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ろっくす特選盤


日本盤紙ジャケ


グッヅ


*「粗製濫造」などとこりゃまた思い切ったタイトルを付けました第2期ジェフ・ベック・グループ第一弾。よっぽど機嫌が悪かったかベックさん。まーそれもそうかも。ベック・オラの後すぐニッキーさん止めちゃってやけくその米ツアー。その後ロッドと新バンド結成しようと惚れたヴァニラ・ファジのリズム・セクション、BとAと一緒にやろうとするもロッドさんマーキュリーとソロ契約そしてフェイセズに。さらに交通事故で3ヶ月の重症と相変わらずやることなすことうまく行きません。しゃあないわと70年春に回復した時廻りを見渡せば同じミッキー・モスト・プロにいたじゃないですかパワフル・ドラマー、コージー・パウエルさん。さあ一緒にやろう。今度はベースだ。うー、おらん。時代はファンキイだってんでモータウンへ赴き何とファンク・ブラザースのジェイムス・ジェマースンに誘いをかけるとゆう。実現したらそりゃ凄いけど相手にとっては目が点事件。引き受けるはずがありません。エルトン・ジョン・バンドに誘われちゃったりしたけどこれはまあどう考えても無理目つうことで断って、ようやく見つけましたベースのクライブ・チャーマン氏と鍵盤のマックス・ミドルトン氏。華は無いけど腕はあるよ。ヴォーカルはアレックスつう人が一瞬、すぐにボブ・テンチ氏を発見加入ってことでようやく陣容が整いました。それでうー待てないどわっと作ったので皮肉を込めて「粗製濫造」ってか。ベックさん初のセルフ・プロデュースです。まあ1期もミッキイさんは不在ばっかだってことで自分でやったようなもんでしょうけど。音楽は・・・変わったぞ。たった1年で天地引っくり返し。元々ソウルが大好きだったてのとファンキイなメンツ集合ってことでタイトルは実は「ラフ&ファンキー」でしたってことに。おまけにどないしたんや全オリジナルでござる。しかもベック氏単独作5曲も。かなり気合が入ってます。それでえらい新しいとことアナクロなとこがごった煮だった一期に比べて一気に時代の最前線に出ちゃった。スライ・ストーンの「暴動」は全く同じ年ですからまだファンクではありません。大岩のロックとニュー・ソウルの黒潮と白潮?がぶつかったホッカホカ音楽。こうゆうのをファンキイとゆう。自分がこう弾きたいようにように作った曲はお見事。暴れん坊将軍馬上で大鞭の巻でくにょっと歪んだギター、スライドがバンド・サンドでピッチピチ跳ねてます。ヴォーカルは・・・・。テンチさん、黒いんだけど黒くない人で。どうだろう。凄いディープな人だったらもっとえらい事になってたかそれともバランス壊してたか。微妙なバランスの上に立ってる音楽かとも思うので微妙です。コージーさんは意外とデカ叩きしてない。この後ソロでの馬鹿ロッカー振りが信じられませんクレヴァーなプレイぶり。マックス氏はもう最高です。生涯の相棒となるべき刺激つんつんのコードの響きを。これで曲がキャッチーだったら大ブレークしたと確信するもギターが息をするためにはそれもどうだったか。これで良かったような気もするし。曲うんぬんよりも演奏の出来が凄すぎて名盤化した盤であることは間違い無いと思います。相変わらず色んな意味で複雑なりベック世界(^_^;)。

(マスター)2005.2.6

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