット!。そしてこれだリッチ・ガール。初のナンバー1獲得曲っす。フィリーな若いホワイト二人っつうイメージどんぴしゃな曲でダリル君まだ目が澄んでます。若いっていいねえ。絡む濃厚なオーツさんのコーラス共々やっぱホール&オーツとくりゃあこの曲かと。これをポコペンと真っ直ぐ歌えなくなっていささかいささか先生になってしまいました。3.はのけぞるオーツ氏の曲、クレージー・アイズ。あまりの歌の良さに絶句もん。スリリングなバックと二人の歌の絡み。オーツ氏主導の曲の方がバランス良いぞどうしたって。シングル・カットしたって何の不思議も無しです。交互ってことで4.はダリルさんショーのどぅ・ホワッチュ・ウォナー。危険な曲&最高な曲。当時、ポップス・イン・ピクチャーだったかなこの曲のライブ映像見まして・・・やられました。一言すげえなって。確かにこりゃソウルだ。だけどブラックにはけっしてできんような気がいたします。やたらホットなボーカルとクールなバック。ギターソロ。これも今ではぽこぺんと歌えなくなってしもうていささか。これ以上こねるとやばい。とゆう意味で危険。曲は同じでもこの時のヴァージョンは唯一無比かと。シングル・カットそして最高位39位。美しい39位です。5.のケリーもダリル氏の曲。これも最高。曲の魅力半端で無し。ここまでがアナログで言うとA面でござる。全部名作。とんでも無いぞまったく。引っくり返しての6.ロンドン幸運と愛。ちょっと落ち着いてサラさん加わっての3人作。まだ好調続くがちと空気が変わってきた模様。で決定的なのが7.ルーム・トゥ・ブリーズ。サラさんダリル君作。完全ロックが初登場。完全な成功を手にして音楽もピークに。その瞬間、それでいることに耐えられなくなった模様です。若いし。ホワイト・ソウルのレッテルが狭くてたまらんものに見えてきた。はみだすのはわかるし良いのだけどはみだしたらオーツさん弾き飛ばされちゃったよ。それでいいのか?8.はオーツさん主導の二人作。沈うつです。飛び出したい気持ちはわかるけど自分の居場所が。迷ってることが明らかにわかる曲で。9.最後はダリル・ショー。弾き飛ばされてますジョン君。自信と同時にナル入っちゃってやばいぞ。本人はいたって満足そうなんじゃが。とこれだけ振幅がある一枚は珍しいかと思います。ミュージシャンの絶頂と次への試行錯誤が同時に入ってる。で結局A面だけを繰り返し聴いちゃうことになるんですが。それがあまりにも凄く。パカっと壊れてくそこもまた魅力的で。ちいとも完全無欠じゃ無いとこが最高の名盤かと思い。・・・・・なんですが、この盤に関してはわたしゃLP、CD共々日本盤しか遭遇しておりません。だもんでずーっとこの曲順だと思ってた。しかし現在の米CDは曲順違う。どうなっておるのか。昔もそうだったのか。うーむ。でも断言。慣れ親しんでるってのを抜きにしても日本盤の曲順がふさわしいと思います。不完全度は増すがその理由も自然にわかってくるし。どうでしょうか。(マ/お勧め!/200点 日本盤(限定) 日本盤 試聴はここで

ホール&オーツ/Beauty on a Back Street
cover・・・ホワイト・ソウル 曲目等詳細
*1977年、オーツ&ホールの16番目の月アルバム登場です。

裏通りの魔女〜
ビューティー・オン・ザ・バック・ストリート

裏通りの美女でいいんでないか、それより魔女が謎じゃん魔女。
前作リッツ・アルバムでリッチ・ガールがシングル・チャートの1位をついに獲得。満月の夜を迎えました。
誰しも待ちわびた次のリッチなアルバムは満月の次の夜の月になっちゃったよ。

会社担当者「いやー、良かった良かった。わてらのたゆまぬ努力でついに君たちも成功しいはったなあ。ま、疲れてるとこ申し訳あらへんけど、早速次のアルバムばっち頼んまっせー。」

ホール「あのー、サウンド変えたいんで次のプロデューサーはロバフリさんに頼みたいんですけど。ボンド親分最近仕切り過ぎだし。ロック嫌がるし。」

担当「何ゆうてまんねん。わてらがどんな思いであんたらのけったいな白いソウル売り出したか知ってるやんけ。全米中のラジオ局ラジオ局に最中持って挨拶ゆうて土下座してかけてもらった、あのクソDJ許さん、で、かけてもろうて1位や。次もそれで行ってもらわな困りま。
もちデューサーも同じボンド君。」

ホール「じゃ、ソロ作ってもいいすか。それなら違ってもいいっしょ?」

担当「何ゆうてまんねん。君たちは二人で売り出したの。わてらがどんな思いで・・。そりゃええか。とにかくまだはやいー↑。次の盤作ってから考えましょ。その件は。ところでオーツ君はどうなの?そのへん。」

オーツ「ぼく、2曲歌わせてもらえばいい。」

担当「あっそ。そんじゃ3曲入れて上げるから。あんじょたのんまっせ。何とかたのむわほんま。」

オーツ「えっ?3曲も!やるやる。」

ホール「ぶつくさぶつくさ」

とゆう状況だったことが想像され、実際ご本人達も気に入って無いと現在でも仰ってる様子。
発売後、アルバム・チャートでは30位になったものの、シングルは・・・・

担当「こりゃまた何や陰気なアルバム作ってしもうたもんやなあ。」

ホール「裏通りですから。魔女だし。」
オーツ「虚ろな想いと恋は終わりなきゲームと昔の女です。」

担当「シングル・カットどないしよ。1曲目かなあ。ええい2曲目!恋の傷痕!」

あらー、最高位70位で止まっちゃったよ。
そんなに悪いか?マジなハチロクのロッカ・バラードにちょっと聴き、聴こえるけんど未来入ってるじゃんか。そこんとこよろしく。
そんな微妙なことはビフテキ喰いの皆さんは面倒見てくれません。

人気の分だけ、ちょっと分が悪くなると叩く叩く。満月の次の月は実際はほとんど変わらないのに。

リッチな曲が好きだから聞いてた人は去りました。
ファンにとっては踏み絵になりました。
前作裏から始まっていたホール君のご乱心に付き合うか。むー。
オーツちゃんのファンは大喜び。胸掻き毟る”虚ろな想い”、これがロックンソウルだのサックス、あのサックス”恋は終わりなきゲーム”ああ二人で歌ってる、1st思い出す”昔の女”。

音の感触は変わらぬクリストファー・ボンド印。
ベースは仙人リー・スクラー氏です。
いささかも変化に怯まず。

そして例によってB面で、ダリル君暴れる。

朝青龍も、ちょっとした歯車が狂うと10勝5敗するもん。5敗でっせ。信じられません。ディープインパクトだって有馬では負けた。
では
見た目負けたレースは負けたことになるのか。
負けることは負けるってことなのか。
負けなければ勝てん。逆に勝ってても負けてるときもある。試合に負けて勝負に負けて何がわるかろう。

ここを共に過ごし、一緒に苦しみの中の咆哮を味わった者は
次の新月の光が5倍増しで明るく見える。ああ嬉し。

裏通りですから。
魔女だし。(山
/お勧め!/110点 試聴はここで

ホール&オーツ/赤い断層
cover・・・ホワイト・ソウル 曲目等詳細
*ですからユーミンさんを聴きますと、オーツ&ホールを聴きたくなります。
我慢出来るはずは無いのでそうゆう時は我慢しないで聴きましょう。
何がいいかなー。
そりゃ80’s黄金期の前の俗に申しますHO暗黒期のがいいなあ。黒光りしてるから。
これです。

赤い断層
〜Along the Red Ledge
1978年9月18日リリース。

RCA初期の大ヒット連発後、味の濃いクロストファー・ボンド氏から、
色々うるせーなーとか揉めたこともあって、新時代のハイパー男、デヴィッド・フォスター氏にチェーンジしました。
だもんでユーミンさん色グッと濃くなる。ファンの方々、どうぞお入りな。
あるよあるよ、あのフレーズこのフレーズ。たまらんから。

冒頭のここからの唯一のヒット”イッツ・ア・ラーフ”。大スペクター・サウンド。
これはちゃうけどね。次のジョン・オーツさんむせび泣く”想い出のメロディ”へのつなぎから展開をばはい。
”時のないホテル”の住民にはたまりません。一部屋ここに有ります。予約しときますから、

お泊り。

あとは任せます。他ので存分に探索して下さい。

バックバンドはこの直前リリースの”ライブタイム”で御馴染み。
そっくり一方的トレードした元新エルトン・ジョン・バンドの面々。
この方々、何でまたエルトンさん手放したんだよと思わざるを得ないほどの凄腕たち。
今までのアルバムのスーパー・セッションマンさん方々もそりゃえらいこっちゃ凄い方々でしたけど、
こっちの強みは一致団結、ウルトラチームワークグルーヴさ。
すっかりボトムをお任せして二人は思う存分この心機一転を突進出来るなり。

心機一転と申しましても、何より深い業がございますから、突然音楽がそう変わるもんじゃありません。
基本はすっかり今までのを受け継いでます。
しかし心は・・特にホールちゃんの方がロックの鬼と化しちゃってるから、リッツ・アルバムでも聴けたあのがぶり寄りガブリエルハードロックが、
B面になりますと全開に。

ファンの一部では、おいおい、一番しちゃいかんことをしとるでないかーの戸惑いと非難と嘆きの声一部発せられる。
ジョン・オーツちゃんまで、”シリアス・ミュージック”で暴走です。
このリフ・・・どっかで聴いたことあるぞ・・・ほらーーZEPの・・・
答えは聴いて必死に思い出しましょう。
何故必死にならざるを得ないかと申しますとメロディが進むとすっかりオーツさんミュージックになってしまうからです。
普通ならこうはつながらないさ。

そして
そのやる気満々心意気は、ゲスト陣の豪華さにも現れ。
目をムクよ、そりゃもう。

”ザ・ラスト・タイム”でジョージ・ハリソンさんが、スライドを御披露。これまた大スペクターサウンドで。
ここで弾いてくれるなんて。ぼかあしあわせだなあ。
さらにあのリック・ニールセンちゃん、トッド・ラングレン兄貴も参加。
さてどこで弾いてるでしょう?

いかにもってとこでか、それともそれは罠でとんでもねえとこでか?
その答えは聴いてのお楽しみ〜〜〜。

でねさらにさらに、友達になっちゃいけない友達ですのロバート・フリップ卿が登場。
レッドだけに来なきゃいかんと。
それはB面2曲目”愛に罪はない”。
まっるわかりですから、これはバラしちゃうけど。
でも
しかし
変拍子やら、フリップ卿大暴れ狂しても、それでもホール&オーツ臭いナイロン靴下くらい充満しちゃうとこはさすが。
普通は空気一変するはずだけど。

その原因・・・・
もしかしたら新プロデューサーのデヴィッド君。
またえりゃあ濃い人を迎えちゃったよ、いいんですか?

いいんです。ここでたとえ売れなくても、どすこいと好きなことをやってしまう二人だと、世間に知らしめる必要あり。
そのかわし
第2弾シングルには、かって知ったるいつのもサウンドのをカットしますから、

君を失いたくない
〜I Don't Wanna Lose You

ど真ん中です。全米最高位、もう少しで入りましたの42位。
みんな、失いたくなかったと思う。



君と僕は別々に暮らしている
君と僕は交差してる違った道を歩んでる
愛と失敗が運命によって支配される時

人々は悲劇の主人公になるもんで
愛を邪険にしてしまうからね
みんな自分の見方を失いがち
そして果てはやけに大袈裟にしちゃうんだ

僕には言いたいことが有る
そうじゃないか
僕にはしなきゃいけないことがある
君が少しづつ離れてしまいそうな気持ちなんだ
僕は君を失いたくない

僕には言いたいことが有る
そうじゃないか
僕にはしなきゃいけないことがある
君が少しづつ離れてしまいそうな気持ちなんだ
僕は君を失いたくない

僕は君を励ます方法を見つけようとするよ
自分を納得させることは簡単だ
だって僕には信じることが出来ないから
君が他のヤツと一緒にいたいなんて

人々は悲劇の主人公になるもんで
愛を邪険にしてしまうからね
みんな自分の見方を失いがち
そして果てはやけに大袈裟にしちゃうんだ

そんでさー
僕には言いたいことが有る
そうじゃないか
僕にはしなきゃいけないことがある
君が少しづつ離れてしまいそうな気持ちなんだ
僕は君を失いたくない

おーは
そうなりそうで

サックス〜〜〜

僕には言いたいことが有る
そうじゃないか
僕にはしなきゃいけないことがある
君が少しづつ離れてしまいそうな気持ちなんだなんだんだなんだんあんだ
僕は君を失いたくない

そうなりそな気持ち離れてしまうよな
うしないだくないボク
はなれてじまうような気がずる
ぶしだいだくないんだよ君を

ぶえ



最後は、鼻水じゅるじゅるで泣いてます。
でも結局やりたいことが新しく出て来て、やっちまうんだよな。

けど。
その前に・・・つうか、3年ぐらい前に黄金期のフィリーの連中と、ギャンブル&ハフさん製作で大フィリー・アルバム残してくれてたら・・。
叶わぬ夢、思ったりもしちゃう。この華麗なるストリングスサウンド聴くと。

もしかするとどっかに隠して作っておいてたかもしれません。
二人でこっそり家でずっとお宝として聴いてたりして。
門外不出にして。(山
/お勧め!/200点 試聴はここで

ダリル・ホール&ジョン・オーツ/X−スタティッック(モダン・ポップ)

ホール&オーツ/Big Bam Boom
cover・・・ホワイト・ソウル 曲目等詳細
*思えば流行があるって幸せだわなあ。最近どうも無理筋だもん。流行らせようとしてすぐばれて逆にヘコんだりして。流行がありゃ裏流行も有る訳だし。お店は賑あわないと寂しくってしょうがありません。
姪に「最近、どうなの音楽って?」訊きましたら、「うーん」とか答えが帰って来まして、そりゃま小学生ですから洋楽とか無縁だろうけどせめて歌謡曲は何か無いのかえ。
こと音楽に関しては全てがさらけ出されて証拠で有り。無理に流行させようとしたって駄目でございます。
音楽ファンってまったくゆうこと聞かないもん。

ビッグ・バン・ブーム
大爆発流行
オーツ&ホール

1984年、洋楽のマジで流行った最後の時期のトドメに出たアルバムでございます。
O&Hもそのど真ん中にいた。そしてそれゆえ息の根を止める役割も担ったか。
実は先日、初めて買ったばっかしでして、だけどずっと愛聴盤で、何故かとゆうとカセットで聴いていたのだ。貸しレコードで借りたのだ当時。悪魔のお店がが出来てまるでLPを買わなくなったのだ。こっちこそ音楽の息の根を止めてしまった。
だって貧乏だったんだもん。
言い訳になるんかいな。どうしよう。償いせねば。って、すげえ安い値段で買ってしまった。つか、サービスでタダで貰っちゃったんだよう。
頼みます、中古レコ屋さんのマスター、お金払わせて下さい。
「ありがとう。」って嬉しそうな顔してしまった。

売れに売れた80’sホール&オーツ。売れちゃったら責任もでかくなりーの、プロとしてやることやらねばだ砂漠巨大になり。
いえい、こうなったらとことん時代と寝てやろう。
時代のサウンド担った、ボブ”禿山”クリアマウンテン氏とアーサー・ベイカー氏とがっぷり組んでの一枚。
ジャケ、笑っちゃう。売れれば売れるほどダリル・ホール・・・・with ジョン・オーツ氏になっちゃってまあ。今度はギターまで持っていっちゃったのーってジョンちゃんの顔が。あ、そのストラト、俺のと同じだ。やっぱローズ・ネックだよな。

ボブ氏は、自然残響とコンピュ・ミックスで一時代を築いたプロデューサーす。デジタル・リバーブへ世間が一斉に向いた時、逆に、ならプロな俺たちは贅沢しちまおうって、大聖堂やら大聖堂で響きだけ録音してそいつをば人力では不可能な混ぜ具合で出し入れし、マジカルでございます。
いっぺん聴けばすぐわかるほどアクつおいであります。
アーサー氏は逆に、貧乏音楽に活路を見出した、ヒップ・ホップの大物さん。人力でツギハギして、おもしれーおもしれーやっちまえやっちまえの方で。
同時代の正反対の味を持つ製作者を同時に仕事させて、はめちゃうんだから、まー、凄いです。

”これは流行だよ”って、皆で覚悟して踊りましょってギャグ入ってるんで嫌味にならないんだなきっと。
それゆえ、思いっきり古いんだけど、いつまでもリアルだ。

どうしようと、ど真ん中には俺たちの音楽があるぜ、負けないぜって誇りもどでん。

オーツ氏のメイン・ボーカルは2曲。自作は、おおお、しーらEさんだよーの顔が浮かぶ1曲のみ。他はコーラスでも影が薄いってば。
さすがにこうなるとオーツ&ホールって言い張れません。も、”それで売れたんですから。流行ですから”。

それでもでもでもでもさ、オーツちゃんファンのアルバムなのです。
何故ってそりゃあ、最後に極め付けが入ってるから。

ポゼッション・オブセッション

ひっさびさメインものでシングルカットして最高位30位。もちろん心の1位の完璧シングルだぜ。
勿体無いから、讃えるのは次回にしよ。
大爆発のシメはやっぱジョンさん。みんなで作って歌って貰ったホール氏もわかってるのさ。
と、ファンは思います。思いましょう。(山
/お勧め!/120点 試聴はここで

Hatfield & The North /ハットフィールド&ザ・ノース
cover・・・カンタベリー 曲目等詳細
年も暮ですから、プログレです。ぷろ暮。
ジャケもすっかり暮れて真っ黒&上部魑魅魍魎精霊さん大集合、中ジャケでは何故犬を投げるの

ハットフィールド&ザ・ノース

1974年2月発表。
内山田洋とクールファイブのようにハットフィールドさんって方がおってリーダーでは有りません。ノースと申しても北の地方の方々でも無し。
世にカンタベリー・シーンと呼ばれる英国南の辺りにタムロしてました連中の中でも棟梁格の皆さんが結集して出来たバンドの1stです。
その棟梁さんたちの名は

夜でもフィル・ミラー師:武器ギター
別人デイブ・スチュアート師:武器各種鍵盤
天使の歌声リチャード・シンクレア卿:武器ベース、喉
エレキ盤ピップ・パイル師:武器ドラムス

どんな音楽をやらかそうとしたかとゆうと、楽しくて親しみやすくて覚えやすくて、ノれてカッコいいの。ただし全てこの人たちの基準。
その基準はってーと、どんな育てられ方をしたか知りませんが世間といささか乖離しちゃってます。
世間様では、メロディや構成が覚えやすくて、サビとかコーラスとかが順番にあって一緒に歌えてしかも飽きなくてベイビとかオーイエとか
言ってくれて、これからギターソロですわあと来て、盛り上がるでー、かつ飽きない、3分少々ってもんが売れてラジオとかで流れるんだよ、
って言っても、キツネのような目で見られまして「へ」って言われるのがオチす。
すべて逆がマトモだと思ってますから。となりますと当然類が友を呼びまして朱が赤くなります。カップ麺喰いながら朝に昼に夜にの演奏大会。

こんなん出来ましたけど。
どうしましょ。説明がしにくいのなんのって。説明がしにくい音楽もまた売れません。なのでカンタベリーと呼ばれて、
「そっかー、カンタベリーなのかー、そんじゃしょうがない・」と放置されるか、同類の方々しか聞かず、マニアーとか呼ばれます。
その内、どんどん仕事もしにくくなり、ライブの会場ではいつも同じ顔が聴いてたりして。
その内、メンバーも年老いて、一人また一人冥界入りし、そしたら完全に途絶えます。
甘栗むいちゃったんです、を何で甘栗むくんだ?甘栗は殻がついているのが当たり前で、炒り立てを喰うんじゃないのか?
枝豆むいちゃったんです、何でむくんだ?むいたらただの豆では無いか、そんなん喰って何が楽しい?
とゆう思想だ。
正しくは無いか?それはそれで?
そうゆう人がいてはいかんか?
甘栗は誰でもむいたら食べやすいのになあと思いますけど、むいちゃったらむいちゃったものしか無くなっちゃった。
駅前で大釜で熱そうでホッカホカして売っているおじさんもいなくなります。
レコードも傷は付くしソルし、引っくり返すの面倒だしデカいしってんでCDになったら、ほとんどCDになっちゃった。
便利は楽しいのか?
楽しくないものを便利にするのが正しいことで有って、楽しいものを便利にしたら楽しくなくなるやもしれず。

一生かかっても覚えられないかもしれないこんな音楽。
天使の歌声入り。

おそらく次に発生するのは5世紀くらい後かもしれず、「別にーーーー」

それでは困る人が聴きます。

俺も困るので探して見つけて喜んで聴きます。

甘栗の皮をむくのはそれはそれはワンダーで贅沢な行為だから。。(山)
200点 試聴はここで

Hatfield & The North /ロッターズ・クラブ
・・・カンタベリー
*。(マ)200点

ホリーズ/フォー・サーティン・ビコーズ
cover・・・素敵なバンド
*私ベストしか聴いた事ないんですが、曲も良いし演奏もしっかりしてる良いバンドです。奨められます。(マ)?

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース/Sports
cover・・・アメリカンな男 曲目等詳細
*ヒューイ・ルイスとニュース。3作目にして大ブレークしたアルバムがこの「スポーツ」です。ヒューイさん、ミスター80’sアメリカンだ。ヒット・シングルが全9曲中5曲!。ベストヒットUSAとかで聞いていんや見てすっかり聞いた気になってましたがおら始めてアルバムは聴いただよ。前身バンドのクローバーは結成が67年、名前が悪かったか苦労ば苦労重ねて成功夢見てイギリスへ出稼ぎしたもののパンクの荒波襲来で頓挫。生粋のヤンキー、ヒューイさん大好き野球見るの我慢して行ったのにさぞかし無念だったことでしょう。実力満点だったのに70’s10年を雑草で生きて帰って来ました大陸シスコに。まだまだ負けてたまるかとアメリカン・エクスプレスつうバンド(しょーも無い名前ぇ)と合体、ニュースとして新バンド結成、クリサリスと見事契約して1stこそちょっと注目で終わったけど2ndで夢見たヒット「ドゥー・ユー・ビルーブ・イン・ラーブ」獲得、さあ行ったるでのスポーツだ。製作は自ら、録音は地元で。ミックスは今をときめくNYパワー・ステーションで。いやーほんと初めて聴いたと思えないぞ。こりゃ己ベスト盤だ。当時は私、バンドで目を血走せらせておりまして、どっちかっつうと武闘派野郎、TVできらきらしてましたルイスさん達、そりゃ眩しかった。いいなあ楽しそうでって。人の気も知らずで。実際はレコード会社からヒットヒット、ヒットしそうなシングル曲みたいの作れって圧力凄かったらしくかなり苦悩していたらしいと聞いております。しかしおかげでこのキャッチーな曲郡聴けて思い出もバッチリ作れました。2曲目ハート・アンド・ソウル。同様に苦労しつくしたバンド、イグザイルが直前にリリースして大コケした曲で、これチャップマン=チンの作なんだよな。ほとんどイグザイル版まんまって事で苦労同士のリヴェンジつう痛快さ有り。最初のシングル(?)でリベンジ大成功。味わい深いす。パッと聴くとチャップマン=チンに聞こえず。何回も聴いていく内にグラム前の南国してた時の風味がじわじわ出て来て、そうかぐるっと一回転して戻ったのかとか勝手に感激して。あ、バッド・イズ・バッドだ。英国時代のつながりでデイブ・エドモンズさんがあの青アルバムでやった曲。アレンジをがらりと変えてのスローで。逆カバー状態だ。本テイクはあちらのノリノリとばかりこちらはじっくり味わいのヴァージョンです。そして沁みます7.のイフ・ジス・イズ・イット。歌詞の内容ともども。歌詞と言えばウォキング・オン・ア・シン・ラインも。ベトナムに行ったヒューイさんの友人のことを歌った曲らしく、この成功の臭いがたっぷりの音で歌われるからして何をしてもツキに見放された男の話が余計厳しく。この曲に限らないけどけっこうやばいかと。開発したてでキラキラしてる音の数々のせいで音楽が返って流されそうになっているか。80’sのハッピーな一コマになっているか。それはそれで大切な思い出だけど、今聴くならお化粧の下をじっくりみたいと一生懸命聴きました。ありましたぶっといのが。売れなかったクローバー時代と何ら変わらぬおおらかさと共に。(山)100点 試聴はここで

ハース・マルティネス/ハース・フロム・アース
cover・・・泣けます 曲目等詳細
*不遇時代に事故で足を無くしそれでも歌を止められなかった男がザ・バンドのロビー・ロバートソンに認められてバックアップの元、デビュー、それがこのアルバムです。声はドクター・ジョンのようなダミ声ながら音楽は実にロマンチック。けっしてゴリ押ししてこなくてそっとそばにいてくれる感じなのです。バックのロビー、ガース・ハドソン、チャック・レイニー、ラス・カンケルも実に控えめながら的確に彼をサポート。まさにこの時代だからこそ出来た奇跡。優しさのかたまりのようなこの音楽は最近日本のTVドラマで使われて少しだけブレークしたようです。なので日本盤のみが現在入手可能。日本人で良かったなぁ。(マ


<2回目>
口コミってやつがまた注目されてるようで。
何だスーパーブロガーかウルトラブロガーか、何だったっけ呼び名忘れた、ともかくアクセスの多いブログの管理人さんを企業が招集してどうぞうちの商品を取り上げて下さい、何と書かれても結構ですってば、美味しいもの喰わせてくれたり頂けたりするってのをTVで見ました。
うちにはとんとそんな美味しい話はねえなあ。ロックバルーンは99。

プア・ブロガーに要は無いわ、しっしっし。てね。

しかしまー、口コミってのが仕掛けて広められるって思ってるとこがムカつくわ。企業は永遠に収益を増大させねばなりません。その為には倫理など道徳など尻ません。そうしなければ株価は下がり調子の良い企業とか金で生きてるファンドに買収されてしまいます。
それがアメリカ型社会ですんではい。
って、やだねえ。やだやだ。
人生、利用する、利用される、いやお互い持ちつもたれつでんねん、お主もワルよのう、そんなことするお父ちゃん嫌い!何て言われてる内はまだマシで今に、さすがお父ちゃんうまいことやってるねって、いやお前もそう生きろなんてぇことになるのか。

つまらん。そんなん。

生きてく為に金稼ぐ為には否応無くそんなわかっていても嘘付かれる状況で過ごしておるからの
音楽の世界だけはほっておいてくれ。
好きなものを好きなだけ聴く。
惚れたものを惚れただけ讃えさせて貰う。

そんなんでやってます。

そりゃ一応、アマゾーンのリンク貼って紹介料頂いてますが。月1億くらい。
うそぴょん。
な訳で広告だらけになる無料HPスペースが嫌いなんで、有料のを借りてますが、ちょうどそれが払えるか払えないかくらいです。
こないだの6月5日で7年目にはいったんすが、終始そんなもんす。
アフリエイト地獄修羅道に入ればどうかわからんが、普通にやれば儲けることなんか不可能ですんで、はい、これから始めようとなさる方、変なメールとかの甘い文句に騙されにならぬよう。だいたい上手い話は人には教えん。儲かるものは黙ってやってるだよ。

だから、続けるためには阿呆道に入るしか手は無しだな。

ネットがこないになる遥か昔、このサイトの主人公時代には、マジで口コミがありました。ロック雑誌が売れたのも情報が欲しくて欲しくてたまらんため。ミニコミがやたら多かったのも。それで取り上げられて無いものは、マジで口コミでしか知る手立ては無かったのだ。
そんな口コミ盤の代表格が、この

ハース・フロム・アース
ハース・マルティネス氏、75年のデビュー盤です。

誰も誰だか知らなかった。そりゃそのはずでデビュー前は、コインランドリー・ミュージシャン。家族だけしか応援してくれなかったって。
ウケを狙ったかそのコインランドリーで暴れて、機械に巻き込まれて、足を失くしてしまうって泣くに泣けない不幸も。
それでも諦めず、貧相なテープレコーダーに曲を吹き込み吹き込み、通いの楽器屋さんに持って行ったのが運の始まりだと聞いてます。
って話は2ndのとこで書いたか。
その盤が日本に渡った。
輸入盤屋さんで、まず、プロデュースがロビー・ロバートソン!!あのザ・バンドのー。ああ、ガース・ハドソン氏もいる。あ、チャック・レイニーちゃんも。誰なんだこの変なおじさんは。

何しろジャケがこれすから。

海からぬおーっとあっと驚くタメゴロー。裏では上陸し、ワカメだらけ。
何?この写真を撮ったのはノーマン・シーフ氏!!
まず聴いたのはお店のご主人だな。「こ、これは・・・」とたまげてお店のリコメンドに。好きじゃ無きゃやっていけませんレコ屋さんですから。
それ見て勇気出して買った人、聴いて・・「こ、これは・・・」。数少ない同胞に言う。
「こ、これは・・・」の嵐が吹き荒れて、そもそも数少ない輸入量、あっとゆうまに品切れとなって幻さんになってしまった模様です。
買った人の中には、昨日感謝のティン・パン・アレイの皆さんも。即座に惚れてパクった。
パクちゃったら、パクリましたってあんまり人には言わないわなあ。言ってた気もいたしますが。それほど惚れられたわけで。

さあ、これからはマジな口コミだよ。
なんてたっていまだに本国では何やこれ状態らしく、あのユー・チューブにも動画の”ど”の字も無く、あのウイッキーのペにも資料が無い。
試聴さえ出来るとこねえ。
それでも昨年ニホンでのみまたもや再発されたのだ。神ジャケ。まだ買えるぞ。アマゾン・ランキングで107,363位だ。
乱暴にいやあ、アメリカの男ユーミンです。
音楽の基本は、アメPOPに絡んだジャズとボサノヴァの人生。友だちいない研ぎ澄まされた己のみの視点の歌詞。
ニワトリのクビを締めたようなガラガラ声。極上のメロディ。それでたまらなくロマンチックです。
ルックスもまたxxxなんて死んでも言えません。
この繊細なチャーミングはアメリカ人にはわかるめえ。特に今の米人には。
それでは
娘さんが書いたイラストと共に、何やらキムタクのドラマに使われたとも聞く

オールトゥゲザー・アローン

こんな歌です。


それは来た
それは来ました 盗人のように その夜に
僕はたまたまその時窓の外を見てたんです
誓ってもいいすが、それはこの世の物と思えんほど眩しく
マン、僕は光を見たんだ 窓の外で
それは浮いてました
隣の家の上に

僕は凍りつきました
石みたいに凍りついた
一人ぼっちで
マジです 髪の毛が総毛立ちました
そしてくわばらくわばらと祈るしか出来ず
何とか電話までたどり着いた
でも電話は通じず
そしたら火の玉は赤く変わったんだ
声が頭の中で鳴る
言うんだ「ボス”フレッド”、ベッドに戻りんしゃい。これからはずっと
君は見れるようになるよ
今から君はまるっきし平和と調和で暮らしていけるようになるんだ
まるっきし一人ぼっちでどうしょもなくても。」

それは来た
それは来ました 歌のように
昼間には まるでウキウキしちゃうような気持ちでいられました
宇宙を漂い高く昇って
まるで漂う言葉のように
全開の恋人たちのように
その時はまさに始まったです

僕は凍りつきました
石みたいに凍りついた
一人ぼっちで
マジです 髪の毛が総毛立ちました
そしてくわばらくわばらと祈るしか出来ず
何とか電話までたどり着いた
でも電話は通じず
そしたら火の玉は赤く変わったんだ
声が頭の中で鳴る
言うんだ「ボス”フレッド”、ベッドに戻りんしゃい。これからはずっと
君は見れるようになるよ
今から君はまるっきし平和と調和で暮らしていけるようになるんだ
まるっきし一人ぼっちでどうしょもなくても。」
まるっきし一人ぼっちでどうしょもなくても。
まるっきし一人ぼっちでどうしょもなくても。

ららららら ららららら ららららら


2曲目は
ウインター・アゲイン


また冬がやって来た
そして街は寒くなっていく
俺はまだ貧しい男
たった一つ違うことは 歳取ったってことかな
また1年 また1日
誰かが言ってくれる
明日はもっと寒くなるよって

気にしないでくれ 友よ
俺は別に気にしちゃいない 歳を取ることを
俺はベテランさ
歴戦の猛者
悪い時だって切り抜けてきた
不平なんか言うこと出来ないんだ
見てくれよ この天国のカケラみたいな雪を
俺の肩に積もった

子供の頃 俺は泣いた
何とかやっていこうとして
夏が来るまで絶望的に
それはどうしょもなかった

そして今、俺は大人だ
でもガキでもある
いいことも悪いことも丸呑みして
笑ってやり過ごす
そばでは天使が導いてくれるしさ
俺たちが辿った一歩一歩は
多少なりともかなりな距離になったよ

また冬がやって来た
そして街は寒くなっていく
喜び以上のものは
誰かに手を貸したり 肩を貸したりすること
うろついてる俺を見つけるのは簡単
俺は中途半端に若く 中途半端に老けてる男さね

いい気分の時もある
弱音吐きたい時もある
あんたが多分言うところのルンルン気分ってのとは言えない時も
でも一切かっさい 俺は不平言うこと出来ない
お空の虹を見てご覧
街のうしろにかかってる

子供の頃 俺は泣いた
何とかやっていこうとして
夏が来るまで絶望的に
それはどうしょもなかった

また冬がやって来た
そして街は寒くなっていく
雨が降り敷く 鐘の音のように
そして霜が銀色の姿を見せ
風がお構い無しに俺の顔を殴る
雪を見てご覧
まるでコートをかけてくれるみたいに俺の肩に積もっている



こんな歌があと11曲。
この盤に入っています。(山)
/お勧め!/200点

ハース・マルティネス/Big Bright Street
cover・・・泣きます 曲目等詳細
*裏ジャケで「やったー、2nd出せたぜー。」と万歳してるこの人間亀の子タワシ人間のこのおじちゃん。誰かとゆううと、うーんと、ロス出身の歌うたう人です。1stの「オールトゥゲザー・アローン」が噂によりますとキムタクのドラマ「ギフト」に使われ、韓国ドラマにも使われたらしい。77年当時は地下人気だった方が、92年に復活、プチブレークして来日までしたんだから世の中捨てたもんじゃありません。で、ブームになっちゃうと当然あっとゆうまに前にも増して忘れ去られちゃうのも世の常。CD廃盤になりーの、もう二度と出ないのかと思ったら・・・
出ました。
いいものはしぶとい。特にこの2nd。絡み無いんで「ふーん」状態だもん。
私にとって忘れようにも忘れられない初遭遇盤。例えれば「明日なき暴走」クラスに夢中になったレコードなんです。
45年生まれ。もう30歳になろうかって時までひたすらてめえの音楽をやってた。そんな73年頃、馴染みの楽器屋さんの親父、ノーマン・ハリス氏の紹介であのボブ・ディラン氏と知り合い、ぞっこん惚れこまれ、ザ・バンドのロビー・ロバートソン氏に紹介され、ぞっこん惚れ込まれ、ぜって自分でプロデュースやると1stリリース。全く売れない。しかし当然の如く2nd出せ出せ。今度はロビーさんがラスト・ワルツでどうしても関与出来ないってんで旧知の仲、ジョン・サイモン氏に製作を依頼、地位を利用して金に糸目を付けず完璧な盤を作っただよ。しかして全く売れない。
レーベルはパーム・トゥリーの西海岸楽天地、ワーナーブロ。
夢の共演、ウッドストックとバーバーンク・サウンドの合体です。人の為す音楽の最後のピンク色の家、音楽が大きくお金産業になろうとしてたこの時、そしてぶち壊し屋さん達が東方面で蜂起して来たこの時、もうこんなレコ出せるのは最後かもしれんとみんなが思ったのかもしれません。
何しろ顔はほれこの通り。声も究極のウンコ声。ドクター・ジョン先生の首を絞めて歌わせたのごとく。POPも何もやれるのは自分の音楽のみ。
それはジャズ、ボサノヴァ、LAの空気。トレンデー・ドラマに使われたくらいですから、風情はおされです。メロディも何て美しいのでしょう。
これで二枚目、カッコも素敵でダンデーさんがやったらぶっ飛ばしたくなるは必定だけんど、このキャラ&声だもん。嬉しくなるしかないじゃあーりませんか。とゆう私も最初買う時は勇気行ったです、はい。昔は試聴なんか出来ない(特に輸入盤は)もんなあ。
バック・ミュージシャンは噂を聞きつけわらわらとやって来てくれました。普段銭金おじさんな人たちも銭金抜きでやりたくなるてば。
亀の子タワシ同盟、まるで従兄弟のドクター・ジョン・マック・レベナック先生はせ参じ。夢の共演。
亀の子タワシ同盟、ザ・バンドのガース・ハドソンおじさんも、一発でわかるあのアコーディオンで天国のような調べを。
ドラムスにはスティーブ・ガッド氏、まだナチュラルだった頃のジム・ケルトナー氏!
ベースにはLAの親分、マックス・ベネット氏とジャズのにょみーん親父ロン・カーター氏、ジョン・シーグラー氏他。
苦楽を共にしてきたバンド仲間のビリー・ダーネル氏、キース・クリーガー氏は真ん中で支えてる。
さあ、歌ってもらいましょう
ビッグ・ブライト・ストリート

沢山のお目目がありました 今夜の空には
沢山のことがありました 月の光の下で
通りには沢山の火があり
光り輝く大通りには沢山のものがいたんです

私は彼女のとこに行きたくなりました
彼女が参っちゃってるんじゃないかと思って
飛んで行ければなとも思いました
高くたかーく
空に溶け込む鳩のように
私は頭から落っこちました
死んじゃったかと思ったよ

電話でもって 彼女に電話をかけました
彼女は一人ぼっちじゃありませんでした 笑っていました
言いました。「もしもし、誰?」 私ときたら「僕だよ。」
彼女は言いました。「僕って誰よ。」 私ときたら「僕はブルーなんだ。」

君に電話をかけたいような気分になりました
君が参っちゃっているんじゃないかと思って
彼女は言いました「別な電話がかかってきたわ。後からかけなおすから
番号と名前を秘書に言っておいてくれたら、用が済んだら彼女にかけさせるから。」

ジャズが沢山ありました 今夜の空には
沢山の虫けらがおりました 月の明かりの下に
通りには沢山のクソッタレがおり
そりゃもう沢山の出来事がビッグ・ブライト・ストリートには有ったのです。
♪(山
/お勧め!/200点 試聴はここで

ハンブル・パイ/アズ・セイフ・アズ・イエスタデイ・イズ
cover・・・江戸っ子
*気合のバンド、ハンブル・パイ。さぞかし良いのでは。これに関しては未聴なので。(マ)?

ハンブル・パイ/パフォーマンス:ロッキン・ザ・フィルモア

ハンブルパイ/キングビスケットライブ

ハンブルパイ/Thunderbox
cover・・・ブリティッシュ 曲目等詳細
*不*ハンブル・パイです。73年5月来日後のアルバム、
サンダーボックス。
殿方大喜びの鍵穴変形ジャケ。LP中袋を引っ張り出しますと「わお」。中身を聴いて作ったとは思えぬヒプノシスひぷしのすの所業だ。事実上のラスト・アルバムと申すそうです。「そうです」なんて心元無いすが、何だかわかりませぬけどパイさんには縁がありませんでした。原因は不明(^_^;)。これを聴かねばならぬとかで音楽生活送って来ませんでしたので、たどり着かなかったんだろな。再結成後のとかは持ってるのでこれはひとえに安い値段で遭遇しなかったと、多分。あはは。値段で決まる悲しき音楽ファン。今回嬉しき遭遇。聴いて悪い訳は無い。サンダーーー。

1.サンダーボックス
うぉー来たー。ロックっ!クレムソン=マリオット両氏のオリジナル。出だしの、ほへはひふひ、の発声が尋常でありません。ロックかロックで無いかを判断するのはとんでも無い声で歌ってるか否か。マリオットさんの歌は常人じゃあねえ。大好きディープなソウル大会の開幕。これがロックなのは尖がって突き刺さる声と演奏です。黒い人のは鋭くてもまろやかー。どっちがどっちって選べるもんじゃ無し。逆に演る所以だ。

2.ジーザスとグルーヴィン
ファンキーっ!ラップで絡むぞハード・ファンク。リトル・フィートが大陸で、パイが島で獲得した無二のグルーヴ。永遠の輝きぴっかり。

3.アイ・キャン・スタンド・ザ・レイン
ハイだー。オリジナルはサザン・ソウル・クイーン、アン・ピーブルズ嬢(私はいえな)。ピポパパプッポ、ポッペの妙にテクノなリフで御なじみ。ここでは無論テノク臭は皆無。とんでもねえ声でうぎゃあと歌うマリしゃん。腰溜めの演奏と溶けて絡んで鳴り響くラッパ。歌いたかったんだろな。ローウェル・ジョージ氏のソロ・アルバムでのカバーと聴き比べると楽しいです。同じ曲が演る人によって。

4.アンナ
あんなー。どっかで聴いたことがあると思ったら、ビートルズ「プリーズ・プリーズ・ミー」アルバム。オリジナルはアーサー・アレキサンダーおじさん。これも聞き比べで楽しむ。どんな曲でもうぎゃああんなあああぁあ。ソウル持ちロック。

5.ノー・ウエイ
オリジナルです。ニュー・オリンズ・スタイルのファンク。ミーターズ!。聴いてたんだなあ。当然同じものを見てたZEPとシンクロ、より現地の臭い強し。好きだからもうたまらん。バックのハープがどろどろ。

6.ラリー・ウイズ・アリ
オリジナル。モハメド・アリ氏への応援歌だそうです。蝶の様なフットワーク・リズム。当然ファンク。跳ねる弾ける。サンダーボックスとは正に言いえて妙のアルバム・タイトルかと。紛れも無く74年に出す音だと思う。

7.ドント・ウォリー、ビー・ハッピー
同名の軽妙楽しいヒット曲がありました。誰だっけ、あれ歌ってたの。むー、すまん。思い出せぬ。それとは全く逆、重くて粘って捏ねてるファンクでソウルでロックな曲。♪はぺーーー、って、ひゃあああってオルガンが。ががががってギターが。どたんずどんってドラムが。ぐごんずずんってベースが。うぎゃあって歌が。

8.99パウンズ
赤コーナー、99パウンズうう。ってちょっと軽すぎるレスラーには(^0^)。出だしの、おうお、の掛け声でもう勝利確定ソング。サビのキャッチーさにやられる。何なーパンでねっちょぼんるーね、何なーパンで剃る、てね。当然自らブラックベリーズのお姉さん方に紛れ込ませて貰って歌う。蹴飛ばされて追い出されるな。

9.エヴィリ・シングル・デイ
クレムソン氏作。超低重心ファンクでハードロック。ぎゃおとぎゅうぃーんとどんたか。3つが有れば他はいらぬわ。

10.ノー・マネー・ダウン
チャック・ベリー氏作。へいユーで左とん平なブルースっす。かかってきなさいのでっかい懐。相手にマワシは取らせません。

11.ドリフト・アウエイ
73年のドビー・グレイ氏の黒のヒット曲。これ歌ってるの誰だろう。ライナーではベースのグレッグ・リドリー氏では無いかと書いて有ります。歌いっぷりがドビー氏にそっくり。カラオケでオハコ曲だったのかも。ロッド・スチュワート兄貴もアトランティック・クロッシングでカバーしてます。名曲ですから。

12.おー・ラ・ディダ
70’sスタックスの看板、ステープル・シンガーズのおハコ曲のカバー。歌いたかったんだろなあ。あっちは凄いです黒女3+黒おじさん1の大迫力。パイさんはマリしゃん+ブラックベリーズ。どっちがどっちなんてえいえねえ。こっちも大迫力。何か最近CMで使われた気がするのですけど。

ジャケのおかげで勢いで買ってしまった殿方、もしくは淑女の皆さんも大満足、この寒い冬を間違いなく吹き飛ばす熱あつでござる。遅ればせながら私も参加させてー。(山
/お勧め!/150点 試聴はここで

ハーパース・ビザール/Feelin' Groovy: The Best of Harpers Bizarre
cover・・・
ワーナー・ブラザース 曲目等詳細
ヴァン・ヘイレンを見出した男そしてドゥービー・ブラザースを始めとするワーナーの諸作のプロデューサーとして切れの良い音楽を我々に聴かせてくれたテッド・テンプルマン氏がヴォーカル、ドラマーとしておったバンドがハーパース・ビザールです。私もそのシャキシャキとした豪快さに惚れて高校生の頃、2年くらいだったかな、ワーナーの名盤復刻シリーズで出てその2ndアルバム、どんなんだろうって聴いたらあらーびっくり。印象とは180度違う心優しいぽっかぽっか音楽。最初は戸惑ったけど繰り返し聴くうちにはまっちゃった。それはもう擦り切れるほど聴いちゃってすっかりお宝に。それがいわゆるバーバンク・サウンドとかソフトロックとか言うのを知ったのはだいぶ後のことなんですが。なにしろその盤があまりにも好きだったもんで逆に他の盤を買う気が起こらなかった。ほんと長いこと。意を決して次に買ったのがこのベスト盤。CD時代になってからです。タイムラグ何と20年じゃ。ははは。
 時は1966年春、ワーナーの若き青年社員プロデューサー、レニー・ワロンカー君。ハリウッドから会社のあるバーバンクに向かう車中、サイモン&ガーファンクルのニュー・アルバム「スカボロー・フェア」のCMをラジオで聴きました。その中でちょっとだけ流れた「59番街橋の歌」が気になってしょうがない。ところが早速LPを買って聴いてみたら何と1分半しかなくて。何とか自分でシングルにしたいと考えて新しい構成を思いつきました。それをかねて子飼いのサンタ・クルーズ出身のバンド、ティキスに話してやって貰うことに。あのリオン・ラッセルおじさんの力を借りたりして出来たシングルが完成。ただあまりに従来ティキスがやってた音楽と違うのでここは新しいバンド名にしようと。悩みに悩んで友達の女性に電話したワロンカーさん、ハーパース・ビザールとゆうイカして洒落たバンド名を授かってしまいました。さあここにバーバンク・サウンドの最初にして最高の結集体が発進!問題は売れるか。英米共に大当たりしてしまいました。後はもう、何々面白そうなことやってんじゃんとぞろぞろ集まってきた若き才人たち。ランディ・ニューマン、ヴァン・ダイク・パークス、ニルソン。混ぜて混ぜてと曲提供、サウンドいぢり。欧州でクラシックをロックに取り入れて新たな展開をしたのがプログレならこちらは古き良きアメリカ、ハリウッドの古を若人が想像で再構築、書割セットでパラダイスを作ったのがこの音楽かと。肌触りはあくまでソフト、優しいながら中身は燃えてたぎる情熱の塊。こちらも立派なプログレだー。聴けば聴くほどそれに答えてくれます。何よりも曲が素敵すてき。各スタッフが自分達の道を見つけて新たに出発したころスパっと止めて去って行ったハーパース・ビザール。どかでんとアメリカ・ポップスの歴史に名前を彫刻刀、形がUのやつでぼりぼり刻んでいるはずです。もちろんあっしの右脳の音楽部位にもしっかりと。(マ)
/お勧め!/120点 日本盤

ハーパース・ビザール/シークレット・ライフ
・・・
ワーナー・ブラザース
*私としてはエニシング・ゴーズの方がお勧めだけどもちろんこれも良いよ。ベストならすぐ手に入ります。(マ)/お勧め!/94点

ハーパーズ・ビザール/エニシング・ゴーズ
cover・・・バーバンク 曲目等詳細
*そうだよ。クリスマスが来るんです。
何でも正月も節分も廃れた荒廃の団欒日本において、唯一家族で全員行う行事がクリスマスなんだそうで。
誕生日以外に意味無く貰えるプレゼントとケーキ。
キリスト様はどっかに飛んで行ってもサンタが何者か知らんでも目出度いものは目出度い。
長蛇の列がケンタッキーに出来、我が家は並ぶ根性無いすから自前で鳥足揚げるんだよ。フライパンで出来ます。美味いのが。
そしてその時には麗しの音楽。これです。

ハーパース・ビザール

黄金の60’s、世はサイケだニューロックだと進歩進化に一直線だった時、古いものこそ新しい、ヤワなものこそハードだと逆らった
アメリカはカリフォルニアの連中。
つうか
元々は地元のビートルズみたいな音楽をしたいなあって若人を変な兄さんたちが寄ってたかってそそのかし、こんな風にヤクザなナイスガイにしちまった。
その変な兄さんとは、ワーナー・ブラザース・レコードの若くしてお偉いさん、レニー・ワロンカー氏。
映画が主役のワーナーだってことをいい事に好きなことが出来たんだと。
そして類は友を呼ぶその舎弟は、
スマイリー・ヴァン・ダイク・パークス氏、
永遠の毒ラグタイム王・ランディ・ニューマン氏、
きらめくニック・デカロ氏。

シングルのサイモン&ガーファンクルの曲のカバー”フィーリン・グルーヴィー”がまたヒットしてしまったものだから
ズニ乗りました。

古くてプログレシブ満開の2ndアルバム

エニシング・ゴース

ワーナーのあのファンファーレに乗って飛び出すはノイズ・スクラッチ入りのご紹介、そしてテーマ曲
Anything Goes
ミュージカル王、コール・ポーター氏、1936年の名曲です。



古き時代 ストッキングちらり
それだけでショッキングなことに見えたのさ
今は神のみぞ知る

時は過ぎ去りし

良い作家だって 一度は素敵な言葉を知っていた作家だって
今は4文字言葉しか使わない
変な文だね
時は過ぎ去りし

世界は今日もどんどん狂っていく
そして今日は良いものは悪いものになり
黒が白に変わる今日
こんにち大体の男どもは 女性たちの賞品になって
ただの阿呆なジゴロになってる

とは言っても僕はとんでもないロマンチック野郎じゃないよ
僕は君たちが答えざるを得ないことはわかってる
僕が求めたら

時は過ぎ去りし 過ぎ去りし 過ぎ去りし
時は過ぎ去りし 過ぎ去りし 過ぎ去りし

ただ思ってご覧 そんなショックを君が受けた時の事を
君がいただいたパンチのことを
君が貰ったブルースのことも
ニュースのことも
そして厄介ごとのことも
もしオツムを君がいただいたなら
あの小さなラジオから

とは言っても僕はとんでもないロマンチック野郎じゃないよ
僕は君たちが答えざるを得ないことはわかってる
僕が求めたら 僕が訊いたら

時は過ぎ去りし 過ぎ去りし 過ぎ去りし
時は過ぎ去りし 過ぎ去りし 過ぎ去りし



昔から同じことを思ってたんすね、みんな。
少なくとも1936年からすうっと世が悪くなって行ったとすると今なんかもう
これは地獄だ地獄に違いない
ってば、浅川マキさんの世界だ。こわ。

って曲をやわやわに歌います。

そんな中、何の違和感無くランディ・ニューマン氏の
「彼女の人生で最もでっかい夜」があり
もうそれはチャーミングな
「ポケット一杯の奇蹟」・・・
アグネス・チャンちゃんの歌ではないよ。クリスマス・ソング。



P 現実
D 興味ないね
愛はこれから来る人生なんだ
僕はポケットいっぱいの奇蹟を持ってる(全部)
ポケットいっぱいの奇蹟と一緒(まだまだ)
一日にちょこっとの奇蹟が僕は欲しい

T トラブル 多少の
B 悩ませる僕を
陽が輝いていない時に
でもポケットいっぱいの奇蹟があるから
ポケットいっぱいの奇蹟と一緒だから
世界は輝いて ぴっかぴかのリンゴみたいで
それは僕のもの 全部僕のもの

僕はソリのベルが鳴ってるのを聞いてる
5月の真っ最中だとゆうのに
雪の周りをワーイと廻って
とてもいい気分、クリスマスが毎日みたいだ

L 人生はメリーゴーランド
F 僕が言えるとすれば
で、無料で乗り放題さ
だから君が落ち込んで、ツキから見放されても
僕にはポケットいっぱいの奇蹟がある
そしてあまりにいっぱい奇蹟があるんで
君と僕にはそれで充分なのさ

僕はソリのベルが鳴ってるのを聞いてる
5月の真っ最中だとゆうのに
雪の周りをワーイと廻って
とてもいい気分、クリスマスが毎日みたいだ

僕にはポケットいっぱいの奇蹟がある
でも一つだけそのミラクルをつまむとしたら
僕の一番好きなミラクルは、君が僕を愛してくれることだよ



まー、後生楽な人の歌でして。米ではこの類の歌を、ギャギャソング。お気楽小唄と申すそうです。
聞くところによりますと米人の遺伝子には逆境にて落ち込まないものが組み込まれているそう。
東洋人はその数が一個少ないそうです。
であるからとんでもないこともし、それでもあれなんだな。
ジャイアンみたいだとも言える。

そしてこのアルバムだけに入っている、ベストには入っていない名曲、
ランディ・ニューマン天使の”スノウ”。
これ聴くために買ってもオツリは倍になって毎日がクリスマス。

B面には、禁断のフランス語歌、エディット・ピアフ嬢の”ミロード”も有り、
プログレ・カントリーも有り。

いつまで経っても古くなりようがありませぬ。
だって
最初からヒス・ノイズ入り。

リード・ヴォーカルはテッド・テンプルマン氏だよ。
後にあのヴァン・ヘイレンでキレのプロデューサー。

時は過ぎ去りしものだ。(山
/お勧め!/150点 試聴はここで

ハウディ・ムーン/ハウディ・ムーン

ハングリー・チャック/ハングリー・チャック

ホットハウス・フラワーズ/ピープル

ハートブレイカーズ/L.A.M.F.

Heart/Dreamboat Annie
cover・・・ばかロック女王 /ばか/ 曲目等詳細
*80年代のアメリカ芸能ロックで大成功のおかげで身も人気もビッグネームになりましたハートさんの1stアルバムです。アメリカは西海岸の北の方、シアトルで結成されて、あれシアトルちゅうとイチローのマリナーズのとこか、弱小レーベル、マッシュルームでデビューしました。何せ弱小ですから売り方が無茶苦茶、この盤のジャケも女二人姉妹ーてんで、んにゃセクシーなら売れるなとこの有様、お二人さんやでやでたまらなかったらしくこの不機嫌な顔を見給え。我慢せねば芸能界入りは出来なかったのね。魂を売ったな<[~O~]>hahaha。肝心な音楽の方はとゆうとレッド・ツェッペリンのそれはもう大ファンだったとゆうことで思い切りそうしたいなが出ています。悲しいかな海を渡り大陸を横断する間にゼップさん変貌してしまい歌も顔がクリソツなのでどうやってもジェファーソンスターシップのグレース・スリックさんになってしまい、おまけにちーとも似てない妹さんはこの当時生ギターしか弾けなかったようでバックには常にじゃかじゃか鳴っているのだ。ところがどっこい音楽とは不思議なもの。その著しい不利?が功を奏して見事にハートならではのオリジナル・ロックが初手から完成しております。まったくばかロックの女王。いもさが突き抜けて快感に変わる瞬間が1曲目のヒット、マジックマンからたっぷりと。終わりそうで終わらなかったりの仕掛けが嬉しくてたまらないので21世紀の今でも喜んでしまう次第。その他ここで何でフルートソロかああ、とかおお海岸じゃ海岸じゃとかのムード満点SEとかたった今ロバート・プラントのマネしてただろうがぁのエルトンかジョニ・ミッチェルさんかちゅうポップ曲ありとかの突っ込みどころ満載。曲も粒が揃って楽しめること請け合いのアルバムであります。何ともはや説明しにくいけどこの必死さととっちりかり方と田舎っぽさの魅力は少なくとも80’s大成功の時のやけにずうずうしい風情の音楽より何百倍も魅力的だよな。(マ)/お勧め!/95点

ハート/ハート

ヒューマンリーグ/DARE!
cover・・・エレクトリック・ポプ 曲目等詳細
*誰!って覚えてらっしゃいますでしょうかヒューマン・リーグ。エレクトリック・アバと賞され?10.の「愛の残り火」で世界的ヒットを飛ばしたバンドであります。まーこのアルバムを最初に聴いた時はたまげたもんで、元々赤の広場東欧風エレクトリックをやってた連中でしてキャバレー・ボルテールとかのライバルだと思ってたからこれはアングラだあな。それが二人メンバーが抜けての3枚目、大イメチェンです。何が起こったのか音楽の神様がビタっと降りて来ての全10曲奇跡のような名曲だらけ。サウンドはそのアングラ時代も冴えてました。絶望とわかっていながら進む果てしなき電気蟻の一向てなもんで暗さが心地よい切れの世界。でもなあメロディで来たことは一部を除いて無かったなあ。それがどうです。およそ少しでも才能を持ったミュージシャンたつもの一生に何回かは自分でもわからぬうちに曲ががんがん出来ちゃう時期があるもの。それがこの時だったんだろと。きっかけは新しい楽器とか人と出会うとか手に合う録音機材入手とか何とも言えぬ時代の空気後押しとかだけどこの場合は多分全部だわ。この時期アナログ・シンセも急激に進歩してシーケンサーが丁度大活躍しだした頃。ヒューマン・リーグつうとニュウエイブ界でも名高きライブ下手っぴバンドでして基本的には楽器は出来なかった連中かと。また練習する気も全く無し。ただ頭にはアイデアてんこ盛り。な人間が音楽実現出来ちゃうのが自動演奏(シーケンサー)てなもんで素敵なオモチャ貰った子供じゃないけどもうきゃっきゃ言っちゃっていぢってたんじゃないでしょうか。わしもそうだったから気持ちよーくわかる。そして81年とゆう特殊な年だな。ピストルズがパンドラの箱引っくり返してから5年ほど経ったこの時期、手探りで何か今まで無かったことをやってやろうと始めたことが続々成熟実を結んで名盤が数々生まれた年であります。ヒューマン・リーグのこの音はどっから来たのか。ウルトラヴォックス!(元祖)が始めたグラマラスなエレクトリック・ポップの子供であることは間違い無し。それをゲイリー・ニューマンがぬめっと継承して成功、ヴィサージュがカラッと継承して成功、そしてこの連中がぬめっとカラッと継承してそれこそアバの道も覚悟のポップ開き直りと子供の頃からラジオでがんがんかかってたモータウンのメロディに寄り添うファンクとがガチっと噛みあってこないなりました。またこれが本人達も想像してなかったであろうレベルまで行っちゃったもんだからそりゃあ大ヒットするわな。エレポップなんか嫌いだけどこれだけは好きってなことが起こる盤です。化粧をしてもどっか失敗してる感の容貌も良し。退廃ヴォーカルにしようとして呑気になっちゃった歌声もよし。英国伝統素人女性コーラス隊も最高。絞り込んだ音数の人肌シンセの音色もワンダホー。てなもんでエヴァーグリーン。レベルを超えてますので古くなりません。作る前フィル・オーキイ君の頭の中で一瞬にして完成した盤が見えておった模様。いささかの迷いも無くこの大きい盤は出来ました。(マ)/お勧め!/100点 日本盤 試聴はここで

ホルガー・シューカイ/ムービーズ
・・・ヴェリー・キュート 曲目等詳細
*リズムの嵐が英国を吹き荒れている中、欧州ではその英国パンク勢が憧れていたドイツはCANのメンバー、ホルガー・シューカイさんはこんなかわいいアルバムを作っておりました。かんたるーし〜〜〜あ〜〜で始まるペルシアンラブでお馴染みムービーズ。その曲は日本でもCMで使われたことがあるんでシュウカイ?誰だーって方も曲を聴けばああこれかーと覚えていらっしゃるかも。CANと言っても愛は勝つでは無いことは確かでダモ鈴木とかヨーグルトみたいな名前の人がおった魑魅魍魎バンドでござりました。その後初のソロでありますここでシュウカイさんがやっておるのが偶然にも同時期海の向こうでイーノ&デビッド・バーン両氏がやっていた事と同じ市井の声を己音楽にのせてコラージュした音楽。これがまたえらく心地良いのです。音は優しく心安らぎかつどわどわっとパワーが湧いて来る。不思議でしゃあないのがこれはあれだいきあたりばったりに作ったのか?はたまた計算されつくして作ったのか、あまりに気持ち良いので思っちゃうのですけど、想像するに最初は確実におーいえで思い付いて作ったベーシックトラックに面白いなと録り溜めておいた素材テープをラジカセがなんかで流してリアルタイムで合成、さらに演奏もやっーと足して短時間でやっちゃった。偶然やひらめきでマジックが充満したデモテープが最初に有ったのでは無いかと。問題はその後でその鮮度を失わないまま、何つったってサンプラーなどまだ存在してない時代ですから根気良くテープ切り貼りして完成させる。さすがにへこんだようでもう駄目だーと思う事108回、その時激励したのがウルトラヴォックスのジョン・フォックスさんとゆうええ話も有りで涙を流しながら聴きます。奇跡のようにキラキラしてます。圧巻はやっぱりペルシアンラブ。このポップ感はいったい。怒涛の様に展開して最後になだれ込む様は正にムービーズ、六分でドクトル・ジバゴ一本分の映画を見たかのようで。クール・インザ・プールのそよ風ファンクも神様俺に金をクレーもほんとそうだそうだ、ハリウッド・シンフォニイの壊れそうで壊れない風情もどこをとっても美味しいとこだらけ、日本にとっても興味のある方らしいと聞きました、さすればこれは日本庭園の石配置音楽か?細部を見ても一見意味わからずでも全体を眺むれば何故か納得、感動の嵐で...うーん稀有です、他では味わえません。ジャンルわからんし、んなことどうでもいい。でしょ?(マ)/お勧め!/100点 試聴はここで。

ハーマンズ・ハーミッツ/ベスト・オブ・ハーマンズ・ハーミッツ  <ご投稿エントリー>

Howlin' Wolf/Moanin' in the Moonlight
cover・・・丹下段平 曲目等詳細
祝どっかの雑誌で選んだブルース・アルバム部門第1位。やっぱこれだわ。ファンなのでこうゆう時だけは素直に喜ぶ。この前書かせていただいたリアル・フォーク・ブルース・アルバムもリリース順だと最初に出たロッキン・チェア・アルバムも甲乙付けがたくモーンな一品だけどこちらにはこのジャケットがありんす。狼少年ケン・ジャケ。音楽はもちろんまず中身なのは間違いありませぬが装丁だってぐーんと気分がアアッパーとなりますから大事だと思います。体重300パウンド。本名チェスター・アーサー・バーネット。10年生まれで百姓をやりながら歌い続けて各地を転々、51年に暴力夫凶悪ギタリスト、アイク・ターナーの紹介でチェス・レコードと契約、1.と2.はその時のメンフィス録音です。以後シカゴにてマディ・”デカイイチモツ”ウォーターズの一のライバルとして君臨し続けた次第で。ハモニカを吹きつつがなる。どこが好きだって言ったってこの声、ロック人間ならドクター・ジョン、メガデスのデイブ・ムスティーンでんがな。直結する浪曲声。早い話がリアル・フォーク・ブルース・アルバムで書かせてもらったように丹下段平。しかも酔いつぶれた時の。そりゃブルースだけどあれだこうなるとロックだ。声だけでPIL、メタルボックスに対抗できる代物だし。暗闇度でもほぼ互角。先人にこないな強力な人がおるといくらタックル、カニバサミ仕掛けてもビクともせんので非常に困る。ここは知らなかったことにして己しなければ。知ってしまった日にゃあさらに困る。やりたくなって。かなわんと知りつつ挑戦し続けたロッカー数知れず。かのローウェル・ジョージ氏もその一人だけどあの人はもうしゃあないわと少しだけどっぷりやらせて貰って後はひらりとかわしました。かのように毎日朝から晩まで浸っていたくなる衝動もそれしてしまうとさすがにやばいかも。しかるにたまに浴びてここまで来ると最早異次元の世界の業を味わうがよろしよ。何とも嬉しいことにCDでは次のロッキン・チェア・アルバムと2in1だとか。何とも嬉しくないことにこれだけのでかいジャケで拝めない。うちにあるアナログだと裏面は狼どアップ。そして英文の燃えてるライナー付。CDだとどうなのだろう。載ってるのかな。とにかく買ってしまったら知ってしもうたらどでかい存在にならざるを得ない音楽だと思うのであり。渋くない最高のインパクト・ロックだと思います。え、渋いんですか。渋くなどさせてたまるものか。 (マ)/お勧め!/120点 試聴はここで。

Howlin' Wolf/Howlin' Wolf
cover・・・丹下段平 曲目等詳細
*シカゴ・ブルース一、ボボ・ブラジルな男と申さば、このハウリン・ウルフ父さんす。その「月に吼えろ」アルバムと並ぶ金字塔、2ndアルバムがこの

「ハウリン・ウルフ」
通称「揺り椅子アルバム」。

これがまた座るとケツが痛そうで、腰掛けて歌えばあの塩辛声の塩分も増そうってなもんだい。収録曲はブルース・クラシックばっか。作は名匠ウイリー・ディクソン師中心でベースも御大、ギターはヒューバート・サムリン(いえー)、ピアノはオーティス・スパン(いえー)。ブルース・クラシックと同時にロック・クラシックでもあるぞ。「レッド・ルースター」、ストーンズご用達です。「スプーンフル」、クリームです。「バックドア・マン」ドアーズです。何故にこの蒼々たる面々が夢中になったか。果ては一大ブームとなったか。一聴すらば、まあ好き嫌いは別問題として納得せざるを得ないかと。何しろこのこの世に生息する生き物とは思えぬ声。さらに何なんだこの空気は。耳から音が入ってくるたびに体が真っ黒になっちゃうぞ。日焼けサロン入らず。それがまたそうです、かっこいいのです。渋いとか御託は何でもいいけどよう、問答無用でかっこいい。かっこいいもんは真似したくなる。で、やる。ひえー、情け無。とか思ってもやりたいんだからしょうがない。めげずに繰り返してやらば、己は己なりのものが出来る。出来るまでやるやつは、ウルフ父さんに頭なでなでしてもらえるよきっと。
しかしまあ、ジム・モリソンさん、よくこのバックドア・マンに挑戦なさった。ここでのテイクは盤中でも飛びぬけて尋常じゃ無い声出してるもん。バックドアマンが溶けちゃってバカボンかバットマンに聴こえます。

俺はー、裏口の男
俺はーー、裏口の男
そりゃま野郎どもにはわからねえだろうけど かわいいオナゴたちはわかってくれるさ

皆が眠ろうとしてる時
俺はどこかで こっそり忍び寄ろうとしてるぞ
そうさ 朝には ニワトリが「アサー」って言うもんね
何かが俺に言いやがる 俺は行かねばならぬわ

俺はー、裏口の男
俺はーー、裏口の男
そりゃま野郎どもにはわからねえだろうけど かわいいオナゴたちはわかってくれるさ

やつらは 医者に俺を連れて行った 穴だらけにされちまった
看護婦は叫んだね 「どうか魂をお救い下さい!」
ぶち殺すためにヤツを殺したんだ 最初はな
判事の奥さんが泣き叫んだよ 「あの男を自由にしてやって下さい!」

俺はー、裏口の男
俺はーー、裏口の男
そりゃま野郎どもにはわからねえだろうけど かわいいオナゴたちはわかってくれるさ

あっちの方に立ってた 保安官のカミサンが叫びやがった
「彼をぶちのめさないで それよりか死んだ方がましよ!」
身長180cm
あんたが家に戻る時 メシを食うために ポーク&ビーンズを
俺はニワトリ丸ごと食ってる 皆が見てたぜ

俺はー、裏口の男
俺はーー、裏口の男

意味がわかる方はどうか私に電話してください(^0^)。スタイリー、スタイリー。聴いてる時はほとんど納得してしまう。

スプーンフル

そりゃまサジ一杯のダイアモンドみてえなもんかもな
サジ一杯の金かもしれねえ
お前の掛替えの無い愛はちっちゃなスプーンみたいなもんかもしれねえけど
俺のソウルを満足させてくれる

男てのはそんなのの嘆きをちょっとしか死んじゃいそうなのをちょっとしか
丸ごと言い争いもちょっとしかすくえないんだよ 小さじ一杯くらいしか くらいしか くらいしか

そりゃまサジ一杯のコーヒーみてえなもんかもしれねえ
サジ一杯の茶かもな
でもお前の嬉しい愛のほんのちょっとのスプーンは
それでも俺には最高なんだ

男てのはそんなのの嘆きをちょっとしか死んじゃいそうなのをちょっとしか
丸ごとケンカもちょっとしかすくえないんだよ 小さじ一杯くらいしか くらいしか くらいしか

そりゃまサジ一杯の水みてえなもんかもな
砂漠の砂みたいになってるのを救ってくれるような
だけどそん中の一杯のスプーンの守りは固くってよ
他の男からお前を守ってくれるんだ

男てのはそんなのの嘆きをちょっとしか死んじゃいそうなのをちょっとしか
丸ごとケンカもちょっとしかすくえないんだよ 小さじ一杯くらいしか くらいしか くらいしか


こんな歌がテンコ盛りなアルバムです。
何より嬉しいのは
裏ジャケで父さんが持ってるストラトキャスター。
うちに有る愛器と同じ型だよーーー。
当然同じ音は出ない、出せない。
まずは顔のでかさを同じにしなければ。
(山)/お勧め!/120点 

Howlin' Wolf/The Real Folk Blues
cover・・・丹下段平 曲目等詳細
だからボブ・サップぢゃありません。1950年代からシカゴにて棲息、活躍したブルース歌手さんです。名前はハウリン・ウルフ。吼える狼。だからレスラーぢゃありませんてば。にしてもリングネームにピッタリ[(^o^)]。今時いない時代劇の悪役にしたいデカ顔の持ち主です。顔に負けず声もでかいっす。シカゴ・ブルース、明日のジョーの泪橋の世界なんですが期待に違わぬ全世界丹下段平ファンクラブ御推薦の声の持ち主です。声と言えばも一人ライトニン・ホプキンスとゆうテキサスの親父の声もわたしゃ大好きなんですがあちらは力石徹声だな。マディ・ウォーターズはマンモス西。なジョーの世界のこの人のこのアルバム、55年から66年にかけてのシングルを集めたまったくもって古ーいベストアルバム。シカゴにあったブルース総本山チェス・レーベルより当時盛り上がってたフォークブームに便乗してベタなタイトルで発売したものです。なんとこれが売れちまったもんだから続編もありでCDではカップリング、非常にお得です。つーてもギリギリ入手可能状態で苦しいんだけど。題名はベタですが中身は凄いんです。でっかくて黒くてテカテカしてるの。ビックリよ。ブルース・アルバムちゅうと同じあのメロディでずっと行くんでしょと懸念の向きのお方もござると思いますがずっとあのメロディです。ははは。しかしまあこの声。これ聴いてるだけで気持ち良くなる。バックの名手たちのぐろぐろした音もありんすし。ローリング・ストーンズ他エングリッシュの連中が探しまくってこれらの音を聴き漁ったのもわかるインパクト。1.はジミヘンもやった曲だよ。9.では終了間際何故かダブになる。背筋ゾクゾク。あ、いかんずっと聴いてたらいかりや長さんの声に聴こえてきた。おいっす。 (マ)/お勧め!/120点

Heatwave/Too Hot to Handle
cover・・・英国宇宙人ファンク 曲目等詳細
ここWANTEDの欄ではなるべくまるまる一枚楽しめる盤を取り上げるようにしております。有名な人や売れた盤でもそんなのは実はそう無いんですが、これはもう正にそれ、始めから終わりまでクラクラしっぱなし。ヒートウエイブ、70’s英国のファンクバンドであります。2曲のシングルヒットでアメリカでブレーク。その二つとも私にとってベスト・ファンク曲TOP5に入ってしまうとゆう超絶もの。これは最初のヒット、ブギー・ナイツが入ってる76年の作品です。英国のファンクバンドと言えばAWBやココモみたいにパブ・サーキットの白人主導バンドが目立ちますが黒い人となると意外と目立たぬ。その中でピカイチなのがホット・チョコレートとこのヒートウエイブ。特徴は両者ともどこか変[(^o^)]。英国ですから出身がジャマイカ方面または欧州経由の西アフリカかな。歌い方が米国本場とまず違う。そして何かSFぽい。ブギーナイツのフィルムを昔見たのですが宇宙人ルックとゆうかもうこいつら宇宙人なんじゃないかいのと本気で疑う服装センスでしてEW&Fやファンカも変だけどあれは地球人が着てるとわかるからなあ。そのかっこで両手を鳥みたいにパタパタさせながら演奏,歌。それ見ただけで一発でやられました。その印象に比べると盤の方は真っ向勝負踊れる聴かせるだけどやっぱかっこいいだー。1曲目からKOでブギーナイツ、イントロから4ビート、めくるめく展開でバシバシとそして最後は4ビートとゆうこのセンス、やっぱ英国で締めるとこはビシっと締まってどわっと出しまくりの米国ファンクとは一味違います。そして次の曲へのつなぎがまた素敵なこと。A面ラストは名曲バラード「オールウエイズ&フォーエバー」で締めてB面はまたぐおんぐおんファンクから。メローな面も出しのでまったく見事。この後、グルーブラインとゆうこれも極め付き宇宙ファンクのシングル出すのですがアルバムとしてはこれが一番です。必殺。少しでもこの手の音に興味のある方はもう是非。そしてファンクなど縁が無い人にも充分アタック出来るモノが違うアルバムじゃと確信。そろそろCDは廃盤危機入手可不可境界線上なので今のうちに今のうちにー。
(マ)
/お勧め!/100点

はっぴいえんど/ゆでめん
cover・・・日本うえすとこーすと 曲目等詳細
突然、地上波ワイドショーから音が流れて来てびっくりしたと思ったら、鈴木茂氏が大麻で逮捕されたとの報でありました。
奇しくも、はっぴいえんどの一斉再発の前日?。何の因果かもう。その煽りでことごとく発売出荷停止。
アマゾンで見たら中古がえりゃあ値段で表示されてる。どこで入手したのかいな。旧再発盤も凄い値段。
こないだ小室某が逮捕された時にはTM何とかが中古LPでほとんど捨て値で大量出現しました。
こちらはいったい如何に?
事件前の相場は大体オリジナル盤で3000円くらいらしく、もちろん私には手が出ません。

それで長いこと聴けなかったんだよ。

幸いにも事件前に95年CDが帯無しで850円で眼前に現れて買えた。
やっと聴けるわ。嬉しいとゆうよりPOG馬のエースが勝った時みたいにホッとしたりして。

 で、逮捕時にTVで流れた歌は、風をあつめて。
なるほど代表曲だからか。それがやっぱ象徴なんだ。って、それはヴォーカルは細野さんです。妙です。
TVはいつも失礼だな。無神経。何かにとりつかれて鈍感。
鈴木氏は当年とって56歳。その報を聞いてもしかして大麻ってその歳になっても元気で活動出来るんだから平気じゃんなどと思う若者多数だったりして。
逆宣伝になってどーする。
相撲界やら大学やら、最近やたらと大麻事件続出してます。自殺者が今年も3万人を超えるとか。
見つめるほど嫌になっちまう21世紀。らりっぱっぱになって浮世から逃げたいと思う人々が沢山いてもちいともおかしくはない。
アルコール漬けになってる方々はもっと多いかも。某大臣もそうだから、困っちゃうけどさ。アンタはシラフで何とかしなきゃいかん立場だ。

うちもねえ、前回はっぴいえんどの感謝を書いたのが去年の9月1日。その時にも、もうヤバい、お金がありませんって書いてますから、
かれこれ半年です。
いっそうヤバくなってます。まー、じたばたしてもこうゆう時は仕方が無いすから、節約にファイトを燃やし、じいっとしてるだけ。
でもそんな世間のアホさを除けば、幸せ。

何しろ、この「ゆでめん」を聴けるんですから。

初めてまともに聴くんだけど、初めての気がしない。先に他のベスト盤やら全部聴いちゃってるからなあ。
それでもこれこそ今の音楽だと。
パンクよりもぴったししてるかもしれん。
自分の力だけではどうしょも出来ない。無力。いらいら。中途半端な正体不明の不安、締め付けが苦しい。
そんな今。
何かニュースを聞けば不機嫌になる今。
しかしこの時には、音楽が、ロックが弾ける直前の高揚感が有る。
機嫌が悪いくせにやる気満々。混沌の中から自分を見つけようと。

終盤、「朝」から「はっぴいえんど」に向かう場面が染みます。



僕は暖かい 窓の外は冬







しあわせなんて どう終わるかじゃない
どう始めるかだぜ

しあわせなんか何を持っているかじゃない
何を欲しがるかだぜ



そう思います。
貧して心中も貧せば、こんな無体なことを起した阿呆どもに悔しくってたまらん。
貧しても鈍せず。
一斉に個人個人がナめられてます、思う壺になってたまるものか。
と、正体不明のファイト出現す。

家では意地でもしあわせしてやるのだ。
しかし
何だそれでも幸せなんじゃんとか言いやがったら
メリケンサックとチョークとタイガージェットシンのサーベルの柄じゃ無いほうで攻撃するぞ。
(山)
/お勧め!/200点 試聴はここで

はっぴいえんど/風街ろまん
・・・日本うえすとこーすと 曲目等詳細
こないだ横浜に行く車中でラジオを付けたらいきなり「風をあつめて」がかかりそれがまたすぽっとはまり無性に聴きたくなって買ってしまいました。聞くとコッポラ娘さん監督のロスト・イン・トランスレイションとゆう映画に使われたそうでそれでラジオでかかったのか、まんまとのせられたな、でもいっかおかげで20うん年振りの遭遇、こうして今聴くと何とも楽しく何回も聴いては喜んでいるのです。13歳でラジカセの到来と共に洋楽ずっぽりだった私は日本のロック、歌謡曲には親しむ事無くこれも友人に高校生の頃借りて聴いた覚えはあるが中身は覚えておりませんでした。日本物ちゅうと英語なまりの歌、安易な歌謡曲フレーズの挿入、録音薄っぺらく、ストリングス安っぽく、コーラスサウンドインSと感じておりまして、このはっぴいさんはそれがほとんど無く画期的にはまる日本物なのです。この当時彼らが憧れていたと思われるザ・バンド、CSN&Y、ジェイムス・テイラーのことを大好きなのもあるやもしれません。どうも日本語で歌われると直接的に歌詞がこちらに入って来てこっ恥ずかしくなってしまうのもオフ気味のミックス、俳句のような具体的単語が抽象的に並べられてるので違和感無く、一旦気に入ると問題の「ですます」調も素敵に思えちゃうんだから現金なもの。必要以外の音はまったく入っておらず、ボーカルは無愛想そのものなのも最高、カメラ目線の歌は勘弁だからなあ。音もいやレコードでもこんなに太かったっけ。出来るんだこんな腰のある音。してやっぱり白眉は「風をあつめて」。細野氏のソロみたいにドラム以外は一人でやってるのですね。JTちゃんそのものの曲、サウンドだけど歌はなんせ細野さん。あっちは歌うまいからねえ。ぼそぼそっとした歌い方ががらっと世界を変えて独自の世界に。下高井戸の爽やかな風に(^0^)。この曲の注目で浮かれてるように思えます日本のシーンが腰の座ったものになるの希望。ただ気取ってスタイリッシュになるのはうげ。好い加減無理なんだから黒人の真似してへたっぴから何から歌い上げたりするのはやめましょう。まあ個人的にわたしゃうまいんだぞうって酔われて歌われるのが洋の東西を問わず苦手なんで言っちゃうのですが。これはロックが商売になる前、志が商売を上回っていた時だからこそ出来たことかもしれません。がそもそも音楽って儲かるもんじゃないんだからそうやってやるのが自然じゃないかな。商売が先でまるで志が満々みたいにかっこだけ見せるのではねえ。当座は騙されるかもしれんけど。やらなくていい苦労をやっちゃうのが音楽なんじゃないかと思います。さあお金が出来たら他のも買おうっと。あ、文句が一つ。エイベックスさん、値段も安く堅実な仕様で偉い偉いぞーなんすけどパソコンでかけるといきなり謎のエキストラ画面が出てくるのはちょっと。しかもURCのサイトへつながるだけの画面だし。いちいち閉じてかけなおすのは面倒です。それともあの画面どっかに別のボタンでもあるのかな。そうゆうのがスタイル優先だっちゅうの。 (山)/お勧め!/200点

はっぴいえんど/HAPPY END
cover・・・日本うえすとこーすと 曲目等詳細
8月が終わり、夏も終わりになろうとしてます。
こんなご時世ですから、お金も無く、もし有ってもおいそれと使う訳にもいかず、
暑いなあ暑いなあ、
どしゃぶりの雨と雷だなあで終わってしまった夏。

それでも何か寂しいのが悔しい夏。が終わります。

そんな時には終わりの音楽を聴くのが一番。
出来れば幸せなのを。不機嫌だった方々による。

HAPPY END
はっぴいえんど
1973年2月25日発。

2枚目にしてばんらばんらになったメンバーが、ベルウッド・レコードの三浦さんのどうしても3枚目を聴きたいとの熱情で、
LA録音を持ち出し、その憧れの地にひきつけられて再び集う4人。
手持ちの曲と勢いで為した本当に本当の最後アルバムです。

ハッピーなエンドだったんでしょうか?

文句ぶつぶつ言いながらもハッピーだった模様です。
なんつたってあの方々に会える。弾いてくれる。
一緒に仕事出来る。家中の銭かき集めて払ってでもしたいことを、お金くれて行けるっつんだから。

聴く前にしょーもない話を聞いてしまった盤でもあります。
ラストにての曲、「さよならアメリカ さよならニッポン」で見事に落とし前をつけてくれた
音楽のマジシャン、ヴァン・ダイク・パークス氏。

「スタジオでローウェル(ジョージ)と一緒にいたら、日本人たちがやってきて目の前でトランクを開け、
そしたら札束が一杯。日本のバンドをプロデュースしてくれって言うんだ。
一にも二にも飛びついたよ。」

って話。インタビューでもTV出演の時にも言ってました。
大好きなパークスおじさんだけど、この笑えないジョークを話してる時は嫌いです。
実際、そんなお金がベルウッドに有ったのかな?
有ったとしたら必死にかき集めたに違いない。
それを札束でほっぺた叩くような失礼なやり方で仕事を頼むだろうか?
それでそんな形で依頼されたお仕事だったんだろうか?

その答えは、音楽にあります。

もちろん、そんな訳あるわきゃ無い。ほとんどダブ、音楽魔界のファンタジー、
一フレーズの歌詞を包むエンドレスなハーッピーエンドはパークスおじさんの誇るべき仕事の一つであります。

尻が良ければ頭も良い。

風来坊

カウンター・ナンバーなり。不機嫌JTな細野さんが、肩に上着背負い旅立つ唄。
その風来坊は疲れてる。
フレーズ、アレンジのあれこれが何かに似てるのもさようならの証。
それが何だかいちいち詮索せず、ぼんぼやーとほうって置くのが幸せな最後への道です。
未知が道へのしるべ。
明日は賽の目みたいにわからないから、怖くてそして楽しみだ。

秋の匂いぷんぷんの鈴木さんの唄がど真ん中に。無愛想なことこの上なし。
昨今、真剣な無愛想が一番欲しいから。

無愛想なのは細野氏も同じで、こんなファンタジーあるわきゃねえよの無風状態。
ちゃんちきな明日の相合傘が楽しみなんだって。

大瀧さんは、もうヒデジしてるから、堂々と大瀧さんしてます。
ここのそとはいい天気なんだって。名歌です。

その上で
さようならアメリカさようならニッポン
さようならはっぴいえんど。

そんなこと言ったけど
誰もいまだにさようならしてないよ。
どうしますか?
(山)
/お勧め!/200点 試聴はここで

はっぴいえんど/1973/9/21ライブ・はっぴぃえんど
cover・・・日本うえすとこーすと 曲目等詳細
はっぴいえんど
もしくは
はっぴぃえんど

日本のロックと言えば世に聞こし召すバンドです。
にも関わらず2枚しか持ってない。
CDでの「風街ロマン」とこの

ライブ・はっぴいえんど

持ってないのは別に有名だからってヘソを曲げてる訳では無くて、高いんです。中古LPが。確実に1600円超するで。URCでのは2500円超。
前からそれは知ってはいるけど、身銭を切らねば試聴だよなって気持と・・なんでLPがいいのかと思えば、
CDを聴いた時にこの音楽は出来た時の空気込みで存在してるって気がどうにもして。そうするとたとえぼろぼろのものでも時間で擦り切れたので聴きたい。
ぼろぼろのが出ました。1050円。何でそんな安いの。針飛び2箇所有ります。帯が有ったとすればそれも無い。
贅沢言える身分ではありません。大喜びですいらい折りにつけては聞く。そして戸惑う。今日、今、また聴いても戸惑ってる。
実際は72年に解散してて、再び結集、73年9月21日文京体育館、恐るべき入場料当日1200円、前売1000円。
収められてるのは

はっぴいえんど
大瀧詠一とココナツバンク
西岡恭蔵氏

当日は他にも、キャラメルママのお披露目、南佳孝氏、ムーンライダーズが演奏したらしい。

静かに聴く聴衆。終わると大拍手。人気有ったのか。
それにしても
不機嫌な演奏だと、ずっと感じてて、それで戸惑ってるんです。はっぴええんど自体、そうだよ何か不機嫌なバンドのような。
問題はCDであるとかじゃなくて、その不機嫌さが何だろうって思ってたとこかもと思います。
どこか鬱屈して出口閉ざされてるようは、CSN&Yのライブでも感じてたのと同じで、それが70’s前半の空気か。
それを思いっきり発射して、固い殻を破り去るための再結集ライブなのか。
ザ・バンドのラスト・ワルツでの「始まりの終わりの始まり」って、言った本人は始めるつもりだったロビー・ロバートソン氏は終わってしまった。
しかし
ここでの全員は、まさにこのあと、始まって、ガラリと印象変わる、曇天の雲いっぺんに吹き飛ばすように。

大人のプロのミュージシャンへの覚悟なのか、時代が変わるのか、その吹き飛ばす風が何なのかは言えば言えるでしょうけど、
結局、多分、わからん。

この曇天の演奏は、気鬱で辛気臭く鬱陶しいと言えば言えるけど、それで嫌かと言われれば嫌どころか。
永遠に戸惑う存在のまま、有るのだな。

大体がダイジェストだ。

これほど、当日そこにいた方が羨ましいと思う記録も無し。
そこにいた方も鬱陶しさを名残惜しんで始まったのでしょうか?

それでも、もし完全版が出たとしても、満足出来るのかなと思えば出来ないよ、多分。
ラスト・ワルツもスマイルも、取り返しのつかないところに有ったから。
(山)
/お勧め!/120点

はっぴいえんど/シングルス・はっぴいえんど
cover・・・日本うえすとこーすと 曲目等詳細
ちゃくちゃくと進んでます。
はっぴえんどアルバム入手計画。
今回”風街ろまん””ライブ”に続く3枚目のゲット。

シングルス

也。
いやなかなか”ゆでめん”に辿り着きません。
この盤入手も粘ったよ。最初の値段が1680円。
ほぼ現行流通のCDの値段と同じ。は、別にしても、マジで貧乏ですから今の我が家。そんなん高いの買えませんがな。
何故貧乏かと申すと失業してる訳ではありませぬで、建築基準法改正でマンション着工件数がめっちゃ減ってるからです。
例の耐震偽装から始まったこれ、お役所で大量の申請書類が滞ってます。笑っちゃいま。
新法対応の構造計算ソフトがまだ出来てないんだって。まともにするのにする対応が出来てないってことで、
はい、今までそれは相当いい加減だったってことです。それは私もxxxを見てxxxだと思っていたので・・・
いかん、これ以上書くと抹殺だ。
やばいすよ。これ。バブル崩壊より深刻なことになるよ。大工さん、鳶さん、鉄筋屋さん、電気屋さん、水もれ甲介さん、
そしてうちらみたいな末端図面屋は日干しです。
何しろこの商売始めて以来の物件の少なさですから。
で、
暇かとゆうとそうでは無く。ケーバが忙しくて・・・・
ちゃうちゃう。
業界全部であがいてます。建物建てなきゃいかんものはいずれ建てますから、
今、役所で滞ってるってことは、それが一挙に吐き出される可能性が有る。
聞くところによりますと、いきなし超細かい審査になったんだって。わかるもわからないも怪しそうなところは全部駄目って対応。
わはは、うちの仕事と同じだ。
指示は出来ないけど、駄目だってことは誰でも言えるもんな。
困ります。どこが駄目だかわからないと。みんなどうすりゃいいか頭抱えてるがな。
で、さすがにそれではいかんと他の役所から文句も出、また元に戻りつつあるとか。
緩んだら一挙に出る。そしてまた変な建物が・・・・。きゃ、やばいじゃん。
皆さん、食い物も建物もしっかり自分の目と舌で判断して購入しましょう。
役所がどうであろうと自分の所でキチンとやっている会社は有ります。それは素人でもわかります。
音楽を聴いていいか悪いかわかる要領で。

で、何故暇では無いかとゆうと、いざ忙しくなった時の為に業者が辞めて貰っては困るから。
小さいややこしい仕事、誰もやりたがらないような仕事とか、他の業者が取った仕事を横からさらに厳しい条件で取ったり、
血で血を洗う必死なことで。大変です、営業さん。
そしていざ電話がかかって来ますと、その日の夕方までに納品してくれとかそうゆうことに。
少ない量でも仕事は仕事、こっちはさらに必死。気付くと月日はあっとゆうまに流れ、請求書の金額見て仰天する。少ない。

なので、待ちました。

中古レコードはなかなか売れませんと条件落ちしまして安くなります。
2月我慢に我慢を重ねて、移ったぞ30%引き棚に。

買った!!

それだけに嬉しさ百倍。いやー凄く音楽が良く聴こえてくる。
針を落とすとあれ?これははっぴいえんどかしら?どう聴いても大瀧さんだよ。
はい、A面は大瀧さんと細野さんのソロ・アルバムからのシングルでした。
B面がはっぴいえんどのシングルです。
何故かとゆうと3枚しかはっぴいえんどのシングルが無いからです。
こうしてこうなりこうなったならA面にはっぴいえんど、B面にソロって順番が真っ当かと思いますで。
逆に聴いたりしてそれも楽しめます。
現在、やたらと聴きたいのはCSN&Yです。
今更ですけんど。それを言わば、はっぴいえんども今更ですけんど。
今まで何となく通り過ぎて行ったクロスビー&ナッシュのアルバムにどハマリしてから火が付いた。
見えなかったものが見えた心境。30年以上経って。
その耳で聴くと楽しいのなんの。
これからうすぼんやりしてた、はっぴいえんどの音も違って聴こえて来ました。
特に細野さんの不機嫌極まりない歌が生活を支え始めてます。

これがマジな始まりになる。

この盤と一緒に棚に有りましたのが細野さんの”泰安洋行”アルバム。迷いに迷って予算上の問題からこっちだけ買ったけど・・・
今度行ったらまだ有るかな?
(山)
/お勧め!/150点 試聴はここで

はっぴいえんど/CITY - HAPPY END BEST ALBUM
cover・・・日本うえすとこーすと 曲目等詳細
月曜と言えばいつのまにか声が変わってる家族多く、なおさら寂しさつのるサザエさんの次の日で、
何よりあれの次の日ですから。競馬の。
この世の不条理をすべて集めた終わった後まるで満足した試しなく、それでも希望は無限大、止められない止めたくないその次の日。
どうしてもこの日に毎週感謝させて貰ってる「日の丸ロック」盤の選定に影響が出ます。
どうしてもねえ、取ってもスっても悲しいと、アッパーなブツはやりづらく、かと言って強烈に悲しいのは辛すぎるサね。
そんな時ピッタシなのが

はっぴいえんど

です。

CITY - HAPPY END BEST ALBUM

1973年発表。またベスト買っちゃった。本部の前に。
そして何かとしっくり来ませんとほざいてたのがついにブレーク。こんだけダブって聴いてたらそりゃ来る。
大瀧さんの曲がついに体にへばりついた。

競馬ってのは、すんませんまたその話です嫌いな方どーしよーどうしょもない・・気がする、
逃走の競技です。サバンナのカピパラみたいに馬も草食動物で、常にのんびり草を食んでる訳にはいかず、ライオンとかに追いかけられてた訳です。
古来。そんで集団でいきなり逃げる体勢で生きてる。その習性を利用した競技。
見ていただくと色んな馬がいるのがお気づきになると。
先頭に立って走ってるのは俗に「逃げ馬」。馬の中でも特に気が小っちゃい仔。
怖くてしょうがないから先頭で逃げてます。先頭にいれば安心。
でも後ろの連中にいつ抜かされるかわからんので最後はそれでさらに怖がって必死になってるけど、最初に一生懸命走っちゃってる場合が多いのでズルズル下がってライオンに喰われる場合多し。
ビリっけつで走ってますのは、俗に「追い込み馬」と申します。この仔もとにかく神経質で怖がり。でも最初の出足が悲しいことに無いの。
さらに悪いことに、上に乗ってる人間、騎手がわざと最後に位置させるように誘導しやがって、その不安感を煽ります。最後の最後まで。
それで怖いよううわーーーとキンニクマンで言います、火事場のクソ力出して最終直線で凄い速度で走って行く。
少なくとも最初からビリだったんでそれよりは先に行って終わること多し。
集団の中の前のほうにいる仔は、「先行馬」。機敏で出足が良くて、妙に落ち着いててリーダー格、おめーらを引っ張って走ってるぜとぶいぶい言わせてるのもおれば、
ただ出足が速いだけの仔もおる。
集団の後ろにいるのは「差し馬」。出足がちょいとなくそれでもみんなの中にいれば喰われる確率は少ないんじゃないかってこれも気の小さい仔で。
後半、周りが先に行こうとすると、焦って一緒に頑張りだし、前に行こうとします。
とまあげに競馬ってやつは、そんな馬の悲しい習性を利用した競技でして、しょうもない、動物虐待だとよく言われますがな。
しかしこれが不思議。
そうやって走る歴史を長いこと続けてますと、何と馬は走ることが好きになってるようなのです。どうもじっとしてると落ち着かない。
しかも中には他の馬より先にゴールしたいと元々の習性忘れ、勝負にこだわるヤツも出てきたりして。
1着でゴールして拍手うけて、みんなと写真撮ったりすると喜んでる。
ほんまですこれ。
妙な話ですけど、人も動物も本当に嫌なことは続けられません。そのように出来てるみたい。

はっぴいえんどは追い込み馬だったんでは。前にはどっかと並み居る憧れの洋楽の強豪が位置してる。
出足がどうしょもなく遅れて。その切迫感と怖さ、一人っきりの寂しさが充満してます。
特に大瀧さん、鈴木さんの双子曲には。
俺ははいからはくちだー。今年は一人ぼっちで年を迎えたんです。
それで最後には怒涛の様に走り、あっとゆうまに先頭でゴールを駆け抜けたか。後ろにいるのは自分自身か。

細野さんは、どうだろう。
競走馬が走る為にレースコースに入場する時に先導する誘導馬って馬がいます。上に綺麗な格好した人乗せて。みんなを入れる時だけが仕事。
後は、おう頑張っとるなあとノンビリしてるんすが、彼らは彼らなりに訓練受けてましてこちらは大人しく歩くことが仕事。
勝手に暴れる訳にはまいりません。それでもしかしたら不機嫌なのかも。ノンビリしながら。

なんて無茶苦茶なコジツケしとるうちに最後の曲がやってまいりました。
この盤だけの特典だったとゆうライブ音源です。特典はも一つ最初の「はいからはくち」の別ヴァージョン。
とは言え
元のをまだちゃんと買って聴いて無いよ俺。

本末転倒、俺が追い込み馬になってからに、最後はまあ同じゴールだ。
先頭でもビリでもいつかは辿り着きます。

あ、ちなみに一番競走馬に適してなく、レースのたんびにビリビリビリ、いつのまにか乗馬になってましたり、それならまだいいけど
食卓に並んだりしちゃう仔は、
怖がりじゃ無い子。
つうか、ボーっとしてる仔で。「野生の王国」で確実にライオンに喰われてます。
ボーっとしてなくても周りが速過ぎたり、転んだり、つまづいたり、とにかく運が悪い仔も恐ろしいことにおるけど。

それは勘弁してー。
(山)
/お勧め!/200点 試聴はここで

Headhunters/Survival of the Fittest
cover・・・ファンク底無し 曲目等詳細
こ、これは・・・。ちょっと参りました。最高です。掛値無し今まで出会ったファンク・アルバムの中でも最上の部類に入る一枚。そしてただのファンク盤に納まりそうも無く、例えばポップ・グループ、ピッグバッグの連中にこれ聴いたらと聴かせたらうわこれだこうゆうのやりたかったと叫ぶんじゃ無いかと思っちゃうくらい。エキサイティング。ハービー・ハンコックの73年のジャズとファンクの出会いキー・アルバムに「ヘッドハンターズ」つうのが有ります。そこに参加してたベースのポール・ジャクソン氏、サックスのバーニー・モーピン氏、パーカッションのビル・サマーズ氏、後にバンドに参加したマイク・クラーク氏に若手ギタリスト(当時(^0^))のブラックバード・マクナイトちゃんが加わってハービー氏抜き、ただし製作したアルバムがこれです。あの「ハンターズ」アルバムもそりゃ凄かった。ハービー氏のハッタリ気質がジャンル超え挑戦にぴたりとはまってさらに納まりきらない変てこ感充満しておりました。さて彼抜きでどうなるかと思ったらタイトルはキツーイ「適応のための生き残り」。1.「神は我をファンキイに作られた」。16ビート・ドラムの教則になりそうな単独ドラムに始まってファンク・ベース、ぶりぶり。ギターリフ。そしたらいきなりヴォーカルが。ポール氏初の挑戦だそうで。バリトン・ヴォイスでいけてます。サビで登場はポインター・ジスターズ。とこれでは割とまともなファンクだなあと思ったら。中盤から来ます来ます。サックス・ソロが入ってどんどん壊れていく。楽器が絡みのた打ち合い。これはジャズだわ。リトルフィート状音楽漬物状態に突入。こちらは目まん丸。かっこええ。いやーええもん買ったわ\(^o^)/。2.ムージック。これでまたびっくりすることに。アフロとんてんたかとんです。打楽器のみ。妙な声入り。低音マリンバぐるんぐるん。ぼこべんぼこべんのヴゥードゥの底無し沼ずぶずぶ。アルタネート・ベース入る。ポリリズム・ギター。ってここでポップ・グループ思い出す所存。大都会のビル群の間を走り抜けるジャンプ・首刈り族103人が眼前に登場したりして。3.ここ、そして今。またびっくり。しっぱなしや。スローで始まるんですが、こ、これは、オーネット・コールマン節ではありませぬか。ギターのカッティングに続いてベースのピッグバッグ状リフ絡み。ジャクソンさんはけっしてチョッパーせぬので余計似てる。サックスとパーカス混ざってまたも混沌グルーブ地獄へ。あなたをいざなう天然温泉。ここでレコードではB面。4.ダフィのダンス。ミディアム・ファンク。テーマのメロディはジャズ族で無ければ出せないぶっ飛びメロディ。カメルーンのマヌ・ディバンゴにも通ず。温度が5度下がっちゃうやつ。ここでギターのブラックバード本領発揮し出して、ナチュラル・トーンでうぺぺぺぺ。かなりの凄腕と見た。ドラムもそれに応酬。ホワイトながらここまでファンキイな人がおるとは。アメリカ大陸の馬鹿でかさ実感してしまいます。5.のリマでまたまたびっくり。超低重心ファンクではあるんだけど、これはロクシー・ミュージックのボーガス・マンでは無いか。あの空気の中、得体の知れない音が空間を飛び交います。イーノとリー・ペリーが戦ったらさもこのようかも。恐ろしゅうて目も開けられませぬ。ご存知の方はイーノとデビッド・バーンの「ブッシュ・オブ・ゴースツ」の最終曲「針の山」思い出していただければ。最終曲は「欲すればそれを得るであろう」。アフロ・ファンクです。ってそれぞれはパシって言えちゃうんだけど。言っちゃいかんつう気持強し。バンド全体で集団応酬コーラスでテーマ。から飛び込むインプロの嵐。ジェフ・ベック「ワイアード」ばりのブラックバードの活躍が始まり。ディストーション・ギターがのたうちまわります。それにしてもこの言いようの無い寒くなるような感覚。何回も申しますがポップ・グループの盤でデニス・ボーベルがやったブラックの秘密兵器、奥の手のような音処理をまた見たような。ここは是非そっち方面でやられた方にこそ聴いていただきたい盤です。聴いてみて最初でグッと来たらこの駄文は読まないで下さい。もしくは忘れて。人それぞれでまったく違う表情を見せる気もして。ほんと聞いてみたいす、感想を。 (マ)/お勧め!/120点 試聴はここで

Herbie Hancock/Canteloupe Island
cover・・・ビート・ジャズ 曲目等詳細
これはハービー・ハンコック氏60年代のブルー・ノート・レーベル時代の曲、6曲を集めましたコンピ盤です。ジャズ界一軽薄、失礼、もといフットワークの軽い男として顰蹙買いまくっておったハンコックさん。記憶に新しいところでは80’sの(新しいかー)ロキットなどとゆうのを覚えてる方もおられると思います。POPな人なんだろうなー。昔から皆が楽しまないような音楽はやらなかった。それが過ぎるとおいおいつうことになってしまった次第で。そしてこの時代60’sは正にヒップな存在でした。特に愛されたのがイギリスにおいてモッズの連中。新しくてクールでファンキーでってのを目を皿のようにしてジャンル無用で聴いていたブレイン・ドレインって呼ばれた不良どもがこれで踊ったと聴きます。リフを元にした8ビートで。ジャンルでゆうとソウル・ジャズとかファンキー・ジャズとかゆうのになるのでしょうけどわたしゃビート・ジャズって勝手に呼んでる。リフだからわたしらロックな人にも入りやすいのね。さて重要曲はまずはなんつっても2.の「ウォーターメロンマン」。スイカ男登場。あまりに素敵なんでカバーされたこと枚挙にいとまなし。ジャズ畑は別にしてもまずはマンフレッドマン、スライストーンもJB’Sのフレッド・ウエズリーはまだわかるけどスライ&ロビーのレゲ・ヴァージョンもかわゆい。ジャズのクールなかっこよさはもちろん、メロが曲としてジャンル超えてるのだ。そして1.のカンタロープ島。これは現代に蘇っております。3秒聴いただけでああ、あれあれっどっかで聴いたと思われるかも。アシッド・ジャズのUS3(あす3と読むらしい)が93年にサンプリングしてヒットさせた。言葉のせただけでほぼまんま。この連中も英国だからよっぽどこの感じが好きらしいぞい。映画「欲望」のサントラもやったくらいですから、ハンコックさんの音楽、確かに行った事は無いけどロンドン裏通りぽい。スウィンギン・ろんどんだなや。これで闊歩したらさぞ気持ち良かろう。流行を追うってことがまだ生き生きとしてて素敵だった時代。これが吸えます。3.のドリフティンはモロ・ジャズ。これぞジャズ空気。やらしいなあ(^0^)。このいやらしさが最高。4.のめくら男めくら男。って2回もピー。これもリフのビートジャズ。ニュー・オリンズ風味もあり。5.はもージャズ喫茶。濃いブラック・コーヒーのお味。まいうー。最後6.はメイデン・ヴォヤージはビートジャズ。どクール。静謐な空気の中うごめくぞ何物かが。このビート・ジャズはお仲間が沢山います。主流の眉曲げモダン・ジャズとは別にこれこそが実に生活で愛されてたジャズと見た。私もこっちの方が好き。ハンコック氏はこの後の70’s、マイルス・バンド経由でファンクどろどろの世界に突入。めざとい人じゃけに。それも味が濃厚最高です。いづれまた。まずはこれでコーヒー飲ませてもらいますわ。まいうー。 (マ)/お勧め!/100点

ヒカシュー/うわさの人類
cover・・・日本の昭和 曲目等詳細
プラスティックスと並んで日本テクノNWの雄と言えばこのヒカシュー。このアルバムはその2ndアルバムです。当時私は学校でいわゆる軽音サークルに入ってさーバンドだバンドだと貧乏臭い部室で連日ああだこおだ何とか世間を驚かしてやろうと若い野心一直線。人のことなんか構ってられんわ。と言いつつも眩しかったな。どかん出現してTVとか出てまして。そうゆうサークルに入ってるとプロになった先輩とか来る訳です。何とかデビューしたくらいの人達なんですけど。これが徹底的にえばってまして君たちとは違う感を後輩に植え付けると。で、洋楽の人達よりメジャーデビューした日本のバンドの方が遠く感じたりして。きっと話しかけても答えてくれないー(^0^)。横浜国大とかで暴れてた人達はまた別だけど。と噂の業界にビビリながらもヒカシューに惹かれました。その後、自分でやったバンドの音楽聴くと知らず知らずの内にかなりお手本にさせていただいたかもしれません。何よりも完全に日本のバンドでした。明治の書生みたいな風貌をした巻上さん。当時アントニオ猪木もこの書生ヘアしてまして(もうちょっと長かった)、それがリング上で暴れると髪の毛がビラっと乱れて、いやかっこいいこと。怒りを頭髪で現す。そしてあれだ。ピンクパンサーのケイトー氏にも似てるな。召使でクルーゾーと乱闘する人。もう大好きだったんではい。そして歌はドイツです。きっと書生として居候してたのが洋行帰りの小説家の家に違いなく、洋書を読んでは「ケッヘ。ウンヌ。しぇん。」とか言ってるうちにこうなったに違いなし。マレーネ・デートリッヒ聴きながら。して師匠に内緒でバンドを組んでそのメンバーにはATG映画に夢中になっておったやつがいたのだ。当然海の向こうのNW運動に全員共鳴し音は貰って来てるのも多し。しかしそれが見事にことごとく咀嚼されておる訳で、うーん咀嚼とゆうより翻訳小説。全編只今翻訳し終わりましたって感じ。隆盛を極めていた絶望的シンセの音色もまだ生々しく温度を持って弾いてて自分たちで驚いて感動している様が有体にあらまほし。巻上氏が作って来た歌を開陳、音をやれこうしようああしようと画策してるのは下高井戸の若葉荘家賃8500円風呂無し共同便所。と浮かんでくるのはことごとく和の風情(^0^)。ギャグは真面目にやればやるほどおかしくてたまらず真剣と己戯画化の境目でへたすりゃNHKみんなの歌でも流されてしまう人懐っこさと、それで放映したら全員びびって担当者飛ばされてしまいますの事態になる危険。だって画像はジャケの大田氏が担当してしまいました。充分に奇形です。奇形が最強。私も自分でバンドやろうとして、当時こちらもNWに感化されてやろうとしてた訳だけど、常々思ってたことにやっぱどうあっても日本人ですし、声は違うわ体組成は違うわ、ですからいくらあちらの音楽をやりたいと思ってもそのまま出来るはずは無し。またやってはそれ自体NWな考え方では無いと。ではどうすればよいのだの光をこの人達の方法で見せてくれました。こちらはと言えば弄ってばかりでずっと答えだせなかったけど。それだけにここで出ている音はいまだ超然として輝いてます。昭和のNW。受け継いで平成の風景見せられるNW出来た人間もいまだおらんし。聴いてて泣きたい気分になることが一つ。録音です。どんな態度でどんな凶暴でバンドが有っても日本のスタジオのミキサーさんの壁は厚し。絶対に無茶使いしてくれない。卓のフェーダーの位置は8以上、赤いとこまで上げてくれんし、従ってどうしても納まるとこに納まってしまう音にされてしまう。そこで興をそがれて洋楽を愛する理由の一つがそこにあります。ハイファイを守るプロ意識があるのだな。音が良い方がいいに決まってるって貧乏性分とか感じちゃって。逆にそれすらもどうしてそうしてるのかってわからなくなって最近壊れてるのが怖い昨今です。
(山)/お勧め!/100点

Harold Melvin & the Blue Notes/To Be True
cover・・・フィリー 曲目等詳細
フィラデルフィア・ソウルです。
今やもう失われた音楽。70’sの華でした。
しかして、近い過去は大昔、遠い過去は未来。
これから不死鳥のように蘇る、人の音楽かもしれません。日本のムード歌謡のように。
あれだけ支持されたものがそう簡単に流行として片付けられるもんで無し。
ジャニーズ事務所の新人は、山田吾一&ブルースターズとかにいきなしなるかもよ。
グルーヴィンで無愛想なラテン&ソウルのバンドで。
再生はいつもまるで知らない若いヤツラの手によるものです。それでわしら親父どもがムカツクなら大歓迎。

そのフィリー・ソウルのクリーンナップを打ってましたのが

ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ
フューチャリング・シオドール・ペンターグラス

長いよ。
その3枚目のアルバム、1975年に出して黒アルバム・チャート堂々1位、POPでも最高位26位と大ヒットした

トゥ・ビー・トゥルー〜夢の世界

現在アメリカでCDも廃盤です。日本のがかろうじてとんでもな値段で入手出来るありさま。ベストだったらOKなんだけど。
どうしてそうなのかさっぱりわからず。
しかしそうなったら再生の日が近し。その音楽がギャンブル&ハフつう曲作り&製作チーム並びにMFSBつう強固な演奏隊、
トム・ベル氏、マクファーデン&ホワイトヘッドなど同じ年代の志士達によって作られたものだったからだ。
音楽も一緒に持っていってしまったのね。継ぐものは自分で盗んでものにせねばなりません。

ブラック・ミュージックがまだまだくっきりホワイト・ミュージックと区別されてた時代です。
あまねく聴いてもらうには、まず踊って貰い、そしてとにかく聴いてもらわねば。
その嫌われるアクの強さを華麗なるストリングス、夢のメロディに包んで作り上げました。
しかして、歌の中身は、曲げること不能の激辛。
頭使わなきゃならん。伝えたいことがあるなら。
誰がつけたか”フィリー・ダンサー”とゆうアップテンポ曲と、時には吼えまくり、時には優しいバラードとの双攻撃で鷲掴み作戦をば。

フィリー・ダンサーの2曲がシングル・カットされてヒットしました。
そのうちの

バッド・ラック

をば代表して歌っていただきましょう。





えあ うえあ

落ち込んだハートを見てくれ そして混乱した
だってあんたは最近損をし始めたんだろ
あんたがしようとしたこと全てを失ったのか
不運がそこにある そいつがあんたにとりついたんだ

あんたに金を送るなよ 家を失うことになるってか
彼女も失ったのか 全てが間違ってる
愛はいつでもチャンスが廻ってくるんだ 明らかに
でももしあんたがその真実を知りたいのなら 何があんたがをそんな風にさせてるか話してやろうか、いえ

不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運 不運

曲をかけろ その曲がホットだから
だがサギ師どもはあんたが持ってる一文たらず全部込みであんたを奪う
でっかいポケットをすっからかんにしてボーっと歩いてみな
あんたの彼女と出会うかって 彼女はそこいらにはいないよ

それは達人だけに与えられたようには見えなくて 時をすべて無駄にしてしまう
俺はそいつを考えれば考えるほど 俺にはあんたが心失うように思えてしょうがない
人はそいつをジンクスって言う 人はそれはおいらのことじゃないとも言う は
でももしあんたがその真実を知りたいのなら 何があんたがをそんな風にさせてるか話してやろうか、いえ

不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運 不運

長い一週間
お は
いえ いあ
もうひとつ

愛はいつでもチャンスが廻ってくるんだ 明らかに
でももしあんたがその真実を知りたいのなら 何があんたがをそんな風にさせてるか話してやろうか、いえ
させてるかさせてるかさせてるかさせてるか

不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運 不運

不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運 不運


不運
いやないやな
俺は振りぬけたい だが普通でいられるかって
だって俺は不運なんだ
は、不運 まったく
ガキどもが俺と歌う 不運
誰もが不運なんだ 不運 ふうん 不運

不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運
それはお前がかかえてること それはお前がかかえてること
不運 不運

がが う
そこらじゅうにいる連中
俺は知ってる みんな不満足だって 不満足
絶体絶命の事態が続いているんだ まだまだ べいぶ

俺は言った方がいい 朝刊を読むと気が狂ってしまうだけだ いえ
やつらは禁煙した
俺らは夢を諦めなければならない
だって早朝から俺は自分に朝刊を届けてる は
俺は自分のリビングルームに座った
それを開いてみる 開いてみる
え?俺が何を見たかって、はあ?
アメリカ合衆国大統領かって、はあ
諦めるつもりなんですって言ってるその男
ヤツは俺らに崇高なる希望をくれてるんだな
でもヤツはちいともこっちを見ずに 俺ら全部をスカンピンにしておくつもりだ
みんな言う ヤツの代わりに誰かにしろって
だが俺は思わない ヤツラが人類を満足させたいと思ってるとは
不運 はは
不運 不運 へいへいへいへいへい
それだけが俺が得られたもの 俺が持てるもの
俺の神様は は 俺の神様 は
イエスは俺と共にいる イエス
俺に幸運をくれ は 幸運
助けてくれイエス は
みんなが必要なんだ



これを浮世を忘れるダンス・フロアで聞いて踊ります。
忘れられるかあーーー。だから徹底的に噛み締めながら振り払うために踊るための歌。

こんな歌が今、死んだままでいられるわきゃねえす。
(山)/お勧め!/150点 試聴はここで

Harold Melvin & the Blue Notes/Wake Up Everybody
cover・・・フィリー 曲目等詳細
今一番ぞっこんなのがこのアルバムです。何しろ寝ていても夢の中で流れてくるのだから半端じゃありません。アメリカはフィラデルフィアの内山田洋とクール・ファイブ、ハロルドさんとブル−・ノーツの75年作フューチャリング前川清ならぬシオドール・ペンターグラス。このグループとの初遭遇はリアル・タイムで。TOP40ヒットばんばん飛ばしてましたから。好きでしたけど他のフィリー・ソウルのグループと同様に脳の一部でしか味わって無かったとみえ、先日のスピナーズ・ライブでの残り85%開眼でまるで違って聴こえてきました。30年後に。この歳になって(^_^;)。まさかねえ。こんなこと初めて。これからの楽しみを考えると嬉しかな。だいたいこのジャケもあかんわなあ。鉄人28号かー!そんでもって頭のヒビから花一輪。味が濃い絵で。けっこうフィリー・ソウルに多いですこうゆう濃いの。ちょっと聞き音楽イメージからして遠く謎は深まるばかり。でもこうして再び歌詞と共によく噛んでみると何かこうそうなのかとわかって来た感あり。花一厘の音楽にごっつい内容の歌だってことなのか。グループの歴史は何と1954年にまでさかのぼりましてブレークしたのは72年、丁度ブレークしたギャンブル=ハフ率いるフィラデルフィア・インターナショナル社に仲間入りしたところから。グループも一緒にツアーをよくしてましたキャデラックスつうバンドからシオドール、後のテディ・ペンダーグラスちゃんを引き抜いてリード歌手にしたところでした。勢い絶頂の二人のサウンド・プロダクション、仲間の作曲家達のキラ星のごとくの曲と色男ヴォーカルを得て無敵艦隊発進。どんどんどんとヒットを飛ばしてこのアルバムがその体制、最後の布陣となる頂点盤です。何よりも1曲目「目覚めよ、全員」。甘美なるイントロに導かれて流れるようなメロディが。しかしその内容はと言えば「♪目覚めよみんな。ベッドで寝ている時で無し。裏庭で考えている時で無し。前に向けて前進する時だ。世界は今までと全く変わっている。戦争と貧困は待ったなしのところまで来ているのだ。全ての先生よ目覚めよ。新しい道を説かれ。〜〜世界は放って置いたら全く良くはならぬ。あなたと私からまず変わらねばならない。」とまあ、星一徹のカミナリみたいなアジテーション・ソングで。これは曲の感じからはわからねーよー。まさかこれほどとは。曲の素晴らしさに比べて複雑なチャート・アクションしてたのもこの内容からかと。あまりにも直球で戸惑う向きも多かったと。これが坊ちゃんロッカーのポーズ・アジだったらノリだなとかわせるかもしれんけどアメリカ発祥の地、フィラデルフィア。あらゆる問題もそこから始まってる土地の音楽ですから。切迫感も半端でなかろうと。逆にだからこそ根の生えた支持だったのだろうと思います。その辺りの怖さはポンニチでのたーりしてるこちらでは当然わからず。しかしちょっとだけでもパンク級の衝撃あり。この甘さは短いながら濃密なアメリカの明暗歴史なのかと。えー、ずっとこれですとさすがにあれなんすが、「まず世界はあなたと私から」。ガツーンと一発の後はあなたと私の歌が続きます。控え目ながら熱が充満してますリズム、ストリングスにのって名曲連発。白眉は4.のドント・リーブ・ミー・ジス・ウエイ。テルマ・ヒューストンのカバー大ヒットでお馴染み。80’sではコミュナーズのでも。欧州とも直結するこの熟した味わいよ。テディさんの冷っとした熱いテナーでももちろん。まあ、知ってる曲だからまずどかんと来たのかもしれんが。後の曲はこれからぐわんぐわん。今も正に。2曲で女性ボーカルが登場して来ます。さらなる戦力のシャロン・ペイジさん。熱いペンちゃんと対照的なエレガントな歌唱で。何とも言えずこくまろなコーラスと剛な歌、艶やかなシャロンさん、これがハロルド・メルビン&ザ・ブルー・ノーツです。この後あまりにも色男人気が爆発したペンちゃんは独立。ひげダンス・ソング「ドゥー・ミー」リズムで杉良路線まっしぐら。残りのメンバーたちも二つに分裂して。聴かばそれも無理も無しとも思い。熟してまっかっか。正にたわわに幹から下がっている、食べなきゃ何としようの音楽です。音楽ですからそのまんまで待っててくれた。遅まきながら食べられてほんとに良かったわ。
(山)/お勧め!/150点 

Hurricane Smith/Hurricane Smith
cover・・・親父心 曲目等詳細
今日の感謝盤は「完璧なシングル」
ウー、ベイブ
ドント・レット・イット・ダイ
フー・ワズ・イット?
の3曲を含むハリケーン・スミス氏、72年の唯一のアルバムです。長い間探してました。年の瀬も押し迫って思いがけなくボロボロのLPゲット。聴けばもうツボ、良くて良くて今年のベスト3入りだがや。去年のジェスロ・タル「クリスマス・アルバム」といい、この点だけは何故かツイてるとゆう。何とか感謝したいなあと駄目元でアマゾン調べてみたら、うわCDが出ているでは無いですか。しかもうち一枚は日本盤。凄い国だ。えー、誰だこの親父は・・・、ジョージ・マーティン氏の元でビートルズのエンジニアを務めた人であり、ピンク・フロイド初期作のプロデューサー、他にバークレイ・ジェイムス・ハーヴェストとかの製作も、そして自らも48歳になんなんとする71年にデビュー、3曲の母国英国でのヒットと1曲の最高位3位の米国ヒットを出した人です。その音楽は上記プロデュース作からすりゃプログレてるかと思いきやぎっちょんちょん、まるで違うノスタルジア・ミュージック。ノスタルジアっつうかうーんと時代を超えてると言いますか、そうだビートルズの「ロッキー・ラクーン」、「ウェナイ64」のポールちゃんのあの部分をほんとの親父がやったと。同期ギルバート・オサリバン氏の音楽をその時代を過ごしたほんとの親父がやったとゆう感じです。実際、完璧シングルの1曲「フー・ワズ・イット?」はオサリバン氏「バック・トゥ・フロント」アルバムに入ってるあの名曲で。声はもう究極のゲロゲロ声。明日のジョーの丹下段平似。「ジョーの子守唄」も歌えるきっと。ジョーの子守唄と言えばサントラでは何故かコロンボ小池朝雄氏が歌ってるんだけどTV放送内ではちゃんと藤岡重慶氏(ファンタスティック!)が歌ってると思うんだけど。うーむ。とゆうわけで段平さんがギルバート・オサリバンばんの歌を歌ってるのです。何と痛快なことでありましょうか。しかもそれがまたバチはまり。
昨日はぐれた狼が
 今日はマットで血を流し
 明日を目指して立ち上がる
(立て 立て立て 立つんだジョー)
 子守り歌はリングにゃないぜ
 立たなきゃ昨日に逆戻り
くらい感動します。これがPOPソングの醍醐味。何でこんなにいいのか理由を説明しろってわからんぞ。わからんことが一番凄いのだ。最大ヒットは「うー、ベイブ(ウァット・ウッド・ユー・セイ)です。歌詞がまた・・・



希望を持っても、半分チャンスがあると思っても
あなたともしやダンスしても、お願いしてもよろしいですか?
承諾してくださるでしょうか?それとも丁寧にお断りになる?
寒くて雨の日に突然日の光が現れるかなあ
オー、ベイブ、何て仰るでしょうか?

あなたはそこにおらっしゃるのですね、スイート・ロリポップ。
私はここにおります、ついついおしゃべりに、へいへい
夜通し貴方を愛するために
銀河を貴方と歩きたいがために
毎日毎日貴方に花を届けます
オー、ベイブ、何て仰るでしょうか?

だってベイビイ、知ってます
わかってます私が貴方にぞっこんなのを
そしてもしかしたら貴方を振り向かすことが出来るかも
ああ、もし貴方がその言葉を言ってくれたら
ともあれ
オー、ベイブ、何て仰るでしょうか?


何とまあかわいらしい謙虚なおじさんの恋歌。全然ロックじゃありません(^0^)。シンガー・ソング・ライターの時代にこそあれの、てめえを着飾ること無いその世代の歌。音楽。
もう1曲、英国での最初で最大、最高位2位のヒット、「ドント・レット・イット・ダイ」。これまた駄目だ。染みちゃって。とても平易な英語でしてこちらでよろしかったらご覧下さり歌詞をご賞味下さい。
他に日本と関係あるのかな。ちょっとオリエンタルなワルツ・タイムの「テイク・スキ・ホーム」、CDでは6.のインスト、もうこれは正にロッキー・ラクーンの世界「未完成無声映画のテーマ」なんてもう・・・生きてて良かったドント・レット・イット・ダイ。イギリスのヴァン・ダイク・パークスおじさんです。「ジャンプ」と並んで大切なアルバムになりそう。
(山)/お勧め!/150点 試聴はここで

Herb Alpert/Very Best Of Herb Alpert
cover
・・・社長 曲目等詳細
*ぽぱっぱ、ぱっぱららー、ぱっぱら♪
のジングルが流れてきます。深夜の期末テスト一夜漬け学生の友、面白くて勉強どころじゃ無くなっちゃったオールナイト・ニッポンのテーマといやあビター・スイート・サンバ。それを演奏しているのがハーブ・アルパートさんです。その1991年に発売されましたベスト盤。あれ?「ビター」が入ってないぞえ。ご安心を全部「ビター」な音楽ですから。今も使われているのかなこの曲。それに続いて出て来るDJさんの声、年代によって人それぞれだろな。私の時代はタモリ&鶴光でおまんねん。聞きますかいタモリしゃんの放送でやってました「xHKニュース」。うちの宝モノじゃ。
はともかく、ハーブさん。ろっくすのジャンル・ページのどちらに入って貰おうかしばし悩んでしまった。
「社長」ってのがあればいいんだけど、ハーブさん一人になってしまいそうだし。やっぱ「黄金の60’s」だなと。一番しっくり来るのが「幸福音楽」。無いけど(^0^)。こんなに聴いてて幸せな気持ちになる音楽は稀有だー。ついニコニコしちゃう。どうもこうもどん詰まり究極にキツイ世の昨今、もうありがたーい存在です。
 1935年3月31日アメリカはLA生まれ、ってことは当年とって71歳ってまあ、ツルツルのお顔の写真しかイメージ無いから。素敵な爺さんになられてるんだろな。8歳からトランペットを始めたそうです。軍隊へ行ったあと、スタジオ・ミュージシャンで業界入り、まず名前が世に出たのはあのサム・クック氏の名曲「ワンダフル・ワールド」と「オンリー・シックスティーン」の曲の共作者として。調べて今回初めて気付きました。そうだったのかー。その後、NY生まれの敏腕宣伝マン、ジェリー・モス氏と知り合ってお互い100ドルづつ出し合ってA&Mレコードを設立、アルバート&ッモスつう訳で。まずは自分の曲、この盤の1曲目「ロンリー・ブル」を出した。これが英米ともに大ヒット。何事も最初が肝心、これでばっちし会社はレッツゴー。「孤独な闘牛士」。さすがロス出身、幼少期の写真が裏ジェケに。メキシコ音楽に強烈に親しんでの、「マリアッチ」つうジャンルの。それをそんなん遠い外国みたいに感じてるモスさんにも楽しんで貰える様に作ったのが「アメリアッチ」つう、ちょっとインチキ臭い、観光地熱海の看板みたいな音楽。アメリカ人だって観光地と駅弁嫌いな人はそうおらんだろう。耳で聴く世界の車窓でオオウケとゆう訳かと思います。以下その路線で大活躍。
ではずらっとTOP40ヒットを英米とも見てみよー。

US
1962 The Lonely Bull (El Solo Torro) Pop Singles 6
1965 Taste Of Honey Pop Singles 7
1966 Flamingo Pop Singles 28
1966 Mame Pop Singles 19
1966 Spanish Flea Pop Singles 27
1966 Tijuana Taxi Pop Singles 38
1966 What Now My Love Pop Singles 24
1966 Zorba The Greek Pop Singles 11
1966 The Work Song Pop Singles 18
1967 Casino Royale Pop Singles 27
1967 Wade In The Water Pop Singles 37
1967 A Banda Pop Singles 35
1968 This Guy's In Love With You Pop Singles 1
1968 The Christmas Song Pop Singles 1
1970 Jerusalem Adult Contemporary 6
1970 Jerusalem Pop Singles 74
1979 Rise Pop Singles 1
1980 Rotation Pop Singles 30
1982 Route 101 Pop Singles 37
1987 Making Love in the Rain The Billboard Hot 100 35

UK
3 Herb Alpert & The Tijuana Brass The Lonely Bull Jan 1963
3 Herb Alpert & The Tijuana Brass Spanish Flea Dec 1965
37 Herb Alpert & The Tijuana Brass Tijuana Taxi Mar 1966
27 Herb Alpert & The Tijuana Brass Casino Royal Apr 1967
3 Herb Alpert This Guy's In Love With You Jul 1968
36 Herb Alpert & The Tijuana Brass Without Her Jun 1969
13 Herb Alpert Rise Oct 1979
19 Herb Alpert Keep Your Eye On Me Mar 1987
27 Herb Alpert Diamonds Jun 1987

このアルバムではA面がアメリアッチ黄金時代。ビター・スイートっ。どうか存分にウキウキしてくれい。「意地悪ばあさん」のフレーズとか、あれこのフレーズはって悶絶するの続々と。歌謡界にも染みこんでるぞえ。てことは60年代以降生まれの方々の体の中にも。
そして次なるステップは
7曲目の「カジノ・ロワイヤル」から。運命の人、バート・バカラックさんとの出会いじゃ。ものすごーく手が合うコンビ。ノンビブラートでひたすら謙虚に吹くハーブさんですから。そのまんまお互いの個性を殺すことなく、ベストカップル誕生!。このテーマ曲だけでもう。食パン3斤食える。
そして出ました、その成果の結実、8.
This Guy's In Love With You

完璧なシングル登場です。歌入り。歌うは何とハーブさんご本人。人柄わかるわー。

君にはコイツが見えるね コイツは君と恋愛中なんだ
そう僕は恋愛中 こんな風にして君を見てるだろ
君が微笑むとき お互いにとても心が通じてるんだなあって

どうやったら君に伝えることが出来るだろ 君と知り合うことが出来てどんなに僕が嬉しいか
誰かが君が僕のことを素敵だって言ってたって話してたし
恋愛中のこの男 どうやったら君を僕の人に出来るかな
今教えておくれ もう我慢できないんだ

僕は手で胸を押さえちゃうよ もうドキドキしちゃって
僕は君の愛が必要 僕は君の愛が欲しい
君も恋愛中だと言って で死ぬまで僕を君の人にさせてちょーだい


このようにして数有るミュージシャンをくどいたんだな。セルメンさんを筆頭にカーペンターズ、キャット・スティーブンス氏、果てはポリスまで。これぞA&Mって音から、隠し味で醸し出す音楽への姿勢へ。

LPでゆうとB面、9.から70’sエラに突入。ニルソン作のウイズアウト・ハー。CDだとジス・ガイと続いて感涙ものだろな。そしてそれまでの音にまるでサヨナラするかのような悲しげな「エルサレム」に続いて
出た
「ライズ」
全米NO.1のデスコ・ヒット。社長奇跡のカムバック。フュージョン・デスコとはこれだ。老若男女の老になっても手拍子と体揺するだけで参加出来ます。バックにはさりげなくアメリアッチなマリンバが。いえー、当時はこれ嫌いでした。わはは。
今は、いやー素敵です。
そこからはもう、怒涛の80’s、90’sに向かってミュージックの世界がこんなに変わったっていやっつうほどわかるバックの音また音。乗っかるハーブさんはいささかも変わりないだけに諸行無常なりや。
気のせいか、とてもラッパの音が寂しげに聞こえるのは・・・・気のせいでしょうか?
(山)/お勧め!/120点 試聴はここで

Herb Alpert/Whipped Cream & Other Delights
cover・・・社長 曲目等詳細
**クリスマスも終わりーの、慌しい中にも何かこう、
ああ、もう1年が終わっちまうのかとわびしくもありの今日この頃にピッタシの幸せ音楽いかがですか?
A&M社長、

ハーブ・アルパート氏率いるティファナ・ブラス
ホイップ・クリームとその他ピッカピカ

1965年4月作です。4作目の無国籍国境音楽だ。
ジャケをご覧下さいまし。一見ウエディング・ドレス。よーく見るとぜーんぶ生クリーム衣装です。
あまーい。果たして体にいいんだろうか?何て思っちゃうのは不健康な21世紀人だからだよなあ。
こうゆう音楽です。あ、オール・インスト。オールと言えば
あの曲がこの盤には入ってるんだよ。

ビタースイートサンバ!

オールナイトニッポンのテーマ曲。期末試験一夜漬け&受験生時代を思い出します。誰のやつを聞いてましたか?それで世代がわかる。鶴光でおまん?糸居さん?私はタモリ氏のに夢中でした。〆は「ソバヤソバヤ」で終わる。次の日の授業では死ぬつう。あはは。
そりゃもうある世代の倭人の心の襞に刻み込まれてるかけがえの無い曲です。
それのオリジナル版入り!1分48秒。
短ーい。番組では編集で4分半ほどにしてたそうで。
ここでTBSの「時間ですよ」のテーマを思い出してみてください。
おわわ、いつの間にか混ざってしまいます。この曲を明るくしたような感じでって作ったそうです。

ビタースイートちゃんもかえがえのないものなら、この音楽もかけがえのない音楽です。
ハーブ社長創作でこれ以降それこそ誰もこんなんやってないもん。60’s前半にはビートルズとは別に全世界みんなの音心はこれで躍った模様です。
全米でアルバム1位、全英でも2位。シングルは
ア・テイスト・オブ・ハニー
いかしたジャケだなあ。ビートルズもやってたあの曲だよ。そのアレンジたるや・・・全く別世界。並行世界のパラダイスと化してます。
別世界といやあ、あの「ラブポーション・ナンバー9」も。「ちょっとだけよー」(加藤さん凄い。うちの親父と同じ病気であそこまで回復した!)のヴァージョン。大笑いするやら嬉しいやら。

そしてそして何となれば全部食べ物特集のタイトルになってるつう
1. A Taste of Honey
・・・そりゃもう蜂蜜。
2. Green Peppers
・・・ピーマンのことなのかっ。
3. Tangerine
・・・ミカンちゃん。
4. Bittersweet Samba
・・・ビタースイートってアメリカウメモドキって草らしいす。妖怪じゃない。
5. Lemon Tree
・・・すっぱいぞ。
6. Whipped Cream
・・・昨今モノホンの生クリームにはなかなか出合えん。
7. Love Potion No. 9
・・・香水。香水は食べ物じゃないか。
8. Garbanzo
・・・ガルバンゾー。がんるばんぞーってほら・・・ほら、あれ。あれです。
9. Ladyfingers
・・・棒タイプのクラッカー?クッキー?。クラッカーだな。
10. Butterball
・・・バター飴。美味いですよねえ。とわいえ、最近舐めてないブツ。
11. Peanuts
・・・南京豆は秦野産だよ。千葉の人に怒られるちゃうか。
12. Lollipops and Roses
・・・ロリポップ!くるくるあめ。遥か昔、2回くらいは食したか。全部舐めるのにどれくらいかかるんでしょう。
13. Rosemary
・・・「の赤ちゃん」だと、怖い。ズタボロー・フェアのローズマリー、征二(坂口)&ターイムの抗争香草。
14. Blueberry Park
・・・アオハタのジャムで御馴染み。いや別にアオハタじゃ無くてもいいんだけど。ソントンのジェリーみたいのでも可。

ああ、美味しそう。曲を聴くごとにその食材を食すのが一番贅沢な聴き方かな。

歳末大売出しのスーパーでかかったらむやみと買ってしまいそうです。踊りながら。粋やねえって言って。
担当者の方、どうぞ。

食べ物屋さんでも、これかかったら食欲増す増す。コーヒーも紅茶も美味い美味い。
かといってオサレな店でかけられたらムカついたりして。

あなたの街の経営がヤバそうな喫茶店でお昼のハンバーグ定食微妙な量のナポリタン添えを食す時に、かけて欲しいです。
食後に手作りプリンまで行ってしまいそうです。
(山)/お勧め!/150点 試聴はここで

早川義夫/かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう
cover・・・なおよろし 曲目等詳細
*「地上波TVは21世紀に終焉となります。」
と最近画面に出るから、ああ、なるほどなしかりと思ってしまいます。なにしろやかましくてたまらん。
画面も文字とめどなくやかましいし、音もやかましーたらありゃしません。音がやかましいのは音楽がうるさい。
無限大チャンネルのMTRに入れときゃいいだろっていれてるだろ。文字みたいに。
よく見ると、勝手にアナログ放送が終わってデジタルになるんだそうで、それならそれを機会にTVやめますって言うこっちが。
CSしか見ないし。それに音楽は自分で選ぶ。
徹底的にやかましくないのを。音が無い音楽。
音が無い音楽で一番音が無いのはアカペラ、次いで弾き語り。困ったことにこれらをやるといやらしいの。
それは昔からそうで、何と申しましょうか弾き語るぞ、アカペルぞって意図でやられると相当いやらしい。いやらしいのは困ります。
いやらしくないのがいい。聴いてるだけで勝手で申し訳ないす。

そこで登場、史上最も音数が少ないアルバム、

かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう

早川義夫氏、歌と演奏

1969年度作品。早川氏はからっぽの世界に住む方で、元ジャックスのメンバーさん。ジャックス・カードは多分持って無い。
バンド解散後、初のソロ・アルバムです。
まずもって、その内股はやめなさい。緑だし。って突っ込む。作法で。人形怖い。
ぽん・・・・ぽん・・・とゆうピアノと、うわあって歌しか入ってませぬ。一つだけ、シュー、ゴヅってノイズのリズム入りのが有り。
それでうちに有るSMSからの再発盤の帯には、「日本のテクノ・ポップの原点がここに」と書いてあるけど、強引だなし。
でも、言いえて妙。ジョン・フォックス氏”メタルビート”参照で、テクノは、ぽんぽんと歌だけだもんな。
それしかいらんわ。その点と線に命かけます。
それでアルバム一枚、聴き通させる。ボディスラムと裸絞めとヘッドロックだけで3時間試合をしていたとゆう古のプロレスのよう。
針を上げてしまったら、そこで終わり。
上げなかった。楽しくて。
おかしくってもう。ホラー漫談って有ったらこんな感じかとか。若い頃聴いたら、そのまま膝小僧抱えて体育館座りしてしまったと思います。
バカボンのパパの歳を超えて聴きますと、人を喰ってるでしょって。もしかしたらジャックスでの暗黒イメージを逆手に取ってギャグしちゃったのですか?
と聞いてみたいです、早川さんに。
そもそも”かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう”で、激しく同意。逆のことをも言ってる訳で激しく同意。
悲劇は喜劇で、喜劇は西城悲劇。
おどろの声で
♪三行連続 一行転換♪
って唄われた瞬間から、ぶ、って吹き出す。いきなし転換。
「もてないおとこたちのうた」満載です。しかも歌詞は女の人が書いてるんだもんな。残酷だよさ。
極め付きは、名歌「サルビアの花」で、洋の東西問わず男が歌うのはふられて、女の人は3時間泣けばさっぱり忘れると申しますが、
男はそうはまいりません。めめしさたっぷり未練たらたら、それを唄うのが男子歌手の使命です。

♪泣きながーら キミのあとを追いかけ 花吹雪舞う道を転げながら 走り続けたのさ♪

赤塚さんのマンガのモテナイ君が鼻水と涙ぐしょぐしょで、「だんでぼぐをずてるのざー」って転げてる風景が目に浮かびます。
女の人は逃げながら「つうかー。そうじゃなくてー。おめえの顔が気持ち悪いんだよ。」って言ってます。
「ぞんなごといばないでさー。」

「NHKに捧げる歌」は、これに激しく同意しない方がこの世におられますでしょうか?
勝手に送っておいて、勝手に金を取るとは何て悪行卑劣。見られたくないならパスワードでも設定しやがれ。
昔、あまりに払わなかったので、深夜、公団アパートの前でまちぶせされたことがあります。怖いよ。
仕方が無いから、白黒TV契約しました。うちのTVは壊れてて白黒でしかうつりませんって言ったなりけれ。

そして21世紀の未来に住む我らはいつでも「無用ノ介」になるんでは無いかと恐々生きてやんす。
バックジャケの”甘えたくて甘えたくてしょうもない人に聞いてもらいたい。」との、宣言は
覚悟を持ってやりきって、やらしさのカケラも無く、素晴らしき日本の芸能音楽。
こればっかは言葉がわからぬ赤毛人には、わかるまいの洋楽聞きの逆襲もたまにはさせてよ。
(山)/お勧め!/150点 

Horace Silver/Song for My Father
cover・・・どジャズ 曲目等詳細
*ジャーズ。秋にはジャズが欲しい。そんな団塊の世代の貴方の為に、スイートなジャーズを2万5千曲、
95枚のCDに収めましたこの「癒しのジャズ」、お値段はたったの24万5980円。
あの古のサウンドをお茶の間に・・・・

じゃねーよーーーーーー、

このナイスな、おいちゃんのジャケのアルバムは、

燃えます。

ファンキー・ジャズ界にこの人有りと言われました

ホレス・シルヴァー氏の1964年作
バカボンのパパに捧げる歌

ジャズ界の60’sはロックの70’sにあたります。
前半は脇目も振らずその幸せに浸れた。これがモダン・ジャズってサウンドに。しかしそれとの惜別も目の前で。
それがこのビートルズ登場の頃作られたアルバム。
ハードロックジャズです。
その10年後に、スティーリー・ダンがこの音をたっぷり吸ったお返しで自分の曲を作りました。
「リキの電話番号」。この盤の表題曲のリフから始まる。
だもんでダンのファンにとってこれはもうもう一つのリキ、長州力、ラリアート級の宝物でござる。
ジャズ喫茶の奥のカウンター席で、バーボン飲みながら難しい顔して聴く類のものではありません。
何しろ明快です。
メロがドッパと目の前にダダダーンと現れる。
奏でるラッパは歌です。
自分で作ったそのメロのそれに答えるようにハイホー、シルヴァーとホレス氏はびんこびんこと合いの手を入れ。
ハードなアップな曲では、スラッシュ・メタル・ジャズとなり、どうぞ存分にヘッドバッキンして下さい。
ミドルな曲はラテン風味。リキ・ファンには、B面1曲目の「ケ・パサ」も別ヴァージョンだよ。
リフが裏から入る。
スローな曲では、ジャズに望んでいる全てがあります。
こうゆう感じを聴きたくてジャズを聴くとゆう。
でも

もう終わってしまった古臭いモダン・ジャズじゃないの?
関係有りません、俺らロック人には。ジャズ人にも関係無いんじゃないのか?
生きてる時代の生きてる音楽は、錆びること無く永遠に生きてる。
殺したり、懐かしにしたりするのは、己が老いていく証拠だな。

ジャケットのおっさんは、ホレスさんの父ちゃん、ジョン・タバレス・シルヴァーさんだそうです。
わたしゃずっとこの人がホレスさんだと思ってたつう。あはは。
思えばホレス氏は1928年9月2日生まれだから、この時36歳。ふけ過ぎだっつうの。
父ちゃん、お洒落させられてのジャケット撮影、ちょっと恥ずかしそうでいい顔〜〜〜。

ラストの”ロンリー・ウーマン”は、オーネット・コールマン師とは別曲です。ロンリーなウーマンは世界中にいる。
そして駄曲無し。
(山)/お勧め!/200点 試聴はここで

細野晴臣/トロピカル・ダンディー
cover・・・ソイ・ソース 曲目等詳細
*日本の不機嫌大王、
細野晴臣さんの1975年2ndアルバム

トロピカル・ダンディ!

八木さんのジャケ濃い〜〜。
ジャケは体を表す。臭いぷんぷん、しかもとてつもなく臭い一発、ソイ・ソース音楽誕生の瞬間です。

YMO計画の始まりでもある。

音楽家の求める理想てば、ただ音を出すことのみに有らず、とてもとても言葉で現すことの出来ぬ空気をステレオ装置から撒き散らし、
異世界へ聴いたものをいざなってしまおうってことだと思い。
しかしてそれは至難の技、自らその臭いたっぷしある街の中にどっぷし漬かって汗までその臭いになるか、
五感全てを動員して瞬間に嗅ぎ取り掴み取るか。
1975年の日本にはまだまだその妖しい場所が一杯有ったと思われ。さてそれをどうやって音にしよう。
洋楽が目の前に有って最後尾から追い込もうとしてたはっぴいえんど終了後、細野さんが始めたこと。
まずはそれは汽車に乗ってやってきたんだよ。

港町ヨコハマに。
チャタヌガ・チュウ・チュウと。進駐軍のグレン・ミラーのSP。実家にも有りました。異国文化が直接流入。
好きでたまらなく、尊敬したはったと思われるヴァン・ダイク・パークスおじさん。その師匠が関わったハーパース・ビザールもそれを演り。
パークスおじさんも同じ匂い音楽したくて1972年に”ディスカバー・アメリカ”出した。
米国には米国の匂いありで、日本には日本のクッサー有る。師匠と肩を並べるには、それやり遂げなければ巨人の星は掴めないぞひゅうま。

どう聴いても、ヴォーカリストの声では有りません。細野さんは。
それはパークス氏もそうで、イーノちゃんもそう。
それでもたまらぬ、妙なる魅力。何でかって・・・そりゃその声でしか出来ない桃源郷音楽作ってるから。
ご本人によれば、それはA面で力尽きたとのこと。北京ダック喰った時点で。
B面は、力尽きて倒れながら作った音楽かなも。
それって大リーグボール3号じゃありませんか。

無敵です。

同時に消え行く消失の香りもする。
”三時の子守唄”・・・生ギターと声だけ。そしてそれに続くインスト・ヴァージョンのそのたおやかなことと言ったら。
音楽には確実に魔法と奇蹟があるぜっと夕陽のインファント島の浜辺で叫びたくなる瞬間。
日本POPの天辺に到達だ。

1975年。その年には奇しくも遥かなるニュー・オリンズ、アラン・トゥーサン父さんが”サザン・ナイツ”アルバム発表。
不思議だ。同時期に同じところを見ている謎のどうにも説明つかない眼に見えぬ香辛料がたっぷり。

そして
荒井さんの”ミスリム”アルバム。
こんな方がこんなことを演ってる一方、バックを勤めてたんだから、そりゃ奥は底無しだよな。

最後の波の音と、その浜辺でかけられたダイアル式の電話は相手が出ない。
一言放つ、何人かわからぬ女人の声。
もう一度立ち上がって巻き起こす大騒動予言しちゃった...。
(山)/お勧め!/200点 試聴はここで

ハミングバード/密会
cover・・・英国ファンク 曲目等詳細
もう出たでしょう。
おお、出てた!一昨年の5月。日本でのみCD化。
が、しかし。遅かったかー!廃盤じゃあ。アマゾンで恒例のすげー中古値段。
え、それからまた出たの?
何故それが検索で出て来ないの。謎。謎だらけ。
何しろタイトルが

密会
〜We Can't Go on Meeting Like This

ですから。”俺たちゃこんな風に会うことはもう続けられない”。
マジでそうなっちゃってる。洒落になりません。
そのバンドは、

ハミングバード。

第2期ジェフ・ベック・グループ−ジェフ・ベック神−コージー・パウエル力+パーナード・”プリティ”・パーディーちゃん。
神と力の存在は恐るべき。抜きですと世に残ることすら出来ません。
2期ベック・グループに惚れた人類ならみんな聴きたいと思うと思うんだけどなあ。
外盤でCD化どころか、あのユー・チューブですら誰もアップしてない模様です。
これは相当の忘れられ方。しどい。

忘れられない名盤です。
世の中、みんなCDの時代になった頃、突然聴きたくなって探すもどこにも無し。
ふと今までかえり見もしなかったアナログ中古LPコーナー見たら・・・・有った。
や・・安い。300円。
買って今や誇りの王になってたプレーヤーでかけますと、出て来た来た来たどすこーい。
グルーヴの嵐。
何だ、レコードでも何ら問題ないじゃん。
と、
またまたアナログ世界へも戻って、最新のサウンドなんぼのもんじゃい、

昔の新譜が山ほど有るわ!

目から鱗がバリバリ落ちて、このようにろっくす三昧になってしまったキッカケかもしれん。
何しろ、
まずこのジャケです。
当時生きてて雑誌のレビューで垣間見た方々は目に焼き付いてるかと。
こりゃ何の図か?あそうか、あの図か?とか当時のうぶな少年少女は簡単に納得出来ませんから、
ただもう妙なポーズの女人・・・とだけの印象で、味が濃そうとスルーしたかと。
はい、その通し。濃いです。
でも別の濃さ。気合3000%の突進ファンク・ロック。
御想像の通り、第2期ジェフ・ベック・グループの道を大将がいなくなっても突進した結果ここに有り。
しかも2作目。何の因果か母国英国ではまるで人気の無いジャジーなファンクにハマった連中の怨念もりもり。
それが高じて
ここに来てドラムスに本家グルーヴ国アメリカNYからバーナード・パーディー氏を迎えました。
どんな縁が有ったんだろう。入るに当ってそりゃもう、へへぇ神様、もしや叩いてくらはるんですか?
うっそー!?
そんな密会が想像されます。

パーディー氏。
私が一番好きなドラマーです。もうこのドラムスつう妙な楽器をぶっ叩くために生まれてきたような御仁。
神様がそれ仕様に体と心を作られたに違い有りません。スティーリー・ダン「エイジャ」にて既に聴かれてます方も多数かと。
ですから、ここでもそりゃ凄ぇ。ハナから突進突進また突進。
ちょい聴き、あの忌まわしいフュージョンなるジャンルに近いと聴かれる危険ございますが、
そんな危険毛頭有りません。
くつろいでお洒落のお供になんぞけっして使えない凶暴さですから。
使われるのは、競馬専門チャンネル、グリーン・チャンネルのお馬さん調教のBGMくらい。実際にかつて使われました。
これがかかってる時のお馬さんはやけに速く見えます。馬券買っちゃいます。スります。
怖。

もちろん音楽はぶっ叩きドラムだけでは成立しません。
神様を迎えて、元気百倍の天使ども。アドレダミンぶちゅぶちゅ噴出させてます。
前頭7枚目のヴォーカルの味、ボビー・テンチさん、くわっと歌う。ギターはベック大将を受け継ぎ、上手いぞー。隠してたか。
ベースのクライブ・チャーマンちゃん、ぶりぶりとうっぱうぱとポンプ&チョパー炸裂。
そしてこっそり大将とまだやってるマックス・ミドルトンさん。ほれあのエレピ。ぷわぷわぷわって例の。どうぞ。
&ギター殺人者の凱旋とワイアードをこっちにも盗み帰ってるで。
最後にジャケでは天国の階段始めそうなギター抱えてます、バーニー・ホランド氏。どこで弾いてるかわかりません。
どこ?
ほとんどだったりして。

の猛者どものくんずほぐれつの死闘が納められたこの盤、いくら考えてもこんなに地下に潜ってるのか不思議でしょうが無い。
何でもあらわになってるようで、まるでなってない21世紀を象徴するがごときアルバムです。

それにしても、いつものことながら、紙ジャケ限定発売のものが中古高値で売ってるのって、腹が立つなあ。
寂しいことだよ。ここまで商売にしなきゃいけない気持ちを持つ人がいるなんて。
ハミングバード知ってるなら、かなりの音楽好きだろうに。
(山)/お勧め!/200点 試聴はここで

恋のダウンタウン/平山三紀ベスト・オリジナル
cover・・・歌謡ポップス 曲目等詳細
これはいいもん買えましたわ。
あの平山三紀さんの初期ベスト。
全曲作詞・橋本淳さんと作曲・筒美京平さん。
そのコロンビア時代のシングルがA面は全部、B面は時間が許す限り。
そしてどーやらテイク違いみたい。
普通録り直しですとエネジー落ちたりするもんですけど、このクールぶっ飛ばし姉さんと筒美さんの仕事にぬかりはあるはずは無し。
さらにグルーヴィンになってるような気もする1974年2月のお宝です。
いつもそばにいて洋楽ロックの敵としてドカーンと存在してたこれが歌謡ポップスつう歌謡曲のジャンル。
さすが敵だ。強力です。
それがねー、いつのまにか無くなちゃって。ことわりもなく。
困るんだよ。貴方がいなくなるとロックも死にます。いてもらわなきゃ。
が、
21世紀。それがいつ出てようが、眼前に出現した。
ガキの頃のうっすらとした記憶のノスタルジーと共に、まるでお初の新鮮をも伴って。
リアルとファンタジーが合体した生きてる音楽で聴いてます。
思い出は歳取ったもんの特権。しかし思い出は新しく作らねばあとで浸ることも出来ぬ。
特に若い衆はそうだよ。いやもっと年寄りはそうかもしれん。
35年超前の音楽とて、宇宙の歴史に比べりゃあほんのちょいと前。

これは我が家にとって完全な新譜です。

では、シングルリリースの順にそって感謝感謝!!

1. ビューティフル・ヨコハマ/さよならのブルース (1970.11.10)

戦慄のノリノリ16ビート歌謡。かなり演歌方面寄りすが、何てたってヨコハマですから。
出身地です。


ヨコハマー ヨコハマ 素敵な男が
ヨコハマー ヨコハマ いっぱいいるわ

そんなー。断言されても。えーと・・その素敵な男の名前が羅列されてまする。
ミツオ、サダオ、ジロー、ジョージ、ハルオ、ゼンタ・・
あはは、私の名前は入ってませんのビューチフルお話しです。

2. 真夏の出来事/ブン・ブン (1971.05.25)

最初はB面だったとゆう。それがひっくり返って最高位5位。ヒット!
そりゃヒットするわ。言われなくても覚えちゃって歌っちゃう完璧歌謡。
これは覚えてますから、ガキの頃、意味もわからず歌ったんじゃないかの。
そーゆー人、多いんじゃないかの。
これまた16ビート内包のグルーヴィンPOP。何おか言わんや。
最後の英語のセリフのこそばゆさがたまらんでございます。

3. ノアの箱舟/心のとびらをノックして (1971.11.01)

さらにアッパーイントロ、哀愁で歌い始め、サビは宣言メジャー。
アルバム歌詞カードでは全ひらがなで書いてある。
それが何故にノアの箱舟か?その謎は?
ポアロに頼まんと解決しませんに。

アルバムB面4曲目に、”心のとびらをノックして”が収録。
ノリノリです。ノリノリーです。横山ノリヒロさんじゃないですけど。
サビの♪ ドンチュノ、ドンチュノウ ♪って日本語でヤられない方はおられません。

4. フレンズ/20才の恋 (1972.03.01)

これも知ってます。どこで知ったのか。知ってる。
かなりの名曲として今に伝播されてるらしい。
そりゃそうがな。そうだもん。ホンキートンク調でニューオリンズR&B。
ニューオリンズはフランス文化圏すから彼の地ににもつながってる。
ホーンアレンジがアラン・父さん・トゥーサン氏です。嘘です。
みたいに思え、てことはザ・バンドじゃん。KOされます。
笑いながら。

5. 希望の旅/いつか何処かで (1972.06.10)

これまた・・イントロつかむよなー。そして歌、アイドル路線とおぼしき中でまるで無視のゲロゲロ歌い。

♪パパ山マムシ真珠忘れずに持った♪

何じゃそりゃあと思ったら、

♪パパやママの写真も 忘れずに持った♪

が正解らしく。出ました、エー加減でいい加減に歌う得意技。
これが世界の良いものの真実です。
次々とパッチワークのように様々な音が出て来るアレンジがスクリッティ・ポリッティの前世だと。

6. 月曜日は泣かない/潮風の季節 (1972.10.01)

完全16ビートソウル!!んっぱっぱ。んーグルーヴィン。

♪二度と二人はフラスコと無い♪

♪二度とふたりは暮らすこともない♪

シュールリアリズムです。

♪レコードや編み物は 私を責める♪

ダダイズムです。ウチのことかと思った。
そしてサザエさんのエンディングが流れても平山さんは泣かない。
そしてこのハードロッカーなギターは成毛さんだったりして。

7. 帰らない恋/思いでの朝 (1973.03.10)

何とダブで始まります。たまげたなも。最初だけだけど。
これまた淡々と進むに聞こえ、中に強烈16ビート入り。
サビのリズムチャンジは歌謡曲特権のタメビート。
フックは完璧です。
この手は、聞けば聴くほどハマる。

8. 銀河のはてに/私の場合は (1973.07.10)

荘厳なるストリングスが冬のソナタは誰?してるフレンチポッパーなお品。

♪ どんなー リラケの夏はーゆめーのように過ぎて=♪

♪ 二人ーだけの夏はー ゆめーのように過ぎて=♪

前者のようにまたまた聞こえてしまい、どんなんだ?リラケの夏って?
ってしばし誤解楽しみ出来ますこの幸せよ。
わかってくだされ。それがああ愛とゆうものよー。

♪ 胃の 血 枯れるまでは〜♪

とゆう箇所もある。これは無理やり。

B面の”私の場合は”がアルバム5曲目に入ってます。
これがまた素晴らしく。スティーリー・ダンしてるつう名曲。
いけません、こんなにツボの歌、作られては。

♪ 駄目ー 駄目ーー♪

と歌われてることはじゅうじゅう承知しておるんすが

♪なめー なめー♪

と一回目は歌ってるでしょ。わざとか。

9. 恋のダウン・タウン/他人の噂 (1973.11.01)

アルバム1曲目にしてコロンビア最後のシングルとなるキラー歌。
何をか言わんや。もう聴いて下さい。
速度360kmです。これぞ京平節。和田京平さんじゃなくて筒美さん。
アタックナンバー1だな。

B面”他人の噂”が、アルバムB面5番目に収録。
これはSTAXソウルでして、和田アキ子さんが歌っても凄いぞ。
ブーババブーババってブラスが馬場さんを呼ぶ。
ワワワウギターがマーヴィン・ゲイ氏を呼ぶ。
こんないい歌がB面で許される訳もなく、当然両A面だな。

ってことはここに収録されてないシングルB面も全部A面クラス?

聴きたい。

それにしても羨ましい。
この声質。これぞピンでフロントに立つべきヴォーカリストの天性の声です。
そしてナチュラルにうまい。
&クール・ファンキー。

数々のCDが復刻されてる訳だ。
当時は、大ヒット連発スターのような記憶は有りませんが、間違いなくこのワンダフル仕事は、
日本の空間に永遠に刻まれるぜ。
(山)/お勧め!/250点 
試聴はここで






●解説員紹介●
(マ)(山)・・・元マスター、現「山」。当サイト管理人。狂気POPが好み。ばかロック推進委員会会長代行。
(み)・・・みみちん。当サイト管理人。歌唱力は問題としない。