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えねまの音楽史U
by えねま

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(6)復活の日

cover

 1974年,父親が東京都府中市へ転勤となり,その結果私は都立の高校へ入学することになりました。その時にはもうバンドでベースを弾くぞ!という意志が固まっていたのですが,幸いなことにクラスメイトの中にバンド希望者がいたために,さっそく彼等とバンドを作ることにしました。それはギター,ベース,ドラムの3人バンドで,もちろん,クリームを念頭においたバンドでした。とはいっても,コピーしたのはクリームだけではなく,ディープ・パープルやGFRといったバンドの定番の曲もコピーしていました。
 そ〜いや,1年の文化祭で演奏したときには,途中失速してぐちゃぐちゃになって終わってしまったという悲しい思いでもあります。 ところで,このバンドのギタリストが大のクラプトン.ファンであり,彼の影響からか,ブルースブレイカーズ,チキンシャック,ロリー・ギャラガーといった所謂ホワイト・ブルース・バンドも聴くようになってきました。
 その一方で,キング・クリムゾン,ピンク・フロイドといったプログレも良く聴いていたのですが,特に好きだったのがマイク・オールドフィールドとムーディ・ブルースですね。リアル・タイムで『チューブラー・ベルズ』や『ハージェストリッジ』を聴いたときには心底感動しちゃいました。
 部屋を真っ暗にして大音量でプログレを聴く....これが当時の一番の楽しみでしたね。
 1975年8月に『ヤング・ミュージック・ショー』で放送された『モンタレー・ポップ・フェスティヴァル』も忘れがたい番組の一つですね。 何たって,私はこの番組を通してフーととジミヘンの魅力に気が付いたのですから....
 特にフーが楽器を壊し,ジミヘンがギターを燃やす場面が格好良くて格好良くて....世の中に,こんなカッコイイことがあったんだ!と心底感心しちゃいました。