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ろっくす特選盤




*ジャッキー・ミトー。水戸の黄門さんじゃなくてジャマイカの人です。48年生まれで14歳の時に元祖スカバンド、スカタライツに参加したってんだからこれはもう天才少年だ。そのスカの時代が去っても常にシーンのど真ん中で表になり裏になりジャメイカン・ミュージックを支えてロック・ステディ、レゲエの変化を見守って来た人です。この盤は76年にプロデューサー、バニー・リーの元で録音したもの。CDでは「ショウケース」とゆうタイトルでもう一つのバニーさんのとこで録音した「in Cold Blood」と2in1で出てます。もうオルガン・マジック!これに尽きるかと。あのひゃーひゃあした音が好きなら一発でKOでござる。何とものーんびりしたレゲエでこの人に欲とゆうものはあるんかいなと思っちゃう仙人演奏振り。それでいて当時華やかだったダブも調味料でぱら〜り。背筋に一閃の冷たい風、銀色に輝く白刃を突き付けられる心地良い緊張感よ。これはたまりませぬ。スカタライツ直系の謎の東洋フレーズも満載。3.のタイトル曲なんざ美空ひばりの「真っ赤な太陽」の「♪恋の季節なの〜」のとこを繰り返し繰り返し手を変え品を変えやってます。歌うも良し。レゲエとゆう形になってから下手すると真っ黒、ルーツ色、ラスタ宗教色強くなって恐ろしー雰囲気も濃厚になって来ますが、これは全く大丈夫。根っからのミュージシャン・シップにのっとった愛すべきポピュラー・ミュージック。私も買って以来知らぬまにターンテーブルに乗せちゃってからに、ひたすらポワポワしてます。レゲエであっしが求めているものは究極の一つがこれ。人生盤だーって大袈裟な代物では無く人生愛聴盤になりそうなのだ。まったく理屈の無い音楽は最高だなあ。メンバー、リズム・セクションはいつもの(^0^)スライ・ダンバー&ロビー・シェイクスピア。80’sになってもストーンズ、グレース・ジョーンズ等に愛されて大活躍したあの人達。あの独特のビートになる以前。柔軟で見事であります。ミックスはこれまたダブの大名人キング・タビー。水戸で足袋を履いて黄金郷へ旅立って下さい。

(マスター)2005.1.12








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