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ALBUM一覧 「C」

アルバム・チャートにエントリーのアルバムをアルファベット順に分けて掲載しています*
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<C>
カフェ・ジャックス/ラウンド・ザ・バック
cover・・・無国籍POP 曲目等詳細
*こうゆうバンドを勝手に応援するためにわたしゃこのろっくすをやってると言っても過言ではありません、それほど惚れ込んでいるバンド、カフェ・ジャックスです。たった2枚しか残していないアルバムのこれは1st。ムーンライダーズの鈴木慶一氏のレビューでその存在を知って誰じゃこりゃのメンバー、当時知ってる名前と言えばゲストのフィル・ピカチュウ・コリンズさんくらいでしたがそのあまりにもの絶賛振りに思い切って探しに探して購入、横浜、東京のレコ屋さん巡って足が棒になったよ。でやっと入手、かけてみたらこれがもうびっくり。こんなバンドがいたのか。なんなんだこれは。以来、人生バンドとして私の右脳にインプットされ続けてます。音楽はと言えば狭間の音楽、プログレの要素もあり10CCみたいなポップもありスティーリー・ダンを思い出す瞬間あり、どうゆうわけかリトルフィートしてる時あり。一番の特徴はそのエキゾチティズム。無国籍。シンガポール?南仏?4.の曲名にもあるように「さらば愛しき人よ」、ハンフリー・ボガードのフィリップ・マーロウが煙草をふーっとふかして雨のパリの酒場カウンターでぶつぶつ何か言ってる風景がお茶の間に忽然と現れて来てしまいます。メンバーはこの時点で3人。ボーカル・ギターはクリストファー・トムソンさん。このバンドしか名前を見たことが無いす。その独特のヴォーカルはこのバンドの特徴であってまたその癖であかんちゅう人はあかんって言う人もあるかと。イギイさんボウイさん所属の世界低音倶楽部(^0^)からおお独自だ初出だと大いなる賛辞がよされらたとゆう(うそ)。キーボードはピーター・ベイチさん。後にペンギン・カフェ・オーケストラであのぱほぱほアコーディオン弾いてます。ドラムのマイケル・オグドリー氏は後にシンプル・マインズにちょこっと参加。で重要人物、それはプロデュースのルパート・ハインさん。ミスター・シャープと異名を取るこのお方、フィックスのあの切れまくりサウンドでお馴染みですがこの盤でもそのセンス塊の手腕を惜しむことなく発揮、代表作って言っても良いんじゃないかと。ゲストには前記のフィル・コリンズ氏。隣のスタジオでジェネシスのレコーディングしてたそうでハイン氏と知り合いで呼ばれたそう。正直言ってこの盤のどこでぱたこんさせてるかわからぬ。この盤製作時にベーシストが脱退してしまったのでここで弾いてるお方がジョン・G・ペリーさん。キャラヴァンの夜毎太る女に参加してる人だ。かなり貢献しててサウンドの核となってます。も一人マルチな人ジェフ・リチャードソンさん、この人も中後期キャラヴァン人だ。はい、後はどうか現在奇跡的に日本盤が出ているこれをぜひ入手していただいて堪能してみて下さい。この77年にしか出てきようがなかった音だけど、時はパンク出現おおわらわ時代、5年後だったらエジンバラ周辺同郷のスティーリー・ダン・シンドローム、ダニイ・ウイルソンらと共にブレークしたかもしれんが、くそースーパートランプも最初は苦戦したようにこう言ったジャンル分けしにくいバンドはいつの時代も辛い局面に立たねばなりませんす。シングル・ヒット向けじゃないところに味があるのでそう言った面でも不利。だから勝手に応援しちゃいます。これは相当な音楽なのだ。(マ/お勧め!/200点

CAFE JACQUES/インターナショナル
cover・・・無国籍POP
*「カフェ・ジャックス」と読みます。メンバーはそれぞれそれなりに活躍してましたが実際上は忽然と現れた感有りの奇跡バンドでアルバム。70年代後半のプログレ中道の波と10CCやセイラーなどが振りまいてきた無国籍音楽の波がここに結集、眩暈がするような感覚が味わえます。ほんとどこなんだろう、バンド名から想像すようにフランスぽいとこもありイスタンブールあたりの中東の外国人街みたいなとこもありペペルモコの迷宮に迷い込んで脱出不可能。「アナザー・オリジナル・サウンドトラック」の称号を与えたいぞ。リトルフィート、スティーリー・ダンの影を見ながらもどうしょうもなく英国ならではのこのセンスを今しかありません。これまた奇跡のように廃盤になっていない。(マ
/お勧め!/200点

CAMEL/スノー・グース 
cover・・・CAMEL 曲目等詳細
*キャメルです。
キャメルを極める。なんつて。
1975年プログレがグレかかってたその時代にあろうことかノン・ボーカルのトータル・アルバムをぶちかました
それがこの

スノー・グース
白雁

けっして白雁視してはいけません。
キャメルと言えばフィリップ・マーロウ。作家レイモンド・チャンドラー氏が生み出したニヒルなハード・ボイルドだどの探偵さん。彼の愛飲するタバコ
がキャメル。ラッキー・ストライクと並んでいかにも肺が真っ黒になりそうなやつ。憧れまして昔吸ってはゲホゲホ言ってました。美味いんだこれが。そ
んなハードな味をけっして表に出さず裏の心で抱いているのがこのバンド、キャメルです。
英国カンタベリー族に属すよな。たしか。
イギリス南カンタベリー族のプログレ村に生息するバンドさんたちは、キャラヴァンを筆頭に(当社調べ)習性でやたらややこしいことをしたりなさるけどとても優しい肌辺りの、そうです今の時期です、欲しいのはラクダのシャツ&ももひき、そんな音楽をしてくれます。
キャメルはその筆頭。その中でも特に世に名をはすアルバムがこの白雁。
何が有名かって映画の「ポセイドン・アドベンチャー」の原作者だっちゅうポール・ギャリコ氏と申す作家さんが1941年に発表した同名小説に触発されて作ったとゆう。
白い雁が豪華客船に降り立ったとたん沈没してさかさまになってアーネスト・ボーグナインのおじさんに焼き鳥にされてしまったって話では・・
多分無い。
「第2次世界大戦下の南イングランドを舞台に書き綴ったヒューマニティあふれる珠玉の」小説、一羽の雁を通じて画家ラヤダーと少女フリスの友情を描いた・・らしい。
読んだことも聞いたことも無いのです。
それでこのアルバムを理解できるのか?てめえ。
理解できてるかどうかはわかりませぬが、堪能、感動はできるぜベイビ。
音楽は音楽だからよ。

果たして文学作品を音楽に出来るか?
「言葉はすでにギャリコが彼の言葉で表現している。ぼくたちはミュージシャンだから、ラヤダーとフリスの心の交流をすべて音楽で表現することにしたのだ。」
あらゆる作品は世に放たれたとたんに作者の手を離れる。
鑑賞者のものになるのだ。
なんで、このアルバムは「白雁」を通じてのギャリコ氏とキャメルのガチンコ勝負となっております。
舞台となった土地に自ら出向き、曲想を練ったつう覚悟たるやそのまま音として聞こえる聞こえる。
優しい手触りの奥の狂気の熱情、アントニオ猪木vsタイガー・ジェット・シンorラッシャー木村叩きのめし事件の絵を思い浮かべてもけっして罰は当たらないであろう。無理して思い浮かべる必要はありませんが。
インストで感動作品を音にする。
主題メロディを各楽器がたおやかに奏で、裏では白玉でストリングスとかメロトロンがぞわー。さあ泣け、盛り上がれこのー
つう非常にやばい状況への誘惑が常にあると思われます。

それは安易だ。
俺はそうゆうxxxロードみたいなのは嫌いだ。
パンクだぞメタラーだぞ。きー。

そんなんじゃありません。そんなんにしてたまるかって気迫充満です。
何しろ愛して愛して愛した作品、それに恥じる音を作ってたまるものかって気持ちあろうぞ。
練って練って練り上げた渾身の音粒。
ライブでも一語一句違わず演奏される模様。

これぞミュージシャンシップってものだと思います。
本気で作られた音楽はいかなるものでも尊敬いたす所存。
今度はキャメルの白雁と我々がガチンコ・セメント対決する番だ。 (山
/お勧め!/150点

キャメルのスノーグースは、「ポセイドンアドベンチャー」で有名なポールギャリコ氏の短編小説が元になっているコンセプトアルバムです。
1975年度メロディメーカー紙、ブライテスト・ホープ一位に輝きました。
 怪我をしたスノーグース(白雁)が、きっかけで知り合った、醜い画家ラヤダーと孤独な少女フリーサの交流、そして悲恋の物語ですが、キャメルは美しいメロディと圧倒的な構成力で原作を忠実に再現しています。この作品は、その後コンセプトアルバムを何作も手がけるキャメルにとって先駆けとなったアルバムです。
(garoto0923 )さん/お勧め!/

*『スノーグース』の作者ポール・ギャリコ氏は非常に気難しい方のようで、キャメルの名盤も認めてはいないそうです。リチャード・ハリスとジェニー・アガターが主演したテレビ映画版『スノーグース』(70 年代前半、NHKで放映)も、その後の公開がいっさい許されていません。
それでも、原作の哀しさ・美しさは少しも変わらず、それをロックという音楽で表現しようとした若きアンドルー・ラティマーとピーター・バーデンスの意気込みと成果は、プログレッシブ・ロック史上の一大イベントとして、これからも語り継がれるでしょう。

(Rimmer)さん/お勧め!/ 試聴はここで

キャメル/Breathless
cover・・・ 曲目等詳細
*78年と言えばプログレ勢にとって冬の季節に差し掛かった時期、キャメルも中心人物の一人キーボードのピーター・バーデンスさんがこのアルバムで最後になっちゃうとゆう変化を余儀なくされた時期であります。しかしながらスティーリーダンのAJAを始め70’s音楽が熟成、色んな意味で総決算のアルバムが作られた時期でもありましてこのブレスレスもそりゃもうたまらん名盤ではないかと。私はこの盤が一番好き。歌物アルバムであります。インストがお家芸のキャメルにとっては外道かもしれませんが、個人的にはこの人たちの楚々とした控えめな音の置き方は歌物で一番映えるのでないかと思ってます。歌はキャラヴァンのリチャード・シンクレア、前作より参加してます。リチャードさんと言えばその何とも言えんジェントルなヴォーカル、親父ルックスからは想像でけんわ[(^o^)]。その歌がまたキャメルに合っててねぇ。優しさ5倍増し。時々お、キャラヴァンかよーなんて感じちゃう瞬間も有りだったりして。つーかもしかして俺はリチャードさんの歌が好きなのか、この人の歌ってる盤ばかしやけに聴いてるぞ。で、その歌もメロディが良くなければ何にもなりません。その点でもこの盤は大丈夫。プログレかそうでないかなんてどうでも良くなる名曲、うっとりメロディの宝庫です。1曲目ブレスレスでやられちゃって2曲目のエコーズでお派手だわ前田キャプチュード兆しかで目くるめき、そして一番好きなのが「ダウン・オン・ザ・ファーム」。曲名からしてプログレ外れの田園ポップ。イントロだけやけに派手だけど牛は鳴くは馬は走るは。ってかなりキャラヴァンぽいですけど。良いじゃんいいんだから。その後も続くしっとりポップ曲の連発。こうなるとプログレAORかもな。この時期ポップに接近して成功したプログレアルバム多数でコアなファンが泣いたようですが私はそれのいずれも大好き。80’sに入っての同じような動きとは違ってこの頃のはシェイブアップされてセンス凝縮でしかも親しみやすいメロディと、音楽好きなら何で嫌いになりましょう。売らんかなの嫌味もまったく無いし。ですからこれ、もしやプログレファン以外の例えばフリートウッドマックなどが好きな人にもしまだ未遭遇でしたら是非聴いていただきたいアルバムなんです。こうゆうのは自分から行かないとなかなか会えないと思う次第で。はい。(マ/お勧め!/150点 試聴はここで。
輸入盤

CAMEL/ライヴ・ファンタジア 
cover・・・CAMEL 曲目等詳細
前回、キャメルを讃えさせていただいたのが、2年前の12月18日。まずそれに気がついて愕然です。
何とまあ、年月の経つのが早いことか。
参ったな、ついこないだのような気がしてしまった。
このままで行くとあっとゆうまにヨボヨボさん。街を歩けば徘徊老人と間違われるとか麻生ソーリみたいなこと言っちゃいそうだがや。
あん人、基本的に毒舌好きなんだな。今の時期、一番ソーリに不適格の方です。野党の代表でクソミソに相手方を言うのに最適。
多分そうなるんで実に歴史は必然だ。

そしてやはり歴史の必然として出るべくして出たのが
このキャメルのライブ・アルバム。

ライブ・ファンタジア
〜A Live Record

1978年4月発。満を持して。
原題に含蓄有ります。「ライブのレコードだ。」
いかにフォーマットが進化してCDになろうと、DVDオーディオになろうと、実際のライブとこうして刻まれたライブ盤の音は違う。
あの焦げたPAから出る野太いベースとバスドラの、体が震える音圧を感じることは出来ません。
ライブの主役は、リズムセクションって言っていいほどの。
しかるにライブ盤ってのは、スタジオ盤と実際のライブとの中間に存在する不思議なもので、
ああ不思議だ。

ほんとはじれったいものかもしれない。

しかし生で体験出来なかったその時を垣間見ることが出来る。生で体験した人にも、別物ですからある意味対等です。
お互い歩み寄っての体験。
キャメル・・・
このバンドも中間に存在するバンドかもしれません。
ハードな超絶テクのプログレー嵐を巻き起こしていたすぐそのあとで、
スーパーロック(スーパー・マーケットでかけてもOKロック)みたいな、ウルトラ人懐っこいフレーズをギターが奏でる。
そこでずっこけるガチ・プログレ・ファン多数だったりして。
しかるに見て見ないような扱いされてるかもしれんわ。もしくは、
ケナシ及び突っ込みはそこに入れれば誰でも出来ます。得意そうにやれば阿呆みたいに思われます。
誰でもわかるから。
それはもうジェスロ・タルの存在と同じで、(彼らとは逆だけど)それがキャメルなんだから嫌だったら、やはり御退散下さいバンドだ。

ほれ、ジャケでも指差してるじゃん。どっちにしますか?貴方は?って。

日本盤帯のタタキ文句・・「静かな衝撃、あふれる感動!!」
至言です。正にその通り。
ましてやこのライブの一枚目には、英国プログレ界二大陰陽ヴォーカル・ベーシストのリチャード・シンクレア卿が参加してます。
そのたまらんノーブルな歌声、ノーブルなベース・フレーズは、シンクレア・クレージストにはもうたまらん。
さらにはあのメル”アイランド”コリンズちゃんのサックス大活躍です。メルキチガイにももーたまらん。
何よりキャメル・クレージーの方々には、2枚目のやりだしたらこーするしかないでしょの
あの「白雁」全部丸ごと生。それで悶えるでありましょう。

楽器の音はこれで有りますの輪郭丸出しの各楽器音。
少しはねえ、ボかしたりなんかすりゃあいいのに、それじゃ間違えたら丸わかりじゃんとハラハラするけど間違えないよ。
一音たりとも。
ドラムスなんか、絶対に機械では出来ませんのウルトラ・スネア・片手トリル連発箇所有り。

若者よ、これがトリルだ。出来るかそこのクリック音無しでは叩けぬ者よ。

と、すべての人力音楽を愛する人々がえっへん出来ます、エクセレント・ライブ!!

突然ダサ・・・とか感じる場面も噛み締めてね。
確信を持って奏でているのですから。 (山)
/お勧め!/200点 
試聴はここで

CLASH/ロンドン・コーリング <ご投稿エントリー>
cover・・・ロンドン・パンク
*「動乱」とこれどっちにしようか迷っていたらどなたかが追加されたのね。もちろん良いのは確かです。(マ
/お勧め!/
92点

ザ・クラッシュ/白い暴動 <ご投稿エントリー>
・・・ロンドン・パンク
*ろんどん・ばーにん、じゃかじゃかじゃじゃじゃー。(マ
/お勧め!/94点

ザ・クラッシュ/The Singles
cover・・・ロンドン・パンク 曲目等詳細
*真正面熱血と言えばクラッシュ。ロンドンは燃えている退屈だ。じゃ自分たちで何とか面白くしてやろうつう前向き突進男達。そして極め付きのシングル・ヒッター・バンドであります。EPを含めて出したシングルは全部チャート入り、しかしながらその退屈な連中に1位を取ったのは91年の再発時のシュド・アイ・ステイ・オア・シュド・アイ・ゴーのみ後はせいぜい11位までつうナイスな連中だ。それもそのはず聴いてるのは極めて範囲が狭い。まずもってクラッシュの存在を認める認めないから話は始まってしまう。認めない人間は近寄るのもやだろうし、認める人間にとってはロンドンは言うに及ばず英国田舎の人間もそして遠く異国のポンニチにとってもイメージする憧れのパンクのぴったし。ピストルズはあっとゆうまにいなくなったし近寄ったら唾吐きかけられそうだし、そこに行くとクラッシュは勇気付けられて一緒に燃えてくれるぞ。言って置くけど本人たち相当真面目な連中です。音楽への愛情たるや半端なもので無し。荒ぶるロック取り戻してやるのデビュー時から一環してるそれは。ピストルズを筆頭に多くのパンク・バンドが崩壊撃沈するきっかけとなるアメリカ・ツアー経験後もやはり危機を迎えるも音楽へ、とにかくやりたいことを好き勝手に熱情注ぎ込むことによって乗り切った。ちょうどこのCDでは真ん中へん。パンクの権威になりかけた時にその真摯な精神そのままで可能性広げて。形は違えどそれはやっぱりパンクだってことを身を持って証明、支持するものはやっぱり支持します。そして最後の最後まであがき挑戦するも熱情を注ぎ込むことがどうしても出来なくなった時に潔く散った。最後は情けなくなっちゃった分もあるかもしれんが笑わば笑え、これがクラッシュ、目一杯クラッシュだの激闘歴史盤です。彼らの音楽に触れた人はそれぞれにそれぞれのベスト盤を頭の中に持ってるかもしれません。だがしかしこの世間に俺らのこれがシングルだと彼ら自身が表明したブツの数々、A面もB面もありゃしない。クオリティまったく変わらぬ全名曲。アルバムを無視してこれだけ愛し尽くしてもいっこうにかまわんと思います。リアル・ロックの一枚。ただあれだカリスマにしては絶対にいかん連中だと確信。兄貴はカリスマにならないでー。(マ
/お勧め!/100点 
日本盤 グッヅ

Creedence Clearwater Revival /コスモズ・ファクトリー <ご投稿エントリー>
・・・アメリカ
*「フール・ストップ・ザ・レイン」名曲です。こくのある歌唱。朴訥な演奏。今の音楽に無いものがあります。(マ
/お勧め!/
95点

クリ−デンス・クリアウォーター・リバイバル/バイヨ−・カントリー 
cover・・・アメリカ 曲目等詳細

*2ndアルバム「バイヨー・カントリー」、日本盤LPのタイトルは「驚異のニュー・ロック・サウンド/クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル登場」となってます。題名通り本邦初お目見えだーと見ただけでわかる。「驚異の」と「ニュー・ロック」と「登場」でこれで覚悟してもらい大抵のことには驚かないでねとの気持ちこもって。担当者さんがびびった様子はオリジナルのA面B面ひっくり返しての発売からもわかり。これは超怒級ヘヴィヘヴィモンスター・ファンク・ブギ・アルバムだがや。せめてプラウド・メアリー入った方をA面にしようと。試聴して買うかもしれんし。しかーしやっぱ1曲目は「ボーン・オン・ザ・バイヨー」だ。地を這う蟻のようなギターのアルペジオ。突然入るケツから搾り出すようなうんこ声。落ち着いて聴けばラテン入った。スティーリー・ダン「ドゥ・イット・アゲイン」と同じビートだ。時間と共にうねりまくり汗がどわっと五臓六腑から染みだしてくる。「ウォーン・ノン・ザ・バアユー」って全くどこから出て来るのこんな声。103年間歌うことを禁じられた生まれながらの歌野郎がようやく解き放たれたらこんなんかよ。1stにてブレーク、いささかも焦らずこれからが本番だの声明曲でこちらも肝を据える。ヒット・メイカー、CCRのこれが丹田だ。さわさわと草を掻き分けるようなビートの「ブートレッグ」でうねりはそのまま継続、さらに一歩引いて再び上げるために。そして3.の「墓場行きの列車」で上げる方向は下に向かっちゃった。穴掘りブルースだ。展開もすっかり放棄、リピート・ビートの8分間。このダークな熱情と来たら10年後のジョイ・ディビジョン見ちゃった。底の底でも生きたい生きたいと叫んでる人の顔やら、ずぶずぶの沼やら蛙の泣き声のハーモニカやらその上をいくら石炭くべてもスピード上がらない機関車が走って行くのか。次は骨ツボ〜。間違っても途中で針を上げる無かれ。呪われる。底を見たらもう上しか無いぞと4.グッド・ゴリ、ミス・モリで爆発。演奏はストイックなまま。抑えなきゃ出ない技もあり。5.はミディアム・テンポの「天井上の乞食」。「♪一杯やるぞブリブリー」。いっぱいやってます。歌とギター直結の曲。一緒になって歌ってる。ギターもうんこ音してる訳で。とてつもなく重い3分半。それでプラウド・メアリー。ホッとするのは確か。何気なしにやってるけどこれほどの難曲は無いとつくづく思い。CCR以外の誰がこのストロークでかっこよさ出せるとゆうのか。だっさださになるのは必定。それを覚悟の上でだっさださを極めて美にまで持って行ったのがアイクとティナ・ターナーさん。それにしてもあれほどのパワーじゃなければ突破出来ず。これでちょっと息を入れさせてもらってラストは「チューグリン継続」。リピート・ビートの血の池地獄再び7分40秒。音楽は人間がやってるってのをこれほど感じる演奏は無し。その指で指盤を押さえて弦を弾いて息でハモニカ吹いてどろどろの喉で声出して。思いっきり戦争経験者の音楽。その見たこと感じたことはこちらには到底想像出来ず。でもそれだけの命への渇きの音がここにあるのは嫌ちゅうほど感じ。35年くらいじゃいささかも怨念衰えず怖がらせてくれます。入りやすいけど抜け出せないよ。バイヨーだもんな。(山/お勧め!/120点 試聴はここで

クリ−デンス・クリアウォーター・リバイバル/ペンデュラム <ご投稿エントリー>
*雨を見たかい。(マ/お勧め!/

Creedence Clearwater Revival/Chronicle, Vol. 1
cover・・・南部を夢見た 曲目等詳細
*アメリカン・ロックちゅうと、うーんクリーデンスだがや。クリーデンスちゅうとそりゃプラウド・メアリーだがや。プラウド・メアリーちゅうとティナ・ターナーだがや腰ミノガニマタださー。とゆう連想化してしまいますか?それはまずい(^0^)。そりゃもう人気有りました。いや私が洋楽聴き始めた頃には既にもういなかったバンドですから人気有った模様ですと言わなきゃならん。しかしその時でもそれは充分に感じられるほどでした。今だって駅前の怪しいCDワゴンセールには必ず1枚は入っております。うちだって買ってしまいました。全部知っております曲。どこで最初に聴いたのかわからん。洋楽にはだって洋楽ですから知られているけど知られていないのではないかってバンドはけっこうありますがこのCCRもそれかもしれません。知った気になってる可能性大。聴いたらそりゃもういや良いなあとなるに決まってますのでこの際改めて行ってみませんか?まずはこのベストから。ワゴンセールはあきまへん。ふーんそうだったなあで終わってしまうきっと。知ってるヒット曲は網羅されてるだろうけど。その点、このクロニクル第1巻。こいつはちと違います。最初がスージーQ。そりゃデビュー・ヒットがそれですからそうなんだろうけど2曲目がプタスペルオンユー。これも初期ヒットだから並びなんだけど。それにしてもまともに来たこの2曲は強力です。ぐっと重心が下に。覚悟せいよと。そして出てくるプラウドメアリー。全然違って聴こえてくるから不思議で。CCR。ジョン・フォガティそしてそのカリフォルニアの同級生2人とその兄トムとで59年にバンドを結成したのがそもそもの始まり。最初は時が時なんでブリティッシュ・ビート風で行こうとしたけどまったく駄目、ジョンさんとドラムのダグさんが徴兵されて帰って来て再出発したところあらあらあらどうしたのの大成功。徴兵中ジョン兄さんが夢見たアメリカの風景と他の兵士そしてアメリカ人が夢見たアメリカの風景がびったし合致したのかもしれん。何たってカリフォルニアのバンドですからこの南部は憧れの想像の南部です。それはカナダでそれを夢見たザ・バンドと同様。ロックンロールの道を進んだら右下からソウル、ブルースの道が左下からカントリーの道が。魔のクロスロードでそれが合流してジョン・フォガティの富士サファリパークか和田アキコ30倍の声で歌われます。神様がくれた100万ドルの声だけで勝利は70%確実。源流遠くで合流したザ・バンドとはまた違いそれはまだ熱を持って赤い血の臭いがぷんぷん。ハンバーガー・ショップのガスレンジのこびり付いた汚れの臭いも。汗染みで真っ黒のTシャツで資材を運んでる最中傍らにいつもあるラジオで流れて応援してくれます。出てくる音はエフェクターも何も通してないギターを触ったそのまんまの音。朝飯食った直後の漏れそうな声。もはやトウが経ち忘れかけた頃に出されたこのベスト盤、はいあれが入ってないこれが入ってないあります。20曲でも足りないほどヒットありますから。しかーしクリーデンスはまるごとクリーデンスでくりーでんす。これを着火点としてどこに進むか?あのナイスな装丁のボックスか?それともオリジナル・アルバムをじっくりと時がはまる時に一生かけて買い集めるか?もう彼らは逃げませんから。少しづつでOK。毎日のお米と同じようにとっても必要な音楽である気がとてもいたします。(マ
/お勧め!/100点

CARS/カーズ・グレーテスト・ヒッツばか
・・・NEW WAVE POP
・・・
強力HPCANDY-Oさん
*カーズ大好き。貧乏で解散したって本当?。みんな応援してちょ。(マ/お勧め!/150点
*リック・オケイセックののんきなボーカルが好きだなあ。子供がまたくりそつ。(み/お勧め!/93点

CARS/The Carsばか
cover・・・NEW WAVE POP 曲目等詳細
*70年代中盤レミュラス星からコーンヘッド夫妻と共に円盤の運転手として来地球したリック・オケイセック兄ちゃん、あなたの家の隣にいつのまにか住み着いておりました。で、78年にアメリカでデビュウ。バンド名は地球では自動車教習場で働いてましたからねえ、カーズちゅうことで落ち着きました。何しろ異星人ですからやることなすことぶっとんでるぜ。アルバムを最初から聴いてみましょう。得意の深刻な歌唱でアホな歌詞を歌う技が1.の”良き時をバかましちゃる”から炸裂です。冒頭ごごごごごとギタアの刻みに併せては最安値のシンドラ、ぽーん。シンドラとはリストのことではなくシンセドラムです。この誰が使っても間抜けに聴こえてしまう悪魔の楽器をここまでバッチはまって使った例は古今東西私は知らん。威勢の良いタイトル裏腹に哀愁深くなっていきなりクイーンの集団コーラス乱入。これはプロデューサーのロイ・トーマス・ベイカーちゃんにビール24缶パックそのまま全部開けて無理やり飲まし秘密を聴き出した結果です。シングルカットして小ヒット、TOP40入り直前最高位41位で勘弁してやったわ。2曲目は”ワタチの親友、女です”。臆面も無く同じギターのグゴゴゴで始めてあげるわ。それに絡むは若干2名くらいの手拍子。歌が始まりドラムが入ると同時に頭をひっぱたいてやめさせます。歌の始まりはここで歴史的登場「うあう」。これはリックちゃんが昔蝿だった時に会得した技。こうゆうのを自然に入れちゃうのはそのへんのポンニチや最近の若い連中には出来まい。えっへん。はともかく、そんでお菓子のオマケのオルガン入れてーの、そこに無理やり誘拐してきたジョージ・ハリソンさんにチェット・アトキンス・リックを弾かせるのだ。うーんここまでの流れは完璧。益々調子に乗ったジョージちゃんあぶくぷるぷるギタアソロまで披露。上手すぎ。これは偽者だ。シングルカットしました。ちょっとTOP40入り。最高位35位はロックバンドの勲章、ゼップだってそうだったんだぜえっへん。3曲目、”バッチそれ必要”、日本タイトル”燃える欲望”、担当者連れてこんかい。えーまたしもグゴゴゴギターだまいったか。いかん馬鹿だと思われてしまうってんで、意味不明のガンっ、入れます。6−1,6−1,6−1,6−1、6−2、6−2のフォーメイションで。少し早目に歌入っちゃったけど気にしないよ。でこのフォーメイション、ライブでは後ろ手でサイン出してその場で変えます。客が予想して頭振るのをスカスため。ずれてムチウチに何人なるかなあ。歌は農村の歌のようです。だってそう歌ってる。やけに堂々と。1番と2番の間のブリッジ部歯磨きチューブで出した鍵盤音に絡む掻き毟りギタアは自慢のとこです。農村で寝言の歌らしい。つうと間奏のやたらアタックの強いギターソロは歯軋り描写かもしれぬ。これがまた素敵ラブ。最後は残ってる歯磨きメロン味全部絞って終わり。シングルカットしました。最高位27位。ちょろいわ。と3連発問答無用の代物で。世界の歴史に残ったであろう。では安心して4曲目は、ぶんぶんぶんハチが飛ぶをリフに採用してみました。いかがですか。いかんアホだと思われる。5.「止めちゃいやん」。ニィーウエイブを最初にかましたのはディーヴォ君とわしらです。レミュラス星ではもうあったからこんなんお手の物。6.は邦題では「今夜は逃さない」です。強気で迫ったもののつい「大丈夫けえ。」と聞いてしまいました。しかもなまってしもうた。サビは「言うよな、上がってない。」随分弱気。地球の女人はわからん。ビートはもちトライバル・ビートね。「アイ・ニーヂュー、都内」都内で必要です。7.は火サス調で入ってみました。聴こえるか聴こえないか程度にサビに電話の話中音。粋でがんしょ。先の女人にフラレたんですわし。アユカワ。電話出てくれんもん。あああ。でも落ち込んでばかりいられんすよ、最後は10.音楽で実力発揮だ。真正面ニュー・ウエイブでどうだい。全8曲まったく飽きなかったでしょ。これがわしらカーズです。よろしく。(マ/お勧め!/150点 試聴はここで Deluxe Edition

CARS/Candy-Oばか
cover・・・NEW WAVE POP 曲目等詳細
*とどのつまりはキップが良くてPOPで狂っててコンパクトでってのが好きな私、となるとカーズが出てきます。カーズちゅうたらレッツ・ゴー入りのキャンデーO。79年の2作目。後年解散の原因が貧乏とゆう理由なのにこれは売れに売れてプラチナディスク。いったい音楽業界はどうなっておるのだ。1作目のジャケも物凄いものありましたけど今回も気合入ってます。ボンネットの上でお姉ちゃんがピッチピチ黒&ハイヒールでのけぞるちゅうおよそ有り得ないシチュエーション。あなたそこで何してるんですか?ちょっと眩暈が。どうしたんですかお嬢さん?って助さんが助けそうです。そして1曲目がレッツ・ゴー。で演奏が車。何をそんなに深刻に歌ってるかと言えば姉ちゃんと行くとこまで行っちゃえとアメフトの応援クラッピングに乗って。ぎゃははこれがツボで無くてなんとしましょう。思わずルー・リードとイギイ・ポップが娘さんと運動会出場、額に玉の汗、音楽は放送部のゲイリー・ニュウマンちゃんがかけてますってな情景が詩情豊か武に眼上に浮かび上がります。で引き続く曲群もほぼ同じようなミドルテンポで行く訳なんですがあなどるなかれこれまた絶品ばかり。ブリキのオモチャのサイレンみたいなキーボード絡む商店街の噴水ジュースの下にあるガチャガチャ方式の丸い赤青黄色の風船ガムえー裸で出てくるの〜なサウンドが続出。シングルとゆう感じではありません。アルバムの中の曲としてはこれ以上求めちゃいけないクラスでじわじわっと貴方をノックアウト。ああ、気持ち良いなどと安心してると途中、アルバムタイトル曲キャンディOの出だしのとこで失禁モノの快感が飛び出してくるぞ。いきなりニコニコしてた山本学氏から張り手食らわされたようなチェンジ・オブ・ペース、シャキっとしてこのあたりからぐんぐん盛り上がっての最後のデンジャラス・タイプでは涙を流さんばかりの感動が。なぜ泣かねばならんのか(^0^)。まったく手練手管の連中だぜ。ロック憲法には山羊頭共和国大統領ミック・ジャガさんが制定した第1条「たかがうんぬん、されどうんぬん」てのがありますが、カーズこそその最高模範の連中であります。ちいとも偉くないけどかなり偉い。ものすご偉い。愛されてなんぼのポップ・ミュージック界、馬鹿ロック王者としていつまでも君臨しているのだー。いるのだ。(マ/お勧め!/150点

CARS/Shake It Upばか
cover・・・NEW WAVE POP 曲目等詳細
*根が単純だよー。この前のベストヒットUSA見まして、
「うおーーカーズのライブだ、しかもシェケナ」
ですから

ザ・カーズ、1981年度作品
シェイク・イット・アップ

を大感謝だ。
小林”くりんくりん”克也さんの弁によりますと
「ヴェルヴェット・アンダーグランドが好きだから、その音楽をPOPにしてみんなに聞いて貰おうじゃないか。」
ってんで結成したって。お初の話で、でもさー確かにヴェルアンってPOPつうよりHIPなとこがウケてたんじゃないかーーって突っ込んだりして。
誤解の上に出来ましたカーズ。しかも生来のお茶目さんたち。大馬鹿野郎ロックの王様だバンザイ。
そのカーズの80’s。リックお母さんことリック・オケイセックちゃんハエ男に変身すべく5速モードにギアチェーンジ。
暴走開始だぜ。
なのに1曲目がまことに情けありませんソングです。シングルカットもされました。

シンス・ユア・ゴーン


君が行っちゃってから
夜が不思議になってるんです
君が行っちゃってから
はい、何にも考えることできません
君が行っちゃってから
ボクうろうろしちゃってます
君が行っちゃってから
全部まるごともう終わり、ああ
我慢できないよ
君と離れて暮らすなんて
がまんできなーい
君が良きスタートを切っていると思っても
そんなん忘れてちゃった

君が行っちゃってから
夜が不思議になってるんです
君が行っちゃってから
君が行っちゃってから
君が行っちゃってから
ぜんぶ投げ出してしまいました
君が行っちゃってから
君が行っちゃってから
がまんできません
ぜんぶです
がまんできません
君はとっても冷たいの
君が行っちゃってから
人生の華を失いました
君が行っちゃってから
長い休暇を取りました
君が行っちゃってから
ああ、冗談じゃないよ
君が行っちゃってから
おう、月明かりだって面白くない
君が行っちゃってから君が行っちゃってから
ぜんぶ投げ出してしまいました 君が行っちゃってから 君が行っちゃってから 君が行っちゃってから


熟年離婚されたおっさんみたいです。情けなさここに極まれり。きっとパンツの場所もわからなくなっっちゃったんだろなあ。
なんてー曲を1曲目に持って来ていいのかーーー。
さあ
元気を出そうと2曲目はタイトル・チューン
シェキナ
完璧なシングルだ。ほれ振れほれ振れほれほれほれ。
何かどっかで聴いたことあるよなーと思ってたら、突然氷解。
この曲ってば、あれです。ブライアン”ぴっかり”イーノちゃんの1977年アルバム「ビフォア・アンド・アフター・サイエンス」
の「King's Lead Hat」をパクったでしょ。
その曲自体、題名の字を入れ替えますと”トーキング・ヘッズ”となるっつう。そのノリでやったって。そのわりに何か根本的に違うってやつ。
それをさらにパクりました。当然あほぽん鍵盤フレーズ踏襲です。出だしの”ダンス”が”でんす”って発音がたまらん。


踊れ一晩中 やれ一昼中
何にもならなくてもけっこう
踊れ一晩中 ビートをキープ
2本の左足気にしないでね
さシェケナ
踊れ一晩中 だらだらしましょ
気分悪くなることなんかないんよ
とにもかくにも踊れ一晩中
誰も邪魔なんかさせません
さシェケナ
踊れ夜夜夜 ごごごー
踊れ夜夜夜 ごゆっくり
一晩中 ホットにね
シェケナ POPにGO
踊れ一晩中 髪くしゃくしゃにして
夜の猫ちゃんに変身さね
踊れ一晩中 仕事に行け
ドアホと一緒に移動しな
さシェケナ


むちゃくちゃ偉大な曲です。言葉なし。

えー、以下続く、泣いて笑って喜んでの40分間。存分にお楽しみ下さい。

アマゾンに載ってますCDジャーナルの方の評では
「リックの歌も前作と比べてますますさわやかにスマートになってきた。ただシンセの使い方とかハンド・クラップを必要以上に入れるなどアレンジが素人っぽいのが気になる。素人っぽさの良さという感じならまだいいのだが。」

どなたかしらんがすごい大先生らしく、このようなドばっちりな賛辞は見たことありません。
先生が気になるところが全部ステキなんです。かかかかか。(山
/お勧め!/150点 試聴はここで

クロスビー、スティルス&ナッシュ /クロスビー、スティルス&ナッシュ
cover・・・1&only。 曲目等詳細
*世に名立たるクロスビー、スティルス&ナッシュ。
その最初のアルバムが1969年の
クロスビー、スティルス&ナッシュ。

ややもすると再来年で40周年記念だ。
40年でっせ。ややもすると半世紀だよ。
それでようやくわたしゃ、好きから大好きに変わった。
好きと大好きの間には山より深く海より高い溝が有り、そりゃも大違いです。
どこか拒否されているような感覚があって心底入り込めなかった。
それはティーチ・ユア・チルドレンを始め名曲の数々は好き、大好きでも。
CSNの存在自体にでかい壁が有る。
なんでかはわからんで。とにかく突然氷解して丸ごとずっぷり入り込めました。目から鱗ばりばりばり。
その為には30数年のロング・タイム・ゴーンが必要で、
まずは大好きなニール・ヤング氏の影を振り払い、そして大好きなスティーブン・スティルス氏の影をも抜かせて貰って、
残りの二人、クロスビーさんとナッシュさんに裸になって貰ったのだ。
早い話、サブだと思ってたお二人が、けして買うことが無かったお二人のアルバム聴いてど真ん中だったとかと、例え勘違いでも思って、
その耳でこの1stのエンボス手触りのジャケを触って、聴き、そしたら来たんです。
やれ嬉や。とにかく大好きな音楽が増えることが最大の幸せであることは間違いない。
何が来てそうなったのかは、これからどんどん言葉では現せないだろうけど、音楽頭で感じて来るでありま。
これで4ウエイ・ストリートのアコ面も目から鱗になり、デジャブもLPで買い直すな、必ず。
いったん大好きになるとはて、今までどこが嫌いだったかすっかり忘れてしまうことになりの。
忘れないうちに書いておこう。あはは。
あまりに完璧なコーラスが、あまりに完璧なクセに緩い部分もあって、それが冷たさに通じ、薄情なヤツラなんでは無いかとか。
ポップな曲の片方で訳のわからない中途半端つうか、七転八倒なメロの曲があるとか
何のコードかわからん妙な響きの生ギター音であるとか
仲がいいのか悪いのかわからんとか
そもそも軟弱で、これはロックでは無いんじゃないかとか
ヒッピーが裸で踊ってるとか
それは甘いんじゃないかとか
多分、そうゆうことであったような気がうっすらと。
ヒッピーが裸で踊るのはともかく
他の部分に関しては、全て長所に大転換いたしました。

音楽とはそうゆうものだと思い。
だから、いつのまにかおっさんになった今でもしつこく聴いてます。
まだまだやり残しのでっかいことが山ほどある。

”どうにもならない望み”も何とかなっちゃったよ。

お次は、”バッファロー・スプリングフィールド”。
稀代の名盤だと言われてもねえ。同じくそこはいいけどあれはどうなの状態なもんで、何か凄く損してるみたいで悔しいぞ。
もしかして来るかもしれん。
デジタルだからあかんのか、それはわからんけど。
同じように何か”49のバイバイズ”して残ったものが聴こえればそれがわかるのかもしれませぬ。(山
/お勧め!/200点 試聴はここで

Crosby Stills Nash & Young /デジャ・ブ
cover・・・1&only。 曲目等詳細
*えー、ここに取り出だしますは一枚のアルバム。
お、その前に、おい六さん、ジャケ、スキャン」しなさい。・・・おいおい、何だこりゃ真っ黒で何にも見えないじゃないか。
何とかならんのか。あ、そう、何とかならない。文字が金文字で、廻りが真っ暗。うーん、仕方無いね。
えーとWジャケで、裏は、あら何にも無いじゃ無い。何と贅沢な。エコしなさい。
え?中身が肝心だって。中身かい。おお、ロッキンな写真が一杯。ええ、これなら納得いたします。はい、

デジャ・ヴ
クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング

1970年3月11日に海の向こう、メリケンで発売された音楽のレコード。世に名盤と謳われておる一品だ。
デジャブと申しましても部活動ではありません。
デジャをやる部。そんなの有りませんから。日本語にしますと「既視感」、おい六さん、合ってるよな?
あ、わからない。多分そうです。モンティ・パイソンの最高コントにあるもんね。
元々クロスビーとゆう人がおりまして、この方が白飯です。それにスティルス。ミサイルじゃありません。ギターと歌やる人です、
彼がトンカツ。ゴハンの上にトンカツを乗せて、ああ美味いと喰おうとしたところ、ジョン・セバスチャンちゃんとゆう兄さんが、
それじゃ何か足りないんじゃあござんせんかと進言し、ナッシュさんが入りました。高音部コーラス担当、タマゴとタマネギです。
これでカツ丼ならぬCS&Nが誕生。アルバムを一枚出しました。
それがまた大評判で時代の寵児に。
で、
まあ、それで満足すりゃ良かったんすけど、トンカツが騒いだ。スティルスさん。俺はなあ、もっとなあ、ピリっとしたものがああ、
欲しいんじゃい。
ダダです。こねました。
しょうが無いのでピリっとしたもの色々探しましたが、なかなかいないよ、そりゃ。
結局入れることにしましたのが、トンカツ・スティルスさんと昔殴り合いのケンカをしたとゆう、ヤングさん。
いいのかね。
トンガラシ担当です。しかもドバっと。
そしたら、こんなん出ましたけど・・・

デジャ・ヴ
クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング

1970年3月11日に海の向こう、メリケンで発売された音楽のレコード。世に名盤と謳われておる一品だ。
あ、あれ。元に戻った。
しかしあれだね。バンド名とか考える気、無かったのかね。
入った順に名前を付け足したら、くろすびー、スティルスナッシュ&ヤング&花子&一郎&牛&猿、羊、亀・・・・
えんえん長くなっちゃうよ。
え、だからこれで終わりにしたの。あ、そうですか。
しかしあれだね、なんつうか、この、曲はいいよ。そりゃ。何てたって2曲目が”ティーチ・ユア・チルドレン”。
何とかって映画の主題歌です。「小さな恋のメロディ」。まずは若い衆にばんと説教しとかにゃあ。なあ六さん。
で、ウッドストックやらアワ・ハウスやら、ああ、何ていい曲揃いなんでしょう。
しかしあれだね。バラバラつうか勝手にやってるような気が・・・。誰がまとめてるの?
あ、そう、誰もまとめてない。じゃあしょうがないね。
でも美味しいのはやっぱカツ丼トンガラシ入りだからかい。
で、やっぱ丼物は飯が肝心って、どーんと存在しとるのがクロスビーさんのような気がするんだけど正しいかね。
え、勝手にそう思えってか。
そんなこと言われちゃ、思っちゃうよ。
だってほら、タイトル曲作ってるじゃない。何だか掴もうにも掴めない曲・・・・



づづづづづでだどびでだびでだびだぼん

1,2,3,4

わたくしがここにこれまでおりましたなら
わたくしは多分もう何をすべきかわかっておるでしょう、
違いますか?

もしわたくしが輪の廻りを循環する別時間に存在しておりましたら
多分どうやったらいいかマジでわかってるでしょう
あなた方皆さんと

そして感じる
わたくしが前にいたように
感じる
わたくしが前にいたように
そしてご存知、それはわたくしを惑わせます
地面の下で何がうごめいているか、あああ、知ってますか?
おかしいと思いませんか?
何かうごめいています あなたの下で

らららーらららーらららーらららららー

わたくしたちみんながここに前にいました
わたくしたちみんながここに前にいました
わたくしたちみんながここに前にいました
わたくしたちみんながここに前にいました



いたんですか。それが何か??なんて訊いちゃおしまいよ。
それにしても素敵なスティルスさんのモールス信号ギター。ぽよぽよ〜って。
これがCSN。
そしてぐわしあべしのギター、ヤングさん野獣トンガラシだもん。
何を言ってるか噛めば噛むほど味が出てわからなくなるクロスビーおっさん。
やたらかわゆい何を言いたいか一番わかってるナッシュさん。
全然別のことがやりたいかもしれないスティルスさん。
他の3人がいてもまるでカンケーねー、ヤングさん。

後先、まるで考えてない模様です。

デジャ・ヴ
クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング

1970年3月11日に海の向こう、メリケンで発売された音楽のレコード。世に名盤と謳われておる一品だ。

前にもこうゆうレコードが有ったような気がしても、この1970年にしか有り得ない空気の振動です。
聴けば一瞬にして連れて行ってくれる。

わたくしたちみんながここに前にいました状態。(山
/お勧め!/200点

*美しいハーモニーに涙して下さい。ああ、青春。(み/お勧め!/98点

試聴はここで

Crosby Stills Nash & Young : 4 Way Street (LIVE)
4ウェイ・ストリート by クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤング
・・・
1&only。
*三味線ギター・バトルに大感動。この4人に敵無し。(マ/お勧め!/98点

クロスビー・スティルス・ナッシュ・アンド・ヤング/ソー・ファー
・・・1&only。
*クールです。泣きます。しみじみします。色んなことを考えます。(マ/お勧め!/98点

Crosby Stills & Nash/CSN
cover・・・1&only。 曲目等詳細
*時々一緒に組んでくれて我々を喜ばせてくれるCとSとNとYの人たち、これは77年のアルバムです。時はデスコ全盛、喧騒の中でピーター・フランプトンで人生が変わった一歩目の世代の心のより所が帰って来ました。大ヒットしたもののフリートウッド・マックのルーモアとゆうお化け盤のため最高位は2位まで、とは言ってもその2枚は鉄壁幸せ盤だなあ。冒頭の一曲でもうこれはCSNそのもののコーラス世界、ぐいぐい引き込まれるとピアノのイントロに続いてナッシュ作、歌のキャリード・アウエイに、CSNY関係のキャリーものに悪いものがある訳は無い、お前泣かせる気かよーと溶けちゃったら次はチャカポコ、ラテン・スティルスさん、スティルスさんのラテンものに悪いものはある訳が無い溶けちゃった。70’s前半のあの時に比べて時代の後押しやYさんの存在での鬼気迫る感じはありませぬが、今回は徹底して泣かせにかかる作戦のようでその作戦、大成功です。極め付けはシングル・カットのB面、ジャスト・ア・ソング・ビフォア・アイ・ゴー。タイトルからして巨人の星の泪状態ですがスティルスさんの無敵ポコーンポコーン・ギターが流れてきた時点であへー、そこまでやるかのメロディでほへー。スパッと終わる潔さも、もっともっとって。それぞれのソロ盤ではけっこうやっちゃってる曲もあったりする彼らなんだけどこの盤はとにかく曲が良いですよう。やっぱこの時期、時代が呼んだんだな彼らを。ビタっとはまって、故にエバーグリーンとなりました。(マ/お勧め!/98点

Comus/To keep from crying <ご投稿エントリー>
・・・
Comus
*1971年発売のファースト「first utterance」は傑作です!男女混合ボーカルが狂っています。バイオリンが素敵な感じ?分かりやすく言えば、幼気なマーク・ボラン(分りにくいですね)聴けばわかります。多分好き嫌いがハッキリ分かれるバンドでしょう!私は大介、いや大好きです!(稀椅子)さん/お勧め!/

Chris Squire/未知への飛翔 <ご投稿エントリー>
・・・
イエスの人。
*残念ながら未聴です。リンクはこのアルバムで合っているでしょうか?。(マ)?
*75年発表の最初で最後のソロ・アルバムですが、イエスからはパトリック・モラーツとビル・ブラッフォードが参加しています。聞き所はイエスでの欲求を満たすリード・ベースと割とまともなボーカルですが、曲自体がかなり良かったりして悪くないアルバムだと思います!
 (遠い記憶ですから、今聴くとどうなのかは分かりません(笑))(稀椅子
)さん←いつもありがとう

Cream/クリームの素晴らしき世界 <ご投稿エントリー>
cover・・・3人
*何のかんの言ってもパワーあるし、曲も良いし凄いバンドです。(マ/お勧め!/

クリーム/カラフル・クリーム <ご投稿エントリー>
cover・・・3人
*こりゃ間違いそうだ。ストレンジ・ブルー,サンシャイン・ラブ入ってます。(マ/お勧め!/

クリーム/グッバイ
cover・・・3人 曲目等詳細
秋は秋刀魚の季節です。
別にいつ喰ったっていいんすけど秋が美味いから秋刀魚は秋なんだろうなあ。
音楽もいつ喰ったってかまいません。はい。美味しいです。
が、演る方は旬の時がある。いつ演ったってかまわんがやるべき時に演ったもんは、後々いつ喰ったって美味しいで。
ややこしいな。
ドラムの方とベースの方が、前のバンドでドラムの方がナイフで脅してベースの方をやっと辞めさせたつくらい仲の良かった最悪の関係の二人と、
気まぐれ天使ならぬ、わしゃ神様だよのクラプトンさんが
楽器でアルティメット・ガチンコ・プロレス格闘技をやったらさぞ楽しかろうと始めたバンド、

クリーム

実際演ったら楽しいのは楽しいが、痛くてたまらず、もうアカンと神様はよりによってザ・バンドの”ビッグ・ピンク”なんつう罰当たりな正反対音楽が好きになり
(何たって神様は気まぐれすから。そうだよ、完璧なんかじゃないよ。完璧だったら絶滅する種はござらん。)
仲の良かった最悪の関係の二人は、いよいよ極悪な関係になりついに崩壊す。
時は1968年7月13日。メロディ・メーカー誌が解散の記事を出す。
が、さすがプロ。辞めるなら辞めるですっきりやめてやらあと契約のライブをこなし、最後のアルバムを捻り出しました。
残っていた音源で。いかにも最後だって宣言するような構成で。


それーではお別れしましょ。ご機嫌〜うるわしゅう〜〜〜

のジャケットが楽しいなあ。この撮影の後、首の絞めあい。
日本盤LPは豪華装丁です。Wジャケで3回楽しめる。
真ん中は洒落がキツイぞ。収録曲は全部お墓行き〜。

次は骨ツボ〜骨ツボ〜〜

ゲゲゲ。鬼太郎や。
クラプトン氏のインタビューが掲載されてます。相当テキトーな受け答えしてます。
それを受けて第一の無記名解説者さん、明日のジョーに出て来る試合実況時の解説者さんくらい。

「あー、私には何が何だかわからない。こんな試合、私の58年のボクシング人生の中で初めてです。」

と、当惑の色のみで今後の予想を書いてる。いや書いてない。わからないんだから。
その点、
第2の解説者、桜井ユタカさんは違います。違いますが、嫌がらせのようにド派手メンバーカラー写真の上に書かれてて読み難。
無理やり読むとこれが傑作で・・・
抜粋で書きますと、

<このLPについて>
〜〜〜〜ところでこのLPのタイトルは「グッバイ」だが、これはレコード会社の商業政策であって、
このLPの内容とはまったく関係ないことを知っておいてほしい。〜〜〜

言い切ってます。レコード会社からギャラ貰って解説書いてる筈なのにこの恩知らずめーと担当者が怒らなかった時代。

〜〜〜全体にまとまりがないのは多少残念である。〜〜〜

残念呼ばわりしてます。まとまりあるわけありませんのに。

<A面>
1.アイム・ソー・グラッド
〜〜〜なおこの曲はスキップ・ジェイムス(1908年生まれ)とゆうミシシッピ出身のブルース・シンガーの作品で、
どうゆうわけかイギリスのブルース・バンドの連中はよくそのレパートリーに入れている。

どうゆうもこうゆうも好きだったから演ったんや、わりーか?と連中は叫んでいそうです。

2.政治家
〜〜〜単調なジャック・ブルースのベースが、この曲ではとくに力強くきこえる。

嫌なんかー?単調呼ばわりしてます。同時に、力強く呼ばわりもしてて、どっちだかよくわからん。
えー、ブルース氏は、確かSGベース使ってたと思うんすが。あのビニール弦の。えらく弾き難い。
豪腕で無ければ音がよう出ません。ピックで弾いてるんだよな?じゃなきゃこんなアタック音しない。
この音には好き嫌いあると思います。そうゆう楽器ですから。もしかしてベイカー氏への嫌味攻撃だったのかもしれん良い音。

<B面>
1.トップ・オブ・ザ・ワールド
〜〜〜ブルース歌手ハウリン・ウルフ(Houlin、Wolf)が作ったスロー・ブルース・ナンバーで、クリームの出来はかなりよい。

お褒めにあずかりました。が、ウルフ氏の名前のスペルが気のせいか違うような気がするんすが、俺がボケましたか?
もちろんカーペンターズの演った歌では無いです。まだ出てません。

2.バッジ
エリック・クラプトンのオリジナル・ナンバーだが、前の力のこもったブルース・ナンバーをきいた後では、
よけいコマーシャルな軽薄な曲にきこえてしまうのはしかたがないだろう。

恐ろしいことを書いてます。冒頭から変だし。これジョージ・ハリソン氏との共作ってばさ。
変だと思ったらレコード盤面のクレジットでも単独名義になってる。これではパティさんと一緒に奪ったみたいじゃん。
どこでそう情報が錯綜したのでしょうか?サクソンの仕業か?
しかし、軽薄でわるうございました。私は大好きです。後日、完璧シングルで讃えるぜ。

3.スクラップ・ヤード
〜〜〜曲の途中で入る3人のコーラスの部分はウラ声を入れたりしておよそクリームのイメージからは、考えられないが、
ファンの皆さんの意見を是非聞かせてほしいと思う。
 前の曲以上にコマーシャルな線をねらった曲といえよう。

いえよう呼ばわりしてます。ユタカさん、よっぽどポップな音楽が嫌いらしく。しかもPOP=堕落&悪の模様です。
そうなると俺なんか悪の権化聴きになっちまうので勘弁してください。
大好きです、この曲。ビートルズで。あ、書いてはいかんことを書いたか。ビートルズで好きです。2回も書いちゃった。

4.ホワット・ア・プリングダウン
〜〜〜クリームのお遊びといったところだろうが、実に迫力のあるロックン・ロールに仕上げられていて、僕はこの曲が好きだ。

ようやっとお褒めにあづかりました。お遊び呼ばわりのついでに。作ったジンジャーのおいちゃんにスティックで頭カチ割られるぞ〜。
タイトルみたいに。
私も好きです。ジェスロ・タルお得意のフラメンコ・リズム炸裂で。
奇しくも当時のミュージック・ライフ誌のレビュー掲載は、タルの”日曜日の印象”と同じ月。これも何かの因縁か。
と、
だから解散するんじゃいと言い聞かすがごとく、網走番が位置なこのアルバム。
悪いっすかーー?

”ファンの皆さんの意見を是非聞かせてほしいと思う。”

流血。
の末、グループ唯一の全英最高位1位獲得。

/お勧め!/200点 試聴はここで

クリーム/Live Cream, Vol. 2
cover・・・3人 曲目等詳細
*白「エリックはん、かっこえー!!」
黒「そりゃまあなあ。ギターうまいし、顔はええし、歌も上手やし。でどこが好きなん?」
白「顔や。」
黒「顔かー。」
白「じゃ蹴りが強いとこ。」
黒「じゃってなんや。蹴って無いし。」
白「膝から先の足だけで連発で蹴って見えないくらいのとこ。スローハンドって言うんや。」
黒「足じゃないやんけー。それにしてもやっかましー音楽やなあ。何て言うんやこれ。」
白「ライブ・クリーム・ヴォリューム2.クリーム解散後4年を経て突然発表され当時は色々と揶揄されたものの結局はメタルシーンに絶大なる影響を与えた金字塔なのでありますキーポンロッキン。」
黒「いきなりイトーセイソクかー。」
白「いいえ弟子の丸顔ワダマコトです。ウナギイヌはいや。」
黒「失礼なやっちゃなあ。でどの曲が好きなん。」
白「ホワイト・ルームや。」
黒「ホワイト・ルーム。これやな。ええやんけ。他には。」
白「三社員・産湯なのら。」
黒「え?」
白「三社員・産湯なのら〜〜〜。」
黒「サンシャイン・オブ・ユア・ラブって書いてるやんけ。無理にわらかすなこら。」
白「すんまへん。」
黒「このリフいつ聴いてもええなあ。他には。」
白「ホワイトルーム。」
黒「何やまたか。」
白「だって他知らへんねん〜。」
黒「気持ち悪なー悶えるな。熱狂的ファンなんちゃうか。」
白「そうや〜。じゃバッジー。」
黒「バッジー。うんうんええなあ。って。入ってへんし。コラー。」
白「やはり13分半にわたって延々とソロ弾き倒すラストのステッピンアウトだ。終始臨界点。これだけやったらもういいやと後に歌志向になるのが充分に頷ける壮絶な演奏です。やっぱり1回はこうゆう時期を経なければいけないんでしょうなあ。そうは思わんかね君。」
黒「君って誰なんそれ。それにわかってるやんけ充分。」
白「ううん、今ここにあるレココレ読んだだけ。」
黒「コラー。」
白「やっぱおもろいなあレコスケ君とノリスケ君。」
黒「ノリスケ君って・・・・サザエさんかい。それにしても仲悪そうやなあこの演奏。」
白「はい。そこが魅力です。俺の方が目立ってやるつう気概が無くてはロック・トリオなんってやっていけません。そうは思わんかね諸君。」
黒「諸君って誰に向かって言うとんのや。キャラわからんし。それでどうなん。この盤のどこが一番好きなんや。」
白「顔です。」
黒「やっぱ顔かー。」
じゃんかじゃんかじゃんかじゃんか。(マ
/お勧め!/100点 日本盤

Cheap Trick/チープトリック  
cover・・・POPER 曲目等詳細
*でっかくくくれば外国流行歌、ポップ・ミュージック、その中でロックが何かといやあ不快と思われるとこまで突進してぎりぎりのところで快に転ず心の若さ勇気無謀だと思います。だから形だけ、ヘビメタでもパンクでもロックじゃ無いのは世の中に多し。かっこだけポーズ取ってる分だけこれこそほんとの不快この上なし。吐き気がおえ。逆にアイドルでもソウルでもロックしてるものもあるのだ。チープ・トリック77年のデビュー・アルバム!身も心もロックです。やかましいわ。ボリュームに関係無く。音がおっ立ってぎゃんぎゃんしてる。バンドと共にこの騒がしい音を作ってくれたのは名匠ジャック・ダグラス氏。だよなーと納得する。恐ろしく多大な期待をレコード会社がかけていたのがわかり。エアロにしてもブルース・スプリングスティーンにしても低予算でまあやってみたらって感じのどケチCBSが御大をプロデュースで作り込みやりたい放題やらせてるんだから。期待に答えての大力作です。エナジー莫大、しかも頭もいいぞ。最初には最初にしか出来ないことあり。一番肝心なのは出たてのホッカホカ感だ。これから何やらかすかわからぬはみ出て飛び出す法華の太鼓。あははほっけのたいこってこうゆう字書くのか。そこから始まり世間にその後は成長したなどと言わせる。私は成長などと思わんぞ。その時にしか出来ないことは未熟なんかじゃありゃしない。掛け替えの無いロックな瞬間なのだ。そんなスクエアなおじさん思考ではロックとは付き合えぬわくわっ。日本盤LPではホット・ラブから始まるとされ、これが実はエロー・キディーズからなのだと。ひえ、こうゆうの困るやんけ。その順番で脳内にじゅんじゅんしてるだよ。しかあし、30年あまり後、引っくり返してまた再び新たな気持ちで1stを聴けると考えてみよう。甘い罠にずっと引っかかっておったのだな。ちゃんとサイドAとサイド1って書いてたじゃんか。それにエロー・キディーズだから。「♪こんちわガキども、ちわーガキども。明るくなったら何するテメー」って歌ってるし。出だしがこの人を喰ったグリッター・ソングだとそりゃもう最高だぞ。2.親父だってハイ・スクールに行きっぱなし。ロックも歴史長し。いつのまにかしたり顔で語るなどと理屈こねこねしてる親父ども、最初の感動を取り戻そう、ドラえもんのポッケからこの曲出して貰ってこれから聴いておくれ体での曲。りょーかい。3.税金男、ミスター盗人氏。別に真面目に働いてる人を馬鹿にしとる訳で無く。心の搾取者。人の上前はねて生きていく人を哀愁込めて歌い上げ。口の端をきゅっと上げての歌いぶりひりひりします。ロック・シンガーとしての力量計り知れなくシャウト臨界点に即座に到達。4.は青春のもんもんをケツから搾り出す「叫ぶ叫ぶ」。生きてるだけで理由の無いもんもんは常にぶらさがってくるものだわ。5.オー・キャンディは好かれてるのが嬉しいのか迷惑だかわからんひねくれた野郎の歌。わざと相当にやかましくのこれこそパワーポップ。で、サイドAのホット・ラブに。サイド1がバンド底力証明のヘヴィ・チューンの連続。ここでぶっ飛ばしのこれが来ると確かに素敵かも。ヘソだ。ギターが焦げてすえた匂いが充満。7.今でもずっとでもしゃべってな、後生大事に平安守って。つうタイトルが全く歌詞中に出て来ない掟破りソング。これがパンクじゃなくてなんとしょう。音ともども。8.も真性パンク。走るぞ全速力で。リッチ・キッズ思い出します。9.マンドセロ。これもタイトル語句が歌詞に出て来ず。8.での行け行けーの気持ちをうっちゃりですかす。そしてラストは「TV暴力のバラード」つう曲自体が暴力の歌。これまた出て来ない曲名語句。言いたいだけナイフのシラブルかましてドアをバタっと閉めて行っちゃったよ。さてこのアルバム、出来はこの通り申し分無し。しかし売上げはさっぱしだったと聞き。もし皆が何も知らないうちにこの刃物の音楽やっとけーって覚悟の上やってたとしたらそりゃもう恐ろしい連中で。一つ間違えばバンド人生ぽしゃるもんな。覚悟な野郎どもの残したやんちゃで今こそ存分に格闘。聞くところによるとこの後アイドルさんにされたって?それだけで馬鹿にしくさるやつらがいたらそれこそ気の毒ってなもんだ。剥き出しのこれ聞いて、も一回ハイスクールに行こう。(山/お勧め!/120点
*この一枚目が一番良い出来です。曲良し、メンバーのキャラ良し、当時は夢中になった一人です。これからも頑張れ!
(み/お勧め!/94点
試聴はここで

Cheap Trick : At Budokan-Complete Concert  <ご投稿エントリー>
チープ・トリックat武道館:ザ・コンプリート by チープ・トリック
covercover・・・POPER 曲目等詳細
*日本武道館でブレークしたと言えばこの人たち、チープトリック。音は悪いが臨場感だけはやたらとある会場で世界に誇る大和撫子の熱気爆発、煽りに煽られて気迫満点、選びに選んだ名曲の数々を惜しげもなく披露してくれます。演奏はけっしてうまく無いと思うんだけど丁度良い塩梅なんだよなあ、あまりこうゆう音楽を小器用にやられちゃうと白けちゃうから。適度の荒っぽさが燃えます燃えます。それに何を言ってもきゃああああだからなあ。何やってもきゃああ、演奏に関係ないとこでもきゃあ。アメリカの人たちこれ始めて聴いた時は、わ、人気バンドだったのね、これは失念しておったわ大作戦大成功。曲のクオリティはある人たちだからきっかけとしては最高だったのでは。逆に日本ではアイドルとしてずっと捕らえられぱなしだったけど、これはやはり残り二人のプロポーズ大作戦5番組に責任有りか。お笑い担当だったけどギターのニールセンさんは実力抜群なのにキャラのせいで全然偉く見えない。どっか偉くないと日本では音楽面で尊敬されないのね。悲しいだわ。ヘンテコギター・コレクターでピック投げおぢさんでも凄いものは凄いぞ。褒め称えよう。わしなんかでごめんね。(マ/お勧め!/100点

Cheap Trick/天国の罠(Heaven Tonight)  <ご投稿エントリー>
cover・・・POPER
*大変な実力バンド、チープトリック。アイドルとして登場したがために、男性陣の白い目を浴びてそのしっかりとした音楽性が見つめられなかった感がありますが、70年代パワーポップの一つの完成形としてしっかりと聴いて置きたいもの。4人組みのバンドとして、各自が己の役割を過不足なくばっちりとこなし、一塊となって聴かせてくれます。曲が良くないと辛いところあるんで活動し続けるのは大変なとこあるけど、今だ頑張っているみたいで頭が下がる思い。こーゆーバンドは応援したいぞ。(マ/お勧め!/100点

Cheap Trick/Dream Police  
cover・・・POPER 曲目等詳細
*バンドが一番美味しい時は
ブレークしてまだお金が懐に入ってないとき!
喜びの中で音楽の神様が沢山贈り物を降らしてくれる。お金が懐に入って来てやれ大邸宅だリムジーンだになりますとそりゃ人間ですもん。少しは贅沢させてあげて下さい。作る音楽も変わります。それまで苦労すりゃするほど。
一番いいのは少しゆとりがあるくらいお金持ちになってる状態で続けていけることで、油断出来ないんで、結束もするし、曲も降りてくるよ。
大金持ちになってなおかついささかも変わらないのは、よほどトンパチか、根っから音楽しか頭に無い人。

なんて聴く方は勝手に書くけどよう。

1979年10月作アルバム

ドリーム・ポリス

チープ・トリックの一番幸せな時代だった時だと思います。
メロで勝負のパワー・ポップ・バンドを成功させ続けることはそりゃ至難の技で、いい曲作れば作るほどこっちはもっともっととなる。作る方ももっともっと作らなきゃならないって名曲インフレ状態。これを為し遂げるってもうマジに思えば頭抱える捕まっちゃいたい夢警察に。出来れば平等に時折々に名曲作りたいなあ。
チープ・トリックはその点、無理しないぞ。これがイギリスンなバンドだったら真面目も真面目、ひたすらって目が見えるだけに神様が行っちゃったあと、気の毒で。チートリさんはロックは勢い一発も有り。それじゃなきゃいかん時もあるでーと開き直ってどどんがどん。こっちもそれで楽になる。
それにしても今回は・・・・
オー、ゴッド!とてつもない名曲をリック”カジモド”ニールセンちゃんに降らしちゃったよ。
その2曲シングル、否応なし目玉です。目玉をシングルで出せばそりゃヒット。アルバムで流れで聴けば・・・これがまた・・・さんざ手四つブリッジショルダースルーインデアンデスロックと堪能した後、出る卍固めみたいなもので、味わい最高です。
スペシューム光線って最初からだしゃあいいのに〜とか心の隅でちいとよぎったりするけど、それじゃあ怪獣にも失礼だ。
それに手四つもデスロックも見れば見るほど美しい。
を踏まえて

ド頭です。タイトル・チューン

ドリーム・ポリス
訳してドリポリ。
これぞチートリが作り上げたチートリだけのパワーポップだ。極め付きの個性の4人をそのまま音にしたごとしです。夢警察になったのに内袋見開きでは何故かタイホされてるっちゅうギャグセンス、そして表ジャケの転がるハゲマネキンの気持ち悪さ。その嬌声狂気がPOPの魂なのさ。


夢ポリス 彼らは僕の頭の中で生きている
夢ポリス 彼らは僕の寝床で僕のとこにやってくる
夢ポリ 彼らは逮捕しにやってくる あらやだ

みんなわかってる会話はチープ 噂はかんばしくない
そして眠りにつく時 僕は思わないその夜に生き残ることを その夜に

だって彼らは僕を待っているんです
僕を見張っているんです
毎晩僕をおかしくさせるんです
その男どもは僕の脳みその中

夢ポリス 彼らは僕の頭の中で生きている
(頭の中でいる)
夢ポリス 彼らは僕の寝床で僕のとこにやってくる
(寝床でやってくる)
夢ポリ 彼らは逮捕しにやってくる あらやだ

ああ、僕は嘘をつけない だって彼らが聞き耳立ててるから
そして眠りにつく時、ベッドで彼らが僕をスパイしてる 今夜 今夜

だって彼らは僕を待っているんです
僕を見張っているんです
毎晩僕をおかしくさせるんです
その男どもは僕の脳みその中

僕は眠ろうとする 彼らはばっちり目覚める 僕を一人きりにしておいてくれないんです
彼らは休日をとることなんか知らず 一人にしてくれない
彼らはスパイしてる 隠れようと僕はする 一人にさせてくれないんです
彼らは尋問する やつらは裁判官と陪審員をいっしょくたにしたような連中なんすよ

だって彼らは僕を待っているんです
僕を見張っているんです
毎晩僕をおかしくさせるんです
その男どもは僕の脳みその中

夢ポリス 彼らは僕の頭の中で生きている
夢ポリス 彼らは僕の寝床で僕のとこにやってくる
夢ポリ 彼らは逮捕しにやってくる



まったく楽しそうな状況じゃねえことをこんな楽しそうに歌うってば、こりゃ夢ポリの仕業だな。途中、007入るとこがスリル・スピード・サスペンスで大好き。

そしてこのドリポリが延髄斬りなら
こっちはそれこそ卍固めなのが

ヴォイセズ

そうです。ビートルズだ。存分に。そのつもりで作っただよ。だって心底好きだから。凄いバンドなんだ俺が夢中になったを全部丸ごと搾り出しました。
で、ELOでもありの。ジェフ・リンさんも好きだビートルズが。だから友だちだ。だからELOも大好きだ。同じとこを見てますんで正直に。
あおのフレーズが出て来ます。それは思い出せそうで思い出せなくて思い出した時のその喜びたるや。
あそこは”抱きしめたい”でしょ。あそこは”ヒア・カムズ・ザ・サン”でしょ。あそこは”ミスター・カイト”かな。あそこは”チケット・トゥ・ライドオ”だ。すげー。
これを称して真のトリビュートとゆう。みんなやりたんだこれを。作れたのは選ばれたんです、全世界の人の中から。


きみは知らない きみの求めてるものを
きみの耳にその声が聞こえるまで

へい、また僕だよ
ぜったい きみにまた会う
お願い 毎日会えないかな?

僕はまた馬鹿になっちゃった
またきみに恋をしちゃったんだ
お願い 毎日会えないかな?

きみは知らない きみの求めてるものを
きみの耳にその声が聞こえるまで
きみは知らない きみの求めてるものを
きみの耳にその声が聞こえるまで

言葉が正しく出て来ない
言おうとしてみたんだ おー それは良かった
出来れば僕の言いたい事をわかって欲しい

へい、また僕だよ
またきみに夢中なんだ
お願い 毎日会えないかな?

きみは知らない きみの求めてるものを
きみの耳にその声が聞こえるまで
きみは知らない きみの求めてるものを
きみの耳にその声が聞こえるまで

きみは知らない きみの求めてるものを
きみの耳にその声が聞こえるまで
きみは知らない きみの求めてるものを
きみの耳にその声が聞こえるまで

僕は覚えている すべての言葉 きみが言った(君がいった)
僕は覚えている 自分の頭の中の声(頭の中)
僕は覚えている すべての言葉 きみが言った(君がいった)

きみの声(ぼく)
クールな声(ここに)
暖かい声(君の)
それこそが僕に必要なものだったんだ(こえ)

クールな声(歌詞)
暖かい声(それは)
きみたちの声(見えない)
でもそれはまさに僕が求めてるものだったのです(はっきりと)

暖かい声(愛)
きみの声(は)
クールな声(それは)
それこそが僕に必要なものだったんだ(言葉)

君たちの声(僕)
クールな声(は聞こえる)
暖かい声(君の)
それこそが僕に必要なものだったんだ(声)
僕に必要なものだったんだ 僕に必要なものだったんだ
僕に必要なものだったんだー

きみは知らない きみの求めてるものを
きみの耳にその声が聞こえるまで
きみは知らない きみの求めてるものを
きみの耳にその声が聞こえるまで



テレフォン・ラインも入ってます。”きみ”ってのはもちろんあの方達だな。
終盤の掛け合いで違う歌詞歌うって技!
正当なるゴッチ・ストロング・プロレスの継承者はきみ達だ。
自分で自ら選んでしまったよ。(山
/お勧め!/150点 試聴はここで

クリス・スペディング / クリス・スペディング
cover・・・唯我独尊/ばか 曲目等詳細
*ロ1977年にRAKレーベルから出されました英国渡り弦ギター職人クリス・スペディング氏の1stソロ・アルバムです。昨日やらせていただいたジミさんなら好き嫌いは別にしても聴いた方のほぼ120%はすげーと思われるだろうとは自信があるんですけどこの方の場合は・・・果たしてろっくす特選盤印付けていいものか。私がつけるんだからいいか(^0^)。とにかく好きな盤なんで。何が有名ってあのギター・ジャンボリーが入ってます。ロック・キワモノ・シングル界に燦然と輝く曲。ジェフ氏、クラプトン氏、ジミ氏、ペイジ氏他ロック界に燦然と輝くギタリスト総出演のもの。マネですけんど。これ私サクラダズンコですって言いながらモノマネしてるようなもんでして。ぎゃはは。どこが本人と違っているか微に入り細に入り突っ込んでいるサイト偶然見たことあるんですけど。これだからもう。別に完全挑戦して完コピしてる訳で無いんで。アルバム聴けばクリスちゃんの世界わかると思うんだけど。わかんないか。いわゆる何と申しましょうかクラシック的評価基準に照らせば素晴らしい音楽だって言われる訳無いもんでして。おそらく持ってる力の33%の力で精一杯勝負。ロック的基準だとどうか。燃える気迫皆無(^0^)。アホポンなロック雑誌だったら簡単に70点とか二つ星とかになるであらう。けしからん。転じてポップ・ミュージックの真髄基準ならこりゃ120点クラス。究極のヒポポタマス盤だっちゅうの。例えるとすれば今ならアンガールズかな、古なら笠置衆御前様の味です。この方音楽界に登場した60’s後半にはバリバリ、ジャズロックやってました。何でこうなったかねえ。ロクシー一派と付き合ったからか。何で君たちそんなヘンテコなんだ俺はまともだって言ってたらそこを通過して反対側に出ちゃって結局自分もヘンテコになっちゃった。んな感じか。そんな人にも安住の地はあるもんでそこはミッキー・モストのRAKレーベル。売れると確信して色々出すけんど結構トンデモなものばっか、それを力技で流行らせて売っちゃうとこ。正にぴったし。パンク、NWの時代になってぽこんぽこんと出て来た脱力キャラさん達の偉大な先輩にもあたります。ジョナサン・リッチマンちゃんとか。どこがいいかとゆうと・・・・・あはは、知らん。俺は好きだの世界。いやほんといいんですよ。この味。一度味わうと病み付きに。買ったらかなり繰り返し聴いちゃうこと必定。もしくは干されるかもしれんが。それこそ知らん。こうゆう音楽があるからPOP世界は天国。どっちかって言うとわたしゃいつもこっち側から音楽聴いてますんで。バイブルです。ズボンの股がみが深いところも大好き。股がみ公一。(山/お勧め!/100点
*この人本当は、とても楽しい人。外見がロケンロールしてるから解らないけど、バラエティに富んだ曲をやっていて好感触!。(ま/お勧め!/94点 試聴はここで

キャロル・キング/つづれおり
cover・・・シンガー・ソング・ライター
*こうゆう音楽は古くならないのです。(マ/お勧め!/250点

キャロル・キング/Wrap Around Joy
cover・・・シンガー・ソング・ライター 曲目等詳細
*キャロル・キングさん。キングおばさんと言えばつづれおり、の次の次の次の次のアルバム。題して「喜びにつつまれて」。つつまれてます。つづれおりでは郊外の家で猫と一緒に静かな生活。時折ピアノに向かって歌を書き歌い。それがふと思い立って街へ繰り出したのが前年の前作ファンタジーで。街はもうちょっと見ないうちに刺激が一杯、目をぱちくり。新しいアパートも見つかってゆっくりとこの活気の中で楽しもう。そんな感じのアルバムです。ゆったりとしてくつろいで、でもうきうき明るくて。チャートからうかがえたアメリカの感じも丁度そんな感じ濃厚でした。内省的だった72年までから光りが刺して来たかのような73年、そしてガラっと雰囲気一転、そんなくよくよしててもしょうがない。今までだって精一杯生きて来たんだから目一杯楽しんで暮そうよって空気になって。そんな空気に無理せずぴったしだったからこそみんなに支持されましたキャロルさん。ここから飛び出したシングル2曲はいづれも74年を即、思い出す曲です。軽やかに傷ついた人に歌いかけるナイチンゲール。そしてジャズマン。♪酔わせておくれ、このきまりきった日々の生活をすっかり忘れさせておくれ。なにかいいのをやってくれない?スカッとしたのを聴きたいわ。すこしづつでいいの私のブルースを消していっておくれ♪。正にそんな感じだったんじゃないでしょうか。曲は正にそのスカっとしたもの。歌詞からすると酔ってバンドマンに絡んでるみたいだったりするけど、曲はもう明るくて。ジャズだそうだジャズマンだって一発でわかる上に凄いポップ・ソング。コード進行といいメロディといい、どうやったらこんな曲が作れるのか私には想像もつきません。笑いながらサックス吹きをからかってそこには本音がちょろっと、サックス吹きもウインクしながらイカしたフレーズをいつもより沢山吹いてくれる。そんな絵が目に浮かびます。この2曲でもうどっぷり。さらにそれに挟まれたバラードの2.、その後の同じくバラードのアイル・ゴー・マイン。これが効くー。これぞキャロル節。心のひだをこじ開けて染み入ってくるメロディ。スクっと立ち上がって仁王立ちポジティブの歌。尻をすっかり叩かれた後は穏やかに頭なでなでの「君は愛の光り」。サビがもう。最後はワルツタイムの傑曲とこのA面はほんとキラー。どうしましょうか。B面はニュー・オリンズ調のもう底抜けの明るさのタイトル曲で始まって、60’sのジュークボックスみたいな愛のなぐさめとこれまた聴き物の連続。しかしまあこれだけぶっきらぼーな歌い方なのにちいとも冷たくないってのは一体どうしてでしょうか。コーラスももうこれ以上無いってくらい言ってみりゃあ投げやり風なのに。やっぱり音楽でも形じゃ無くて心根なのね。じっと聴いてるとどうしたってわかっちゃう。人間も音楽も正直が一番です。駄目な時は駄目でも良いよな。良い時はキラキラ輝いてる。そんな人とか音楽を信用するし心から愛します。(山/お勧め!/150点 試聴はここで

キャロル・キング/サラブレッド
cover・・・シンガー・ソング・ライター 曲目等詳細
馬ジャケです。これぞ完璧な馬アルバム。
表はほれこのように。鞍無しでしかも裸足で乗っているように見えます。海辺を。多分カルフォルニアの。
楽しそうにキャンターしてる。
裏ジャケは夕陽の中。ゆっくりと。美しい写真だ。
そして中ジャケ。
朝の風景に見えます。これまた裸足、こちらはスカートで。
盤レーベルでも、馬と一緒。裏ジャケの一コマ先の眺め。
これがゆっくりと廻っているのを見ながら音を聴くと幸せー。
タイトルも

サラブレッド

1975年、キャロル・キングさんのアルバム。
実にしっかりとした馬体をしてます。タイキシャトル産駒みたいにぶりぶり筋肉。てことはヘイロー系?
いかにもアメリカ馬、ダート走りそう。
現役馬だったりして。引退直後かも。キャロルさんの持ち馬なんだろうな。名前はロージー?
”スイート・シーズンズ”とゆう、もうガチな馬歌を作った方ですから、ほんとに馬が好きなのかと。

岡林信康氏の歌にも泪無しでは聴けない、”見捨てられたサラブレッド”とゆう曲が有ります。
キャロルさんは、もしかしたら、その内容を現実にやられたのかもしれない。
岡林さんは、実現出来たのでしょうか?

もうここまでで、普段音楽聞かなくても、馬ファンなら思わず買っちゃう。
そしてキャロルさんの音楽を好きになって下さい。

70’s栄光のアルバム”つづれおり”を代表とするオード・レーベルでの最後のアルバム。
公私ともにパートナーだったベーシストのチャールズ・ラーキー氏との別れ直後の盤でもあります。
また一人、お馬さんとだけ一緒になった。
お互い何かが終わったものどおし。そんな意味でのアルバム・タイトル、そして写真かもしれません。
納められてる歌は、もうヒットとは無縁の裸足の歌ばかり。
弾き語りの”ソー・メニー・ウエイズ”に始まり、何の無理もしてないキャロキン節の数々。
今まで幾多と聴いてきた。
最初はぼやーっと聴こえるかとも思います。例えば”つづれおり”と比べると。
あまりに怪物アルバムだったがために、いつでもどうしても比べちゃう。
ぼやーっと聴こえるけど、一番あの盤に近い感触が有ります。
そして6回目の周回後には、人馬一体と成り、もう理想的な走りが。
やっと君の事がわかったと歌が染みてきます。誰にも言わないけどこれは素敵な盤だ。
とはいえ
ちょうどヘソのところに唯一の全米ヒット曲が・・・・

オンリー・ラブ・イズ・リアル〜Only Love is Real

1976年3月6日にTOP40、39位で初登場、36-33-30-28-28位。最高位28位の。
気合入ってます。あの”イッツ・トゥ・レイト”に落とし前をつけるが如くの空気を持った



燃え盛る炎の中に浸るが如く
その暖かさの感じ 燃えれば燃えるほど
私は思います それが真だと この世で新しいものなど何も有りません
古くなった愛の残り火から芽生えた新しい愛を見つめて
昨日は行ってしまいました でも今日、その記憶は残っています
それは誰の身にも同じように起こるとは到底思えません

愛だけは本当
他のもの全ては幻想
それを混ぜこぜにしちゃって、私たちは口をつぐんでいます、生きながら
線をなぞっていく、私たちが輪郭がわかるまで
私たちが感じることを許してくれるもの
愛だけは本当
愛だけは本当


子供の頃の夢 泥だらけの水(マディ・ウォーターズ)みたいな
私と私の息子と娘の間を流れている
私が思ってきたこと全ては真実、それだけは確か
まさに私が今行きたいところ、その道を見るとき
私が今わかっていること、それを充分わかっていると、まだ私は願っています
多分、私は貴方と分け合うことが出来たと思います 貴方が私にくれた貴方の青春

愛だけは本当
他のもの全ては幻想
それを混ぜこぜにしちゃって、私たちは付け足しちゃってます
ただ生きるためだけに
線をなぞっていく、私たちが輪郭がわかるまで
私たちが感じることを許してくれるもの
愛だけは本当
愛だけは本当
私たちが感じることを許してくれるもの
愛だけは本当



これを目玉に、寂しくも、未練も有り、決意有りの歌の数々が。
大自然の中、アンブロージアの地で。

馬好きな方々のみならず、荒井さん時代のユーミン氏が好きな方もハッとするでしょう。
あの時にしか無かった、あの音がここにも有ります。
そりゃま当然と言えば当然で。
あの方は府中競馬場の主だし、キャロルのファンだったし、キングさんとは海を隔てた姉貴みたいなもんだから。

特別な盤になってしまう、なったしまった方はさぞかし多かろうかと。(山
/お勧め!/200点 試聴はここで

キャプテン・ビーフハート/トラウト・マスク・レプリカ
・・・
うなるぜ
*スピーカーがびりびりいいます。ちょっと他では聴けない音楽。ザッパ・プロデュース。(マ/お勧め!/97点

キャプテン・ビーフハート/烏と案山子とアイスクリーム <ご投稿エントリー>

キャプテン・ビーフハート/美は乱調にあり 
cover・・・集わない男 曲目等詳細
*はだかの王様が刺抜き地蔵商店街を歩いてます。ただしこの王様、思いっきり自分が裸だって自覚して歩いてまして、そもそも裸で歩こうと思って外に出ておるのだ。それを見た衆は第一に王様は素敵な服を着てらっしゃると有り得ないことは有り得ないと言い張る。第2にこっそり山の木のほこらに向かって「王様は裸だー」とシャウトする。第3に王様の裸をしげしげと喜んで鑑賞するもの。第4に指さして「ぎゃはは裸だ裸だ裸でやんの」と事実を喝破するクソガキ。キャプテン・ビーフハート船長。その名前を知らんロック・ファンはおらんかも。しかし船長は生涯貧乏であったつうことは王様の裸をしげしげ楽しんで上げる人がいかに少なかったかってことだな。けなしてるロックマスコミは皆無に等しいからとりあえず凄いって言っとけーみたいな。もしくは「裸だー」って叫ぶも好きとか嫌いとか知らん注目されたいだけやとか。別に嫌いなら嫌いで一向にかまわず。音楽は嫌いならその人にとってゴミに等しくしかも船長の音楽は外見はゴミだぞ。美はランチョンミートにあり。堂々と右に行くか左に行くか自分で決めちゃおう。不幸幸福にして船長裸体が好きになっちゃった方は楽しい修羅の道に入道、天国ですこの1980年度作品。なんせ1曲目は滅茶苦茶POPなホット・ヘッドから始まる。子供には聞かせてはいかん。「♪ほへーほへーほへー」って一日中わめくに違いなし。その後の人生は金に縁が無くなるしかも喜んでたりして。全編鬼の合宿でもって猛練習、どうしてもこれで無きゃあかんつう鉄の音の連続です。どうしてこれで無きゃあかんのか。船長がそう言うからだ。あの声でそういわれ続けてるとそうゆう気が段々してきてえらい美しいものに見えてきたよ。父ちゃん巨人の星はもうすぐです。音楽芸人になるっつうことはまさしく堅気の人生放棄するか否やつうえらいっこって、特にこの船長バンドに入っちゃうのは潰しの利かない恐ろしい覚悟必要だ。ある日突然俺は何をやってるんだってアバのバックバンドに入ったって責められません。とゆうことでメンバーはいつかずもしくは生涯、側におつかえして一緒に「ぼいーんぼいーん」って叫ぶしかありません。聴く側はそこまで恐ろしいことには多分ならないと思いますから気軽に聴きましょう。気軽に聴きやがったなと一本づつ関節外される。でも人は慣れるつう特技持ってますんで骨外されるのもいつしか快感に。敷居が高ければ高いほど快感有るだよ。整体で「首曲がってますねえ直しますゴキ」がごとし。サウナで終わったあとビールうめーってゆう使用法もあるな。この後カーペンターズを聴いて何だこの無茶苦茶な音楽はって思えたら成功です。どーですこれが最新の音楽ですアバーンギャルドでしょって得意そうに言ってる若い衆の目の前でおもむろにこれかけて表情を見ながらイイチコをとくとく飲むって手もある。逆も可。お父さんに聞かせる。確実に真っ赤になって怒り出します。面白いぞ。もし喜んじゃうお父さんだったら・・・。これも問題だな。ご愁傷様。とにかく真面目な顔してまともに語りだすのだけは止めてくれ。一緒に暴れ踊りするのなら大歓迎。うちでもやってます。(山/お勧め!/120点 

キャラバン/In the Land of Grey and Pink
cover・・・素晴らしきカンタベリー大王 曲目等詳細
*イギリスの南西部に棲息するカンタベリー血脈のプログレ野郎たちのココロのボス、キャラヴァン。71年の3rdアルバムです。まージャケが綺麗。これだけで欲しくなってしまう一品ですが、中身もこのまんまだから嬉しくなっちゃいますだ。なんつたって英国のサザンロックですから、最も英国ぽいに違いない。紳士でニコニコしてて頑固で几帳面。と私勝手にイメージしてる。[(^o^)]。プログレと言いますとハッタリ系くんずほぐれつびっくりしたなもうのもの、クラシカル壮大なもの、ジャズ混ざり求道系のもの、牧歌系米西海岸かよ一つ間違えると、なんかに大別されるかと思いますがこれは後ろの二つ、あまりクラシックぽくなくて呑気でジャズ風味パラっと。求道者じゃないな。多分メンバーはみんな恥かしがりやさん。全員ジョン・ディーコンさんのようなお方とお見受けできるんですが実際はギャグ満載大馬鹿野郎だらけらしいから世の中はわからない。とにかくおっかなくなくて面倒臭いとこも無いので構えないですっと聴けます。臭いとこも無し。A面の小品は特にかわいい。ゴルフガールやラブ・トゥ・ラブ・ユー(そして今夜豚が飛びます)などはシングルで充分行けちゃう。こんな曲は他じゃちょっと聴けません。B面は大作組曲。うへえプログレはこれだからかなわんとお嘆きの諸氏もござるかと推察いたします。実際山あり谷あり人生苦もあり楽もあり。どうせ全部聴くんだから良いじゃありませんか。ははは。付き合いましょう。楽しいのですぐ終っちまいます。これだけの音楽を作るのにはえらい鍛錬が必要かと。それを微塵も感じさせないサラっとした風情には感動してしまい。それだけに他を押しのけて前に出ず地味な存在になってしまってるのだけどこれはこっちから寄っていって聴かせてください。押し付けられるように音楽が責めてくる昨今、私はキャラヴァンのように自分から行かなければ聴けない音楽が大好きです。ああ、良い夢をみた。(マ/お勧め!/150点 日本盤
試聴はここで。

キャラバン/Waterloo Lily
cover・・・素晴らしきカンタベリー大王 曲目等詳細

*キャラヴァン!
キャラが伴宙太。お父さんは素敵なヒゲでいつも何故か和服を着ている自動車会社社長。独身。年齢は・・・星より一つ上(だったよな)。星(木陰)明
子に片思いするも、花形(いけめん)のとこにお嫁さんに行っちゃった。性格温厚。意志強固。友情に熱く。つうか熱過ぎ。最強のサブキャラだ。
じゃなくて

いやそうかもしれません。書いてるうちに音楽界のキャラが伴宙太かもなあと思えてきた。キャラヴァン。
伴ちゃんが、中日に移籍して和製スラッガーといて、どわーどわーホームランかっ飛ばしている姿を思い浮かべてください。

結成は1968年。英国は南のカンタベリー地方に棲息するバンドです。
バンド名のキャラヴァンとはほら、砂漠のキャラヴァン隊。♪つきの〜ひかりではるばるとお♪。イギリスでは「トレーラー」「移動住宅」、自動車で引っ張るやつです、の意味でもあるらしい。どこを旅してるかとゆうと英国のカンタベリー地方。目的は音楽すること。何しろあそこに行けば俺と同じような趣味持ってるやつらがいるらしいって噂が噂を呼び友が類を呼び、別に遠くに行く必要がありません。
その趣味とは、いわゆるプログレ。
ロックな態度で、体に染み付いたジャズ、クラシック、英国歌謡、わらべ唄、変拍子などを、もう遠慮無く、尺も気にせず、売上げ気にせず、やっちまう音楽。
もうそうゆうことするのが、好きで好きで好きで好きで、しょちゅうやってるもんだから、知らないあいだに全員豪腕バカテクになっちゃってます。
もうそうゆうもの聴くのが、好きで好きで好きで好きでの人々に支えられている。
あまりにも好きでの度合いが高いもんだからさ、駅前にある5人も入ればいっぱいいっぱいみたいな立ち飲み酒場焼き鳥みたいに、うっかり入るとみんなに「ギロ」とから睨まれちゃったりして。
わ、ここは常連さんだけか。一見さんお断りなのかー。すいません。間違えました。なんて。
でも実際はそんなこと無くてさ。ちょっと勇気出して入ってみると、皆さん気さくで、位置ずらしてくれて場所空けてくれて、ご主人も優しくて、喰え喰え飲め飲めの大騒ぎ。料理も酒も美味いよまったく。
ああ、入って良かったー。また来ますから。
中にはほんとに一見さんお断りで、ものすごーく辛いお酒とかコブクロとか慣れないとちょっと胃に来ますみたいなお店もありますが、キャヴァンは違います。そうゆうお店はしばらくすると紹介して連れてってくれる。ありがたいやら、やばいやら。ははは。
カンタベリー商店街のそんな酒場は、そんな訳でどこへ行っても知ったお顔ばっかりだったりして。
でも、これが不思議でお店お店でそのこにしかない味があるんだよ。だからみんな営業できてるんだよ。

1972年度の4作目アルバム
ウォータールー・リリー

少しでもそのジャケにピンと来たら一緒に酒飲みましょう。
優しい声気品コクのリチャード・シンクレア卿の料理食べましょう。くせになります。もうすぐ別の店に行っちゃうんだって。そこにも行くよ。
もいっちょ優しい声気品コクのパイ・ペイスティングスちゃんのパイ食べましょう。おいちゃんのパイはここでしか喰えないからなあ。
今日から働いているんだよ、スティーブ・ミラー君って言うんだでもロックン・ミーの人じゃないよ。ピアノ料理が美味い子だよ。食べましょう。
奥で変拍子で皿洗ってるのは無口なリチャード鋼板さん。

それにしても
凄いウエイトレスさんがいるわ。

(山/お勧め!/150点 試聴はここで

キャラバン/夜毎太る女のために
cover・・・素晴らしきカンタベリー大王 曲目等詳細
*なんとも恐ろしい邦題ですが。かねてから挑戦したかったエゲレスはカンタベリーの音楽。ついにキャラヴァンのこの名作を聴くことが出来ました。キャラバンちゅうと昔ミュージックライフのおもしろコーナーでみんなしてお尻を出してる写真がありまして、そのイメージがずっと。そうゆうバンド(←どーゆーバンドだ)だと思っておりました。今回聴いてみて、だうもすみません。素敵なバンドです。試聴が出来ないので言葉で説明したいのですがこれがまたしにくい。変拍子を交えたプログレで、さらっとしたボーカルと、ポップな曲と軽やかな感じと...うーん。テクニックは相当なもので、変拍子もやるぞーっって感じぢゃ無く見事に曲の中にすっぽりと。そっとした音楽なんで地味といやあ地味なんですが、けっこうカラフルでもドラマチックでもあり、こりゃあ普通のポップ・ファンでも知らなくて聴いたらはまってしまうかも。事実聴くたびに私はどんどん夢中に。プログレも奥が深いのう。こんなに楽しめるのならさらに奥に行ってしまいそうです。

LPの解説にイエスやキンクリと型を並べるバンドだと書いてありましたが、うむ、私は充分納得してしまいました。(マ


大英帝国の南部に、まるっきし銭にならぬのにひたすら音楽道を突き進む、けったいな連中が70’sに生息しておりました。
人はそれをカンタベリービートと呼ぶ。
人はそれをキング・クリムゾン、ピンク・フロイド、イエス、ジェネシスと並ぶ第5のプログレと呼ぶ。

その親玉がこのバンド、

キャラヴァンです。

そしてこの1973年10月にリリースした

夜ごと太る女のために
〜For Girls Who Grow Plump in the Night

原題を訳さば「夜に太る女の子の為に」
それを”夜ごと”とした日本盤担当者の方、天才です。
そんな怖いことは無い。
「毎日、150gづつ太ってしまう貴方!そんな方におすすめなのがこのスレンダシェイパ、
1日16時間の使用で、ほーら貴方のお腹周りもスッキリ!!」
てな音楽をやってます。はい。

まるでヒットチャート類には縁が有りません。母国でもおそらくアルバム・チャート最高位1276位くらいかと。
ですから知らなきゃまるで知らない。
わたくしも存在は知っていてもまるで10代ロック小僧の頃は音楽知りませんでした。ミュージックライフの奇人変人コーナーで写真見たくらい。
そのコーナーで知って、進んでアルバム買う勇気はまだ有りません。あはは。
それで大人になって聴いて仰天すると。

まず何に仰天するかってゆやあ、その元気ぶり。
何でこん人たちこの音楽でこんなにハッスルしてるんだろーって。
まるで当たり前のように1000万枚セールスのメガヒット・アルバムのごとく、堂々とし、ノリにノッって最後まで突っ走ります。
その気合と迫力にびつくり。
その音楽は、何といい時代でしょう、あのYT−ブに当時のライブと1曲聴ける場所が有ります。
言葉で何と表現したらいいのでしょうか?
強いてウルトラ乱暴に書けば、キンクリの21世紀精神異常者とムーンチャイルドつう正反対の路線をええい、両方好きだから、
いっぺんにやっちまええ。

優しく厳しい音楽です。

はたしてどんなことを唄っているのか?
気になります。
アルバム・タイトルに絡んでいそうな(YTでも聴ける)
B面1曲目

”犬、犬、ヤツはまたそれを喰ってる”
を解釈してよろしですか?

ちょっと間違えれば大ヒットしかねないPOPな一品す。



おーおお、寂しい娘、スイーツが好きですか?
僕は君にお奨めしたい一品持ってます
僕の兄もそれなら君の風邪によく効くよって言ってくれてますで

そしてそれからですね
それは悪いことなんか絶対にありませんから
僕の手をとってね
そして僕らは何とかやってみようよ
お試し類のすべて、常識とかの為に 一晩中

君はここにいません もし君がマジで信じてるなら
世界は罪で溢れかえっていますから
何か足らないものがあるのかしらなんて、物事を思い返してはいけません
君が来てくれる時には、僕のかあ様は僕がベッドから離れてなければならないって言いました
でも僕は知ってます そこの中にいることが好きだってことを
足と太もも ハローとグッドバイ
そこには全部有ります

うーーー、うーーーう オーマイ おー
くそったれシュガーダンディロックンロー
歌詞はだらだら続くよ だってそりゃとてーも・・・

ここに僕のハシカの為の治療法が有ります
そう、君はほんとに運がいい
君は衝撃的最高ショーをゲット
そーう、もし僕と一緒に来てくれるなら
内部一掃掃除をやりませんか?
この不潔な古臭い世界は何て美しい女子なんでしょう
スイーツは食べなきゃいけません 確かに貴方の足によく効くんですから

君はここにいません もし君がマジで信じてるなら
世界は罪で溢れかえっていますから
何か足らないものがあるのかしらなんて、物事を思い返してはいけません
君が来てくれる時には、僕のかあ様は僕がベッドから離れてなければならないって言いました
でも僕は知ってます そこの中にいることが好きだってことを
足と太もも ハローとグッドバイ
そこには全部有りますよーーー
クスリもぶっ飛びます
強烈なもので
来ます来ます来ます来ます
クスリもぶっ飛び
強烈なものが来て
来ます来ます来ます来ます
オーマイオーマイ

シンセーーーーソロ


おーおお、寂しい娘、スイーツが好きですか?
僕は君にお奨めしたい一品持ってます
僕の兄もそれなら君の風邪によく効くよって言ってくれてますで

そしてそれからですね
それは悪いことなんか絶対にありませんから
僕の手をとってね
そして僕らは何とかやってみようよ
お試し類のすべて、常識とかの為に 一晩中

君はここにいません もし君がマジで信じてるなら
世界は罪で溢れかえっていますから
何か足らないものがあるのかしらなんて、物事を思い返してはいけません
君が来てくれる時には、僕のかあ様は僕がベッドから離れてなければならないって言いました
でも僕は知ってます そこの中にいることが好きだってことを
足と太もも ハローとグッドバイ
そこには全部有ります
クスリもぶっ飛びます
強烈なもので
来ます来ます来ます来ます
クスリもぶっ飛び
強烈なものが来て
来ます来ます来ます来ます
オーマイオーマイ
クスリもぶっ飛びます
強烈なもので
来ます来ます来ます来ます
クスリもぶっ飛び
強烈なものが来て
来ます来ます来ます来ます
オーマイオーマイ



これってもしかしてただのスケベ歌?ナンパ歌?
痩せるからいかが?なんてしょーもない誘いの?
いかん、これでは誤解が誤解を生んで5回にはなるな。

なんてことを一日18時間のセッションを延々と何年も繰り返し喜びまくってる連中の音楽です。
B面後半にはその結果、えらいことになります。
変なやつらの変拍子たんとん、楽団は叫ぶは、そりゃもう大騒ぎ。

そして夜ごと太る女子はそれでカロリー消費して痩せます。

素敵。



(えー、この盤の感謝は、すげー前に一回行っております。
あまりにジャケ写の写りが悪く、名盤に対して忍びないので再び。
前に書いた文、自分で読んで恥ずかしくなったりして・・・あはは。)/お勧め!/200点 試聴はここで

キャラバン/夜毎太る女の為に
cover
・・・素晴らしきカンタベリー大王 曲目等詳細
*ウイ・アー・オール・アローンつう曲がありますが。げに人間は皆孤独。もう孤独とてつもなく孤独。私の見てる青はあなたが見てる青と同じ色であるなんて保証は無く私が聴いてる音楽が同じ音で入って行ってはきっとおりません。なおかつ嗜好及び生き方はことごとく細分化されてく一方でますます孤独感増すばかり。だもんであるあるネタの大流行。共感が世の価値の第一になり、感動の元も「ああ、私と同じです。」となるつう。考えればこれこそ寂しく悲しげなことは無く。さわさわと優しげな面体で近づいて「その気持ちわかります。」の言葉一発でコロリ。だまされてミノさんに電話するはめになったり「ああ死にたい」となっても寂しくて同じ気持ちの者通し集団自殺などと悲しいぞあまりにも。ここはもう覚悟しましょう。人間は孤独です。とてつもなく。耐えに耐えて違いをとことん見てそこで見えてくるのが一抹の共通点。それはかけがえが無く宝物のように輝いて簡単に離れていくものではありません。それでキャラヴァン。英国はカンタベリー地方で活動するバンドです。メンバー・チェンジは日常茶飯事。売れておればそこはしょうがない。我慢もしましょうとなるんだけどこれがまた全然商売にならん。だもんで剥き出しの音楽嗜好がぶつかって些細なしかし当人にとってはとてつもなく大事な違いでバンドを離れまた戻ってくるつう。それだけにその時点で集合したメンツによる音楽は強力です。一期一会の共同作業。気迫たるやあっと驚く圧倒や。引っ張ってリードしていく人間もちょっとやそっとじゃ周囲のメンバーを納得させること出来まいし。一聴するとこんなたおやかで穏やかな音楽は無いんですけど。そこまでやる方がとことん行ってるからにはある意味聴く方も覚悟必要、しっかり受け止めるには聴き込みが必要かと。一見してわかる仕掛けは無いし。地味だし。かと言ってふんぞり返ってえらそうにやってる訳ではないんでちょっと踏み込んで出かければちゃんと暖かく出迎えてくれます。もう大喜びで。それがA面。ですから試聴してもまるで雲の上ぇってことになるやも。最後のウェルカム・ザ・デイだけは違って、ふと世間を見たらあららこんなんなってたのねーとビックリしてファンキーなんかやって。転んじゃった(^0^)。好きになるとその転び具合もいとおしくなるけど。そして圧巻はB面です。キャヴァン名物怒涛の長尺攻撃。しっとり始まって山有り谷あり幸せあり不幸有り。毎日毎日音楽のことばっか考えて死ぬほど練習してケンカして笑って人生取り返しの付かない音楽屋の魂ここにあり。到底我々一般人には手の届かぬ、どうやってやってどうやって作ったかわからない世界で。最後まで聴くと畏敬を持ってとんでもないもん聴いてしまったと感動するばかり。グランドキャニオンのどでかい峡谷をハイビジョンで見せて貰った感じに似てるかも。はい。これは共感の感動じゃありません。とてもとても「まあまあ面白かった」とか「今度のはなかなかいいね」とは私には言えん。とてつもなく凄いです。もし入手して駄目だったら沈黙して下さい。手軽に扱えない音楽、それで素晴らしいと感じられるものも確かにあると思います。(山/お勧め!/110点 試聴はここで

カーペンターズ/ナウ・アンド・ゼン
cover・・・実は 曲目等詳細
*70’sの音、カーペンターズ。私はこの盤に入ってる”イエスタデイ・ワンスモア”で洋楽を聴き始めました。中学に入ってすぐアイワの9800円のラジカセを買って貰ってそれが土曜日で次の朝、ラジオ付けて聴いたのがたしかニッポン放送カメちゃんのポップス・ベスト10。それが運のツキ、それまで音楽と言えばもち歌謡曲、しかもTVだけだったのが英語で歌ってるポップス初遭遇、英語習い立てで興味もあったのかいな、もちろん最初はほとんど何じゃこりゃあだったんだけど、その中でハナからああ良い曲だなあと思ったのがイエスタデイ・ワンスモアだなや。なんつうか大人でビンボくさい歌謡曲とは違って華やかで余裕で。英語の歌聴いてるんだぜみたいな背伸びも心地良かったのかもしれん。で、彼らの曲やってる番組探してはどんどん聴いたのだけどじきに不良化しちゃって(^0^)さあアルバム何か欲しいなあって時にはもうケッ、カーペンターズ、お子ちゃまじゃんなんて言う様になる。そのくせ実はまだ好きなので全米TOP40など生意気に聴きだす様になってもオンリー・イエスタデイとかランクインしてくると嬉しくなって自分で書き写してたチャート・ノートで赤字でこっそりマークしてたりして。あれから30年経ちました。フランク・ザッパやらポップ・グループとかサンラとかますます生意気なもん聴いちゃってすっかり汚れた、ははは、耳になって聴いてもまだイエスタデイ・ワンスモアは凄い。考えてみるに音楽もろくに知らない人間が初めて聴いて良いなあなんて思えるってかなり相当なもんだなと。音なんて空気の振動なんすからそれが感情を動かして嬉しくなるなどとゆうのは訳わからない宇宙のマジックです。だいたいザッパは難しくてカーペンターズはわかりやすいなんてのも謎。カーペンターズだってかなり複雑な音の技術で構築された音楽だかんな。フリーな音楽の対極にある彼らの音楽もある意味アバンギャルドだなあなんて思ったりして。怖いくらいに真面目に作って、この勢い的には最後の方のアルバムではかなり凄みがあります。ジス・マスカレードのカーン、柔のや〜ると〜思え〜ば〜カーンのカーンだけはやっちゃった(^0^)みたいでかわいいけど。ジャンバラヤなどあまりの洗練道でカントリーなのに全然土臭く無い。鋼鉄の感触で非人間的でテクノやないかってこれだけきゅうきゅう絞っていくとやってる本人たちが苦悩してたのも頷けます。アイ・キャン・メイク・ミュージックもシャレにならない悲痛な叫びに聴こえてきたりする。その覚悟の上にB面の頂点曲、イエスタデイ・ワンスモア、そしてオールディーズ・メドレーに突入。ギターのトニー・ペルーソさんのやけに陽気なDJでつなぐも楽しく気楽にやりたいけどやっぱ超真剣で作りこんじゃって最後のイエスタデイ・リプライズが、あの頃に戻りたいけど戻れないってマニフェストとなって。きゃんきゃん言って夢だドリームだと前進また前進のあげく間違いも山のようにしてしまったアメリカ自身なのかな、してみるとこのメドレーの選曲はなどと考える私はうーんやっぱもう汚れた耳かいな。イエスタデイ・ワンスモア。でも戻れない。けど汚して良かったかも。かなりしわわせなんで。ハナっからこのアレンジが良いんだよなあなどと生意気な口きくようになったのもあんたらのせいや。感謝してます。(マ/お勧め!/100点
日本盤

カルチャー・クラブ/カラー・バイ・ナンバーズ <ご投稿エントリー>

シカゴ/X <ご投稿エントリー>

シカゴ/Greatest Hits (Chicago IX)
cover・・・
アメリカ 曲目等詳細
*70年代アメリカで最も愛されたアメリカン・バンド、シカゴであります。何つたって毎年アルバムを1枚多い時は2枚出してくれてことごとく大ヒット、そしてカットされるシングルも大ヒットとごく自然にしょっちゅうラジオから流れてきた存在だと。日本だとまず長い夜。デモ隊突入の白黒画面に合わせてあのどこか懐かしく勇ましい曲が。そしてサタデイ・イン・ザ・パーク。長い英語題に関わらず一発で理解出来て光景が目に浮かんで聴くとわかり易い英語でこれまたぴったしのメロディともども土曜日の公園の景色が。この曲を嫌いだって人に会ったことありませぬ。でしばらく空いて愛ある別れ。80’sは「素直になれなくて」と。とにかく聴いてると幸せな気持になれるバンドでこの盤はその幸せ度が最も高かった愛ある別れ以前いや未満か、までのベスト・アルバムです。ラッパがぱーぱらぱぱーぱらぱ鳴ってギターがきょわんきょわん、ピアノかかんかんかんの曲とラッパがぱらー、ギターがじょわーん、ドラムがちんこんかんの絶妙の2本立。個人的にこの時期で一旦切ってくれて嬉しいのはシカゴのメンバーで一番好きだったのがギターのテリー・キャスだったから。自分がギター弾くのももちろんあるんですがあの突進やんちゃギターが大好きだったから。初めて買ったギターがテレキャスでミスター・テレキャスつーのも。そしてピーター・セテラさんがおさまるとこに納まってる(^0^)。愛ある別れの大ヒット以降歌で大活躍の彼もどうもあのエキセントリックさが、うーんと。コーラスで参加すると絶妙の緊張感でばっちりなんだけど。とゆうわけで一番愛するベスト盤です。シカゴって食い物に例えるとお菓子だと思う。もちろんめちゃ美味しい。カステラさんもいるしパン粉さんもいるし。そこにラム酒が加わってちょっと大人な。お菓子が嫌いだって人はそうはいるまい。お菓子だからなーって軽く見る人はおるかもしれんが。美味しいお菓子作るのは大変なんだぞ。「ぐだぐだ言わないで食べるのだ。食べないとタイホするぞ。」ってバカボンのパパに言われるので、はい聴きます黙ってもぐもぐと。なんたっておやつの時間が一日で一番楽しい。(マ/お勧め!/100点
試聴はここで。 

シカゴ/シカゴVIII(未だ見ぬアメリカ)
cover・・・
アメリカ 曲目等詳細
あ、びっくりした。
昨日のベストヒットUSA。リクエストコーナーでシカゴ登場。
実は今日、感謝しようと思ってたのだ。何たる偶然。
リクエストしたのは中学生とのことであろうことかセテラ氏脱退後のシカゴが一番好きだとゆう。
克也さん、それに答えて

「そりゃシカゴが一番最低だった時です。(こんなこと言ってあとはどうなっても知りませんけど。」

だって。あはは。知らないぞー。

げにこの時代の洋楽について書くことは危険です。命がけ。
特にシカゴはピンク・フロイド、ビーチ・ボーイズなどなどに匹敵する揉め事のもとや。
何しろ4つの時代でそれぞれ全然違いますから。
いかんここで既に危険。
5つの時代か。
一番猛烈に攻撃されると思われる方々は一番初期のが好きな年代の人たち。
ある時点を境にその後のシカゴは全部許さんとなる模様。
私はそのある時点の直後のシカゴから入りましたから、そのシカゴが一番好きです。
で、
その後のシカゴは全部許さん。
同じセテラはんが歌ってても180度違うように聴こえるだに。
そのある時点直後のアルバムがこの

シカゴVIII(未だ見ぬアメリカ)
1975年3月24日発売。

恒例のロゴアルバムジャケです。一見表裏、そして中袋全部同じ。
さてどこが違うでしょう?
豪華バカデカポスター付。全部開かなきゃオチはわからず。
一部しかスキャン出来ません。その答えは未だ見ぬ方はモノホンを閲覧してね。
豪華紙質日本盤ライナーです。
いかに人気があったかわかろうかとゆうもの。

シカゴは
これぞアメリカン・バンドだと思います。
聴いてると警部マクロードを思い出す。
正確に書けば、警部マクロードをTVで見ている家族の絵が目に浮かぶ。
極めて平凡な米国の家庭。
極めて普通な音楽好きな青年たちが作ったバンド。
初期の怒りは、その普通な青少年たちをも怒らせるにたる時代だったからと思う次第。
普通は普通だった、ずーっと。
だから後に、ぐにょーっと同じ人たちかいなって軟弱になってもおかしくは無いんだよな。
元々、ある意味呑気なバンドでしたから。
よく言えばノープラン、悪く言えば自由闊達。

メリケンバンドはおおよそすべてそうです。
だいたい全部いい曲でアルバムを作ろうなんてハナっから思って無し。
2曲ぐらいはシングルになるPOPなヤツを気合入れて作るも、それが出来たならあとはもうやりたい放題。
その法則があります。
ありました。
ある時点からこれも許されなくなるけど。

そして
テリー・カス氏。
すげー好き。一家の中でテリー・ファンクの如くやんちゃなおじさん。
ゆるゆるーになりそうな瞬間で、バンドのケツに蹴り入れる。
それが大きな違いだ。いなくなって取り返しの無いことになってしまった。

それを予言しているラスト曲、

オールド・デイズ(追憶の日々)

これこそがシカゴだ。
ジェイムス・パンコウ氏作。セテラ氏歌唱。
シングルヒット!
75年5月10日にTOP40に17位で初登場、以後14-10-7-
5-5-17位。最高位5位。
日本では、あーだこーだ言われたって6月15日に38位で初登場、
以後28-22-19-14-11
-9-7-6-8-8
-10-15-22-40位。最高位6位。
いかに人気があったかわかろうかとゆうもの。




たこんたこん
じゃーぞーじゃあぞーぞーーん
じゃーぞーじゃあぞーぞーーん

昔日の日々
良き時代、僕は覚えている

楽しき日々
ただただ面白かった

ドライブインの映画
漫画雑誌とブルー・ジーンズ
ハウディ・ドゥーディ
野球カードと誕生日

僕を連れ戻して
過ぎ去った世界に
思い出
まるで昨日のことのよう

ぱあぱ

じゃーぞーじゃあぞーぞーーん
じゃーぞーじゃあぞーぞーーん

あー
昔日の日々
良き時代、僕は覚えている

黄金の日々
僕がいつでも大切にするであろう日々

おもろい顔と顔
愛と笑いに満ち溢れた
おもろい場所
夏の夜とチンチン電車

僕を連れ戻して
過ぎ去った世界に
記憶の彼方
まるで昨日のことのよう

昔日の日々
−僕の心の中、そしてハートに留まり続ける
昔日の日々
−暗くなってしまった過ぎ去りしよき時代の夢
昔日の日々
−愛の日々、そしてきまぐれに自由なあの感じ
昔日の日々
−僕の心の中、そしてハートに留まり続ける
昔日の日々
−暗くなってしまった過ぎ去りしよき時代の夢
昔日の日々
−愛の日々、そしてきまぐれに自由なあの感じ
昔日の日々
−魔法日々はいまだ僕のすぐそばにある
昔日の日々
−僕の心の中、そしてハートに留まり続ける
昔日の日々
−暗くなってしまった過ぎ去りしよき時代の夢
昔日の日々
−愛の日々、そしてきまぐれに自由なあの感じ
昔日の日々
−僕の心の中、そしてハートに留まり続ける



てめえら過去なんか振り返ってるんじゃねえ、と叱責多数だったらしい。
だが、
これがシカゴだ。

あとはどうなっても知りません。(山
/お勧め!/200点 試聴はここで

シカゴ/Chicago X <ご投稿エントリー>
・・・しかご
*このころのシカゴ好きです。独特の味があります。「Another Rainy Day In New York City」好き。(マ/お勧め!/93点

チェイス/追跡
cover・・・ラッパ 曲目等詳細
*今、ナウなヤングのスポットで大人気、熱気渦巻くゴーゴークラブで若者が踊りまくるは

チェイス
追跡
1971年1st。

これぞ音楽のリポビタンパンビタンカルビクッパC。飲めば大量のアドレナリン放出お覚悟。
意味も無いのに元気びんびんファイトイッパツ!!になっちゃうよ。
チェイスちゅうのは文字通りビル・チェイスさんつうウディ・ハーマン楽団の花形トランペッターで有った方が、より一層目立つ為に作ったロック・バンド。
ただのロック・バンドではござらん。

ブラス・ロックだ!

若者よ、お尻か?いやお知りか?ブラス・ロックだ。ラッパが主役のロック。
してこのバンド、ただのブラス・ロック・バンドではねえ。
何とそのラッパ隊、トランペッターが4人なのだ。
その4人が我も我もと、ぴゃああ、ぴゃああ、ぴゃああああと吹きまくる。まー、きゃんきゃんうるさいこと。
さらに俺も俺もとオルガンがぎゃあぎゃあ、ギターはびるんびるん、ベースはぐごごごご、歌はおぎゃああ。
全員すっかり躁状態っす。9頭立1800m直線競馬、ラップは11.2、11.1、10.1、10.0。死ぬ。
で、そのサウンドはあああ
ノリノリジャズとロックの激烈な出会い。目立つとこだけチョイスしてチェイスさせました。
貴方はいったんそれをば浴びれば、その和田アキ子lyで富士サファリパーカーな味わいにKOされること必須。
実際、和田さんがリサイタルでレパートリーにしていたとゆう。
何しろ、イッパツでっかいウルトラヒットが有ります。

その名も

黒い炎〜Get It On

Tレックスのとはちゃうわ。ガッタ・ゲリロンがらげりろんの方。
思うにこれをリアルタイムと言う訳では無くとも体温として覚えているか否かで重大なジェネレーション・ギャップが有ると思う。
それほどガッツな星人の曲です。
全米最高位24位。それにもまして日本では、
1971年の8/30に36位で初登場、以後27-20-9-9-5
-2-2-2-2-2
-4-3-5-6-7
-10-5-13-12
-25-30-38-35位。最高位2位。
翌年の2月14日まで粘っていたっつうから尋常じゃありません。
ちなみに最高位2位の上、1位を阻んでいたのは、”シェリーに口づけ/ミッシェル・ポルナレフ”。しかり。
あまりにも人気が出たんで、72年4月には来日もしたんだそうで。さぞかしやかましかったかと。
燃えろの”ろ”はチェイスの”ちぇ”!
実際、歌は和田さんにどっか似てます。ファンの方の若者は、今からでも遅くない。
このクソ忌々しいぐだぐだ空気時代を引き裂く為、各家庭、ご自宅、土管の中で大音量で鳴らして下さい。

さすれば
世界中で跋扈するモンスター軍団の銭クレイジーどもはトドメを差され、空中から大量の米粒が降ってくるであろう。
参ったか!

ちなみに
ご贔屓のお馬さんが走るときは、”がったゲリロンガラゲリロンガラゲリロン”との掛け声で応援すれば、
必ずしや先頭で駆け抜けます。確定。

まだ、懲りてません。オケラ後でも。 (山
/お勧め!/200点 試聴はここで

コントーションズ/バイ <ご投稿エントリー>

カン/モンスター・ムービー <ご投稿エントリー>

クロディーヌ・ロンジェ/恋は水色  <ご投稿エントリー>

cover・・・ウィスパーボイス

コロシアム/
バレンタイン組曲 <ご投稿エントリー>

キャット・スティーブンス/グレーテスト・ヒッツ
・・・メロディ・メイカー
*切なく美しい曲を書くイギリスのシンガーソングライター。どこかであなたも聴いているはずです。(マ/お勧め!/150点

キャット・スティーヴンス/いじめっ子と火の猫
cover・・・名作 曲目等詳細
最近の事です。このレコードがうちにやって来たのは。
最近と言っても数年前で。そこから今に至るまで感謝しよう感謝しようと思い続け出来なかった。

その理由は・・・。

キャット・スティーヴンスさん。
もちろんヒット曲の数々、知ってます。子供の頃から好きでした。
レコードは何故か買わなかったな。ラジオで聴けたからか。
ベスト盤CDも大人になって買い、やっぱいいなあ。
キャッチ・ブル・アット・フォー。この次の盤ですが今のようにアナログ盤をまた買うようになって最初に入手。
しかし何故かハマらず。何でかな。そうだよ、不思議だ。また聴いてみよう。
・・・その時はハマらず、またしばらく時が。

いじめっ子と火の猫
〜Teaser and the Firecat
1971年9月1日発。

そして目の前にこのレコが現れました。
ジャケット。キャットさん自身が書いたとゆう。エンボス地の紙質になってます。
これを手で触り見たら買わずにはいられなかったよ。裏には表の少年の何とも言えず侘しい角度の内股の脚のアップ。
買わずにいられるかい。家に帰りゆっくりとジャケを開きます。オリジナル当時の日本盤でした。
そこでまた驚く。見開き1、見開き2、見開き3、見開き4。
曲目、顔アップ、メモとアイランドによるバイオ、今野雄二氏による解説、歌詞と対訳。
超豪華!これがLPをアルバムとゆう所以だ。現在CDではデラックス・ヴァージョンで2枚組になってるんだな。
昨年に。日本盤は出なかったよう。となると当然このような装丁にはなって無いわけで、もしその気が無くともレコ屋さんで見かけたら買っておきましょう。
厚かましくお奨めします。値段は安いはずですので。
音はCDはいいはず。しかし既にこの71年のアナログでびっくりするほどいい音です。目の前に音楽がどわっと立つほど。
さらに良くなってれば・・・・想像も出来んな。
と、
聴き始めて、KOされました。完全に。
もう40もとうに超えてますんで、感性もいささか鈍くなり、大抵のものでは悲しいことに驚きもせず、ハマらん。
しかも知ってる曲が入ってて馴染んでる人のアルバムともなると。
しかしヤられた。やられました。
モノが違います。
私の70’s洋楽最初買いレコはエルトン・ジョンの”黄昏のレンガ路”。最初に買うにはあまりにも素晴らしい盤で。
たちまちの内にとりつかれ、ファンクラブに入っちゃったくらい。
もしその前にこのアルバムを買って聴いていたら・・・・キャットさんのファンクラブに入っていたでしょう。
当然擦り切れるほど聴いたはずです。
何をそれから聴くにせよ、基準になったりして。
イエスを聴いたら、ああ、この変拍子はキャットさんのだ・・・とか。
エルトン黄昏聴いたなら、嗚呼この匂いはもしかしてキャットさんのだ・・・とか。

今野さんの解説によりますと、実際この時エルトンはこのアルバムにぞっこんだったようで。
会う人会う人、みんなに薦めてたのだとか。
”黄昏のレンガ路”でお抱えレギュラーのストリングス・アレンジャー、ポール・バックマスター氏に代わって、
それを担当しているのはこの盤のデル・ニューマン氏です。

このレコのこと、ケなしでもしたら血相変えて怒る人世界中にわんさかいるだろな。
何の得にもならんのにムキになって。
一回聴いちゃったら心のパーツの一つになり外したら壊れちゃいそう。

キャットさん自身、大きな穴が心の中にずっと子供の頃から空いていた人のようです。
それは既に過ぎてしまった過去の穴で、大人になっても取り返しが付かず埋めようが無い。
それを常に埋めるため心から望んで音楽を創った。
だから人の穴も埋めちゃう。

32分39秒。歌詞がわからぬとも染み渡り、歌詞がわかってくればなおかつ。

誇りを持って、メロディとリズムの時代70’sにはこんな音楽が有ると言えます。
ここから
37年経ちましたか?
それがいったい何?たかが37年、人類何か変わりましたか?

私は変わってません。
ここにあるこの気持ちを無くしちゃったら変わってしまうだろうけど、
そしたらそんな哀しい侘しいことは無いよ。
(山
/お勧め!/250点 試聴はここで

クレイジー・ホース/ファースト・アルバム
・・・男衆
*ご存知ニール・ヤングのバック・バンドとして有名な激馬。己のアルバムも秀逸なのです。激しい曲も切ない曲もぐんぐん迫ってきます。ロッド・ステュアートもカバーした「もう話したくない」もう涙なしでは聴けませんわ。(マ/お勧め!/95点

キャンパー・バン・ベートーベン/Key Lime Pie
cover・・・大物 曲目等詳細
*80’sも後半になりますと良いなあと思うアルバムはあるもののうわあささささと鳥肌が立つようなロック・アルバムに出会うことはめっきり少なくなり寂しい思いをすることが多くなりました。そんな時ふと出会ったのがこの作品。いまだに正体を良く知らん人たちなんですがこれにはやられた。現在に至るまで折につけ聴いてます。全然古くならないどころか感動は増すばかり。発表当時はREMのライバル的存在だったかな。こっちは全然売れなかった。正体がイマイチつかめないのが原因だったのかもしれん。練りに練った音楽に技と風穴を明けて風通しを良くしてロックのダイナミズムを炸裂させたようなとんでもないものです。ウォール・フラワーズあたりはこの線をやりたかったのかもしれん。何にしろここまで気に入ってしまったのには音が流れてくるだけでメロメロになってしまっちゃうヴァイオリンの音色大フューチャーてのもあるなあ。もちろん駄曲など一切無しで腰を据えて一曲目からジワジワ責めて来のラストまでクラクラしっぱなし。途中ステイタス・クオー、サイケ時代の名曲「ピクチャーズ・オブ・マッチスティック・マン」でクライマックスを迎えるか。そしてラストのカモン・ダークネスで大団円。誰か一緒にこの最後の何とも言えん気持ちを迎えてくれる人おらんか。90年代を迎えようとしてザ・バンドの2ndと同じ姿勢でアメリカを食らい尽くすアルバムが出て来たぞちゅう感慨です。これだけのもの作っちゃった彼ら、これで終わりになったみたいだけど、最近クラッカーとゆうバンドで中心人物のデビッド・ロワリー君が復活したと聞く。どんなのだろうか。聴くのが怖い気も。
(マ
/お勧め!/100点

シンディ・ローパー/シーズ・ソー・アンユージュアル  <ご投稿エントリー>
・・・思い出す
*いやっちゅうほど、ビデオ・クリップ見ちゃったせいで逆に忘れちゃいがちだけど(笑)、名曲満載の名盤であることには間違いはござりません。(マ/お勧め!/92点

クラウデッド・ハウス/ドント・ドリーム・イッツ・オーバー  <ご投稿エントリー>

チャカ・カーン/フィール・フォー・ユー  <ご投稿エントリー>

クリス・レア/オン・ザ・ビーチ  <ご投稿エントリー>

クリス・レア/New Light Through Old Windows
cover
・・・英国シンガーソングライター 曲目等詳細
*アイルランド出身のシンガーソングライター、クリス・レアさん。88年のベスト盤です。英国のSSWとゆうと一芸持ちの地味な人がなぜか多い。ジェリー・ラファティとかイアン・マシューズとか。面白いことにこの3人、同じ78年頃初全米ヒット飛ばして、まあAOR風ってことで時代にのったのですが、やればもっとブレーク出来るのに欲が一様に無くてだから魅力で応援したくなります。レアさんの武器は何と言っても100万ドル、ポンドか[(^o^)]の塩辛声、そして意外なことにスライド・ギター。スライドはリトルフィートのローウェル・ジョージ・スタイルなんです。是非今応援で加入してほしい。で、もうその声でミドル・テンポのしっとりとした曲を只々たんたんと歌います。これでもかーと似た曲調。アレンジはAOR風味ですからさらっと聴けてへたすりゃああAORかって夜のドライブのお供、もしくは一回聴いても良いかてなことになってしまうとゆう。ところがケチな私は感触がはまれば聴き倒してしまいますからそするとあらあらどんどん来ます。はまります。イギリス本国で根強い人気があるのもうなずける底力。英国勢、パブ・ファンクの猛者マックス・ミドルトンやフェアポートのデイブ・マタックス、親族?エイドリアン・リアの腰のあるめくるめくバックに支えられて地味だけど凄い熱気ビンビンゴンゴン。音楽への意欲満載。クリスマスには12の名曲聴いてその静かなエナジーいただき。これ聴いてはまったら次は「オン・ザ・ビーチ」アルバムだー。一見口当たりが良いちゅうのもある意味不利なこともあるのだなと思ったりしてしまった次第。(マ/お勧め!/98点 別内容ですが日本盤

ザ・カルト/エレクトリック
・・・これぞハードロック 曲目等詳細
v1
*87年作品。元々はゴシックパンク(←よくわからないんですが(笑))のバンドだったサザン・デス・カルトが、ビースティ・ボーイズ「ライセンスト・トゥ・ビー・イル」で男を上げたリック・ルービンを迎え、華麗なるハードロック・バンドに大変身したアルバムです。わたしゃ誰かに、ハードロックってどうゆう音楽ですかって聞かれたら、このアルバムのことですって言いたいくらいピュア・ハードロックが詰まっています。何に似ているって訳じゃないんですが、全部に似ているラットルズのような世界。しいて言えばボーカルがエアロやクイーンにインディアンの血で燃え上がるって感じですか。聴いてるともー血湧き肉踊って、おうロックってこーゆーもんじゃったいって嬉しくなってしまいます。ツボ押えまくりの大名作。押え過ぎてこの後苦労したみたいですけど、プライマル・スクリームなんか明らかにこれに刺激を受けたような曲やってますね。15年登場が早かったらMLで大騒ぎだったろうに、大して話題にもなることなく、まあ15年とゆう月日があったからこその作品と言うべきものであるかもしれんのでしょうがないかなあとも思います。あ、「ボーン・トゥー・ビー・ワイルド」やってて、これが実にいかすんだなあ。

リンクはベスト盤です(v1時)。3、7、13曲目が「エレクトリック」の曲です。他の曲もけっして悪くは無いバンドなんでこちらでまず変遷の様子を聴いてみるのも面白いかも。「エレクトリック」自体はCDで再発されてはおるんですが、アマゾンでは入手できないです。某所では出来るので町のお店に行けばあるかもしれません。本気でお勧め。(マ


V2
*ぜってーいる必ずいるライセンスど・トゥ・イル、ロック八百万の神様は。中でもど真ん中かき分けどっかと座るは激岩神。そのハドロク神がアーマーの岩戸にてうっかり産み落とすは鋼鉄神。メタ神。70’sには専ら激岩神社に参拝申すロックの民も、次第にメタ神神社にハシゴするようになりまして、最後には激岩神のとこは忘れるようになりました。スネちゃったよもう。ところがまーどうでしょう一人の小悪魔がひょんなとこからやって参りました。ヒプホプ如来の一の弟子、リック・ルービンちゃん。
「神様神様、実は僕ちん神様のとこで働きたかったんです。どーか地上にお使い下さいマシーン。
激岩の嵐巻き起こしてしんぜましょう。」
「おお、頼むわ一つ。そーゆーこったらワシのこれ、持って行きなさい。”ラブ脱着マシーン”だ。これをバンドのガキどもに装着さば、たちどころにハドロク楽団にへんしーん、とー。」
そんでもってリック悪魔、地上にて最初に目を付けたはヒプホプ神社の境内でしんなー遊びしてたアホガキども、
ビーステー・ボーイズ。
「いる?」「イル。」
てなもんや三度笠、たちどころにエキストラ・テクスチャー・ミクスチャー・ハードロック誕生の巻。
時は元和1986年、激岩音楽が隆盛の時代からほぼ10年後のことでありました。
一旦着火した風は、たーちどころに嵐を呼び、ロックの民の心は一斉に激岩神社に向かったよ。
次なる祭司を選ばなけりゃならん。
リック大天使(昇格)が目を付けたのが、ゴスパンの寵児、ザ・カルトの連中だ。
「てめーら、なれ。」と”ラブ脱着マシーン”振りかざし呪文を唱えれば、さー変身。
出来ました

エレクトリック

時は元禄1987年。ああ、長い前フリだ。
「いーか、おめーらだけの力でこーなったと思うなよ。これは激岩神様と俺とそれを求むるロックの民の熱情がこうさせたのだ。奇跡なのだ。ラーメン。」
「ふんっ。」

1.ワイルド・フラワー
何たって、逆さから入ります。リフが。それだけで笑点、ぢゃない昇天。そんでこのドラムの音質をば聴いとくれ。緩んでるよハイハット開き。ばしゃばしゃ。ベースどどどど。オマケに往復タンバリンでさ。
ベイベだぞ。
ロック・ボーカリスト必修2科目。
ベイベ と オー・イエが恥ずかしく聴こえなくとてつもなくカッコ良くシャウ出来なければならぬ。
しかもこの男、イアン・アストビュリー、もう一つ必殺技を習得した
それは
ヤヨ。
松本イヤヨじゃなくてヤヨ。嫌じゃないのにー。

ヘイ・ユー
お前はワイルド・ハネー・チャイルド
俺は制御不可能
オメーが近づくそのたびに
俺は狼ちゃんになっちゃう がおー ベイベ
でさ、俺は吼えるよ オメーのために
俺のハートはドキドキドキ はあああ
へいへい そいつはオーバーパワーだぜ あう

俺は狼ちゃん ガール
オメーに吼える
ワイルド・フラワー
俺の夢の星
最高にビューチフル・シングだぜ、いええ

イエユー
地上のスイート・センセーション
オー・マイ・ソウル
オメーは完璧生物
天使だ ベイベー
でさ、俺は吼えるよ オメーのために
俺のハートはドキドキドキ はあああ
へいへい そいつはオーバーパワーだぜ あう

俺は狼ちゃん ガール
オメーに吼える
ワイルド・フラワー
俺の夢の星
最高にビューチフル・シングだぜ
ワイルド・フラワー
毎時間愛します
ワイルド・フラワー
夜に燃えちゃうよ
世界を照らしてやる やよ

(ぎたあああ)右チャンネルから

ワイルド・フラワー
俺は狼ちゃん ガール
オメーに吼える
ワイルド・フラワー
俺の夢の星
最高にビューチフル・シングだぜ
ワイルド・フラワー
毎時間愛します
ワイルド・フラワー
毎時間愛します

菓子番言えーー
おめーに狂っちゃう ガール
菓子番言えーー
菓子番
菓子番言えーー
じゃーん

わお
じゃんじゃん、じゃんじゃん
ピース犬に続きます。天かける犬。やよ。

して
リル・デヴィル

ぞぞ、ざざっぞーぞざぞぞーぞ ぞぞ、ざざっぞーぞざぞぞーぞ

生きてるシャックリ 馬の街
天国ゲットで日が沈む
トカゲの瓶 いえい

目がクラクラの40日
へいそこ 小悪魔ちゃん

カマン小悪魔ちゃん
ぼくちんの天使になっとくれ
かまん小悪魔ちゃん
ビー・マイ いえー エンジェエル あお

惜しい 来ましたどえりゃあ下駄スマイル
ダイマイト・ラバー、蠍団員
天国ゲットで日が沈む いえい

やって来ました嵐のキスで
へいそこベいビー ミスしない
トカゲの瓶 いえい

カマン小悪魔ちゃん
ぼくちんの天使になっとくれ
かまん小悪魔ちゃん
ビー・マイ いえー エーーーーーー

(ぎたああ)

いええええー

カマン小悪魔ちゃん
ぼくちんの天使になっとくれ
かまん小悪魔ちゃん
ぼくちんの天使に 天使に
カマン小悪魔ちゃん
ぼくちんの天使になっとくれ
かまん小悪魔ちゃん
ビー・マイ いえー エーへえへえへーーーーーじぇ

じゃーんじょー、ぞぞざぞー、あお、あおあお
何がそんなに青なのかのアプロディジアック・ジャケットに続く

おーいえ、おおいえー
のエレクトリックおっさん、は俺だ、エレクトリック・オーシャンに続く
とりあえず走っとくかのバッド・ファンでA面は終了。
休憩です。おトイレ行きましょう。

面Bは
ぞんざどどだ、ぞんざどどざ、ぞんざどどだ、ぞんざどどざ、に、がつ、がつ、がつ、がつ、が絡んで、いえいえいえいえええが乗り、またまた逆さリフじゃないけどそう聴こえる技のキング・コントラリー・マン。この時のイアン君の声ったら、蛙3匹ノドに詰まらせながら歌うんです。
そして
装着

ラブ脱着マシーン

このオールライトナウでストーンズでのイントロで殺されて生きないロッカーはおらず。後半ゼップります。

チェック・ジス・ワン
赤い部屋に落下 だって彼女がいるんだもん あはあああ
スカーレット女性 おっかないっす
しせ アンタが出来ること全部私にしやさんせ
わかるか ボーイ スケベシャチョー
アンタが出来ること全部私にしやさんせ いえー

(ラブのこと)
恋は脱着
(ラブのこと)
恋はラブ脱着マシーン
(ラブのこと)
恋ちょ−だい ソウル・シェンカー
(ラブのこと)
ラブ脱着マシーン

べえいびーベイビベイビベイビベイビ↑ お空から落ちてきたの
昨日 アンタ俺のマインドぶっ飛ばしたじゃん おイエー
トラブル続出 俺のいくとこ
上下さかさま ナイス・リアクション おーう

恋は脱着
(ラブのこと)
恋はラブ脱着マシーン
(ラブのこと)
恋ちょ−だい ソウル・盗み屋
(ラブのこと)
ラブ脱着マシーン
(ラブのこと)
ちょーだいラアアブ
(ラブのこと)
ラブ脱着マシーン
(ラブのこと)
恋ちょ−だい 面ろい脱着
(ラブのこと)
ラブ脱着マシーン

ぎたああああああああ

恋は脱着
(ラブのこと)
恋はラブ脱着マシーン
(ラブのこと)
恋ちょ−だい ソウル・盗み屋
(ラブのこと)
ラブ脱着マシーン
(ラブのこと)
ちょーだいラアアブ
(ラブのこと)
ラブ脱着マシーン
(ラブのこと)
恋ちょ−だい ソウル・シェンカー
(ラブのこと)
ラブ脱着マシーン

見なさい 彼女来る
見なさい 彼女来る
あせ 見なさい 彼女来る
シェキ丼 ぶれっき べいべ
シェキ丼 ぶれっき べいべ
あうあう
おー、いえっえ

づんづんづんづんづん

いつものラーメン、下痢なんだ、さんざー♪とワイルドにいこー。

わたくし、ロックな快感とは何じゃらほいと問われれば、このアルバムですと答えることにしております。
一呼吸置いたら、エッセンスが凝縮されちまったや。サバス、バドコ、フリー、パプル、クイン、ゼップぜーんぶ。
マーキュリーさんの不肖の従兄弟みたいなイアンちゃん、あんたこそクイーンに混じりなさい。
しかして激岩神様、瞬間に大花火打ち上げて、またお隠れ申した。
いつでもまた出る準備有り。
ロックには、変わらなきゃいかん悪魔ってのも存在して、いつも誘惑囁いておる。
負けるな。
ロックはリフでは無いか。死ぬほど変わらぬ反復。すればするほど元気。

後発でも出来ること証明の一発でもあるぜ。ごまかすな。
曲もまだまだ枯れぬしメロもあるのだ、言葉の数ほど。

おーいえ祭、べいべ祭は永遠に開催中です。
(山)/お勧め!/150点 試聴はここで

Carly Simon/The Best ofCarly Simon
・・・決然
*カーリー”女の道”サイモンさんの初期ベストです。75年の「Playing Possum」までのヒット満載。この方を聴くと「エアポート75」のカレン・ブラックさんとか思い出します。このころ普通の女の人が頑張るのだちゅう歌手、女優さんが続々頭角を現しましたねー。普通だけど決然とした意志で生きていくのだ。顔も怖いけど。共演陣ミュージシャンもまあどこからこんなに集まったかまさにこの時代のトップばかり。その演奏には男女とか関係なくこの時代のマニフェストとしてどうだとゆう気迫が全篇に溢れています。ところでデュエットの際JTにしろミック・ジャガーにしろ妙にはりきっちゃうのは何故?良いかっこしいかあ。ははは。負けてたまるかって気になるのかな。(マ/お勧め!/100点

Chilli Willi & The Red Hot Peppers/Bongos over Balham
cover・・・アメリカ音楽絵巻
*目玉親父軍団レジデンツのスネークフィンガーやエルビス・コステロのアトラクションズのドラム、ピート・トーマスが在籍してたことで知られる英国パブ・ロック・バンド。グレイトフル・デッド、バーズ、・ザ・バンド、ライ・クーダー、ニューオリンズそしてウエスタン・スイング、ジャイブを一挙に展開する一大アメリカ絵巻です。こんなことは英国人にしかできないな。キンクスのマスウェル・ヒルビリーズを思い出しますが、もっと思い出すのがダン・ヒックス。この飄々さは彼がイギリスで生まれたらかくやと思わせるものじゃ。アルバムの作りのしっかりさ、演奏の達者さにも驚き。あまりに売れなかったために空中分解したらしいですが、さすがのカントリーロック好きの英国でもこれは異型、状況の為に埋もれた名盤ってこうゆうのを言うのだろうなぁ。(マ/お勧め!/100点

Carole Laure/Alibis
cover・・・フランス語 曲目等詳細
*カナダ人でフランスで活動する歌う女優さん、そしてろっくすで大推奨の退廃歌人、ルイス・フューレイちゃんのパートナーにして変人いや恋人がこのキャロル・ロールさん。正しくはキャロル・ローフヘホハと読むのか。題名はアリバイです。フランス語は難しいのう。ルイス・フューレイ氏が70年代に自分名義の3枚のアルバムを出した後、フランスに渡り出会ったとゆうことですか、多分ルイスさん、アダムス・ファミリーのお父さんのようにフランス語フェチ、キャロルさんの仏語発音聴いてめろめろになりまして、よしこれからはずっとこの声聴いていたいからこの人のバックにまわっちゃると決意したかどうかは定かでは無し。ともかく全精力を傾けてアルバムを製作したのだ。恋する男の恐ろしさ、なんとまあ凄い作品揃い。特筆しちゃいたいのはここにおいてあのルイスさんのマジカル1stの空気が戻ってきたわいな。対にして聴くと感動倍増のフランス裏手のキャバレー音楽です。しかしそれは女性が歌ってるだけあってたくましい。男が歌うと概してどこかセンチメンタルちゅうかめめしいちゅうかそうゆうとこあるもんな。それも良さだけど。多分。ははは。そこで群がるフランス語フェチの男どもを右にかわし左にうっちゃり仏壇返しの様相。オールタイムに元気をくれるポジティブな作品となりました。次々とおそいかかる名曲を堪能してください。ぺこぽんぺこぽん鳴るバンジョーの調べにうっとりしてください。いっときますけどこのアルバム、感じちゃった人には人生アルバムとなる可能性があるものが違うアルバムなのだ。レーベルはサラヴァ。
サラヴァじゃ。。(マ
/お勧め!/100点

the Congos/Heart of the Congos
cover・・・奇跡のレゲエ 曲目等詳細
*こんごす。誰なんだー[(^o^)]。レゲエであります。ルーツ・レゲエと呼ばれるかなり奥地の泥臭いやつ。このアルバム、ジャメイカのトッド・ラングレンとザッパさんとロイ・ウッドとマジカル・パワーマコを足して5で割って95をかけたような才人リー・ペリーさんのプロデュース。かねてよりド名盤との噂を聞き及んでたのですがちょろりと昔聴いて以来まさかCD化されてるとは思いもよらずこの度偶然見つけて飛びついただよ。時期的にはペリーさんが自分の根城スタジオ、ブラックアークを建立して意気揚々ノリにノッテた時、CD到着以来もう狂ったように聴き狂ってます。ルーツ+ペリーさんちゅうことで暗黒二乗、どーんと落ち込むこと必死の覚悟で臨むもあらびっくり、明るいとは言いませんがこれがエネルギー満載で聴けば聴くほど不思議と元気が出て来る。うわこれは奇跡だ。多分やってる人達の気合とクオリティのトンでもない高さからだと思う。でコンゴス。何者なんだ。わからん(^0^)。資料によるとセドリック・マイトンとロイデル・”アシャンティ”・ジョンソンとゆう二人のヴォーカル・デュオ。どっちかが裏声でどっちかが低音。となるとジェメイカのホール&オーツだわな。コンゴスとゆうバンド名はアフリカの国の名前とゆうよりジャケを見ると楽器のコンガから取ったようです。どこがそんなに良かったのか。まずご贔屓ペリーさんのバックトラック。さすがかの国でアントニオ猪木と呼ばれてる?お方。狂気満載の必殺技を次々と惜しげもなく繰り出してくれてます。ピッチを落としたシンバル、どわしゃーんやらドカンどかーん爆発のドラム・フィルイン、万華鏡のようにキラキラしてる正体不明の鳴り物、謎のうめき声、そして極め付け、ラストの曲ではヴォーカルのヴォルームを極限まで絞りうっすらと聴こえさす荒技。遠くで聴こえる哀愁のメロディに完全KOです。そしてもちろんこのお二人のヴォーカルがまた良い。力まったく入ってません。たゆたうようにサウンドの中でをどるをどる。メロディはどっかわらべ歌を想いおこすとっても親しみやすいもの。甘さとワサビが絶妙で食っても食ってもまだ足らないよ。もち人生盤の仲間入り、しかもかなり上位。この歳になってこんなのに出会って俺は幸せじゃ。このCD、2枚組みでして2枚目には完全ダブ・ヴァージョン、シングル・リミックスのやつが入ってます。多分こっちはペリーさんのミックスじゃないな。それがまたこっちの方がある意味大人しく聴こえちゃうとゆう。本ちゃんの方が過激です。ダブより過激な歌もの。まったく恐ろしい御仁だわ。言ってみればビージーズがPILをバックにデニス・ボーベル製作でやってるようなアルバムです。完全お勧め。入手何とか可能なうちにいかがでしょうか。
(マ
/お勧め!/120点 試聴はここで

Climax Blues Band/FM/Live
cover・・・苦闘のブギー兄弟 曲目等詳細
* うお、FMチューナーだ。コンポ・ステレオてばさ。有ったのさ。今でもあるわな。プレーヤー、アンプ、スピーカー、そして必ず必要はFMチューナー。アンプとチューナーが一緒くたになったレシーバーてのもあったのさ。そんでそのFMなんだけど、FM東京とNHK−FMしか無いのさ。それをさ、カセット・デッキ、あ、これ重要だった、にエアチェックして録音するの。貧乏な学生は。丸ごと全部LP放送しちまう番組とか有って大変嬉しゅうございました。今、FMを聴くのは我が家では専ら車の中なんですけど、皆様はいかがでしょう。とゆうのもCDプレーヤーがうちの車には無いんです。カセットなんです。そのFMを聞くとどのチャンネルでも同じ声の女性DJ男性DJが喋ってて怖いんです。NHKはNHKでみんな同じ声。
そんなFMのジャケのこのアルバム。
表ジャケのセレクター、ヴォリュームてのはわかるな。裏ジャケのチューニング・メーターてのもわかる。でもそれにFMセンターって切り替えが有るのは一体何なんだろう。むー。その隣にミュートてのが有ります。ミュートしたいだろうけど「AM,FM」の切り替えがあるのが解せん沼。オン、オフが有ればいいんじゃなかろか。そして上にチューニングの目盛りがあります。あ、これじゃFM東京が聞けぬ。アメリカには無いのかFM東京。
そんなFMのジャケのこのアルバム。
その名も
FM/ライブ
やるはCBB。どうしてもロマンチックが止められないのはCCB。こちらはCBB。略してクライマックス・ブルース・バンド。英国の文字通りブルース・バンドです。60’s後半に巻き起こった一大ブルース・ブームでフリートウッド・マック、サヴォイ・ブラウン、チッキン・シャックの御三家に継ぐ第4のバンドだ。大相撲で言えば枡田山、雅山。ブーム去っちゃうと4番目はきつうございます。それでもロマンチックは止める訳にはまいりません。精進に精進を重ねてこの盤でレコード会社をハーヴェストからポリドールに移籍。名前も実はクライマックス・シカゴ・ブルース・バンドってCCBBだったんすが、これじゃ戦略核弾頭みたいなんで一個C取ってみました。決意の表れです。それで第一弾は裸になった生のおっさんの姿。
文字通りFM放送されたライブの盤です。場所はニューヨークのアカデミー・オブ・ニューヨーク。放送したのはWNEW−FMニューヨーク。
これを皮切りに大陸を地獄のロード行脚。3年後には見事に実を結んでシングル「クドント・ゲット・イット・ライト」の大ヒットを飛ばします。
4人組です。フロントマンはピート・ヘイコック氏とコリン・クーパー氏のギター、歌のお二人。コリン・ヘイ氏じゃ無いよ。コリン星てのもどっかで聞いたな。何だったけコリン星。
ブームの時には、もう好きなブルースを好きなだけやってれば、演る方も聞くほうも幸せ、ああ幸せだったろうかと思われますが、それだけじゃ音楽ライフ続けられません。その後の活路を見出す為に各バンドそりゃもう血の滲む努力をば。マックはご存知の通り、迷い道をそのまま進んで正反対の己POP天国に到達なさった。他のバンドは分裂したり無くなっちゃったり・・・の中でこれだっ。見出したのはブギの道。
ブギとは、ブギウギじゃ無いよ。はたまたいわゆるオールディーズ・ロックンロールでも無いよ。8ビートロックリズムに乗せてのミドルテンポ突進ロックです。大相撲で言えば突き押しの美学。それも突っ張りじゃ無くてハズ押し。ハズ押してのは相手のおっぱいの両脇に手をあてがって、相手がアハンって油断してる間に突進する技です。ああ地味だ。それにもちろんブルースは3連リズムじゃけん。地獄車のような3連ブギーもあります。
8ブギーの要は、そりゃズズジャジャのギター左手セーハはもちろん、それに絡むもう一人のギターのンガっンガっがキモ。特に「っ」小さい「っ」が出来るかどうかで勝負が決まる。これを会得するにはバンド全員で毎日千回のシコ、てっぽうをしなければなりません。九州場所の福岡体育センターの柱には「てっぽうきんし」って紙ビラが張ってある。今日TVで見てね。
3連ブギーがこれまた難技でして、これをやるには一日10時間の股割してすっかりケツが割れなきゃいかんのだ。
そんなことするのは止めようが無いくらいこれが好きだからだ。
その上でお客様魅了する為、聞いてもらわねばなりません。塩を頭上高く蒔くもよし、ふがふがふがふがと高見盛するもよし、そいやーと朝青龍するもよし、押したり引いたり耳を逃さぬように。押す時には凄い迫力だよ。バルト並だよ。ハードロックさ。セブンズ・サンって曲はジョ−ジー・フェイム氏も軽やかにカバーして英国でヒットしたウイリー・ディクソン氏の曲。あ、ここはニューヨークだ。って気付いたのはやっちゃった後。
アンコールにはしっかりとご当地ソング「ニューヨークに行きまっしょい」をやる。みんな大喜び。
日本に来たら何をやってくれるのかな。「スモーキン・ブギ」かな。「つっぱりハイスクールロックンロール」かな。荒城の月じゃあるまい。
そこまでやって始めて、スロー・ブルース「ソー・メニー・ローズ」演奏させて貰えます。あ、トイレ行かないで〜。
行きませんったら。
ブルースの神様はここにもいるよ。バンド全員を抱きしめてぎゅっと。両手がキメられてま。
アホな聴衆が一人おります。最高です。サクラでは・・・無いと思う。 (山
/お勧め!/120点 試聴はここで

Climax Blues Band/Gold Plated
cover
・・・苦闘のブギー兄弟 曲目等詳細
*クライマックス・ブルース・バンド。69年にデビューの英国の名の通りブルース・バンドです。ちと遅れてしまったためブームがあっとゆうまに終わっちゃって後は70’sの荒波の中で時代に追いつこうと必死のバンド人生。この盤のジャケを見ておわかりのようにあまりセンス人間とは言えませぬ。デビュー当時は最先端でジャケもかっこよかったんだけどねえ。ずっとブルースをやればそれで良しなんだけどそれじゃ受けないし食っていけません。自分の好きな音楽と折り合いを付けて日々努力試行錯誤の結果、偶然(^0^)世間とシンクロして傑作にんってしまったのがこのアルバムなのだ。全米ヒットだって出たんだぞ。ライバルのフリートウッド・マックには綺麗な姉ちゃんが入って大ブレークだけどこっちにはそんな知り合いも無く、相変わらずむさいおいちゃんばかり。じゃあどうすんべと取った作戦はファンク&ブルース洗練作戦でござい。1曲目からそれは炸裂します。クラヴィ鳴り響きそのグルーブはアメリカのヴェンチュラ・ハイウエイかと思わせるナウさだ。思わせる程度で実際は街角アメリカなのですが、ええいそのなつっこさが良い。勘違いかもしれぬその挑戦がオリジナルなのだぞ。と思ったら2曲目はまたもろブルースだったりして。あ、やべ、これじゃいかんとアレンジで工夫を。スティーリー・ダンです。街角スティ−リーダンだけど(^0^)。いけてるぞ。3曲目はどうだミドル・ファンクだ。ブラックさんのようにえぐ味は無いけど歌はおやじえぐ味あるよ。間奏部ではまたもダンに迫る。4曲目では題名だけでもブルースさせていただきました。曲はシャッフル・ブギー兄弟です。さすがこの手はお手の物、リラックスして豪放にスライド鳴り響く。さあ5曲目。これが全米ヒット、クドゥント・ゲット・イット・ライトだ。突然感物凄く、いやもう滅茶苦茶クールでかっこいいファンク・ナンバー。私は当時もうこれに夢中でもちろん今でもフェイバリット。それがですね、これジャパンのアンコンベンショナルに似てるんですよ。あっちも大好きだけどこれは偶然か。見た目全然違うけど音楽が似てても駄目ですか。駄目ですね(T_T) 泣き。6曲目。ブルースです。ですけどイーグルスがやるブルース調。ロサンジェルスの夜なので勘弁してください。やりたいのよ。7曲目、スネアのプレート・リバーブが一番目立ってるかもしれぬスロー・ファンク・ブルース。ボコーダー使ってる。ナウだ。あったのかこのころボコーダー。最終曲。エクストラってタイトルだからおまけかと思ったらそれがタイトルです。いきなりピーター・フランプトンみたいなピアノ弾き語りで始まってびっくりします。間違えて他の人のが入ってるかと思うかも。展開してああやっぱりと安心の南部ブギー。安心は良いけどあのままだったら女の子うっとりしてたのに。いきなり裸踊りしてはいけません。でも男の子はそこで大喜びだよ。一緒に大喜びしてくれる女の子が男の子はきっと好きです。とまあ書いてるだけで涙ちょちょぎれる奮闘ぶり。それは努力だけじゃなくこの盤では中身もちゃんと結実してます。実を結んでキラリと輝いた瞬間を是非とも味わってみてください。さてクライマックスさん、この後もまたしても苦闘が続くのですが何と80年に2番目のヒットが登場。その名もアイラブユー。きゃあ恥ずかしい。曲もすっかり心を売ったアダコン調。でもなあヘビメタ・バンドがそうやるのもそうだけどこうゆう人達が心売ったシングルってけっこう良いんだよなあ。ははは。でもやっぱこっち。こっちです私は。
(マ
/お勧め!/120点 

The Commodores/Collection
cover・・・どファンク 曲目等詳細
*一般的にはライオネル・リッチーのいたバンドって感じだとのコモドアーズ。実はあのおいちゃん最初はこのバンドの一介のラッパ奏者、織田信長のとこの豊臣秀吉みたいにずんずん頭角を現して最終的には天下を取ってしまったちゅう人です。このコンピはそのリッチー以前のモータウン・ファンク看板スタアだったころのさらによりによって塩辛いゴーリゴリ・ファンクばっかを集めた盤であります。まー嬉しい。とゆうのもあたしゃマンドリル顔リッチーさん、大嫌い。バンド在籍時には好きな曲もありますがソロになっちゃうとわたしって素敵でしょの自己陶酔キャラがおえで。すみません偏向しております。ですからリチ男のリの字も無いこいつはよくぞやったの大快挙だ。ファンク時代のコモドアーズ、日本では”バンプ”。あのお尻をぶつけるダンス。そのステップ先行で売り出されてバンドは二の次ですけん、曲がって紹介でぢくしょう。まコモドアーズちゅうても誰も買わないからねえ。仕方無いっていやあ仕方無いすが。後は”マシンガン”。何じゃマシンガンって言われる方も曲を聴けばああジャンボ鶴田だーと快哉を叫ばれる方もおられるかと。そうですジャンボです。臭いおいにーファンクと親しみやすさを合体させたキャッチー名作だぜ。これを目玉として他の曲に少しづつ馴染んでくるとこれがまた下半身直撃のグルーブ天国が現世に到来すること間違い無し。その中でも必殺ベスト5は1.のブリック・ハウス。巻いて巻いてーって何を巻くのかうなってあうっとどっから声を出してんだか(^0^)。ドラムのビートのタメはこれがファンクだ。そして4.ザ・バンプ。さっきは文句言ったけど、はは、やっぱこれは尻をぶつけたくなるわなあ。クラヴィぎこぎこはレッド・ゼッペリンでお馴染み。そしていや大好きなんす私の”5.スリパリー・ホエン・ウエット”。滑りやすいんですなあ。えっとファンクは98%はスケベ歌ですんで題名はそう思って想像して貰えばOKなんすがこれはもう訳せません。各自考えること。ウォー風のハーモニカ入り、ギターのカッティング、スットンキョーな歌、からみつくパーカッションと稀代の名作です。次は12.のトゥ・ホッタ・トラックもかなりだけんどここは13.のファンキイ・シチュエイションで。Pファンクもかくやのミディアムビート、鳴り響くラッパ、サビのキャッチーな連呼でアイズレー&ジミヘンなギタアソロで決定。最後は17.盤のラストを飾るマシンガーン。これだけ目立っちゃうくらい立ってます。コーナーポストで。おおおって。この5曲は毎日いや年がら年中流しても最高、うちのファンク使用頻度ではPやアースを抑えてオハイオ・プレーヤーズと共に2大巨頭のコモドアーズ、未来永劫古くならないし、いや古くなっては困るこのあまりにも人間臭い音楽、いかがでしょうか。はまるともうロックと二本立ての人生となってしまいます。なってしまっても全然困らない、しあわせ。(マ/お勧め!/100点 試聴はここで。


The Commodores/Machine Gun
cover・・・どファンク 曲目等詳細
*ずっと欲しかったコモドアーズの1stを買うことが出来ました。いやCD化はされてるんですけど値段の関係でどうしても中古LPを探してまして。CD自体安いんで差額はそれほどでも無かった。ケチだぜワシ。コモーズの何が好きかって言ったってそりゃもゴリゴリのファンク。後期リチ夫のでろりんバラードは勘弁。それでもイージーまではイカしてたんだけどあのスリー・タイムズ・ア・レイディにはさすがにまいった。さー1stです。結成は67年アラバマ州で。地元の2つのバンドが合体して誕生、しばらく南部と東部の大学コンサートで活躍、最初に人気に火が付いたのがヨーロッパだってんだから妙にワールドワイドだ。ロンドンのクラブや地中海遊覧豪華客船のハコバン、ゲットそこでの評判をひっさげて帰国。待っていたのが70’sのニュー展開を求めていたモータウンのお偉いさんたちでした。まずはジャクソン5、エディケン、スティーヴィー・ワンダーさんらとパッケージ・ショーの毎日。知名度アップにいそしみ、レコーディング・セッションで腕を磨き、満を持して74年にこのアルバムで登場です。全員が曲書けてそれぞれ微妙に味違うだけに最初から波乱含み、プロデューサーも3チームとどれが受けるかさーお立会いって感じかな。最初に当たったのはヒット第一候補の鍵盤奏者ミラン・ウイリアムズ君作のインストでした。1.のマシン・ガーン。ジミさんのとはもち同名異曲す。これ全日本プロレスの何だったかな次回シリーズ外人予告の音楽だったかな、ワンダーさんの迷信の路線をさらに華々しく開花させるクラヴィネット&ファンキ・シンセ大爆発の曲。つっかかるようなドラムス、ぱたこんコンガ、ぺろりんギターのグルーヴに乗せて踊る踊るクラヴィ。これだぜベイベ、コモーズは。2.はベースのロナルド君とペットのキングさんの曲。辛い辛いメロの黒々ファンクね。3.は全員作。これまたどファーンク。ブルース転じてファンクとなるがよーくわかるメロディ、ギター・リフに絡むラッパ、それとユニゾンのハーモニカはウォーの快感継承ですこれがまた気持ちよか。ポンプ・ベースもばりばり登場。シングル・カットしたもこれだけ辛いとポップ・チャートではさすがに最高位75位止まりです。黒チャートでは最高位12位。4.はミラン君作、一大ブームとなりました「ザ・バンプ」。アメリカ漫画でよく出ます擬音「BOMB」とか、その一つが「BUMP!」。ソウルに不可欠なのが踊り、尻や肩やあっちこっちをぶつけてお尻あいになろうつう直球ダンス・スタイルの代名詞曲となりました。日本でも確かコモドアーズって最初はバンプのバンドって感じでキワモノ一発屋さんイメージがあったかも。それだけインパクト強し。時は経てど腰がムズムズしてくる永久のスケベソングです。音楽って特にノリノリのやつは何かしら参加したいものねえ。歌、演奏したいけど出来ないなら踊り、そしてまたはメロ歌いが無理ならしゃべくりラップって。ですからラップって踊りみたいなものでこれだけは特殊じゃ無かったかと最近思う次第。特殊で光るみたいな。ってこれは余計でした。A面ラストはこれもミラン君、クラヴィ大活躍のマシーン・ガーンおまけ編。A面は見事に統一されたどファンク・サイド。至福の時を過ごせます。裏返してB面。あらー雰囲気全く違い。6,7はパム・ソイヤー&グロリア・ジョーンズとゆう英国ソウル勢作制作。グロリアさん????マーク・ボラン氏の奥さんじゃないか。パムさんはダイアナ・ロスお嬢のラブ・ハングオーバーを作った方。なんつうか哲学的つうか不思議にドラマチックな2曲です。7.なんか「人間動物園」だもんな。SFだ。歌詞見るとかなりシニカル。曲はコミカル。8.は戻ってミラン君のファンクで、無常なほどの辛さぶり。ガキの頃はこのディープさに付いて行けなかったけど慣れましたからこうゆう濃いのがめっきり美味いです。ラスト2曲はリッチーさん主導で。とは言ってもまだバラードしてなくファンク。でもミラン君のとはまるっきり味が違い。かなりディープはディープだけどどっかバックが噛み合って無いような。ドラムスが特にギクシャクしてます。この辺、仲がいいとか悪いとかあるような気がしたりして。元々2バンドが合体だもんな、色々人間関係あるのかも。ラストのスーパーマンもシングルカット。そのあたりの影響もあったか全然あかんでこれでしばらくミラン君のファンクがバンドのど真ん中となり私も大喜び、がっちりはまった時のコモドアーズ・ファンクはもう最強なのだ。(山/お勧め!/100点 試聴はここで

The Commodores/Commodores Live!
cover・・・どファンク 曲目等詳細
*思わばソウルがソウルだった時代は、あー10年余り、ファンクがファンクだった時代は、あーーー8年余り、その間ディスコと混ざりいの、後半はアダコンブラコンになりいの、ラップに盟主の座譲りで今、ラップは25年余り主役か、喋るのは人の基本だからなあ。そしてグルーヴはお皿となってDJさんが一夜のスタアさんになる道具となる。ホワット?
いつの間にかR&Bって名前になっとるど。
R&Bはソウルの前の名称時宗では無かったのか。語感がイカしてるからと言って使うな。ソウルはソウル、ファンクはファンクだ。
俺は親父だ。やお。
だから70’s前半の黒大陸は大ファンク時代だったのです。JB親分は親分、クリントン総統はデトロイトでデスラー化し、EW&Fはピラミッド建立し、スライなストーン氏は”サンキュ”と爆弾落としてあっちの世界で耽溺し、ジミさんはヘヴン。そんなカリスマンとは一線を画した黒歌謡界黒新橋ガード下のスター三羽烏は西のオハイオ・プレイヤーズ、シンシナチのアイズレー兄弟、そして本日の主役、
東の
コモドアーズ!
出身はアラバマ。アラバマは南か。人気ブレークの端緒はNYにおいてなのだ。所属レコード会社は夢のモータウン。それは西。
どーん。

ああ、綺麗。あまりに綺麗だから廻しちゃおう。
コモズにはあの人間マンドリル、ライオネル・リッチーうじがいます。後年ブラコン帝王となったお方。元はこのコモズでラッパ吹いてました。ファンク・バンドの2大レパートリーは容赦無きゴリゴリものと甘いあま〜いバラードで、押して引いてが定番ってことになってる。そのあまあい部門が元々苦手だったのがコモズ。そこでそうゆう曲が書けるたのがこの猿、失礼、マンドリルさんでしかも試しにやってみんべえかとシングル・カットしたら売れるは売れるは。芸能界売れたやつの勝ちです。ラッパ隊から抜けて前に出ました。変身します黒い松平健に。わしゃ、うげーっと叫ぶ。
黒ワールドではソロでアイドルとなった方は曲をちゃんと歌わなくてもいいって掟が有ります。その人がおってセクシイに声を出してくれれば・・ちゃんと歌わずその晩に居合わせたファンの為だけの旋律つうか声だな、出してくれればいいっての。
このライブ盤は1977年の”コモドアーズ”アルバム新作凱旋ツアーの模様を納めたものです。人気絶頂。あのくそバラード、失礼、「スリー・タイムズ・ア・レイディ」直前。だからしてライオネル氏はアイドル将軍になる前、ゴリゴリ軍団とせめぎあってる恐るべき模様が展開される。
何たってラッパ隊の名称は”ザ・ミーン・マシン”、訳せば「死ね死ね団」だもんな。
冒頭から夢のスケベ大ファンク大暴走だぜ。2曲目の「スリッパリー・ホエン・ウエット」は指を折ったら最初の手の中に入る完璧物。訳すことはやばし。ZEPも真っ青。タイトルでさえ訳せません。中押しはリッチー・ショーが始まりまして、やな人は飛ばしてもいっこうにかまわんすが、あのくそバラ、失礼、「スリータイ」以前のマンドリルさんのバラードは納豆の臭い充満でだーいすき。飛ばしません。ファンク曲も粘る粘る、ちゃーんとクラインの壷状態になっててあっちの世界が見ることが出来るぞ。
そして最終面では怒涛のファンク天国となり。真ん中にそびえしはこれまた指を折ったら最初の手の中に入るナンバー

ブリック・ハウス!

歌って貰ってもだいじょぶかな?

あの娘はあレンガの家
巻いて巻いて全部降参
あの子はブリっハウ
淑女はどでん それはほんと
思い残すことは何も無い

あの子はブリック ハウス
たった一つ たったオンリーワン
アマゾンを建立できる (アマゾーーーンって発音するのだぞ)
俺らは一緒 みんな知ってる
さあストーリー始めよか

あいつは全部持ってる それをばよーく知ってる
女は男を必要とした いえ
欲しいものをどうして失うことなんか出来ようものか
36−24−36 ついに手に入れたのだぞ

あの娘はあレンガの家
巻いて巻いて全部降参
あの子はブリっハウ
淑女はどでん それはほんと
思い残すことは何も無い

あいつが着ているもの とってもセクシイ
親父だって若い男子に変身させちゃうわ
あいつはやり方ご存知 喜ばせ方ご存知
そりゃも存分に男子はひざまずきます

あの娘はあレンガの家
巻いて巻いて全部降参
あの子はブリっハウ
淑女はどでん それはほんと
思い残すことは何も無い

シェケダンシェケだん、しぇけだん ナウ シェケダンシェケだん、しぇけだんナウ
シェケダンシェケだん、しぇけだん ナウ シェケダンシェケだん、しぇけだんナウ
しぇヶ

危ない危ないあ・ぶ・な・いー。最近こんなんばっか。ヤバサイトになってしまうじゃないか(^0^)。
”36−24−36”とはいったい何のナンバーでしょう。あ、もしご存知でも発表したらやばい時はええです。ははは。

そしてラスト曲は、コモーズ、ファンク時代ラストを飾る焼き鳥フアンクの
トゥ・ホット・タ・トロット
で。
タイトルは「トロットするには熱すぎる」
トロットって乗馬の速歩。・・・・やばいです。考えすぎか。

うえ、おまえは乗るには熱すぎる今 べいべ
うえ、おまえは止めるには熱すぎる うー べいべ
うえ、おまえは乗るには熱すぎる今 べいべ
うえ、おまえは止めるには熱すぎる うー べいべ

おまえがすること
おまえが言うこと
おまえが俺を愛すること べいべ
それはとっても不思議なやりかたなの
おまえが俺にしていること べいび
それはもうKOもの
俺には今見える
おまえさん最高もん ほんま

あまーいかわゆいウーマン
俺はただもうおまえを愛することを欲す
おー好きさ 好きさ べいべ
俺の頭はくるくる廻る おまえが俺にすることで
ガアル おまえがほしー がある 好きさ

うー、俺は大好きおまえがおれにしてくれるあまあいこと
おお好きさおまえリトルスイートシング
うえ、おまえは乗るには熱すぎる今 べいべ
うえ、おまえは止めるには熱すぎる うー べいべ
うえ、おまえは乗るには熱すぎる今 べいべ
うえ、おまえは止めるには熱すぎる うー べいべ

そりゃ乗るには熱すぎるベイベ いえベイビ
乗るには熱すぎるベイび
いえ カマンカマンカマンかまんかまん

赤面。でもなーんだ加山雄三さんか。
死ね死ね団は人間欲望化計画で世界を制覇しようと目論んでいた模様です。
これをば見ますとZEPはロック世界の団員だな。それもミスターKなみ。(山
/お勧め!/150点 試聴はここで

Clifford T. Ward/Home Thoughts from Abroad
cover・・・英国天使 曲目等詳細
*8日間もジョナサン・キングさん書かせて貰ったので音楽脳がもう毒毒(^0^)、ここは同国人に清くしていただっこうっと。
クリフォード・T・ウォードさん。誰?。いや私も最近まで全然知りませんでした。英国チャートで登場で気になって聴いたらそれはもう。
天使一門であります。それも英国末広亭の真打。アート・ガーファンクルが彼の曲をやってますのでそれはもう折り紙付で。音楽自体かなり共通するものあります。1944年にバーミンガムの小村で生まれて60年代初頭からバンド生活始めるもうまくいかず60’s末には堅気になろうと教職に付き、真面目に働きながら曲を作っておりました。そんな折、ダンデライオンから1stアルバムを出しましたがそのダンデライオンが潰れてしまい2回目の挫折、それでも諦めずジェネシスで有名なカリスマ・レーベルに移りシングル”ゲイ”を出したらこれが大ヒット。それを受けてのこの2ndアルバムの登場と相成った訳です。そしてこの成功を受けてめでたく専業ミュージシャンに。さぞかし良い先生だったろうに生徒との涙の別れが目に浮かぶああ。
さてこの盤、全曲彼の作品、プロデュースも彼自身であります。聴いてびっくり。いやこんな人がおったのか。今まで知らなかったとは。勿体無いことを。もしや英国にはまだまだこんな人がおるかと思うと夜も眠れず昼寝してしまう。だいたい73年の作品ですこれ。信じられん。まあこうゆう人の盤は時として時代を超えた光を持つとは思いますがそれにしても。ヒット曲”ゲイ”を筆頭に統一されたたおやかな空気の名曲が満載です。いかにも真面目で誠実で。ちなみに奥さんとは13歳の時に知り合って17歳で結婚したそうですが、うーむしかりだなあ。ここまで思いっきりまっすぐだと茶々入れる気にもならずひたすら感動してしまう次第で。ちなみに「ゲイ」はオカマちゃんの歌では無く恋人の名前です。よく話し合ってもう一度仲良くなろうとゆう説得ソング。昔まったく音楽誌等に登場したり話題になった記憶が全然無いんだけどこれはクリフォードTウォードちゅう親父臭い名前と「ゲイ」って誤解されやすいタイトルのヒットのせいなのでしょうか。ルックスだって近くに寄ればあれかもしれんが問題無いし。そりゃあ地味だけどこれほどの質の音楽が埋もれてるとしたらそりゃあ信じられん。まあにも関わらずこうしてCD化きちんとされているところを見るとさすがの音楽の力です。残念ながら2001年に亡くなってしまっているクリフォードさん。このアルバムだけでなく続くシングル、アルバムも素晴らしいみたいなんで折を見て聴いて行きたいと思ってます。買って以来何回聴いたことか。リアルタイムで聴いたってボーナスが無いのにこんなに来るなんて。もうウルトラお奨めです。天使好きのあなた、あなたですよ、には特に。家宝になるやもしれませんです。(マ
/お勧め!/100点 試聴はここで。 凄いファンサイト

Clifford T. Ward/Both of Us
cover・・・英国天使 曲目等詳細
*これはまいりました。ジャケは只のポートレートだし、裏を返せばお子様の写真。ポリイちゃんなどと名前まで書いてあってまあよく肥えてからに。先日レコ屋さんプログレ棚(^0^)で見つけて狂喜したものの大丈夫かあ。ははは。大丈夫どころじゃ無かったです。これは稀代の名盤、もう10回くらい聴いてるけどやばい終わるのが哀しくてレコード盤見てるよ俺。基本的には全然ロックじゃないしそりゃもう軟弱だし天使だし美しいしだし似合わなくてあれなんだけどこれほどのものになっちゃうとやられざるを得ないわ。初めてこの人の盤で入手した{ホーム・ソウツ」も凄かった。あれほどのものはもうあるまいのうと思ったらこれはそれのさらに上を行きます。内容はもうただの歌ばかりそれも言ってみればみんな金太郎飴、たんたんとした大人しいやつ。あえて他の人に例えればカバーしてやってるアート・ガーファンクルそしてエリック・カルメン氏とかかな。とにかく超然としとる。70’s前半に自国英国でシングル・ヒット出したもののしばらくしたらまた英語教師に戻ったと聞いております。77年にアルバム出したあとずっと大人しく教師しとった訳で。まあ確かにこない個性じゃショービジネスは合わない。でもまたまた音楽への熱情捨てがたく7年ぶりのカムバックがこれちゅうことで。曲も貯まってるし気も入ってる。しかし84年にこの音とはねえ。時代など完全無視で。ゲートやらサンプリングなんか当然ありゃしません。だからただの歌で。歌詞も日常に感じたあれこれを歌ってるか。さだまさしか公務員POPか。うげえとしたいけど出来やしないよ。ここまで自分の音を通せばもうこれは感嘆以外の何物では無し。ろっくす上げて大推薦です。ミュージシャン・クレジット何にも無し。この控え目で的確なこればっかは英国魂全開のバックにも乾杯。アナログは霧のかかったレベルのちと低いカッティングでした。せっかくCD化されたことでもあり霞が取れたCD音でもこれは聴いてみたい。とにかく圧倒的全名曲盤です。(マ/お勧め!/120点 試聴はここで。 凄いファンサイト

Crabby Appleton/Crabby Appleton
cover・・・打ち鳴らすパワーポップ 曲目等詳細
*クレイビー・アップルトンと読みます。多分。誰?ってことになると思いますが。なんせネットで検索してもジャケ以外メンバーの写真一つ出てこないんで。私も全然知らなくて偶然出くわし試聴してあああれかとわずかに思い出し藁をも掴む気持ちで注文、奇跡的に入手出来ました。それで今年の収穫ナンバー1に並ぶ存在に。もうおっそろしく素敵。
わずかに思い出したのは1曲目ゴー・バックです。70年の全米チャートで36位まで上がってる。ライノのハブ・ア・ナイス・デイのVOL6にも入っておって聴いていたのにアルバムをを聴き逃してたとは一生の不覚じゃ。ぐお。リーダーはマイケル・フェネリイって人。ギター、ヴォーカルそして全ての曲を書いてます。ソフトロック界のドン、カート・ベッチャー氏のバンド、ミレニウムにおったのね。ジャケ中央後ろの人らしいんですが。その彼がメンバーを集めてエレクトラと契約出したのがこの盤と言う訳で。おとついCD来てもう何回聴いただろう。今も聴いててトロリン。もう白痴状態だ。
 そのゴー・バック。これは必殺のキラー・ナンバーで。まず思い出したのが何とクーラー・シェイカー。ハッシュ。とにかく切れが良くてキップが良い江戸っ子ロック。前半抑え目にそしてサビで渦を巻いて一挙に成層圏地上5000mまで上昇いたします。バンドを作るに当たってヒントにしたのがスティーブン・スティルス氏の音楽だと言うことでそれでこのパーカッションか。メンバーに一人チャカポコ担当の人がいてこの人が大活躍、いやがおうにも煽られるって次第。ハッシュってことは初期ディープパープルも思い出したりして。さらにマイケルさん、ドアーズのレイ・マンザレク氏の2ndソロにもギターで参加してたそうで、それもあるのかなオルガンのファンキイさがこれまた。時代もあってサイケのめくるめく香りもあるし。ゴーバックがキラーなんだけどこの盤、それだけじゃけっして終わりません。ドハデなそれが終わるとバーズ、CSN&Yを思い出す静謐な2、3と。メロディも良いんです。リズムだけじゃけっして無い。4.ではまたしても超切れまくりのナンバーに。これ何にも言わないで聴いたら2004年期待の新人登場ですって言われても納得しちゃうかもしれん。ドアーズの香りのままリズムがサンタナみたいだし。後半その二つのバンドの正にジャム状態になります。5.になるとバッドフィンガーみたいに。ミドルのパワーポップ曲です。サビでは成層圏男爵も登場。これも切れがあるので古さなど微塵も感じません。6.ではまた加速。ギターのカッティング気持ちええこと。展開でモロ、ラテン調になる箇所あり。世界一カウベルの似合うパワーポップ・バンドかも。7.はブラック・マジック・ウーマンとビートルズ・ストロベリー・フィールズ&ホリーズ。シャキっとしてるとこがホリーズ。8.は落ち着いた雰囲気のメロディアスナンバー。サビでまたファンキイになるけど。9は本作最大の長尺サイケ曲。全員八面六臂の大活躍です。それが後半フィーリーズになるんです。あのニュー・ウエイブ・バンドの。チャカポコなんでもしやと思ったらやりやがった。ここでももうメロメロで。はい。ラストはギター・アンプを蹴飛ばしてジョン・ロードが登場して。10.最後の曲。ヴェルヴェット・アンダグラウンドもかくやの静かな曲で終焉です。
 キップが良い、POP、曲がメロディアス、リズムに粘りがあってグルーヴィ、ファンキイ、クール、ワンダーなサウンド、ってのが私の好みなんで、この人たちは正にそれ、直撃です。これほどの音楽がまったく表舞台に出なかったとはまったく信じがたし。時代の先を行ってたとしか言えん。次の2ndってのもあるんだけど試聴した範囲ではまた雰囲気が違ってて。この盤はこの盤で奇跡が起こったのでしょうか。(マ
/お勧め!/100点

The Chambers Brothers/The Time Has Come
cover・・・黒いGS 曲目等詳細
*黒い人達の間ではグループ・サウンズは無かったのか。ビートルズみたいな。ってのが素朴な疑問でありました。あの60’sのブリティッシュ・インベージョンに対抗するブラック勢と言えばモータウン、アトランティック・ソウル、そして英国勢が憧れたブルース人の数々ってのがイメージで。ブラック・コミュニティにどっぷりの音楽ばかり。結び付き強固だったと思われるんで不思議では無いとは思いますが、あの凄い新しいロックの嵐、若い衆が燃えていたとしてもおかしくはありませぬ。でジミ・ヘンドリックス、ラブ、スライ・ストーンとゆう新世代がいる訳ですけど、ジミさんラブのアーサーさんは突然変異の感が強くスライ氏になるともう少しあとってことで正にビートルズ同世代は・・・おりました。このチェンバー・ブラザースです。ミシシッピ州出身、ジャケに写ってる黒い人4人は実の兄弟ちゅう正にブラザース、子供の頃から教会で歌ってのキャリア開始ってのは特異なものでは無いと思いますが60’s半ば以後に彼らがライブ主戦場としたのがロック・ライブハウス。あのサンフランシスコのフィルモアとかで名を派してサイケデリック・ムーブメントの勃興空気をたっぷり吸って大爆発。3枚目のこの盤でブレーク、9.に収録されている「時は熟した今来たり」ってタイトル通り全米チャート最高位4位、シングルは11位と大成功です。燃えます。そして面白いぞーこのアルバム。いきなしアニマルズのエリック・バードンはんがいつのまにか黒いモノホンさんに変わってしもうたみたいな1.から始まって、ロッド・スチュワートのカバーで有名なカーティス・メイフィールド作2.ピープル・ゲット・レディでは俺達やっぱソウル好きなんだけどなあってまったく素朴なカバー。3.4.ではオーティス・レディングばりの大熱唱、熱いソウル。5.ミッドナイト・アワーもウイルソン・ピケットの大ヒット。歌とコーラスはもろソウルだけどバックのノリがGS。失神ものでもうやかましいこと。渋いなんてとんでもござらぬ。6.”疲れたび”は太陽に吠えろの深刻な場面で出てくるBGMのアルペジオをバックにしたバラードで。盤ひっくり返しての7.アップタウンはストーンズのゴー−イング・トゥ・ザ・ゴーゴー思い出していただければ。8.は4ビートソウル・コーラスに弾きまくるサイケ・ギター。9.はバカラックさんの曲だ。男っぽ過ぎてスリー・ドッグ・ナイトはこれを見て聴いたのかと妙に納得。そして9.。問題のタイム・ハズ・カム・トゥデイ。ここで相当に仰天します。いきなしミック・ジャガー氏があのくねくね踊りで乱入したかと思っただべさ。時間を表現してる(^0^)ペンペン・カウベルに乗って食ってかかるようなフリーキイ・ビート。コーラスは全員で「鯛っ」って。後半時間の経過を表現している回想場面で強烈なサイケデリック展開。どディストーション・ギターが霧の8マイルみたいにのたくるわ、テープ・エコーでびゅんびゅん言うわそりゃ大騒ぎだ。これが黒人バンドがやってるつうんだからそりゃ当時はびっくりだったろうなあ。曲自体もキャッチーだから否応無しヒットもいたします。はい、この1曲だけでも充分買ってみる価値有りかと。ソウル・カバーも空気はあくまでもGSだったりして生のまま当時の音楽シーンがざっくり混ざってる感じが生々しくてえらい魅力的です。何より熱いし。演奏は小器用、プロダクションはばっちしな今の音楽に無いものが全て入ってます。臭いも息遣いも。だから聴いちゃうだよ。だって面白いもん。(マ/お勧め!/100点

Chicory Tip/Best of Chicory Tip
cover・・・底抜け脱線POP 曲目等詳細
*実は今月の24日が誕生日でして無事?44歳になりました。で洋楽聴き始めて30周年の個人記念日。30年前の誕生日にアイワの9800円のラジカセを買ってもらい最初の日曜日の朝にニッポン放送のポップスベスト10を聴いたのが運のつき、こんなんなってしまったわ。そんな30年経ってきゃあとか喜んで聴いてるのがその頃、知るはずもなかった英国チャートで活躍してたチコリー・チップとは。既にあるものを発見することが新しいことってのを地で行ってしもうた。そのチコリー・チップ。「ソング・オブ・マイ・ファーザー」、「ホワッツ・ユア・ネーム」「グッド・グリーフ・クリスティーナ」の3曲の英国TOP20ヒットを持っております。の内、「ソング・オブ〜」は1位獲得、72年から73年にかけて確実にかの国で人気者だった人達です。結成は61年、同級生の仲良し二人がコンビを組んで仲間を集めてバンドとなり67年にこのバンド名に。そして少しづつ人気も出てきた時に出会ったのが何と後にドナ・サマー、スパークスでビコビコ・テクノのイノベーターとして大活躍することとなるジョルジオ・モロダー氏。彼が大手助けして作ったかの3曲が大ヒットで一躍時代の寵児?になったとゆう次第。私はその3曲はコンピで持ってたものの他は全く知らず何とかせめてベスト盤でもと思ってたら出ました中古が。アメリカからってことで心配してたら届きましたよ。しかも新品で。嬉しかったなあ。安かったし。レーベルは必殺音楽墓堀人(^0^)レーベル、レパートワ。やたら音量があるCDで。ははは。これでもかの23曲。1,2,4と最初の方でヒット出しちゃって大丈夫かなあと思ったら大丈夫、ナイスな曲連発の底力ある連中でした。そりゃ中にはすっとこどっこいあるけれど。そりゃしゃあないわ。23曲だもん。必殺含有率65%なんでそれならもう最高です。なんつってもヒット3曲は何回聴いても最高。モロダー氏のシンセがリフとかソロで大活躍。出始めのムーグかなこれは。単音に命を賭ける。リゾナンスやカットオフ駆使して実に味わいある音色。こんなん今では全く聴くことは不可能なんでそりゃもう貴重です。その貴重な音でやってるのは当時英国でみんなが洗脳されてお魚天国化してたノーマン・グリーンバウムのスプリット・イン・ザ・スカイをどっか基調に置いた音楽。農園サイケのあの曲です。全く持って呑気な大馬鹿野郎で痛快。得意のコーラスはナナナナナナ。これがうなづきマーチに聴こえるのが「グッド・グリーフ・クリスティーナ」。元々はドラマーのブライアン氏が後に移籍したエジソン・ライトハウスみたいなお日様ポップ・バンドで聴いてるとそんな楽しい屈託無い音楽が連続登場して。それにモロダー氏のシンセが急に未来に入るもんだから独自のへんてこ世界に。だもんでもしかして当時勃興してきたグラムの波にものれるんじゃないかとジャケのようにすっとこどっこいな格好をさせられてしまいました。三つ目もおるでよ。マント来て死神博士にさせられちゃって。無理クリで似合ってません。ははは。断れない気の良さが音楽にも出てる。あ、それと基本的にコーラスのハーモニーが出来ません。ユニゾン大攻撃。少年隊とかジャニーズ事務所所属でしょうか。青い三角定規とかも思い出したりして。アコースティックな曲や妙なラテン掛け声入りのやつも入っての総天然色当時POP。確実に楽しいです。ただ通して聴くとここはどこ私は誰状態になるやもしれませんので適当にお休み入れて。CDって無理やり長時間聴かそうとするからそりゃ無茶な時もござんす。我が家のお宝盤コーナー入りとなりました。どですか皆さんも。無理は言いませんが(^0^)。あ、チコリーってのは根をコーヒーの代用品で使う植物のことなんですね。そのカケラ。実にわかってる感じがします。(マ/お勧め!/100点 試聴はここで

Captain Sensible/Women and Captains First
cover・・・英国POP 曲目等詳細
*ダムドに賢明船長有り。
1982年に開陳されました1stソロ・アルバム

淑女と船長はお先に

です。
ちゃっかり自分も先に乗ってる船長さん。正に賢明。
今を猿こと24年前飢えに苦しんで売ってしまったこのLP。気付いてみたら21世紀になってもCD化される気配無し。ならばとアナログ捜索すること
ゆう余年、出そうで出ないああ苦しい。聴きたい聴きたいと我慢出来ねえよ。あ、あった。
コレクション
つうCD。安。全11曲中8曲入りだ。2ndとのカップリング。行っちゃえ。てんで行っちゃいました。LP発見の時はその時ヴァージョン2でまた行
かせていただくかー。として。
ちなみに出そうで出ない時は、右手のひらの付け根、血管有る辺りを左手人差し指でそうっと撫でてみて下さい。死ぬほど出ます。最終兵器です。
「お前は既に出ている。」ひでぶー。ぶべばぺぽぽこきへろー。

淑女とガキはお先に

何しろ全英ナンバー1ヒット出したぞ。82年の6月に。本家ダムドでも為しえなかった偉業達成。食。いや祝。
その曲は

ハッピー・トーク

カバーです。米ミュージカル大王コンビ、リチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタイン2世が贈る4本目のミュージカル
南太平洋
の挿入歌だ。
何でまたいきなし、さのような曲を。オジー・オズボーンちゃんがコキリコ節を歌ったのごとしショック来襲です。
音作りと製作でガッブリコンビを組んだのが、トニー・マンスフィールド氏。通称トニマン。自身のバンド、ニュー・ムージックでも如何無く発揮の初期シンセを暖かく鳴らすことにかけては右に出るものはねえって方。
なわけで
情けなーいリズムボックス・ドラムとぼよよーんのシンセ音満載だよ。才と意欲ある者は、オモチャのピアノであろうがちゃぶ台でやろうが、何にも無けりゃあ手の平、膝小僧であろうが、名作音楽作ってしまうの証明だ。しかも決して古くならない。
その辺、何も考えて無い音楽屋さん達のはあっとゆうまに風化して、ああ懐かしの80’sとなってしまう。それもまた良しかもしれぬけど。
道具それを掌中に納めるとはこのことで一見チープな音の数々逆手にとって何ともかわいらしい南太平洋砂浜再現す。
歌います。

ハーッピー・トーキンとーきんハピートーク
君の好きなお話をしよう
君は夢をもっているね
もし夢を持っていないなら
どうやって夢を実現させようかな 話しましょう

お空に浮かんでるお月様の話をしよう
まるで湖に咲くユリの花のような
飛ぶことを憶えた小鳥の話をしよう
全ての音楽をあの子は作れるんだよ

ハーッピー・トーキンとーきんハピートーク
君の好きなお話をしよう
君は夢をもっているね
もし夢を持っていないなら
どうやって夢を実現させようかな 話しましょう

さあお星様の話をしましょう おもちゃみたいに見えるね
木々の枝の間から覗き見しちゃおか
男の子のお話をしよう 女の子のお話をしよう
海の波の数を全部数えちゃおう

ハーッピー・トーキンとーきんハピートーク
君の好きなお話をしよう
君は夢をもっているね
もし夢を持っていないなら
どうやって夢を実現させようかな 話しましょう

(をどる)

男の子の話をしよう 女の子に言いましょう
ゴリさんベイビー、わたしゃラッキーなカス
女の子の話をしよう ガキどもに話せ
君と僕 何てラッキー 僕達ってば

ハーッピー・トーキンとーきんハピートーク
してえ話をするのだガオー
君は夢をもっているね
もし夢を持っていないなら
どうやって夢を実現させようかな 話しましょう
もし君がハッピーに話せないなら
その時は君の夢はドリームズ・カム・ツルーにならないからな 覚悟しろよ

こんだけかわゆいのに最後は脅迫で終わるのがミソ(^0^)。
パンキーです。
この盤で初めて聴いて、あまりに好きになっちゃったもんで、南太平洋のアルバム買っちゃうわ、仕舞いには自分達でライブでやっちゃうわ。
染み付いてます、思い出に。
そして船長へのイメージもガラリと一変。

えー、もう1曲。シングルヒット有り。
LPでは1曲目、この「コレクション」CDでは1枚目からの最後となる8曲目に収録の
WOT。
ちなみに9からの2枚目曲になるとびっくりするくらい音質つうか楽器音が変わる。この時期の1年ってでかかったんだなあ。
WOTとはWHATでんね。スレイド語です。今回は何とラップに挑戦。全く黒くないブリテン人の。
この曲に限らず世界で成功することなどまるで念頭に置いてません。UK訛り丸出し。当地名物素人女性コーラス隊大活躍。たまらん。
こんなことをラップってます。

何? 何?

はい、朝起きた時気分は最高
でもこの猫ちゃんが暴れまわるだよ くそったれ
そんでも歓迎だ 無駄なことだけんども
何故ならこれから話しますこの侘しいお話を

ヤツは爆発(バング)俺は「黙れ」
ヤツは爆発(バング)俺は「ラップ」
健康な私は奴が仕事しなければならないのを意識しています。
でもパイルドライバー男は凶暴に俺を操ったのだ

ヤツは言う 船長 俺低脳ぷー
ヤツは言う 船長 ヘイマン
ヤツは言う 船長 俺低脳ぷー
ヤツは言う 船長てばアブ

人生で一度きり 日に2回
働かなければ給料貰えません
西へ東へ行きました
でも俺が大抵好みのオナゴは着飾ってないお人なの
ほいさもしもしアダム、どこにいるんだい
そばに行ってもいいですかい だって怖いんです
君にはど根性が有る 俺は気分悪し
でもアンタはクソッタレ老人で、俺はむかつく

やつは言う 船長 俺は「何?」
やつは言う 船長 俺は「何?」
やつは言う 船長 俺は「何?」
やつは言う 船長 俺は「何?」
やつは言う 船長 俺は「何?ユー・ウォント」
やつは言う 船長 俺は「何?」
やつは言う 船長 俺は「何?」
やつは言う 船長 俺は「何?」
やつは言う 船長 俺は「何?」うー

ばんぐばんぐ
やつは言う 船長 俺は「何?」
やつは言う 船長 俺は「何?」
やつは言う 船長 俺は「何?」
以下ファッキング何?

何?最高位26位だよ。何だろう。あはは。 (山
/お勧め!/150点 試聴はここで

Captain Sensible/Revolution Now
cover・・・英国POP 曲目等詳細
*うほほーい。一昨日レコード買いに行ったらパンクのコーナーでキャプテン・センシブルのリボリューション・ナウを中古LPで発見。やったーとばかり歓喜も同時発見の69年リー・ペリーとの間で悩みに悩んだ末、もちろん(^0^)キャプテン選択。帰って聴いたらやっぱり最高!繰り返し繰り返しもう何回聴いたことか。やっぱこの方とてつもない才人でござる。キャプテン・センシブルさんは元祖パンク、ダムドの人。現在もバンドでばりばり活動中。こないだ来日もしたそうですが例によって仕事拘禁状態の我が家は到底行けず涙です。バンド活動と並行してソロ活動もやっております。1stアルバム「婦女子と船長から避難」からのシングル、ハッピー・トークは何と全英ナンバー1を獲得。その他ウォット、グラッド・イッツ・オーバーと計3曲のヒットあり。スタアだぜ。この盤は3作目。前作「パワー・オブ・ラブ」から実に6年ぶりとなりもうす。ダムドのメンバーも参加しての和気藹々盤、力タメにタメてのLP2枚組でござる。CDサイズだとびっしり丁度一枚分だからナウな収録時間だねっ。そのナンバー1ヒット「ハーピー・トーク」はミュージカル「南太平洋」からの曲、お聴きになった方はご存知の通り、ラブリー・テクノ・アレンジでダムドのキャプテンのイメージを180度ひっくりどんでん返しさせました。もうわたしゃ好きで好きで自分のバンドでカバーしちまったり元の南太平洋のサントラ買ってしもうたり。その1曲だけではもちろん無くてアルバム自体ももちろん傑作。ダムドよりキャプテン好きだー状態になってしもうた。その後は最近ですわ96年のアルバム「Mad Cows and Englishmen」が丸ごと入った編集盤を入手してそれももう大傑作と、これでこの方信頼度さらに300%アップ。で今回の遭遇で歓喜とゆう訳です。針を落とさば1曲目「ボート遭難」から飛び出すラブリー・ポップ。XTCをもっとお気楽にして踊り踊った音楽のよう。そのアッパーな空気のまま2.スマッシュ・イット・アップ・パート4.ってパート3まではどこにあるねん。出てきたのがリバーブびんびんのエレキインスト。そうかあやっぱシャドーズの国の人なんだなあと感慨に耽ります。青春真っ盛り海岸を走ってばかやろーてな元気曲。3.トイズ・テイク・オーバーはオーケストラ・マヌーヴァーズの臭いぷんぷん。人懐っこいテクノでござる。なんせ最初の盤でイメージ一新でしかも大ヒット。もう好きにやってええって環境がとにかく吉に出まくり。プレッシャー無くほんと楽しそうです。シングル・カットしなかったのかな。したらどかーんとヒットしそうなのに。4.S.2は欧州北国、デンマークとか想像しちゃうシンセ・インスト・ワルツ。ワルシャワの裏側みたい。5.は「イーストボーン桟橋上の暴動」。突っ走るロックンロール・パワー・ポップ。歌詞にジミ・ヘンドリックスも登場のサイケ味もあり。ここまでがA面なんだけどもう完全KO。素晴らしいの一語の面だ。B面1曲目6.は「ウエイク・アップ」。高速度テクノ・パンク。題名からも来ちゃうけどXTCを思い出しちゃう。あの騒々しきパンク時代よ。7.グリーン・ライトは変身後80’sジェネシスかな。アバカブってる。英語わからんこちとらでさえわかる物凄い英国訛り。アメリカで売る気まったく無し。8.「解放2/3」。っていったい。インストです。音色がインダストリアル。9.革命今。ハードコアテクノ。音色と言いタイトルと言い初期ヒューマン・リーグとかキャバレー・ヴォルテールとか想起。あの頃のテクノは妙に共産圏イメージでした。B面最後10.フォーン・インは「視聴者参加番組」って意味だそう。またも登場OMD。さては好きだったな船長。歌ははっきり言ってさほどうまくないんだけど曲に丁度良くはまる気持ち良さです。C面最初は11.アイ・ゲット・ソー・エキサイテッド。これはデッド・オア・アライブかも。歌が始まるとモータウンになる。サビではコステロ、ニック・ロウと。楽しいわーほんと。12.ヴォセーヌ。ははは。スロッピング・グリッスルまで出てきおった。馬鹿だねー。13.はカミカゼ百万長者。うわあれだディペッシュ・モード。ずでずでずでずでってベース・シンセ・リフ。つうよりペット・ショップ・ボーイズか。これこの盤で1、2を争う名曲です。サビで一緒に歌っちゃうよ、聴いたら。うううううーうカミカゼみりおねあって。ここでうちのアナログで針飛び発生。ぐご悔しー。CD買わねばならんか。14.は訳すと「頭およびティーポット(それらの最盛期を過ぎた)を爆発させること」だって。何じゃそりゃ。ママーの頃のXTCの雰囲気濃厚。はいもちろん大好きです。最後15.は「反逆の臆病者」。D面全部を使う大作です。自分の子供(?)も登場したりの一大絵巻。音の映画をお楽しみ下さい。とゆう訳でこれが出たのが89年。どうもキャプテンが愛する80’sのお宝音楽総決算って感じばりばり。あの頃、音楽に浸ってた人間にはあの音この音その音どの音に一々反応しちゃうこと請け合いです。うっかり買っちゃっても全く後悔することは無いと思うだよ。よろしく。(マ/お勧め!/100点 
試聴はここで

Cactus/リストリクションズ
cover・・・北米ハードロック 曲目等詳細
全世界8千3百万743人のハードロックファンの皆さんこんにちわ。

バーニンしてますかーー!!

ああ、浴びたい。音の塊浴びたい。頭の天辺から豪雨のように。そんな皆様に本日叩き付けるは、
あまつ有る70’s名ハード・ロック・バンドの番付に確実に書く足す、

カクタスです。

リストリクションズ
1971年発。

太鼓、カーマイン・アピス爺
ベース、ティム・ボガード爺
ギター、ジム・マッカーティ
剛歌、ラスティ・デイ野獣

の4人によるオリジナル・カクタスの最後っ屁3作目。
はい、アピス氏とティム氏により1970年、ヴァニラ・ファッジとBBAの幕間に登場した北部アメリカン・ハード・ロックの馬鹿野郎ども。
触ると手が腐りそうなジャケ(うちだけのすが)から飛び出すは、掛け値無し、

これが北米ハード・ロックだ。

筋肉だけで音が出来てます。
各自、自分勝手王、己が目立つことしか考えず。
しかしさすがにそれだけでは音楽が成り立ちませんので、酒かっくらい薬注入しながら悪のくんずほぐれつを画策します。
一応、全世界ありとあらゆるハード・ロック御技を駆使する構成が出来たならあとはぶっ放すのみ。
が、
隙有らば、己が一番目立ってやるわいの油断大敵状態。喰うか喰われるかの野生の王国だ。
音なんか凄いぞ。
ドラムなんか布団叩きながら、「てめえらいつか殺してやる。」って叫んでた浪速のおばはんみたいな音ですし、
ベースなんか新宿御苑スタジオでアンプにマイク突っ込んでそのまま録ったかのようなナマナマ音。
ギターはそいつらに対抗すべく、何よりもジェフ・ベック氏の代理なのかよ、許さんの炸裂振り。
歌は、ひたすらガナるのみ。ケツから声を叫んどる。
そんなんばっかが次から次へと出て来ますから。

覚悟しなさい。

しかして突然ゆるゆるのカントリー風味でハモニカぽよぽよのブルースが出て来るとこなんぞは、さすがアメリカン、
血は争えません。瞬間だけんど。そして

イーヴィル!!



家から遠く離れ
アンタは全く眠れない
電話をグワシと握り締め
何かいいことが有るって言うのか!
うわ
それが凶悪
凶悪がひたすら続く

俺はただ警告してるだけだ、兄弟
アンタはてめえのハッピーなお家に居る方がいいぜ

家から遠く離れ
アンタは全く眠れない
何かラバみたいな気分だ
アンタの頭蓋骨を蹴飛ばしてる
それが凶悪
凶悪がひたすら続く

俺はただ警告してるだけだ、兄弟
アンタはてめえのハッピーなお家に居る方がいいぜ

いろ、いてろよ

凶悪

ギタア
ぎゃわーーーん

家から遠く離れ
アンタは全く眠れない
何かラバみたいな気分だ
アンタの頭蓋骨を蹴飛ばしてる
それが凶悪
凶悪がひたすら続く

俺はただ警告してるだけだ、兄弟
アンタはてめえのハッピーなお家に居る方がいいぜ
いいぜいいぜハッピーなお家に居る方がいいぜ

ぐわ凶悪、凶悪、
凶悪が続くぐえ

アンタはてめえのハッピーなお家に居る方がいいぜ



はい、そうします。
相当の地獄絵図が展開されるツアーしてた模様。
そりゃこんな日々、弱肉強食焼肉定食B定食食後コーヒー無しのハードやってたら、
屈強にもなります。
食事は三食血の滴る生レバー&噛み切れないロースステーキのみに違いない。
抹茶アイスなど喰ったらしばかれてたに違いない。
そんな
ソー・タフなハード・ロックだ。
クビから上はイーヴィル雲にずっぽり突っ込んでる。
得意技はハリセンボン。

サボテンダーに出会うことを日々願ってる方、是非ご堪能下さい。(山
/お勧め!/200点 試聴はここで

Cactus/'Ot 'N' Sweaty
cover・・・デトロイト・ロック 曲目等詳細
*サボテンちゃんの汗と熱気なのだ。昨日までおフランス週間をWANTEDでやらせていただいた訳で、これはまー正反対。フランス人がアメリカを馬鹿にしてアメリカ人がフランス的なもの全然理解出来んのがよ−くわかる。まー欧州なもんから離脱したい人達が新大陸に渡ったんだからそれもまた無理ないけど。アメリカにもデトロイトつう土地があってそこは黒い人は真っ黒、白い人は荒くれ者しかおりません。デトロイト・ロック・シティとはよく言ったものでうるさい音楽しか存在しないのだ。歌って飲んで騒いでビール瓶投げて。とろいロックなんかやってたらぶっ飛ばすぞ。カクタスはそのど真ん中バンド。ビール瓶よけるのが全米一上手い。これは初代ボーカリストのラスティー・デイ君があまりの素行不良でクビになって元アトミック・ルースターのピーター・フレンチ氏、ギターのワーナー・フリッツシング、鍵盤でデュアン・ヒッチングス氏が加わったおニュー・カクタスの第一弾アルバムその名も「汗と熱気」。まんまです。LPではA面に当たる3曲はライブ。プエルトリコで行われたロック・フェスティバルでのもの。なぜ中南米。騒ぐことにかけてはデトロイトに負けぬ民族の皆さん。その有様は酒池肉林。どうなってんだこの土地はとお父さんは嘆くぞ。そりゃもうわーわー言ってるうちにいつのまにか終わってる(^0^)。えーと曲どんなだっけ。わはは。ブギとハードロックだがや。理由も無く我を忘れることが出来るリアル・アメリカンの連中の恐ろしさ実感。キッスはこんな先輩達に揉まれてああなりました。B面はちゃんとスタジオでやってます。ちゃんととは限りませんが。ベスト・トラックは冒頭のバッド・スタッフ。あっはんドナサマーさんのとはもちろん違うに決まってんじゃないかー。ブルース進行のハード・ファンキー・ブギー。そっくりな曲をレーナード・スキナードがやってるんだけど。ああ、ここまで出てるのに。誰か教えてくれい。何が最高って新加入の鍵盤さん。ぴろぴろぴろぴろーと発振するハモンド鳴るぞ。ぴぽぱぷぽぺーちゅうキメのフレーズに失神。もちろんどかすかでんのリズムコンビ、脳みそにはロック汁しか入ってなさそうなヴォーカル氏。特に何を弾くか決めてないっすよのギター燃えてます。CDでは5.の「墜落させないで」は一応バラード。エルトン調華麗ピアノ鳴り響く。曲はこの盤中一番かと。燃え尽きた男達の明日の仕事への意欲が語られてるがごとし。6.のベッド・ルーム・マズルカはキッスだー。カウベルかんかんソング。こゆうのは伝承ロックだったのだな。キッス・ファンは食いつきましょう。グランド・ファンク・ファンも。しかしティム・ボガード氏、隙を見ると目立つことしか考えてません。すぐトゥクトゥクトゥーってハイフレット登りつめるわ。7.テリング・ユーは冒頭で鍵盤氏がプログレてるよー。ちゃんと学校でクラシック習ったのに廻りがこんな人ばっかなのでこんなになってしまいました。だもんですぐにロックンロール。&ブギー。ぐんがぐんがぐんっがぐんが。八丈島のキョンが6匹横になってらいんだんす。ふんっ。意味も無く誰かの雄たけび挿入。ハイハット閉め忘れてるアピスさんよだれまみれ。少しは工夫するぞと途中哀愁を交えるも結局はブギー。病気は不治です。最後は酒席での馬鹿騒ぎでした。最後までご清聴ありがとうございます。私らはベックさんとやりますつうてアピスさんとボガート氏はBBAに。つうかベックさん、このままカクタスに入っても良かったんじゃ無いかと思ったりして。ヴォーカル氏もナイスな鍵盤もあるじゃないですか。いかんアホが移ると恐ろしかったのかも。しかり。ソウルは出来んなー。いつのまにかブギしちゃうぞい。(マ/お勧め!/150点 試聴はここで

The Cyrkle/The Minx
cover・・・お日様POP 曲目等詳細
*いやもう最高。我が家のパワープレイアルバムです。とか言っちゃうとおめぇようどんな生活してるずらかぁとトンマに突っ込まれてしまいそうなジャケですミンクス。「牝馬」。60’sのバンド、ザ・サークルの作品。これぞ昔の新譜。リアルタイムでは誰が聞いておったのかーつう代物でやっぱ21世紀は勿体無いの時代、進歩より泡喰って前ばかり見て零して捨ててしまった宝物をもう一回見つめ直す100年かもって考えてしまった。えーポルノ映画のサントラだそうです。NY出身の連中によって結成、ブライアン・エプスタイン氏がマネージャーでジョン・レノン氏がバンド名の名付け親だそうでおおとなり大成功かと思いきや小ヒットはあったもののこれがまたさっぱし売れず喰うためにやって来たのはこの仕事。スパイ映画として作られたものの面白くなーいってお色気映画にされちゃったつうこれまた可哀そうな映画のサントラす。状況からいやあ音楽だってやる気なしのスカスカの情け無いものになろうかと思わばこれがさにあらず。音楽家の性か。せっかくの創造チャンス逃すものかの大力作だ。まいった。しかし困るよこのジャケ。真昼間からお父さんが買うには勇気入るぞな。買ったけど(^0^)。しかもデカジャケLPで。でもネットで買えるから今は。こっそりどうぞ。私事なんすがミンクスって昔やってたバンドの名前なんです。メンバーにいすゞの人がおったもんで。と複雑な心境で聴き始めるも中身は噂に違わぬお日様POPでした。60’sに生まれた極楽音楽図鑑みたい。ビーチ・ボーイズのコーラス、ペット・サウンズの万華鏡有り、サイモンとガーファンクルのリリカルさ有り、6.のニコールではビートルズのベイビ・アイム・ア・リッチマンのサイケ、8.の映画テーマはバカラック=ティファナブラス、デュアン・エディ風エレキ・インストも。いやあ楽しい。けっしてちょこちょこいぢってるつうもんじゃで無く腰が座ってるし。何と言っても曲が最高。気合と同時にほがらかさも満点、テーマ曲なんか石立ドラマの主題曲みたいです。それだけでやられちゃうんだけんど。しかしまあいかにも見つけるな聴くなの外面の裏にこんな宝石有り。隠しても隠しても素晴らしいものはいつか世に出るのだなあと世の中悪いもんじゃねえなあとそんなことでも嬉しくなってしまって。今度は逆に変な伝説物扱いで祭り上げられて嫌なイメージ付かなきゃいいなと願うのみ。雑音でこっちは大切に聴いてるのに嫌ーな思いするのは御免だから。経緯からしても全く損得抜きだよ。偉く無くて音楽の熱情だけで作られたものだと確信出来るものであります。マンフレッドマンのアップ・ザ・ジャンクションと並んで60’sPOPサントラの横綱。我が家の棚最前線配置、決定です。(山/お勧め!/120点 試聴はここで

Chris White/Mouth Music
cover・・・心からビーチ・ボーイズを愛す 曲目等詳細
*一生をビーチ・ボーイズに捧げた英国のミュージシャンの76年のたった一枚のアルバムです。現在もファンジンの編集員をやってるつうからそれはもう筋金入り。わたしゃずっと失礼なことに元ゾンビーズの方だと勘違いしておりました。申し訳有りませぬ。全く別人28号で、同じくBBフリークのクリス・レインボウさんとももちろんイエスのクリスさんとホワイトさんとも別人さんです。76年の3月に唯一のシングルヒット、スパニッシュ・ワイン有り。まずそれを先行で聴いてぶっ飛びました。完全BBコーラス。ゲストで全協力かー。そして曲。あまりの天国振りに。時が止まるかのよう。アルバム入手で真相が。全部一人でやってたのこのコーラスを。あがが。とめどなく続く極上メロディに演奏、歌。相当戸惑います。何故この方がこないマイナーなのか。有り余る才能と情熱ながら少しづつ重なった不運でシーンからはみ出たのかあまりにも本人が真面目過ぎるのか、とても控えめな方らしくこのアルバムのCD化の為、日本のエル・レコードの方が交渉した際も「僕の盤なんかとてもとても・・・」とえらい難航したらしい。俺だったら二つ返事でお、お願いしますなんだけどなあ。彼の尊敬するブライアンさん同様、常に自分の音楽を必要としている人がいるのだろうかと自問されてる。ブライアン氏の苦悩も全てそこから始まっていると思われそこまで受け継いでしまっているとは。親父バンドでミック・ジャガーになりきってああ楽しいとの音楽とはえらい違い。比べるのも何だけど。そこが本当のプロ、人に音楽を伝えたいって楽しさと苦しみだと思います。しかも作った音楽が渾身の作。全身全霊で自身でもこれ以上のものは・・・ってのがまるで世の中に受け入れられなかった時には。それでもその音楽は残りとてつもなく素晴らしいものです。必ず支持する人がいる。銭金抜きで物凄い情熱で。何でスパニッシュ・ワインに続くシングルとこのアルバムがちっとも売れなかったのは全く不明。無名の人の盤を聴く時は大抵何かしら納得するもの有って、演奏は上手いけど曲がーとかまたその反対とか。でもこの方の場合は音楽でそのようなことは全くありません。花が無い。ってことか。性格が押しが無いってこと含めて。もしかすると一番の鍵かもしれんけど。なんつっても芸能界だから。音楽だけでは音楽の世界はいかんってどうしても納得出来ず。仕方ないよなって大人の割り切り出来ず。もし同じように納得できない方がおったらこのアルバムはとてつもない宝となると思います。30年前なんて時間なんてまるで問題にはならず。でもあれだ。こんな凄い才能の人がこれの世の中なら才能とても及ばない俺なんかとてもとても駄目だったのはしゃあないなあとも思い。多分小ロット生産の為日本盤もけっこうなお値段。私は幸運にして中古を安く買えたのですけど、出すんならご本人も安く気軽に聴いて貰えればと思ってると思うのだけど。場所によっては全く無名なんで売れずバカ安い値段で、別なところではマニアの垂涎盤としてバカ高くなっちゃってたりして。ここでも悶えちゃう。何かそれでいいのかって。そんなこと全く無関係で流れる素晴らしきこの音楽を聴きながら。最後のこれが未発表なのかとひたすら驚愕するラプスカリオンに打ち震えてます今日も。とことん好きなミュージシャンに対して音楽で私はこう感動しましたって表現出来る才能が羨ましい。そう表現出来る貴方の音楽の素晴らしさは文章では私はとても表現できません。ただただ感謝するしか。人生賭けてこの音楽を残してくれて本当にありがとう。ずっと聴かせていただきます。(山/お勧め!/150点 直接

Curtis Mayfield/Curtis
cover・・・立ち上がる 曲目等詳細
*ニュー・ソウル3人男の一人、カーティス・メイフィールド氏、1970年のソロ・デビュー・アルバムです。まっ黄っ黄のジャケに長いあしーも裏返すと何とも・・・柔和そうなお顔。別に役員でも無いのにとにかく世話好きな町内会のおじさんって感じで。実際、時が時なら優しい愛の歌を徹頭徹尾歌ってくれる人かと。ところがその時がそれを許さず。そんなおじさんが子供達の頭を撫でているだけでは済まされない状況を目の当たりにして動かざるを得なかった。そこまでになる事態ってどんなだったろうかてのは我らの想像の範囲を超え。しかし国、環境、時間を越えても実際人事では無い出来事が連発の現在、もうリアルにこの音楽が心に響いてきます。パンクなのかもしれん。アルバムは一編の映画を見るように映像を伴って。こんな映画だ。
ある街にその人柄で人気のお肉屋さんがありました。人気商品はコロッケで子供達にねだられてやってくる沢山のお母さん達で店はいつも賑やか。そんな平和な商店街に白人経営のカジノがオープンするとゆう話が持ち上がり。郊外の大型スーパーのせいで日々寂しくなる通りに賛成する商店主もおり。ところがいかにも物騒なお兄さん達が街を闊歩するようになり、ドラッグの臭いも。お肉屋さんがかわいがってた少年達の中からも一人また一人と悪の道に入道するものが。しかもカジノは町のど真ん中、一番古い、お婆さんの金物屋さんんのところに立つとゆう。肝心なそのお婆さん、頑固としてその誘いに乗らず、立ち退かず。ヤクザたちは何かとゆうと嫌がらせを始める。あまりのそのひどさに心労で倒れて入院してしまう。最初のうちは我慢我慢と言ってたお肉屋さん。そこまで来た事態についに立ち上がる。実は幼少の頃から少林寺拳法をたしなむ武道の名手だったのだ。恐怖に震える街の衆を説得して反対運動開始。最初こそ全員が町のために結束したものの、ヤクザたちの執拗な暴力、もしくは金銭による懐柔で、沈黙するもの、裏切るもの。最後にはついに一人だけの運動になってしまう。店は折りにつけての嫌がらせにより度々破壊され、黙って修理、また壊されの繰り返し。いよいよカジノ・センター建設着工のその日。コロッケを大量に作り終え、たった一人で現場に乗り込むお肉屋カーティス。50人の屈強なボディガードに囲まれ、戦う。その姿を遠巻きに見ていた町の衆。あるものは大根を。あるものはジャンボ・ポッキーを。あるものはスリコギ棒を持って
「Move on Up」
♪しっ!ぼうや。泣かないで みんなは君のことをわかっているよ 折につけ
立ち上がりなさい 目的に向かって 君は見つける やっかいなことを

唇を噛み締め 旅立つのだ そこには多分 濡れた道しかない
けっして滑らないよ 立ち上がりなさい 最後には見つける 大いなる平和を
美しい人々のものの それはたった一つの真実

しっ!ぼうや。泣かないで みんなは君のことをわかっているよ 折につけ
だから立ち上がりなさい 望みを持ち続け 夢を思い出して それだけが君の望みだったろう
頑張れ 失うものは何もない 一番いい方法ではないかもしれなくても 負けるな 屈服せず
言わなければならない 君は試されているんだ

立ち上がりなさい

意気に感じて交えるはダン池田とニュー・ブリードのような楽団の皆さん。持てる力の渾身を。古い感覚、技術かもしれぬ。その果敢なる有様の何とダイナミックでスリリリング、勇気。カーティスさんが、元来そんなことが出来ない人であることは皆わかってる。それでもやらざるを得なかったその気持ちを。一人一人がスパルタカスとして立ち上がらねばこの世はけっして良くならず。力無き金無きもののの声は愚行と思えるほど弱く、しかし何より数がいるはずだ。リーダーの先導に従うのでは無く、リアルな自分の気持ちで
「Move on Up」。(山
/お勧め!/150点

Chas Jankel/Chas Jankel
cover・・・英国ジャズファンク頂点 曲目等詳細
**本日の感謝盤は、完璧なシングル
「愛のコリーダ/Ai No Corrida」
収録のチャズ・ジャンケル氏1981年のアルバムです。愛のコリイダといやー有名なのは直後に御大クインシー・ジョーンズ氏によってカバーされたヴァージョン。それでクインシー氏嫌いになっちまったんですけどその名声を利用してのまんまパクリ、金襴緞子を
飾りつけ、ヒットかっさらうなんて音楽屋仁義にもとる行い、悪徳商人みてえだ、お天道様が見逃してもこの遠山桜は許さめえぞ。と息巻いてたらそのヴァージョンのちゃっかりチャズさん参加してるでねえかい。嬉しかったのかい。と息巻いてるくせにあっしもチャ
ズ氏のヴァージョンはシングルしか知らず。今回目出度くアルバム聴いてようやく歓喜してる次第ですのですまねえ誤るのは拙者でござる。本年度ベスト10入りさせて頂きますのでどうか許してくだされい。
チャズ・ジャンケルさん。何と申しましても英国のジェリー藤尾、イアン・デューリーおじさんのブロックヘッズの要人だった方です。才気爆発の2nd「ドゥ・イット・ユアセルフ」のあの悶絶サウンドはやっぱし貴方が作ってたのねを証明するウルトラ・ソロ・アルバムなのだ。せっかくブレークしたブロックヘッズを一旦抜けたのは「愛のコリーダ」つうキラー・ナンバー作っちゃって、まさかイアンおじさんに歌ってもらう訳にいかねえ、まるで似合わないし、てことだと思い。作はもちろんチャズさんご本人、そしてケニー・ヤング氏。ケニー氏と言えば、うお、くしくも今年のベスト10入りのアルバム「FOX」のリーダーさん。日の当たらぬ天才さん通し夢の合体、私の好きな音楽も知らぬ間につながってるだよ。


だっこするわい
タッチするわい
もうメロメロでくーらくら

思うわい
飲むわい

お前をトレーに乗せて盛り付けちゃお
ご覧
ガアル
それ毎日行っちゃおう
このやり方、感じちゃってるかえ?
挟んでチョーだい
夢見ます
それ知らしめてくれないなら
私は溺れます
助けんでええ

それが私の好きなやり方
ごらんガアル
スリルたっぷりの貴方

半分殺して
それが貴方のやり方
愛のコリーダ
そこが私のいるべきところ


そうとう恥ずかしいので、これくらいで勘弁してやるわい覚えてやがれと立ち去る。改めて聴くに問答無用にイカス。チャズ氏、何と申してもサウンド・センス、センスとしか言いようが無いな、最高です。それは録音音質も含めて。他に類無き透明且つ輪郭くっきり、厚ぼったく無く、スコーンと抜けて。ですからようクインシー御大がやったことといやあ、華麗なる女子コーラス隊に歌わせて例のトレードマーク・パシーン手拍子入れてエコーどすこいくれえだな。元祖は品のいい分、地味ですからやられただけ。アルバムは当然頭でかましてます「愛のコリーダ」。そしてぐっとクールダウンのピアノインスト。それがまた・・・最高。センスの元はそこにありてなもんだ。そして再びファンク・ナンバーと、サンドウイッチで進行。やってるやってる、あの独特のラティーノ・ピアノ連打と喜ぶぞー「ドゥ・イット・ユアセルフ」ファンの皆さん。やってるやってるーとあのレゲエ・タッチ。ブロックヘッズの応援無しでもパワーダウンいささかも無し。故はチャズ氏の揺るがぬ音楽ゆえであります。2曲のベースでクマ原田氏参加。律儀に支える律儀な男。スティーリー・ダン好きご用達アルバム再び。ジャジーなファンクの素晴らしさ、英国の果てでも見事に結実だ。(山
/お勧め!/150点 試聴はここで

The Cure/Standing on a Beach
cover・・・毛虫ちゃん 曲目等詳細
*おおおもう1月も二日だ。早いなあ。ならば新春第2弾のThAnk YoU盤は、完璧なシングル
「毛虫ちゃん/The Caterpillar」
/ザ・キュアーだ。
で、毛虫ちゃんを聴くならこのジジイ・オン・ザ・海岸アルバム「Standing on a Beach」で聴こう。又は「Standing on a Sea」とも言うらしく共に1曲目アラブちゃん大好きの歌詞から取りました。デビューから85年までのシングル集です。キュアと言えばロバート・スミス君。この方、普通なら子供から大人になるところ、子供から中学生を経て、一旦たれ、いきなしキャラ、ロバスミくまになって世に現れたっつう稀有な存在です。その境目が10.首吊りの庭から11.ベッドに行きましょのとこ。LPではそこでA,B面に分かれ、まー正に蛹からチョウチョのごとし。男の子は泣かないでじっと我慢してたのね。そして「毛虫ちゃん」。チョウチョになって歌う。始めて見たのは皆さんはいつですか。この曲のPVを。私はなんだろ。確かボッパーズMTVかな。いやびっくり。デビューの頃はちょっと目立たないながら目立ってた存在だと思ってて、失礼ながら忘れかけてた時の衝撃の再会。見たとたん一発でやられたぞ。こんなオバカな歌を歌える正しく育ってお母さんはうれしい。



ぴくぴくぴくぴく
行っちゃうよ
かたかたかたかた
毛虫ガアル

とろとろと流れて嫌んなってるハートを直撃
おー、行かないで行かないで
僕のレモンの巣を
ピンクで甘い粉でいっぱいにしてちょーだい
僕が止まる日には君は変身
そして僕のところから
飛んでいってしまうのねー

君はぴかぴかして とおっても綺麗
僕の中でどんどん成長して
僕は催眠術かけられぱなし
しびれちゃった
君の炎 めらめらしてキスされちゃったら死んじゃうよ
僕のレモンの巣を
ピンクで甘い粉でいっぱいにしてちょーだい
僕が止まる日には君は変身
そして僕のところから
飛んでいってしまうのねー

ぴくぴくぴくぴく
行っちゃうよ
とろとろと流れて嫌んなってるハートを直撃
おー、行かないで行かないで
僕のレモンの巣を
ピンクで甘い粉でいっぱいにしてちょーだい
僕が止まる日には君は変身
そして僕のところから
飛んでいってしまうのねー

かたかたかたかた
毛虫ガアル
てくてくてくてく
毛虫ガアル
かたかたかたかた
毛虫ガアル
てくてくてくてく かたかたかたかた
毛虫ちゃん



イントロのピロロンピロロンつうピアノから「ふうふうふー」って青春コーラスから永遠に直らない蓄膿症の声からもう何もかも毛虫ちゃんをこれほど活写した歌はかつで有ったでしょうか。全世界昆虫愛好の友垂涎のソングであります。最後がまた。ああ、行っちゃったーって。お見事!幕引き。真っ黒縁取りお目目を360度くるりんくるりんさせて歌うこの瞬間、ロバート・スミスはロバスミになりました。次はさらにロバスミくまに変身。ここではこの「毛虫ちゃん」をパーフェクト・シングルとして讃えさせていただきましたが、実際は11.ベッドに行きましょからB面全部完璧だ。ラブキャッツなんぞまあニャロメも大喜びニャロメ。あ、毛虫ちゃんはケムンパスでやんす。もちろん次のクマ・ソングも完璧。このしょうもなく愛くるしい佇まいでキュアは特別な存在です。なーんも無理せず抜けました。(山
/お勧め!/120点 試聴はここで

Cameo/Word Up!
cover・・・黒いもん 曲目等詳細
*キャミオだー。
80’sをベストヒットUSAとデスコで過ごされた方なら「懐かしー」とあの口笛吹きながら町内3周全力疾走なさるに違いなし。
中でも他のカメオは知らざるがとにもかくにもこのアルバム。パーフェクトでワンダーなシングル
「ワード・アップ!」
入りのこれです。
全7曲中4曲ヒットっつう超お買い得自分グレーテスト・ヒット盤だ。結成は古いのだ。1974年NYにて。父、亀吉、母、鶴の間に生まれた亀男3兄弟が作ったグループで左から亀男1号、2号、3号ってのは真っ赤な嘘で、リーダーはジャケ真ん中のクリクリお目目四角い頭のラリー・ブラックモンちゃん1956年5月24日NY生まれ。何とこの顔でジュリアード音楽院卒。そんでもって卒業後、待ちかねたように突入したのは当然のようにファンク道。だって名前がラリー黒いもん。担当楽器はドラム、そして歌。才が有る親分の元には才の有る子分連中が続々集まって来るのだ。最大人数12人のデカ・バンドに。音楽はもちろんドファンクや。パーラメント、ファンカデリックのPに連帯する黒いもん。あまりにも真っ黒なもんでウケるにウケたがそれは黒いもんの間の中で。カサブランカ・レーベル傘下のチョコレート・シティと契約して以来、ブラック&ファンク&ディスコ・チャートの常連さんです。ゴリゴリゴリゴリぶちかまし幸せな時を過ごすも迎えるは80’s。何しろ大所帯なもんで半端な稼ぎじゃ追いつきません。かわいい子分のおめーらと別れるのは辛れえが、喰わせてあげられぬこの身の情けなさ。ここは一つ別々に生きて頑張ろうじゃねえかといつしかメンバーは5人、そして4人に。
最終的にそして3人は残った。
残ったのは森の石松ナサン・レフトナントちゃん、大政トニー・ジェンキンスちゃん。しかーしレコーディングには大量に昔の子分どもが来襲、親分の大事にほっとけますかいてなもんだ。ライブでは弟分バンド、キャッシュフロウ、ラップ・チーム、バッファロー・ソルジャーズを従えていたとゆう。ラリー親分、人望もあるが才もそりゃもうだもん。
真っ直ぐなビートを黒い血がくにょっと曲げてぐにょぐにょにせざるを得なく腰からグルーヴの70’sファンク。極めに極めた連中が80’sに遭遇したのがどんぴしゃデジタル・ビート、そしてラップヒプホプです。曲がったもん対ジャストなもん。おらどうしたらええんだとそのまま知るかそんなんと曲がったまま突き進んだもんもあり。ラリー親分は果敢にそれに挑みここにそれ完成せり。
最初に火を付けたのは何と英国で。パンク/NW以来国土の広さでおたおたしがちなUSAに比べ、フットワークが軽いUK。新しいもんを見つけるのは黒白赤青黄色関わらずあいつらだ。
最高位3位 Word Up Aug 1986
最高位27位 Candy Nov 1986
最高位11位 Back And Forth Apr 1987
最高位35位 She's Mine Oct 1987
と怒涛の4連発ヒット。
それをうけての逆輸入アメリカで
最高位6位 Word Up!(The Billboard Hot 100)
ついにやったぞ。
口笛が聴こえます。夕陽のガンマンの。声が聴こえます。塩辛声浪曲師の。
歌うは

ワード・アップ


おう
よう
よープリティ女衆世界中の
おめーらに見せるヘンテコなヤツをゲットしたぜ
だからガキども娘っ子全部に教えてあげな
お前の兄弟、姉妹にもな
おっとママさんにもだ
何故ならそれはイっちゃってるもん
おめえには正にそいつがわかるだろうよ

宙にお手手をウエイブさせな
なるべく自然に、もう始めてるやつらがやってるのを見てフリフリするんだ
踊るかい 踊るかい 素早く
ママ、カマン・ベイビイ 言ってくれその言葉
はっきりと
皆が言うさ お前が呼び声を聴く時
お前はまさに進行中
はっきりと それはコード「はっきりくっきり」
あんたが何とゆおうと
聞いちゃうのだ そりゃも当然

さあ飛びたがってるクソどもよDJよ
それが何だかわかってるヤツってのがちあんとあるのだ
あめーらはそれを空中に解き放ち そいつはとってもクール
しかしそれは開放せねばならぬわ お前がアホに見えちゃうほどにな
もし俺らがその音楽を獲得出来るのなら
踊れねばならぬわ
サイコロジカルなロマンスなんてーヤツをやってる時間なんかねえぞ
ロマンス無し
ロマンス無し
俺にロマンス無し まま
カマン・ベイビ 
言ってくれその言葉
はっきりと
皆が言うさ お前が呼び声を聴く時
お前はまさに進行中

はっきりくっきりどっきりちゃん

その”はっきりくっきり”イカした音楽がここに7曲あり。ど真ん中貫くこれが古くなるわきゃあねえぞ。(山
/お勧め!/150点

Cozy Powell/Tilt
cover・・・ドラマー 曲目等詳細
*叩く男、コージー・パウエル氏の2ndソロアルバム「サンダーストーム」を初めて聴きました。
1stのぶろろん「オーバー・ザ・トップ」はまだなんす。この盤の素晴らしさを聴くにつけてそちらも楽しみ。眼前に出現を願おうっと。
生涯叩いてロックに捧げたコージーさん、これ以上無いですってくらい活躍してくれました。私が初めて出会いましたのが、そりゃもう第2期ジェフ・ベック・グループでして、音楽に反してのどでかぼんドラムに感激どん。次はつうかこれが最初か。はいレインボーです。最初のライブ経験でそんなすげーの見ちまったよ。
で、次は73年から74年のグラム全盛期に放った3曲のシングル・ヒット
ダンス・ウイズ・ザ・デビル
ザ・マン・イン・ブラック
ナナナ
これがドラマーのソロ・シングルだぜーってリズム皆大好き時代に、どかすかでんx100の大馬鹿野郎、これぞRAKレーベルってやつで、イメージ一転。このおじさん馬鹿ロック仲間だ、ますます好きですどん。
そして最近ではマイケル・シェンカー・グループでの演奏。
時代的に相当いれこで出会ってるなあ。
しかし、どれをとってもコージーさん、頑固に音色、プレイは同じ。超然ドラマーです。
レインボー脱退後の「オーバー・ザ・トップ」は相当売れたと聞きます。調べてみると全英アルバムチャート最高位34位。
そのおかげもあるのでしょうか。この2ndでは製作仕切りはご自身で、そして思わず見たら買っちまうわいの豪華メンツ勢揃いだ。
まずは1曲目「キャット・ムーヴス」冒頭から丸わかり、この音はこの人しかおらんの
ジェフ・ベックさん。
ワイアードしてるよー。と思ったら曲はマダム・ヤン・ハマー氏。なのに何故ご本人来てくれないのー。そのかわし強力なおじさんが
ジャック・ブルースさん。
ザッパ大明神との戦いの時に比べると地味やん。珍しい。しかもファンク・ベース弾いてる。しかしコージー氏と共にゴリゴリのロック男なんで硬いよ。ドリルの羽が折れるよ。同時期、秘密裏に加入すべくゼップの皆さんとコージー氏はセッションしてたそうです。このファンクでロック聴かば充分頷ける次第。実現もししてたら・・・・。
次なる豪華ゲストは、前作に続けてらしい
ゲイリー・ムーアさん
2曲目自作曲「サンセット」で登場。どっか「ブロー・バイ・ブロー」してる哀愁インスト・バラード。ベックさんもゲイリーさん大好きなんだって。もちコージー氏も。1曲目と続けて聴くと兄弟みたい。あのゴリゴリさんぶりは後半爆発しますぜ。
3曲目で歌モノが登場。ソロ・アルバムでは初めてとのこと。プロデューサーの目から見て今度の盤では皆で歌えるような曲やりたかったんだって。歌うは
フランク・アイエロさん。
誰なんだ(^_^;)。何でも72年にコージー氏が結成したバンド、ベドラムのヴォーカルだった人だそう。この後、バスの運転手さんに転身されたんですって。最強の歌う運転手さんだ。その歌声はジョー山中さん思い出してしもた。曲はどっかホール&オーツ赤い断層だ。じゃギターはゲイリーちゃん?と思ったらホワイトスネイクの
バーニー・マースデン氏。
でした。
A面最後となる「ホット・ロック」は再びマダムやんハマー氏の曲。そしてギターはベックさん。そう再び期待に答えてのあの世界です。よりホット・ロック!!。かっこいいよーの一言どん。コージー氏のプレイにどっかミスター・グルーヴ、バーナード・パーディ氏の影有り。ドラマーにとってあの方はやっぱ憧れの神様なのだろうか。パウエルさんにとっては正反対だけに余計に。

B面に移りの
「ザ・ブリスター」はゲイリー・ムーア氏が炸裂するバーンな超高速インスト。出ましたのべつまくなしバスドラ連打。聞くところによりますとドラム稼業続けるために毎日5マイル(8km!)のジョギングと腕立て伏せ、縄跳び、両足に大バスドラ養成ギブス装着で日夜訓練されてると。こんなんで叩かれたらドラムの皮が可哀そうやと同情するほどでございます。皮厚多分2倍増しだな。
そしてびっくり仰天天下動転は次の歌モノ「ザ・ライト・サイド」。
歌ってるのは、うおーーーー、ストレッチのエルマー・ガントリー氏だ。
ストレッチは1曲のみ白い、どファンク曲「Why Did You Do It」を全英チャート最高位16位に送り込んだバンドで、その実正体はハード・ブギー・バンド。もう大好きで、ここでエルマーさんに出会うとは夢にも思わなかったよ。あの百万ドルのガラガラ声で、さらに嬉しいのは極上ファンク曲。たまらん。たまらんついでに曲は同じくストレッチのギタリスト、カービーさんが絡んで、サックスはメル・コリンズ氏だって。英国のファンクでロックの天上天下唯我独尊ではないか。何でもコージー氏、セッションでまずカービー氏と知り合い意気投合、さすれば当然エルマーさん紹介されて、その声にベタボレ。で、ボーカル曲に挑戦とのことだったらしい。そだよ。顔はあれだけんど声と実力はピカイチだもんな。
続く「ジキルとハイド」も同陣容での曲。こちらはちょっと抑え目のやっぱファンク。もろハードを望むわな当然コージーさんファンは。しかして喜ぶわたしゃ。ストレッチだ。コージー氏引きの曲でもやっぱスネア皮が痛そうだからロックだよ。
最後も同陣容での歌モノ。「スーナー・オア・レイター」。
恐ろしく非難GOGOだったらしい。超POP。リッチーさんに「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」やれって言われてそれでレインボー脱退したのに、もろ似た曲つうかもっとPOPなやつやってます。これやったら彼の親父がどんな顔するか見たくて洒落でやったんだって。
その目論見ばっちし当たって
ほれこの通り。
超絶トレしながらのこのいたずら小僧ぶり。ナイスなガイです、コージー・パウエルちゃん。(山
/お勧め!/120点 試聴はここで

Captain Beyond/Captain Beyond
cover・・・超上船長 曲目等詳細
*超上船長1972年度の1stアルバム、その名も
キャプテン・ビヨーンド
第1期ディープ・パープルのボーカル、ミスター・ハッシュ男、ロッド・エヴァンスさん、落武者頭ならあんたが似合うやろのリチ男さんに解雇され、落ちノビ太先はななな何とアメリカ南部ジョージア州メイコンに有りますキャプリコーン・レーベルでありました。ジョニー・ウインター・アンドで名をはしたボビー・コールドウエル(AORな人とは別人)氏とコンビを組んで作らねばならぬデュアン・オールマン氏へ捧げる音楽を。それが
キャプテン・ビヨーンド
ギターにライノちゃん、ベースにリー・ドーマンさん。共にガダバビダボデドギャのアイアイン・バタフライ出身。あそこではちょっとやり過ぎたなと密かに思っている。そんなアートでサイケで黒好きな、プログレに向かえなかった連中は皆この当時とんとんとーんと模索して己のハード・ロックを創作したもんじゃ。俺が洋楽聴く前に。ロック中世時代と呼ぼう。うわー苦しい見えん、どこにそれが、な中でも捨てるもの無き落武者ならではの開き直りでバチっとはまった。それが
キャプテン・ビヨーンド
ちゃかぽこハード大王でもある。2年先輩にはPOP畑から来たクレイビー・アップルトンつう方々も。
いきなし1曲目で出てくるは、つんたつんたとこたてとんとん、とニューオリンズのセカンドライン・ビート。しかも裏で入る。そこからはもうリフまたリフ。上からリフ、左からリフ、右から左前方から、よけられぬぜ。逆手持ちスティックならではのロールしまくりのボビー氏のドラム、変拍子も混ぜてリフ。風情がリッチーはんに似てるライノちゃん、犀だけにきゃんきゃん突進。
そして落武者頭、エヴァンス氏はふて腐れて歌う。パープル時代ホテル歌手かよーって言われた面影無し。
まるでロニー・ヴァン・ザント氏のように。そうなんす。バンド共々、レーナード・スキナードしてる。ファンの方は是非騙されて聴いて下さい。
ここにアート・サイケ・プログレ・サザン・ハッシュ・ロックつう絶対出来そうも無い音楽が完成。
俺達ちゃ白い。黒い粘りは捨て去ってのキップの良さ。センス極めて古いなんてぇこたぁあるものか。

日本邦題の数々は
1.過去への乱舞(大気の海で)
2.アームワース
3.近視空間
4.催眠術
5.恐怖の激流
6.昨日はあまりにも遠く(イントロ)
7.凍結
8.昨日はあまりにも遠く(過ぎさった時)
9.キャント・フィール・ナッシング(パート1)
10.静寂の対話(海の波に)
11.アストラル・レディ
12.静寂の対話(返答)
13.キャント・フィール・ナッシング(パート2)

「近視空間」。めがねめがね。

歌います。
過去への乱舞(大気の海で)

後ろでキチガイみたいに踊っちゃるわい
海で踊っちゃるわい
己の記憶とレーシング
ああ嬉し夢の中での出来事
ちょんわ、ちょんわ クイックくいっく
ご心配なさらずに
ご自分のことをどーかお忘れず
たかが空気の海原のことでございます
ご自分のことをどーかお忘れず
たかが空気の海原のことでございます
貴方のお望みをどーかお望み下さい
嵐の中に着陸し
貴方は踊ってることを知覚
あまりにもぶっ飛んでいることを知覚
踊れ 踊れ もっと速く
キチガイみたいに踊りましょ
キチガイダンスあうえい
でもでもご自分のことをどーかお忘れず
たかが空気の海原のことでございます
ご自分のことをどーかお忘れず
たかが空気の海原のことでございます
うぇ、僕は正しきものを今見た 顔そして顔を見た
説明しようたって見たこと無いっすよ 遅すぎるし
のののののの
ああ、だって私は金門上に座っていないんです
私のすることなすこと顔面喪失
おーのののの
でもしかし僕たちはみんな駅にいます それだけは確かだ
探索は終わりなく続く
うぇー、ご心配なさらず
あー、おお

「ご心配なさらずに」て言われてもこりゃ相当心配。行っちゃってます、遥か彼方に。それが
キャプテン・ビヨーンド。
浴びよリフ呼べよリフ。つまり大ロックだ。(山
/お勧め!/150点 試聴はここで

Canned Heat/Boogie with Canned Heat
cover・・・デブギー 曲目等詳細
*「親父、熱燗でブギーね。」
「お、いらっしゃい。だいぶもー出来上がってますね。もう止めた方が・・・」
「うるせー、はやくつけてくれい。」
「へい・・・・・お待ち。」

ぐびぐびぐび

「うめー。」
「親父、熱燗でギター、熱燗でベース、熱燗でドラム、熱燗でアンプ、熱燗でハープ、そんで熱燗でマイクー。」
「え?またですかい。」
「うるせー。やるぜっ。」
「あーあ、また始めちゃったよ。あと5時間はやるな、こりゃ。」
ブギ酒場のおやじさんもお手上げです。
ブギーのきちがい、キャンド・ヒートさんたちの
1968年の大暴れ記録

ブーギー・ウイズ・キャンド・ヒート。

目的はもう一つだけ。

乗れ。

乗れに腕押し。
あ、一人乗り始めました。
あ、二人、三人4人5にん、いっぱい。

ボブ・熊・ハイトさん吼えてます。イヴィール・ウーマン。喰いながら吼えてます。あんこ型力士です。
おおお、これはとん平のへいゆーブルースだ。いつ海を渡ったのだ。
ぎゃ、出た。
必殺チューンです。
尻の穴から空気抜けっぱなし、世界脱力ヴォーカル選手権15場所連続優勝のアラン”メクラふくろう”ウイルソン氏歌の

オン・ザ・ロード・アゲイン

この曲では熊は呆けて踊ってるだけです。
たまらん。腑抜けで。


はいさ、僕はとっても疲れてます 泣くのに
でもまた旅に出るんです。
へえ、僕はとってもくたびれてます 泣くのに
でもまた旅に出るんです。
旅に出るんです。
彼女が出来なかったんです。
僕のことをただただ特別の人と呼んでくれるよな
ご承知の通り僕が旅した最初の時はとてもしんどいもので
あっちでは雨やら雪やらもう
こっちでも雨やら雪やら
ご承知の通り僕が旅した最初の時はとてもしんどいもので
あっちでは雨やら雪やらもう
こっちでも雨やら雪やら
僕は給料明細なんてーもんはまったく持ってませんでした
行くところさえありません
母ちゃんはどっか行っちゃったし
僕がとっても若かったとき
僕がまだガキだったとき
母ちゃんはどっか行っちゃった
僕がガキンチョだったとき
オコチャマだったとき
母ちゃんはどっか行っちゃった
僕が子供だったとき
お子さんだったとき
母ちゃんは言いました
「神様、私のクソガキにお慈悲を」
俺の様子から何か気付いてくれよママ
どうかもう泣かないでくれ
泣かないでくれや
だってすぐに 朝に 俺は行くからよ 旅に
でも俺はまいらないぜ
その長く古ぼけた寂しい道 まるっきし一人ぼっち
お前さんを連れて行くことはできねえぜ べいび
誰かに連れてってもらいな



くそう、これが飲まずにいられますかってんだ。
誰だ今、「へったくそギターめ。」とか行ったヤツは。
畳んじまえ、てめーら。ぼっこぼこに。
わかんねえヤツは音でぼこぼこにしてやる。
ぎゃはは。

親父、も一本熱燗でブギね。

へい。(山
/お勧め!/150点 試聴はここで

Canned Heat/Future Blues
cover・・・デブギー 曲目等詳細
*ブギー
肉体各部の細胞を活性化させサラサラ血液にさせてドロドロにさせちゃうのがブギー。
そのブギー界でブギー神と呼ばれてる方々が、この

キャンド・ヒート
熱波を缶詰!

通算8枚目1970年作がこの

フューチャー・ブルース
未来ぶるーす

ジャケをご覧下さい。
人類月に立つ。
あれ、この写真?もしかして硫黄島のあの有名な・・。おいおい。
で、裏を返すと・・・くつろいでるぞ。一仕事終えて。

月じゃないのかー。

で、中を開くと大自然の中のキャンさんたち。
いやもうでっかい木だなあ。アメリカだなあ。
こんな感じのブギテンコ盛り。森。それがこのフューチャア・ブルース。
寝ても醒めてもブルース大好きなロスのホワイト兄貴二人、ボブ・ザ熊・ハイト氏とアラン・虚弱声・ウイルソン氏が66年に結成したのがキャンド・ヒーート。通算8枚目のアルバムがこのフューーーチャアアブルース。今回からギタリストにハーヴィ・マンデル氏が加入です。
ブギイ地獄天国です。師匠はジョン・リーーーー・フッカーーー師匠。このお顔を目指しました。
すべてはブギイなビートのために。速くギタア弾くとか俺が目立ついや俺だ俺だ俺だとか一切関係無し。全員一致で目が行っちゃって目指すはブギイ道なのだ。
ブギー。
その為には恐るべき特訓精進有り。朝飯はブギ飯にブギ玉子焼きにブギ醤油にブギ海苔。昼はブギ麺と半ブギハン。夜はブギカツ。
これを365日35年間続けた。
その果てがこのブギイ。
「それそれそこの人、手相を見てしんぜましょう。」
「ブギー」
「ずいぶんご立派な手で。お、このブギ線が手の平から甲までつながってるぞ。ややや、一周して輪になってる。なんとゆう相だこりゃ。」
「ブギイ」
と易者も驚く。

1曲目は
シュガー・ビー
どう聴いても「釈迦B」としか聞こえん。そうなると釈迦Aとゆう方もおらねばならなくてそれは罰当たりなので「釈迦美」なのでしょう。
黄色い匂いのするハーモニカが鳴るぜよ。吹いてるのは熊だよ。デブの。デブギー。ああ、吹きたくなって来たブルース・ハープ。
ぶわああああああ。
続いて
シェイク・イットそしてブレーク・イット
へにゃな歌声ギタリスト、アランさんの作&歌。この虚弱な歌にはまります。大好きです。目はおどおどしてるし。
唸りまくるハーヴィ氏のギター入り。

ザッツ・オールライト・ママ
どう聴いてもキングのあの曲では無いす。地獄のずぶずぶブルース。にゃにゃにゃにゃにゃって合いの手ギター。
マイ・タイム・エイント・ロング
いえー、再びアランさん登場。だらしなーいところがミソです。椅子に座ろうとしたらキュウリが置いてあってそれに気付かず座っちゃってxxの穴にずぼ、「はふ」って力抜けちゃうような感じです。
それがいいのかー!
後半怒涛のギター攻め。
続いてスカットする曲、スカット。
ラッパ・アレンジとピアノでドクター・ジョン先生参加。のりのりー。黄色いハープぶわあ。ビッグ・バンド・ブギイ4ビート。
A麺ラストは
レッツ・ワーク・トゥゲザー
そうです。ブライアン・フェリー氏のレッツ・スティック・トゥゲザーの範となりましたヴァージョン。作はウイルバート・ハリソン氏。
完璧なシングルとなって大ヒットしたぞ。英米共に。
訳解釈は別な機会にしちゃおかなあ。勿体無いから。

B麺は・・・・
3曲。
これはもう凄いことになってるのじゃ。好きと精進が高じて達したこの地獄ブギイ地点。あのクロスロードの向こう方に位置してます。
有無を言わさず山羊の頭のスープに一直線。

ですから
ハービー・マンデル氏は誘われました。テイラーさんの後釜に。ストーンズに。この場所はあの悪魔どもがやってたパーティと同じ場所で開催さておった。

もし加入してたら歴史は変わっていたでありましょう。
考えるに空恐ろしくておもしれー。(山
/お勧め!/150点 試聴はここで

陳 信輝/SHINKI CHEN
cover・・・この世のものであらず 曲目等詳細
*「ここかー、ここに有ったのかーーっ。」
と一昨日の盤、フード・ブレインで叫ぶ。
そして
すぐさまいてもたってもいられず次の襲来、
「うおー、こう来たか。これは真か?ここに有ったのかーー。」
とすっかりチルチルミチルです。

我が国は凄い国です。すくなくともだったことはこれで確信。もし何でかわからんが違って来ちゃったのなら、力づくでも戻さにゃならん。

そのフード・ブレンでギターで爆発なさってた
陳信輝さんの1971年のソロ・アルバム

SHINKI CHEN

かの象さん盤とは違います。確実にこれをやるために画策した悪の魔盤。音自体が発禁状態か、これだけロック聴いて来たのに存在さえ知らなかった。
あっしが阿呆なだけだっただけかもさ。
陳さん友人さんたちの力を借りるもギター、ベース、ドラムス、ピアノと一人で八面六臂の大活躍です。いくらYOU TUBEでも映像有るわけも無く、試聴出来るとこもみつからん。
悶えながらこのとんでも音世界を文字で書きます。

1. 海の底
・・・誰もが浮かべるでありましょうなのがピンク・フロイドさん。呼べよ海吹けよ深海魚。じっと耳を澄ませば、アンプのハムノイズまでもが音楽となってる椅子の軋む音も。
私は、ここまで行って音を見て来ました、どうぞお覚悟を・・・と冒頭で宣言されて、こちらもそれなら耳を燃やす。

2. 混乱の葬儀
・・・これ以上歪ませたら気の毒ですのベースが叫び、歌が出て来る。この歌は誰だろう、ぐ、あの柳ジョージさんだとゆう。厳しくイコライジングされ飛ぶ。ブルースです。ブルースでもやるかの”でも”ブルースでは、もちろん有り得ず、ブルースが来たの、来たブルース。
オルガンはがぴがぴ。牡蠣を毟るとはこのことで毟られた牡蠣は喰われる。柳さんはどこかでベースでも参加なさってる模様。


3. 気違いちょうちんの自由
・・・きちがいチョウチンにも自由はある。再び来たブルース。何かおかしいのでは無いかとようやくここら辺で気付き出す訳で。
各楽器のバランスがとんでもです。ドラムがよー、マイクの本数が足りなかったんじゃないよなー。こんなしょぼい音でいいのかてか。バスドラはほとんど聴こえず。スネアは鼓笛隊のようにちんこちんこ。シンバルはしゃばしゃば。
それでいてこの強靭なビート感じは何だ。

4. 憂うつな潜行
・・・来ました。ワルサーP38が。お前の腕に抱かれたものはが。ヤマタケさんがロックだと確信した音がどこかにあるはずに違いないと捜索しまくって。有りましたやはり。はい、ルパン3世第1シーズンの匂いに惹かれた方。ここにいますルパンが。会いに来て下さい。

5. 昨日の出来事
・・・対自核とロビン・トロワー師が口をわうわうさせながらやってまいりました。
バックはポップ・グループです。
製作はリー・ペリー師です。
世界最初のダブ・アルバム、ここに誕生。しかもレゲで無い。
サイケですか?一言で済ますことが出来ればこんな楽なことはねえ。サイケですらありまへん。

6. 屍
・・・さてダブは佳境に入ります。最早ドラムはよれよれ。煙もうもう。やばいです。これ以上行ったらどうなるんだの瞬間有り。
怖い。さすがに滅多に有りませんそんな瞬間は。しかも暗黒ではない。眩いばかりの光ぎんぎらぎんで力みなぎり。
ようは
おー、かっこいー。カッキーだよ。叫ぶよ。

7. 偽善者からの訣別
・・・地上に降りて来て暴れだしました。ミックスが違うだに。加部さん参加ジョニー山崎さん参加。ヘヴィメタルです。
悪魔が来たりて歪み吹く。
ここまで取っておいたお言葉使います。

凄い。

日中の血を持ち1949年、横浜の人。
好きなギタリストはエリック・クラプトン師、ジェフ・ベック師、そしてフランク・ザッパ大明神。
驚くほど速弾きなさるわけでは無くも。
これがロック・ギターでロック・ギタリストな方だ。
前記、暴れ者どもが好きな方、ロバート・ジョンソン魔のLP聴いてよく聴こえないがとにかくえらいことやってる風がたまらん方
どうぞ。

飛びます。(山
/お勧め!/250点 

CREATION/CREATION
cover・・・黄色のロック 曲目等詳細
おおお、ガキどもが仰山。
どうしたんだ、え、そんな狭いところで。何?
ジャケ写真撮るから入れって言われたのか。
暑いからねえ。裸かよ。あ、おいおい、そんなとこでしちゃ駄目だよー。
あーあ、しちゃったよ。

5歳くらいでしょうか。ジャケットに写ってるガキ、いやお子さんたち。
て、ことは今36,7歳のおっさんか。これが俺だよーって子供に見せてるかな?
見せてねえだろなあの

クリエーションの1stアルバム
クリエーション。

英国のクリエーションでは無く、言わずと知れた日の丸ロックのクリエーションです。
リーダーはギタリスト&歌の竹田和夫さん。
当時、確かに日本のバンドの先頭を行ってたと言われてたと思います。銀座ナウでも見たことあるよ。
全編英語で歌唱なり。
あの時も見てて聴いてて恥ずかしかった。
今も聴いてて恥ずかしい。
でも、我が家のレコード・プレーヤでは、今やヘヴィ・ローテーションとなっているのだ。

その恥ずかしさはジャケットの通りかもしれんと思う。もう正直、全部見せてしかもその上もっとやってるって。
ロックは英語だろって信念が有ったかと。英語でしかビートには乗れんと。しかし聴いて貰うのは当然自国の人、
歌詞カード付で、訳を山本安見さんが行っています。何たる矛盾、悶えるほどの相克。
最後の曲、「黄色からのブルース」の歌詞が。
山本さん抜きでこっちで解釈して聴く。



思い返せば16歳
俺がブルースの世界にはまったのは
俺はギターをかき抱いた
俺にはもう聴くこと出来ぬ
ラジオでかかってる歌謡曲なんざ

幾度と無く恋もしたけど
今では俺は所帯を持っている
苦労もそりゃ色々あったさ
そのたんびにギターが俺を助けてくれた
俺は黄色人 この国にもブルースはあるんだよ

今は俺はかつての俺ではない
色んなサウンドを作っていて ついに世界に飛び込んだ
人は東洋に期待してるけど
俺は西を夢見ている
世界は一つ、人々は一つ

創ることは俺の生活 そしてブルースは俺の魂
やってくれ バディ・ガイ マン
あんたはエンパイア・ステート・ビルディングを見つけられる ここ東京でも



竹田さんは、英語をどこで習得なされたのでしょうか?学校以外では独学なのかな。
もしそうだったら、それって思えばすげえことで、歌詞書いちゃうんだよ。みんな聴くよ。外国人も。
私の英語力ではそれがどのように感じられるかどうかはわかりかねますが、何か逆に英語がキチンとしてると思う。
いつも解釈してる洋楽てば、もう無茶苦茶だから。
そのキチンとしてるとこが弱点だろな。
弱点てば
発音も。俺らがカラオケで洋楽歌ったらこんな感じ?って自分で冷や汗をかく様な。
隠しもせんし、”R”を””うえおある”みたいに力んでカッコ付けることもしません。
それはカタカナ英語と言われて揶揄された。
でも今では、”R”を””うえおある”ってやってる方が恥を超えて、嫌悪感じるぞ。
演奏だって、黄色です。
端正なる、どうしても真面目にやっちゃう、一生懸命やっちゃう。細かいところまで。
こちとら好きなんだから当たり前と思ってても、外人は小器用な東洋人って馬鹿にするか。
しかしそれさえやらなくなって来た昨今、俺らに残ってるものは何なんだろう。

ストーンズの”黒くぬれ”をパクったイントロの「ユー・ベター・ファンド・アウト」で始まりの、
別に日本語で歌ってもかまわないと思えるが

行くが良い そのほがいい
他の男のとこーろへ

それでもいいけどさあ、別な意味で。それだと違うぞと確信してるぞ。どうしても。
そう思うじゃんか。洋楽好きなら。何やらてめえとの戦いともなり、それを突破すれば
「タバコ・ロード」が待ってます。
ごっつ定番のこの気合入った演奏。一朝一夕では無理だと感じ。それはブルースの時のフリートウッド・マックだって同じだ。
そこから4年は経ってるこのアルバムの製作時、
同じくそこから出発した
ウイッシュボーン・アッシュ
レーナード・スキナード
と世界トライアングルを形成してます。

違うのはいたのがこの国だってことで。
製作のシェケナベイベの神様、内田裕也氏はそこを容赦しない。(山
/お勧め!/150点 

CREATION/ピュア・エレクトリック・ソウル
cover・・・黄色のロック 曲目等詳細
「クリエイション本来のガッツとパワーで迫る電気ロック魂がギュー詰めの第3弾!!
女性コーラス(オリビア・コーラス)、キーボード、ホーン・セクションなどサウンドも新しい次元に到達しているのだ」

「存在そのものが一貫してパワフルであり続けるクリエイションの、
これはハード・ロック決定盤といえるアルバムなのだ!! 渋谷陽一」

「見よ、このアメリカ公演の評価を!!
クリエイションなのだ!!」

LP内ライナーに書かれてます叩き文句の数々です。
恐怖の”なのだ!!”責め。すっかりバカボンのパパ化

ピュア・エレクトリック・ソウル
クリエイション
なのだ!!

1977年3月リリース。最早日本のクリエイションでは無く世界のクリエイションなのだ!!を力説しの、3枚目。
そのオリビア・コーラスさんと一緒の証拠写真入り。しかしどうゆう方たちなのだ?俺は知らん。しかし外人の女性の方たちなのだ。
だからどうしたのだ。外人なら偉いのか?
外人なら偉いのだ!!を完全前提としてます。

本場ですから。

初手からもーコンプレックス丸出しで、もー、ロックってばやればやるほど本場にはかなわないし、苦しい、でも好きだやりたい、
やるぞ、どーだ、ここまで出来るのだ、アメリカにも言ったのだ、レコードも向こうで出たのだ、雑誌にも載ったぞ、
ライブにはスティーヴン・タイラー、デビッド・ヨハンセンさん両氏が見に来てくれて、オオウケしてくれたぞと、
英語でプロフイール入りの、何とかして認めていただきたい、これは洋楽です、だからライナー解説入りで、
日本モノとは違います、
とやられればやられるほど、こっちも何か苦しくなってしまうジャケット袋責め。

これでは何か卑屈感感じてしまうじゃあーりませんか。

大丈夫です。
音楽聴けばわかります・・・・とはいかないのがまた今も昔も日本のロック&洋楽世界なんだよなあ。
雑誌で文でお墨付き貰わねばとか常に付きまとう。売れない。
日本の方のコーラスだとどーもロックしない、って自分たちの本音を赤裸々にも。
それでも
竹田さんの唄は、最初から変わらずやっぱしカタカナ英語です。必死にそれらしくしたいと。
それを称して
ピュア・エレクトリック・ソウル
とゆう。
昔はそれが大嫌いで困ってしまっていたものが、今は本気で好きになってます。
日本語訛りええじゃないか。イギリスだってコックニー訛りしとるど。好きじゃん。フランスだっておフランス訛りの英語だ。
スコーピオンズだって独逸語もろ訛りじゃん。時に自分で恥ずかし感が出てこっちも恥ずかしくなるけどさ。
人のことは言えん。
まんま込みで真正面から大陸に挑戦した、向こうの流儀で。

時は1977年、
ブルース・ルーツからファンクに入道。仲間はクライマックス・ブルース・バンド。彼らみたいにヒットしないかな。
したら痛快。でもしませんでした。
何でって、しなかったんだからしゃあない。
日本馬、ケンタッキー・ダービーに出走す。しかし16着。みたいなもんで。誰にもどうしょも出来ない。
でもジャン・カップ・ダートに向こうの馬が来たって勝てないじゃ無いか。
帰って来たら強いぞ!

スピニング・トゥ・ホールド

日本での外人大プロレス・スタア、ザ・ファンクスのテーマ曲入り。アルバムではB面1曲目。
浮きまくり。もろジェフ・ベック神のワイアード流。
それが何だ。問答無用にカッコいいじゃないか。何千万人がこの曲で彼らの雄姿と共に心ワクワクして燃えて涙したのだ。
・・・・全部この路線で完全日本ワイアードを躊躇無く出してくれてたら・・・・
いや、そんなこと言っちゃいかーん。
カタカナ英語、ブルースとファンクの未練たらたらの上でこれやったからこんなにノーブルなインストになったのだ!!
覚悟決められちゃったら、ふュージョンさん商売になってしまう。ほら・・このあと・・。やばい。

ラストには意地の
何か意地の
”幻の十年”。

届かないまだまだ、まだまだ足りない、自分たちでとことん思って
それはやっぱり

パブ・ロックです。(山
/お勧め!/150点 試聴はここで

CHAR/CHAR
cover・・・花輪くん 曲目等詳細
苦手だったものを聴いてみようもいよいよ佳境に入りの。いよいよつうか突然最強の苦手に突入するって、
わしゃマゾか。嫌です。苦しいとか痛いとかはとてつもなくやです。
しかし300円。目の前に現れたのが

Charさん。

シェールで無くてチャーさん。チャーハンは大好きだけどチャーさんは苦手。
当時銀座NOWだったか、大抵そうだからそうだ。で見てさ。以来印象としては、ほれ、いるじゃないすか。
クラスの中でモテモテで金持ちで全然勉強してない風に見えてそれでいて勉強出来て、しかも楽器とか弾けちゃってさ、
中学生なのに高額ギターとか持ってて、しかも上手いってヤツが。多分このまま苦労などつう文字とは無縁に過ごすんだろな人生を。
みたいな。
理由も無く、あるか、ムカツきますで。悪い人じゃ無く、性格も屈託無くイイやつなんで好かれますけど、嫌われます。しかし不良には絡まれない。

てなイメージでした。しかしのう300円。そんな人のLPも叩き売られてるんだなあ。噂で1stは「気絶するほど悩ましく」無いって聞いたなあ。
買っちゃったよ。

聴く前にジャケットでヤバいです。足が長いです。中袋なんざ、おお、上面12度顔上げ、紗がかかっての2枚目ポーズ。ぐお。
そんなことには負けません。馬券3本分のお金払いました。下手すりゃ240万円に化けたかもしれない金です。聴きます。

かきこ。どえ。たまげる。これ何年作だ。76年9月だっちゅう。マジかよ。
出てきたのはボズ・スキャッグス氏のロウダウン・リズム。かの「シルク・デグリーズ」アルバムは同年2月です。そこから真似しようたって
いくらなんでも早過ぎる。してみると同じ過程を同じ風に辿って到達したのですか?
スティーリー・ダンが本格ジャズファンク入りした「幻想の摩天楼」も同じ年で。日本って凄いな。
そんでその演奏は黒い人ほどオイニーきつくなく、白い人ほどカラカラに乾いてなく富士山の積雪のようにしっとりしなやか唖然とするほど流麗で。
な中、登場するはチャーさんの歌です。英語の。
「悩ましい」
演奏との差、太平洋くらい有る朴訥さ(よい表現でいいますと)でして、かえって安心したりして。これで歌も上手かったら救われません。
そんでも一方では、ご本人は何もそんなこと気にする事無く自然にご自身カッコよいと確信してるような歌い方で余裕ぶっこいてますから、
前記ムカツキ蘇るも、あまりの演奏ハイパーさに、おお、戦ってるよ。
2曲目の「かげろう」では一転、日本語詞。
いきなし四畳半でチキンラーメン、生でも美味しいんですって山田吾一さん(春子婚約者)の顔が見えて来ると思ったら歌詞は、NSPの天野さんですって。
「夕暮れ時はさびしそう」の方ですよね。それでバックは相変わらずハイパーで、歌は日本語の方がはまってます。
当たり前だのクラッカー。日本人だから。
さらに、先行シングルだとゆう「ネイビー・ブルー」では、ムード歌謡と申しても申せるくらいになり安心します。

やたら安心したがってる。

それなのにB面冒頭の「スモーキー」では再びゴッチ式バックドロップくらいの、首折れたじゃないかの演奏でございます。
この妥協無きキメは、洋楽に負けてたまるかの逆コンプレックスの裏返しの裏でしょうか?
ですからチャーさんはギタリストです。
ギター・ソロの箇所になると各曲、いよいよ来るぞっ来るぞーーの空気になります。えらいええ音で、えらい上手くて、目の前でホンマグロ解体の模様
もしくは包丁投げながら分厚い肉を叩き切ってる鉄板焼きシェフを見たこと無いのに見たような気分にさせてくれてありがとう大田胃酸。いいギターです。
ムスタング・フェンダー。
むかつこうが何しようが欲しくなるは必定。

当然入手しても同じように弾けるわけではありませぬ
花輪くんのロック・アルバムです。しかもデビュー。

とゆう文を書いてしまったので、間違ってご本人が見たりしたりしませんように。
間違わないわな、チャーさんは。(山
/お勧め!/120点 

カルメン・マキ&OZ/カルメン・マキ&OZ
cover・・・ロック 曲目等詳細
カルメン・マキ&OZを買ってしまった。
中古LP950円で。
これで俺も外道ー。
って先週の外道と同じ出だしですんません。
思春期の頃、TVで見て一発で嫌いになってしまったんですわ。これまた同じ。何が嫌いって気持ち悪かった&怖い。
何が怖いって、春日さんの顔。すまんです。
怖い度ロビン・トロワー氏と匹敵する。
トロワー氏はその後、夢中になったけどOZは怖いまんま来てしもうたよ。
そして”私は風”。アマチュア・バンドのコピー定番でありました。で、出来る訳が無い度はゼップ・コピー・バンドと競る。
最初にそのすっとこどっこいを先に聞いてはこれいけません。ますます引いてしまいます。ひよこ親状態でトラウマとなる。
そして
32年後、勇気を出してマキオズ。
ジャケット最高です。裏も中も含めて。
そして中身も最高だったよ。
すっかり怖いものが無くなってしまった現代、マジで怖い存在はこれ日本の宝です。
えー、カルメンさんとの最初の遭遇は”時には母のない子のように”。私、恩歳9歳、1969年の頃。
これまた怖い歌で、ナマハゲ。
次には”私は風”。あー怖い。

日本の誇る二大マキさんか。奇しくも同じ寺山修司さんの巣から飛び出す二人。浅川マキさんとカルメン・マキさん。
ほぼ同時期デビューも浅川さんが42年生まれ、カルメンさんが51年生まれ。そんなに歳が離れてたのかー。
それではライバルって感じじゃないな。ジャズ〜ブルースの人、フォーク〜ハードロックの人と立ち位置も違う。
しかして同じ怖さを感じます。
同じ酒場の泣き女プロに所属。
”ザ・ガードマン”ってTVドラマ有りました。様々な犯罪が、しかも荒みきった人々の犯罪が毎回繰り広げられます。
で、その犯罪の黒幕が毎回決まって女の人でして、男は情けなくも毎回利用されて捨てられる。
犯人の女役の方はローテーションで大抵同じ人。あの緑魔子さんもセミ・レギュラーですが、犯人じゃないことのほうが多い。
いかにもそれ風なんすが。犯人はもっとあからさまに悪そうな人か、全然悪そうじゃ無い人。
毎回それなんですから、60’sの女の方はさぞかし恐ろしい人が多かったに違い有りません。
何しろこのアルバム、当たり前すけど、カルメンさんの存在圧倒的です。
一線超えてる。それ以上やったら終わりですのそれ以上やってますぞな。
馬で言いますと、あまりの自分の脚の速さに、突っ走って自分の脚を折ってしまったサイレンススズカのようで。
脚を折る寸前まで毎曲行ってます。
そして慄然としてる。ロックとかフォークとか以前に私はあたしよーーーー。
だからロックで日本語の歌が出来るか?とかそんなもん無関係でございます。当たり前に怖い。
思えば
それにかしずくメンバーさんが、それ相応に怖いのも当たり前か。
洋楽好きにはたまらんサウンドでした。日本でロックやるには、既に充分ある洋楽の日本ロックをやればよい。
ピンク・フロイドに、ユーライア・ヒープ、パープル。スコーピオンズが艶歌なように、スターレスが怨歌なように、
ハード・ロックとプログレは日本ロックだ。
ここに世界初プログレ・ハード誕生す。外国ではそのジャンルですと、イエスが必ず入りますが、こちらは完全別路線。
類を見ず。特にヒープの全員”あーーーーーー”のコーラスは、フライド・エッグの時もそうでしたが、みんなやりたかったんだなー。
ここにユーライア・ヒープの偉大さを改めて感じ。
そう言えばピンク・フロイドのあとを継ぐってバンドもこの日本でしか無いのかもしれん。
ギター・ソロになるとエコーズになるのが嬉しくてたまりません。そしてその春日氏のソロが、時にロビー・ロバートソンさんしてて
楽しい。

はい、何の遠慮もいりませんでした。聴けば良かった。特にむしゃくしゃしてる時、馬券スった時、
聴かせて貰います。
うわーーーーっとぶっ飛ばすシャウトでスカっと。
取り付いた怨霊を除霊してくれるよ。

ありがたや。

聞くところによりますと、ジャニス・ジョプリン嬢のレコードを聴いて、ロックに転向なさったとのことですが、
発生する声が明らかに違い己物なのに敬服します。
容赦無くこの地の声で。クラシックとも違う、この大声は米喰って出る大和声、
しかしカルメンさんはハーフの方と。
イエーもベイビーも無い
土地の力は凄まじい。(山
/お勧め!/200点

Chic/C'est Chic
cover・・・お洒落と孤独 曲目等詳細
ビッグ・ウエンズデイ!
スーパー・ソウル、略してシューパソーのお時間がやって参りました。
え?普段は映画のおじさんがやってくるんすが、今回から交代でやりんすよ。他にも色々変なおじさんがやってくるかもしれまへん。
ファーンク!時はたけなわグランドホテル、1978年、フィーヴァーフィイヴァアで明け暮れたディスコの嵐吹き荒び、
あまりにも4つ踏みバスドラばっかなんで怒ったロック・ファンがデス・ディスコ集会など行いレコード盤焼き捨てなど行ったくらい世界を席巻してました。
このままではヤバいの空気の中、颯爽と登場いたしましたのが

シック。

ほんと突然のショックのようでありました。かのスーパー・シングル「おしゃれフリーク」。それが入ってますのがこの2ndアルバム
「セ・シック」〜おしゃれー。

しかしながら何事も突然つうことは無く、時は1970にさかのぼるのだ。
ジャズにぞっこんだった高校出立ての少年、ギターのナイル・ロジャース氏とベースのバーナード・エドワーズ君、出会った。
場所はニュー・ヨーク。何を思ったかジャズでロックなバンド、ビッグ・アップル・バンドを結成し、ドクターズ・オーダーズで有名なキャロル・ダグラス嬢とツアーしたりしの、
それでも俺たちだけで何とかしたいと思った1976年、ドラマーのトニー・トンプソン氏を発見、そして歌姫ノーマ・ジーン・ライト嬢、アルファ・アンダーソン嬢発見、
ここにシック誕生す。音楽をファンキー・ディスコに特化、”ダンス・ダンス・ダンス・ヨーザーヨーザーヨーザ”のシングルを自主制作しの、
これが何と全米ヒット、アトランティックと契約、1stアルバム出し、そしてここにブレークす2nd。
ディスコと申してもライバルはおおござんす。ただ4つ踏みバスドラやってるだけでは売れる訳ではねえ。
そこで工夫、ガシっと決まってしまったビートに絡む動くリズム・ギター、外すベース、時々微妙に脱線するドラム、絡みつくきらめくストリングス、
そして匿名な歌。みんながこんなもんかよってデスコを思っていた時だけにこれはショック、目から鱗ばりばりで飛びつきました。
売れたものにはそれなりの理由有り。この盤、聞かばびっくり、当たり前にかっこいいです。謎のスーパー(マーケット)ロックインストも一曲入ってますが。
”し・し・シッコシッコ”と聴こえる”シック・チアー”からもう全部シングル・カットOKでございます。
そして何より世界中のミュージシャンが飛びついた。聴くものが聴けば馬鹿にすることなくど真ん中の才能を見抜くぞ。
80’sにつながります。
録音場所はかのNYパワー・ステーション、エンジニアはあの音楽の禿山、ボブ・クリアマウンテン氏だ。
マドンナもデビちゃんダンスもロクシーのアヴァロンもこのシックのブレークが無かったら生まれなかった。
そして何よりファンキー・ナンバーの中に超然と存在する大名曲バラードが有ります。

アット・ラスト・アイ・アム・フリー

こともあろうに英国にて、ロバート・ワイアット氏がカバーしてラフ・トレードからシングルを出した。
私は日本でジャパン・レコードの「クリア・カット」ってコンピで聴いた。泣いた。誰の曲か?シックだって。ショックす。
まあチューブにて聴いてみてください。



ついに私は自由になりました
目の前にあるのにほとんど見ることが出来ません
目の前にあるのにほとんど見ることが出来ません

ついに私は自由になりました
目の前にあるのにほとんど見ることが出来ません
目の前にあるのにほとんど見ることが出来ません

私は孤独です どうか 私の言うことを聞いて下さい
私はこんな風に人生を生き続けていくことが出来ないんです
私は何とか 何とか貴方と会うことが出来るように試みました
貴方はこの愛を呼びます 全てこれは偽りだと
友よ それはそれだけで有り得ましょうか?

ついに私は自由になりました
目の前にあるのにほとんど見ることが出来ません
目の前にあるのにほとんど見ることが出来ません

ついに私は自由になりました
目の前にあるのにほとんど見ることが出来ません
目の前にあるのにほとんど見ることが出来ません

私は孤独です どうか私を抱いて下さい
もっと近くに来て 愛しい人
とてもいい気分なんです ただそばにいてくれるだけで
でもあまりにも私は愚かで
それがわかった時、それは現実では無かった
私は隠せません この痛みと苦しみ全てを
私が感じている

ついに私は自由になりました
目の前にあるのにほとんど見ることが出来ません
目の前にあるのにほとんど見ることが出来ません

ついに私は自由になりました
目の前にあるのにほとんど見ることが出来ません
目の前にあるのにほとんど見ることが出来ません



シックのアルバムの中で聴いても、あまりに突然の曲です。どこからこの曲はやって来たんでしょうか?
音楽の不思議。
ワイアット氏は、聴いた時、これは俺の曲だと思ったに違い有りません。
そして交わることが稀な両者のファンが、遠くで双方で聴いた時もきっと。(山
/お勧め!/170点 試聴はここで

コンディション・グリーン/MIXED‐UP
cover・・・ロック 曲目等詳細
ジャケットに写るは異形の者たち
大泉晃さんそっくりな方、若手プロレスラー、怪人プロレスラー二人、真性ハードロッカーさん一人。

誰だ誰だ誰だーー?

ご存知でしょうか?そして覚えてらっしゃいますでしょうか?

コンディション・グリーン

沖縄のハード・ロック・バンドです。紫と並んで2大。
昔、銀座NOW!でライヴ中継を見た記憶が有ります。
あの狭いスタジオで、メンバーがメンバーを担ぎ上げ、ぶんぶんぶんぶん振り回しながらこの怪人達が演奏。
何じゃこりゃ、信じられねえ、うおー・・と思って終わり。
あまりの壮絶芸に、音はと言えばハードロックだったよなあってくらいしか覚えてません。
あの方たちは、一体何だったのか?
30年経とうとゆう今、少しのヒントが目の前に現れました。

MIXED‐UP

中古LPがお店の棚の中から出現したよ。
何でも1979年作2ndアルバムだそうです。ターケさんとゆうドラムスが抜けて、エツさんと元紫の宮永さんが入りツイン・ドラムスになったつう。
どの方がどの方だかさっぱりわかりません。
もしかしてAC/DCみたいな直球ハード?と何となく思ってました。
それがまあ、針を落としてびっくり。
1曲目”コンフュージョン”は予想通り(?)、ブギなハードで始まるも、間奏ギターがノン・ディストーションで沖縄音階ソロ始めます。
変拍子キメ出ます。
あ、歌は全部英語。何の臭さも違和感も無い。そりゃそうだ沖縄だもん。
とてもホリデイにリゾートでひとっ飛びなんて出来ない身分ですから、今までも、そしてこれからも行くことが出来ない場所なんで、
すべて想像なんすが。きっと基地の外人さん向けライブでとことん叩かれたに違い有りません。
2曲目は、
16ビートです。右チャンネルと左チャンネルからセカンドライン・ビートのような複雑怪奇なリズムが同時に絡み合います。
曲名はアルバム・タイトルの「ミックスド・アップ」。
チャンプルーのように混ぜ混ぜ。

これはAC/DCでは無い。

3曲目”タイフーン”。コンディション・グリーンとは台風警報第1級の意味だそうです。
水洗便所で流される音から高速台風ハードが。突然のストップ、再開、巻き上がるソロ。早送りで音映像が疾走してます。
この感覚・・・・・
思い出しました。
チューブスです。そして元祖のフランク・ザッパ大明神。
超絶テクで、難解曲をいとも簡単にやり遂げて、その上数々の芸を見せてくれる方々。
難曲ゆえに、とてもPOPとは言えず、それをば聴いて&ノって&入って貰うために、芸。
生半可な根性じゃ出来ん。人としての基本体力も別格。

エネルギーを分けて貰う。

B面では、ジョニー・ウィンター氏版ボニー・モロニイ、そしてあの”ワイルドで行こう”の直球サーヴィス登場。
すげードラムソロも。
すげー早弾きギターソロも。
次なる”ラブ・オブ・マネー”では沖縄どハードイントロから一転、
テッド・ニュージェント兄貴”キャット・スクラッチ・フィーヴァー”なギター・リフ炸裂。興奮。
お金バンザイ讃歌を歌ってくれますわ。クソッタレって。

そしてラストは全ての煩悩を洗い流す生ギターな静謐バラッド。ウイッシュボーン・アッシュな。
メロディの名曲です。

昔の大暴れ映像思い出を引き継ぎ、今度は音で大暴れ思い出を刻んでくれました。
人音一致の信念ロック、いただき。

惜しむらくは、
この音をまんま封じ込むスタジオ環境がこの国には無かった。
それこそAC/DCな極太ロック音で、録音為されていれば、その威力たるや風速40m限界超えていたでしょう。
この100V録音でさえこれだけの威力なんだから。

これはもう致し方なし。CDでリマスターしても元が元だから変わることも不可能で。
それでもハンデをモノにせず、1着爆走入線。腰の力が違うよ。

94年にCD化されてかろうじて中古がびっくり高値で流通してる模様です。
アナログ中古は時の運。
ユー・チューブでは、ライブ映像の断片が残され、

ラストの曲名そのもの”メモリーズ・オブ・イエスタデイ”
にしていいのか?(山
/お勧め!/200点 試聴はここで

チャールス・ミンガス/ミンガス・プレゼンツ・ミンガス
cover・・・俺ジャズ 曲目等詳細
田宮二郎氏の名もわからぬノワール映画を見たら、猛烈にジャズ漬けになりたくなり申した。
何しろ画面中登場する音楽は、沈黙無音と激烈ジャズ。お話は産業スパイの阿修羅仕事。

全編苦虫噛み太郎です。

なのでその世界で一番の苦虫噛み太郎と言えば

チャールス・ミンガス親方。

アルバムは

ミンガス・プレゼンツ・ミンガス
〜Charles Mingus Presents Charles Mingus

1960年10月19日にニューヨークのノラ・ペントハウス・サウンド・スタジオにて録音。
メンツは
アルトサックスとバスクラであのエリック・ドルフィー氏。
トランペットでテッド・カーソン氏。
ベースはもちろん御大。
ドラムスでダニー・リッチモンド氏。

まず親方が行ったこととゆうたらメンバーをオーネット・コールマン氏のライブに連れて行き、
こんな風にやれとのたまわったらしい。
ならコールマンさん呼んで演ればいいのにー。それは嫌だったのね。言うこと聞かなそうだったから。
で、想像ですが、
全部作曲して、
「いーか、作曲の名義は全部俺だ。アルバム・タイトルは”俺、やる、俺”。わかったな?」

「へーい。」

「が、この通りやっては絶対いかん。」

「へ?」

「この通りやってはいかんがこの通りやれ。この通りの音をこの通りやらずに俺の演りたいことを汲んでやれ。
出来なかったらシバくぞ、ごらあ。」

「そんな無茶な。」

「無茶も何もあるかあ。すぐやる今やるこのままやる。」

「鬼ーーー!!」

しかし鬼は、これだけで子分を勘弁させるわけありません。
各曲の最初に何言ってるかわからん曲紹介を自ら入れます。

「ぎゃ、そんなことされたらあとで編集出来ないじゃん。」

「てりめえよ。おめーら、間違えたらもう一回やって、俺にこれ言わせるつもりじゃねーだろーな。」

怖。皆さん全身金縛り状態。

オマケに曲中、やたらと叫びまくり申す。これで編集不可とどめの決定。

「うおー、どこまで楽譜どおりやりゃいいんだよー。」

渾然一体です。
まずテーマが有って、それから全員インプロになだれ込み、頃合を見計らってテーマに戻って終わり、
つう定番進行が出来ん。
みんな、親分の顔色見ながら・・・・ええい、こうなりゃヤケクソだ、何とかなるわい。

キング・クリムゾンのアースバウンド状態発生しかも勝手に出来ない。

出だしは親分から。何とファンク・ベース弾き出す。
ピアノがおりませんので、激辛料理です。間で埋めてくれるヤツがおらん。
全部単音楽器音ですんで、より一層ハード。
まるで目の前で演奏してくれてるが如くの音質。

ここに全然くつろげなく、まるでお洒落じゃないジャズ開始だぜ。

もっとも大変なのはドラムスのダニーさんかも。
何しろ親分たらいきなし演奏止めちゃうんです。それに合わせてドラムスも止めねば。
それもえー感じで4ビートかましてる時に限って止めるからかなわん。
親分がソロやりたい時には見てなきゃならんし。

と、
まるで剣道の試合で突きしかしてないが如くのプレイが続く。

「突きー!」

「ぐえ。」

「突きー!」

「ぐえ。」

「お突きーーー!」

「ぐえ。」

何でその曲が終わるのかよくわかりませぬけど終わります。
で、
”フォーバス知事の寓話”って曲に突入。
ディック・トレーシーのテーマのようなハードボイルドメロ炸裂に合わせて歌う。

歌ってるよ。

「お前も歌え。」

一緒に歌わされてます。

聞くところによりますとそのフォーバス知事が蛇の次に嫌いだったらしく、何を歌ってるかつと、

罵倒

だったらしい。
罵倒観音。

いやあでもわしゃディック・トレーシーのテーマ大好きですから、こんなジャズに漬かりたかったと喜ぶ。

それでA面は終わり。エーメン。
裏返ってまたも曲紹介。

”愛って何?〜ホワット・ラブ”

これがまた静かなるツバ競り合いで始まり、ぐさっと突く隙を狙うお互い様。
静かな展開の時が一番困る。

だってすげー目で睨んでるからさー。

悶絶して
屁の臭いがするような吹奏楽器の吹く空気が飛んでくるよ。
打ち合わせ無しの殺陣なり。
で、これが、人間追い詰められると出るのが筋肉マンの火事場の馬鹿力。
恐るべきドルフィ氏の音玉です。

途中親方との直接対決有り。
どーせサックスの音じゃ何言ってるかわからんじゃろがーと吹く音で

「てめー、このクソ親父。ざけんじゃねー。ギャラ安いぞ。やってられるかこのー。クソヤロウ、アホ、ばかばかばか。」

対して親方、

「文句言うんじゃねー。俺様を誰だと思ってんだ。青二才め。」

「ばか」

「ガキ」

「ばか」

「ガキ」

子供のケンカだよ。
それが突如、アンサンブルしてるアンサンブルに戻る。
誰が戻したんだーーーー?!

なんてね。15分23秒やるんです。愛って何?

やっと最終曲、聴いてるこっちはもう終わりの曲〜?
題して

”汝の母、もしフロイトの妻なりせば”

何のこっちゃ。

「世界中のすべてのおふくろさんに捧げるぜ。」とか曲紹介してる模様。
と、
ゴジラとアンギラスがクビの齧り合いしてるような演奏始まり。
ぶっ飛ばしては、急停止、ぶっ飛ばしては急停止、
没入して聴かばムチ打ち確実。
救急車が飛んで来ます。だって救急車の音、吹いてるもん。

♪キチガイが発生していますキチガイが発生しています、あ、俺かキチガイは♪

突如、二本のラッパは合体し、病院に4人三脚で駆け込み終了。
どうやって合体したか不明。
などとゆう
くんずほぐれつでぐそぐそに悩みたいプログレ野郎には至福この上ありません。

何しろ、先が読めぬ。このあとどうなるかわからん音楽。

現実生活ってのも、一寸先は闇か光か、わからぬが常でありますので、

これがジャズと申すものであります。(山
/お勧め!/250点 試聴はここで



●解説員紹介●
(マ)(山)・・・元マスター、現「山」。当サイト管理人。狂気POPが好み。ばかロック推進委員会会長代行。
(み)(ま)・・・元みみちん、現まほ。当サイト管理人。歌唱力は問題としない。

●コメントありがとう●
bb1GHz さん
mcxcannさん
garoto0923 さん
Rimmerさん
benchang-kさん
稀椅子さん
U4641さん
おうえいしすさん

●ばかロック推進委員会とは●
思わずばかだなあと言ってしまうけど、とっても愛すべき音楽を応援する団体。
B・T・Oが殿堂入り第1号。