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ろっくす超大特選盤

*時はNW真っ盛りの80年満を時して登場の仲良し?二人組、デイブとニックのロックパイルです。ほぼ同時期発表のそれぞれのソロ・アルバムを足して2で割ったような質感ですが少しデイブさんよりのロッキン・ロッキン・サウンド。それともニックさんがジョニー・キャッシュの娘とラブラブになった時期かホワイト・ロックンロールでほらお父たま尊敬しておりますとアピールしたかったか。作戦は的中したようですが。ちなみにセイン・カミュ声の方がデイブさんです。ジョー・テックス、スクイーズの二人、チャック・ベリーとカバーを交えて実に楽しそう。時代に逆行したかのような音楽をやっとブレークした勢いを利用して思う存分やっております。とわ言えこの切れはNWを通過で得たものだろなー。素晴らしい曲、演奏だらけなんですが聴いた人がみんな「ハート」と「ウェナイ・ライト・ザ・ブック」が一番好きなのを私は知っている。ははは。それくらいこの2曲のアピール度高し。「〜ライト・ザ・ブック」はこの中ではちと異色のもろポップ・ナンバー。エルビス・コステロ「パンチ・ザ・クロック」内「エヴリデイ・アイ・ライト・ザ・ブック」と並んで2大ザ・ブック・ソングと世界神奈川県ザ・ブック協会より認定されております。さらにさらにそれだけではすまないのがこの作品。アナログ時には付録EPとして付いていた二人によるエヴァリー・ブラザースのカバー集。これがまた良いのだわあ。嬉しそうでねぇ。下手するとこればかり聴いてしまう危険性大。私はこれのおかげでエヴァリーにはまり「言えば言える」ちゅう曲を書きました。その時作ったCDももろそんな感じ。売れなかった金返せ。エヴァリーさん、もち彼らも最高なんです。だもんでこれ聴いた後は彼らのベスト聴いてみましょう。言わなくてもそうなるのだわすね。

(山)2003.06.16






本を書くなら
ニック・ロウ/エルヴィス・コステロ
1980-1983


ちわ。
長年、気になって喉の奥で小骨が突き刺さってることを解明する時間です。
待ち切れないので早速とりかかりましょう。それは本を書くことで、
えと別に私が本を書くことじゃ無くて、本を書くって歌のことです。
それは2曲ありまして、とてもとても関係無関係とは言えない関係なので無関係とは思えません。
だから両者並べてどんな具合なのか審判を下したい。
審判員は私と貴方。
まずは
東方、正横綱。

ニック・ロウ兄貴

英国ウォルトン・オン・テームズ出身パワー・ポップ部屋。
運命のバンド、

ロックパイル
Rockpile


のアルバム

セカンズ・オヴ・プレジャー
Seconds of Pleasure

1980年10月





本を書くなら
When I Write the Book


兄貴の歴代の勝負の中でも屈指の名曲であります。
元ネタは、そのベースラインからも歴然

My Girl
The Temptations




http://www.youtube.com/watch?v=4P1x7Yy9CXI


皆様、かつて知ったるモータウン・ソウル・グループの1965年全米ナンバー1の名曲ね。
これをば見事に我流のモスト・ポップにヘンゲ、
何とも言えんお得意のベイビートーキングな歌唱でまあ、
そこがファンにはたまらんで



and when i write the book about my love.



のとこなんざ、たど&たどしく唄うとこなんざ、
アントキのドゥーワップ調なんです。魅力です。

http://www.youtube.com/watch?v=8qhX-E4IyTk




うん、僕は思い出せる
まるでほんの昨日のことのように

恋は若くそして愚かだった
まるでほんの子供の遊びみたいに

けど、おお、恋はなんて変わってしまったのだろう
僕にはたやすく夢見ることなんか出来やしなかった

何故って僕は今、かつてそうだった少年の影にしか過ぎないから

そして僕は本を書く、自分の恋について
それは真っ二つに引き裂かれてる男のことについて
長年浪費されてきた彼の希望と野望について
痛みが各ページに涙と共に記述されております
僕が本を書くとき
僕が自分の恋について本を書くとき


僕は馬鹿げた馬鹿野郎だった
無我夢中で走りまわってたとき

まるでうまくいかなかった
何とか落ち着こうとしてみても

多分何か魔法の瞬間みたいなもんなんだよな・・・
僕は一つもそれを知らなかった
長く続くものじゃなかったんで

魔法ってのはみんなあまりに速く消えちゃうものなので
そんな瞬間だってあっとゆうまになくなっちゃうんだ

おーういえい
いえい
僕は本を書く、自分の恋について
それは失恋の物語
恋と幸運についての
僕は感じたことを全部、ページ上にしたためた時
難解の極みに到達する
心ある書評家の魂が溶かされているみたいにね
僕が本を書くとき
僕が自分の恋について本を書くとき


僕が若かったとき、愛は楽しくって、僕はとても幸せだった
僕は素敵に見えて、スマートでお洒落だった
足には2トーンの靴
顔は勝手知ったる満面の笑み
こ・う・ど・うさ、グルーヴさ
色んな場所を
今や僕はしゃがみこんで、顔色は悪く
何故って僕の恋・愛・人生は悲惨に次ぐ悲惨


僕は本を書く、自分の恋について
それって通俗出版になれるな、タフなんてもんじゃない
僕がドジったことを全部、ページ上にしたためた時
それってベストセラー・チャートの首位に立つ

僕が本を書くとき
僕が自分の恋について本を書くとき



うーむ、実にニックさんらしい記述法。
チャーミング&プリテー&キュート&いたづら小いたづら。
大好きや。

対して西方、

横綱エルヴィス・コステロ大臣

イギリス・ロンドン・パディントン出身元パンク今大御所部屋。
大御所部屋に移籍の足がかりとなりました
1983年8月5日発のアルバム



パンチ・ザ・クロック
Punch the Clock




に収録の、シングルにもなりました

エヴリデイ・アイ・ライト・ザ・ブック
Everyday I Write the Book




アメリカでは最高位36位、
イギリス本国では先行発売で83年7月9日に40位で初登場、
以後32-34-30-28-36-48-63位。
最高位28位。
日本では知らん。
こちらの元ネタはその雰囲気から、ちゃうやんかと申されても
これはもう歴然・・・・

夜汽車よジョージアへ
Midnight Train to Georgia




1973年全米ナンバー1!
唄うは
元モータウンの
グラディス・ナイト&ザ・ピップス。

Gladys Knight & The Pips- Midnight Train to Georgia
http://www.youtube.com/watch?v=IdfZnWsps34


これをばコステロはんは、黒おっさん3人のかわりに黒女性3人のコーラス隊をバックに、
思いっきり70’sニュー・ソウルの風情で唄います。



http://www.youtube.com/watch?v=jfFunjzyIsE




うーふううーーううううー
いえーいえい、いえー

僕に言わないでくれよ
君が愛について知らないなんて
君が知っていてもいい歳のとき
君がセーターの中の自分の変なかっこの手に気づいたとき
君の素敵な人が脚注にしか過ぎないってことが判明したとき
僕は2版目か3版目に取り掛かる仕事中の男なんだ

僕は君のことを舌なめずりしながら見ている
毎日、毎日、毎日、僕は本を執筆している


第一章
僕らがあまりにも遠い仲で何にも無かったころ
第二章
僕は君に恋しちゃったと思います
君は言ったよ
僕のそばにいてくれるって
第三章の真ん中では
けど君は使い古された罠を企んだ
第四章、五章、六章で

僕は君のことを舌なめずりしながら見ている
毎日、毎日、毎日、僕は本を執筆している


君の歩き方
君の話し方
キスしようとする仕方
笑い方
四つか五つの段落で描写
君のお世辞と痛烈なご意見すべては
ここに僕のびっくりマーク付で書かれています

僕は君のことを舌なめずりしながら見ている
毎日、毎日、毎日、僕は本を執筆している

うーーふふう
毎日僕は本を執筆している

僕に言わないでくれよ
違いがわからないなんて

恋人と犬猿の仲の違い

僕のペンと僕の電気タイプライターで
誰でも平等であった完璧な世界の中でさえ
僕はまだ映画化権を所有していて続編に取り掛かってるところだ

僕は君のことを舌なめずりしながら見ている
毎日、毎日、毎日、僕は本を執筆している
毎日、毎日、毎日、僕は本を執筆している
毎日、毎日、毎日、僕は本を執筆している

ふうううおう
いえーい

毎日、毎日、毎日、僕は本を執筆している
僕は君のことを舌なめずりしながら見ている
毎日、毎日、毎日、僕は本を執筆している
僕は君のことを舌なめずりしながら見ている
毎日、毎日、毎日、僕は本を執筆している
僕は君のことを舌なめずりしながら見ている
毎日、毎日、毎日、僕は本を執筆している
僕は君のことを舌なめずりしながら見ている
毎日、毎日、毎日、僕は本を執筆している
僕は君のことを舌なめずりしながら見ている
毎日、毎日、毎日、僕は本を執筆している





これまた実にらしい歌で。
これまた彼をして歴代の歌の中でも屈指の名曲だと思い。
そして
明らかにニック兄貴のを聞いて、こりゃネタとして最高、
先に先輩にヤラれたし、どうやって仕返ししてやろうかと
執念深き3年間、
企んで企んで企んだ末に、皆さん忘れかかった頃、
ドカンと一発。
そのネバネバしたとこも実にコスッテロさんらしく。
勝負は両者水入りに入りました。



水入り後再勝負も両者マワシが取れて悲惨な戦いになり永遠にそのままでフリーズ。

まあ
何かえらく慌ただしく書いている感じがいたしますのは、
コステロさんの歌の英語が、例によって言い回しが実に周りくどくややこしくて
解明に時があっとゆうまに経ったからだ。

もう9時。
お腹が空いたよ。

(山)2011.1.26

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セカンド・オブ・プレジャー

Seconds of Pleasure (Exp)

パンチ・ザ・クロック

Punch the Clock (Dig) (Spkg)

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ろっくすニック兄貴のページ

資料

資料(英版)

English Version
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when i write the book
(nick lowe/dave edmunds/billy bremner)

now i can remember like it was only yesterday.
love was young and foolish like a little child at play.
but oh how lovers change - i never dreamed how easily.
because now i'm just a shadow of the boy i used to be.

and when i write the book about my love.
it will be about a man who's torn in half.
about his hopes and ambitions wasted through the years.
the pain will be written on every page in tears.
when i write the book about my love.

i was a fool to myself when i kept on running around.
and i fared little better when i tried settling down.
maybe some magic moment - i've never known one, not for long.
for all too soon the magic is in a moment gone.

and when i write the book about my love.
it'll be a heartbreaking story about love and luck.
when i get down on the pages all i felt.
it will make the hardest-hearted of critics' hearts melt.
when i write the book about my love.

when i was young love was fun and i was so happy.
i looked so good and i dressed so snappy.
two-tone shoes on my feet big old smile on my face.
as i moved and grooved all over the place.
now i'm down in the heels my complexion is bad.
'cause my love life is sadder than sad.

and when i write the book about my love.
it'll be a pop publication, tougher than tough.
when i get down on the pages all i missed.
it will shoot to the top of the best-sellers list.
when i write the book about my love.


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Everyday I Write The Book Lyrics

Don't tell me you don't know what love is.
When you're old enough to know better.
When you find strange hands in your sweater.
When your dreamboat turns out to be a footnote.
I'm a man with a mission in two or three editions.

And I'm giving you a longing look.
Everyday, everyday, everyday I write the book.

Chapter One we didn't really get too far.
Chapter Two I think I fell in love with you.
You said you'd stand by me in the middle of Chapter Three.
But you were up to your old tricks in.
Chapters Four, Five and Six.

And I'm giving you a longing look.
Everyday, everyday, everyday I write the book.
The way you walk.
The way you talk, and try to kiss me, and laugh.
In four or five paragraphs.
All your compliments and your cutting remarks.
Are captured here in my quotation marks.

And I'm giving you a longing look.
Everyday, everyday, everyday I write the book.
Don't tell me you don't know the difference.
Between a lover and a fighter.
With my pen and my electric typewriter.
Even in a perfect world where everyone was equal.
I'd still own the film rights and be working on the sequel.

And I'm giving you a longing look.
Everyday, everyday, everyday I write the book.





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