*おおよそ子供が好きなもの。SF映画にホラー映画、怪獣映画にバカ騒ぎ、うんこちんちんにちょっとだけよと相場が決まっております。大人になってそれらに眉をひそめる側になってしまうのはそればっかやってると社会生活が確実に送っていけないから。しかし本当は今でもそれらが大好きなのは祭になると燃える者、飲み会で頭にネクタイ巻き、果ては捻じ曲がって階段で手鏡などとゆうけしからん輩などを見るに火を見た明らか。んならば大好きだと認めてしまおう。子供たちにはこんなん見ちゃ駄目って釘刺しておいて今夜も家庭内ライスシャワー、まずは左に跳びまして右にステップ、手を腰に、膝をピッタリ閉じてぐるんぐるん振るのよう。
若きミュージカル俳優、リチャード・オブライエンが1973年に生み出したこの世紀のロック絵巻。地球の一地域で確実に人をフランケンフルターに変身させております。当時の英国POPの面白さをぎゅぎゅぎゅっと凝縮、GLAM嫌いのアメリカ人をもこれにはKO。世界の人と貴方が出会って「ぺぺぺ、ぺいしょん」ってやりましたら「おーユーはトモダチねえ」と抱擁してくれたらそれはもう大親友。これ見た後戦争したくなるやつはまさかおるまい。劇団四季でアバはやってもまさかこれはやるまい。やってくれるな。CDは激安で世界に普及運動が展開されております。うちはVHS+アナログLPで持ってますがDVDで曲だけぽんぽんと再生出来るのならそっちも欲しいど。結局は最初からちゃんと見てしまう気もしちゃいますが。だって激烈にたまに聴いて生活の洗濯したくなるで。遠い昔映画館でTVで見た方は1曲目、深夜サイエンスフィクション豪華2本立を聴いただけで震えが走るので覚悟召されい。もしまだご覧になって無い方、貴方はラッキイです。まだこんな幸せが残ってました。どうかご堪能下さい。きっと5%の男性の方はフリーキイになって「おおこれが私の道だ」とクチビルに赤いリップを塗るようになりますがわしは知らん。聴く度に見るたびに新たな面白さ有り。どの登場人物を追いかけても良し。最近の我が家のMVPはかしましグルウピイ娘コロンビア。永遠のネズミ声に乾杯。リトル・ネルは今日も寝る。いや歌う。だいたい何故いきなりミートローフは登場するのだ。しかもバイクで。ので最後の哀しさ、寂しさに耐えられなくなってまた最初から聴いてしまうことになります。そして今も世界のどこかのこの屋敷で異型の外側生物たちが楽しそうに踊っております。愛情、嫉妬、妬み、友情、どんな外側でもそれらをやりあうことが出来る朋友有りますのん。もし今はいなくても嵐の晩、ふと訪ねた家には彼らがきっと待っておる。夜這いされては困るけど逃げるけど踊るだけならいつでもOK。今日も一緒に歌います。よろしくね。
(マスター)2004.8.27
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