日刊ろっくす  前日のThank You rocks  home back    



ろっくす超大特選晩








サマー・カニバル
パティ・スミス
1996/6/1


♪ぐううううううううううっ♪

「すごい音だな。なんだ腹の鳴る音か?」



「にゃああああ」

「腹減った
だって。」



「きゅううううううん」

「お腹と背中が
だって。」



「みょん」

「くっつくぞ
だって。」

「わんわん」

「もうくっついてる
だって。」

「この糞暑いのによくもまあそんな食欲が。」

「にゃ」

「子供は
だって。」

「きゅ」

「育ちざかり
だって。」

「わんわん」

「喰わねば死ぬ
だって。」

「そうなの。そんなに言うんなら・・・ごそごそ・・・
何も持ってねえや。
ワシが持っとるのは音楽だけ!



てことで
長いことお待たせいたしました。
毎度おなじみ食欲のレコ屋でござーい。
今日持ってまいりました大食いのお宝はあああああ



サマー・カニバル
SUMMER CANNIBALS
パティ・スミス
PATTI SMITH




さあ夏の食い放題だ。」



「ご説明いたしましょう。」

「30分2340円か?」

「パンクの女王、パティ様です。
Patricia Lee "Patti" Smithさま、1946年12月30日シカゴ生まれ、
積極性、じっくり決断後即決行、山羊座射手座寄り。
70年代ニューヨーク・パンク・シーンを牝馬席巻し
だって夜だからをはじめチャートをも嵐巻き起こした末
歌にも唄った
1980年愛夫、元MC5のギタリスト、フレッド・”ソニック”・スミス師と結婚、
荒井由実さんとは真逆で姓を変えたくなかったから結婚したとか冗談言ってたそうです。
でそれをきっかけにすっぱりと引退、何と専業主婦になるとゆう荒技に出て
復活したのは1988年”Dream of Life”アルバムで。
しかし
1994年11月4日に心臓発作でフレッド師死去、
直後に兄弟のトッド氏死去、
1989年の写真家のロバート・メイプルソープ師、
1990年のバンドのピアニスト、リチャード・ソール師、
1994年のカート・コバーン師、
立て続けに見舞われた親しい友人や仲間の不幸に供える為に8年ぶりに立ち上がるは

1996年6月18日発売6作目アルバム



ゴーン・アゲイン
Gone Again


そこよりカット6月1日発売が



サマー・カニバル
SUMMER CANNIBALS




作はPatti Smith, 亡き夫Fred Smith師、
プロデュースはMalcolm Burn, Lenny Kaye組、



ギターにSperbsことBrian Sperber師、
Musical Saw – Rick Kiernan師、
そして
唸るのみのギターでトム・ヴァーライン師!!

追悼なんぞ生やさしいもんじゃない血まみれの哀しみです。

英国チャート
5回目のヒットで、最後、
1996年8月24日75位初登場、次週8月31日85位。2週。」



「たむけの花束を贈らさせてください。」



https://youtu.be/vBJtS3IhwCY






I was down in Georgia
私はジョージアにいた

Nothing was as real
 何ものも現実とは思えず

As the street beneath mu feet
 足元の通りでは

Descending into air
 空気中に降下してゆく



The cauldron was a'bubbling
 大釜は煮立っていた

The flesh was lean
 肉は赤身肉だった

And the women moved forward
 女たちは前に進んだ

Like piranhas in a stream
 激流のピラニアの如く

They spread themselves before me
 奴らは私に自らを供した

An offering so sweet
 甘き甘き膳

And they beckoned
 そして招く

And they beckoned
 招いたのだ

Come on darling eat
 さあダーリン、喰え



Eat the summer cannibals
 喰うのだ夏の人食い人種ども

Eat
 喰え

eat
 喰え

eat
 喰え



You eat the summer cannibals
 お前は喰うのだ
 夏の人食い人種ども

Eat
 喰え

eat
 喰え

eat
 喰え



They circled around me
 奴らは私の周りを廻った

Natives in a ring
 輪になっている土人ども

And I saw their souls a'withering
 私は奴らの魂が腐っていくのを見た

Like snakes in chains
 鎖でつながれた蛇のように



And they wrapped themselves around me
 奴らは自らを私の周りに包み込んだ

Ummm what a treat
 うーーーん、素敵なご馳走

And they rattled their tales
 そして奴らは自らの物語をまくしたてた

Hissing come on let's eat
 シーッ!さあ喰おうぜ



Eat the summer cannibals
 喰うのだ夏の人食い人種ども

Eat
 喰え

eat
 喰え

eat
 喰え



You eat the summer cannibals
 お前は喰うのだ
 夏の人食い人種ども

Eat
 喰え

eat
 喰え

eat
 喰え



I felt a rising in my throat
 私は戻しそうになった

The girls a'saying grace
 娘どもは神のご加護だと言う

And the air the vicious air
 空気、邪悪な空気が

Pressed against my face
 私に顔に押し付けられる



And it all got too damn much for me
 すべてが私にはあまりにも耐え難きものだった

Just got too damn rough
 あまりに耐え難き所業 

And I pushed away my plate
 皿を払い除けた

And said boys I've had enough
 そして少年たちに言った
 もうじゅうぶんいただいたわ



And I laid upon the table
 そして私はテーブルに横たわった

Just another piece of meat
 次の肉として

And I opened up my veins to them
 私は彼らに自分の静脈を切り開いた

And said come on eat
 そして言った
 さあ喰え



Eat the summer cannibals
 喰うのだ夏の人食い人種ども

Eat
 喰え

eat
 喰え

eat
 喰え



You eat the summer cannibals
 お前は喰うのだ
 夏の人食い人種ども

Eat
 喰え

eat
 喰え

eat
 喰え



You eat the summer cannibals
 お前は喰うのだ
 夏の人食い人種ども

Eat
 喰え

eat
 喰え

eat
 喰え



You eat the summer cannibals
 お前は喰うのだ
 夏の人食い人種ども

Eat
 喰え

eat
 喰え

eat
 喰え



I was down in Georgia
私はジョージアにいた

Nothing was as real
 何ものも現実とは思えず

As the street beneath mu feet
 足元の通りでは

Descending into hell
 地獄へ墜ちていく



So
 だから

Eat
 喰え

eat
 喰え

eat
 喰え



You eat
 お前は喰うのだ

Eat
 喰え

eat
 喰え



You eat
 お前は喰うのだ

Eat
 喰え

eat
 喰え


Eat
 喰え

eat
 喰え



eat
 喰え



あっ



うぅ!





「どうだ何か喰うか?」


「にゃきゅわわーーん」

「怯えきってるよ。」

「すまん。」

(山)2017.8.25
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
00000-1.jpg





−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ろっくすパティ・スミス姉御のページ

資料

英語資料

−−−−−−−−−−−−−−−

僭越ながら
ウチのバンド、Lovers Holidayの曲です。
お聞きくだされば幸いです。

http://www.youtube.com/playlist?list=PL3A8FE17D2271FEAA

−−−−−−−−−−−−−−−−−



.