ろっくす特選盤
*70’s後半の初期パンクで一番私がはまっちゃったバンドがバズコックス。どれくらいはまっちゃったかとゆうと家庭教師のアルバイトで英語の教材に使って無理やり生徒に教え込んだ位(^0^)。ピート・シェリー主導の最初の活動期の3枚はどれも我が家で聖典となっております。その中でこの1stアルバム、一番ソリッドで豪快、聴いてると体がパルスビートでうわんうわんいって来るのだ。なんせ速いでっせ。1曲目はファースト・カーズくらいですから。速く言っとかないと何か失われそうてな感じ。パンクにあるまじき愛嬌のあるデビッド・キャラダイン似の顔でディズニーのネズミみたいな声で人懐っこいPOPな曲を超高速で連打連打してくれます。ドラムは基本的には全部同じオカズ!はは。これがちと遅くするとヒップホップビートと同じになっちまう。16ビートかよと思うとベースのぐおんぐおんピック弾きによって完全8ビートでぶっとばします。ギターはもう速いっすからパルス状にぷりぷり痙攣、これはこれ以前には無かったスタイルだよ。発明です。どれもこれも頭にこびり付いてるナイス・チューンなんすが、冒頭はまず活動初期、まだマガジンのハワード・ディヴォートがいた頃のボアダムちゅう曲のリフで開始、あっとゆうまに駆け抜けて、ファーストカーズに。僕速い車は嫌いなのだって。2.のノー・リプライではいついかなる時でもかかってしまえばノーリプライ、リプライとレコに合わせて掛け合ってしまう私病気です。4.のゲロアワオウンがまた良い曲。おうおうおうおうちゅうとこ、そしてすっとことことこのドラムロール、起承転結こう来てこう来るのギターソロとバズコックスの魅力集結だ。最後のミアンユー、あうの終わり方も見事。5.僕のラブバッテリーは君に充電して欲しいんだよーんなんてまあ恥ずかしい。ってけっこう赤裸々に思ってるけどなかなか言い出せない恥ずかしがり屋さんの世界が彼らの歌詞です。次の16もそうだけど演奏はごっつう勇者なんだけどねえ。ここでLPだとひっくり返してB面1曲目7.は名曲アイ・ドント・マインド。超ポップ、メロディがこちょこちょくすぐってくれて幸せで幸せで。どんな目にあってもわたしゃ気にしないよって決意表明。気にしちゃうから言ってるのかもしれません。これもラストが決まりに決まるのだ。次は無茶苦茶タイトなフィクションロマンス、リフ作りの名人なのもバーズコックス。そして次のオートノミイも抜群のリフ曲。このサビのリフはギターでコピイして繰り返し弾くと気持ち良いっすよう。バンドでやればなお。全員ユニゾンの快感醍醐味です。ギターソロはグループサウンズ味ながらも未来都市。10.のアイ・ニード、こいつはこの盤で一番笑えます。空耳的には「兄、兄」って歌っておる。まあ兄の歌だ。兄セックス、兄ラブ、兄キャッシュ。そしてラスト、パルスビート。後年流行のブルンディドラム風ビートですが原始ちゅうよりこれはパルス、がーががががががが。ノコギリみたいなリズムギターにからみつく中近東かなんかわからぬ祈りソロギター。もしやPILの1stを45回転で再生するとこうなるかもなんて思ったりして。まあよくも集まったバンドメムバー一人一人が欠けてはこうはならぬ完全無欠のバズ世界。この独特の味にはまるともう毎食のごはんには必ずかけて食べねば気に入らない状態になります。しかも長期に渡る疾病ですんで死むまでこれは続く恐ろしきことだわ。バズさん一行、パンク無ければ生まれなかったのですが最早パンクとは別な独立音楽で既に立ってしまいこれからまい進することとなるのだ。 (マスター)2004.3.19 |
アイ・ドント・マインド バズコックス 1978/4/14 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− アナザー・ミュージック Another Music in a Different Kitchen Singles Going Steady BUZZCOCKS - love you more + i don't mind (live) http://jp.youtube.com/watch?v=QUKs-rIbGYI . |
みなさんオピニオン |
マスター> ピートさんはジャーッマンロックファンだったのでマジにエレクトロしたかったらしいです。曲はいつものピート節なんすけど。再結成後ライブ見ました。いや素晴らしかったんだけどドラマーが変わって複雑な心境で。ビートの中心だったもんなあ。えと、カバー・オリジナルならあります。「16歳の目」ちゅうの。ははは。 [03/19 23:38] パンク少年> 一回解散して何をとちくるったか、エレポップに行っちゃいましたね(テレフォンオペレーターがCMで使われたのには驚きました)で、再結成して現役選手でがむばってます、マスターさん、カバーバンドいかがですか? [03/19 11:02] パンク少年> おっ!出番だ(笑)過激路線とは無縁の(でもパンクには触発されてます)軽くてポンポンビートですっ飛んで行きます、シェリーさんの情けない声がまたいいんですょ。 [03/19 10:59] マスター> 本日は何ともへにゃへにゃな顔立ちで気迫満点盤のバズさんご一行。ボートラには同時期発売の必殺シングルが。パルスビート終了後おトイレ行って最後に止めをさされませう。 [03/19 08:48] |