*私が一番好きなスレイドのアルバム。がこれイン・フレームなんです。絶頂のブレーク盤これぞスレイドちゅうと「SLAYED?」にトドメを指しもちろん大好きなのは間違いなくそれとは別に何かってゆうと聴いてしまい涙ちょちょぎれるとゆう。同名映画のサントラってことでそれは未見なんで是非とも入手して大笑いせねばならないす。ただ日本版が出ないんでなあ。字幕は欲しいよう。
スレイドはご存知の通り音楽的にはちと外れたとこもあるけれど英国の70’s始めのグラムエラに大活躍したバンドです。74年と言うとそのグラムも少しづつ終焉に向かいあるものは忽然と消えボイちゃんとか大御所は次の段階に行きコックニーレベル、スパークスら第2世代も登場しの頃。スレイドは人気絶頂、おそらくピンクレディ並みの忙しさで英国芸能界をバッコしてたと思われます。の中、映画製作、中身は期待通りのモンキーズみたいなオバカムーヴィとのことですがこうしてサントラを聴くと印象がちと違ったりして。先の空気をやっぱ敏感に感じたのかなあ。夕日の雰囲気で。曲を作るモチベーションはもう最高です。前作を引き継いでメロディ絶好調。この必殺のメロディメイカー振りがグラムを超えて愛された理由しかり。ただそのピークの時期と先のシーン落日の時期が重なったとゆう。とても寂しく悲しいけどそこに強く惹かれます。元々彼らの曲にはどんながなってうるさくてもどこか哀愁有り、それが全面に出たとゆうことかもしれない。暑い日の仕事帰り、自販機でワンカップ大関をクイっと。あーうまい生きてて良かったアルバムなのだ。
それとでっかいのはビートルズだなあ。そりゃイギリス人ですから青春時代にザクっと聴いてたんでしょう。体に染み付いていたとみえる。そこかしこにフレーズ続出でもちろん好きな人間にはたまりません。特にコーラスはもろ。作り自体はそりゃもう(^0^)いつもの通り雑で。ちと出トチリしたギターとかもそのまま。デイブさん、エリク・アイドル顔でポカーンとしたまま「はいOKねー」とか言われたのね。ピンコレディ並みの過密スケジュールの上に映画だってことでなおいっそうの速仕事要求されたのが一番の原因でしょうが、まあいつもだからきっと根が大雑把なのは間違いない。ザッパさんと大違い。ははは。だけどあれです雑とは言えそれであかーんとならないのがロックの面白いとこでして、逆に曲の新鮮さが際立って築地から直送された鯛の尾頭付きみたいにピンピンしております。哀愁、いつもの豪快、哀愁と来てクライマックスは6のファー・ファー・アウェイで。やばいこれは。波打ち際をバカヤローって走ってしまう。空耳でハナクソとか歌ってるけど。走ってしまう。で50mで息切れして歳を感じてしまうとゆう。これではさらに哀愁だ。
気を取り直して。ビートルズと言えば”ラバーソウル”みたいな空気を強く感じます。ただあっちは新緑の季節だけどこれは秋の紅葉。けっこうデイブ氏のギターソロも聴けて音楽の巾広がったけどあくまでも大雑把なスレイド世界。こんな隙のある素敵な音楽は現在はけっして聴けません。ださいことだってひっくり返すことはできるのだ。
(マスター)2004.08.17
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