*70年代前半の米国グラムロックを全米の子供達と引っ張って来た男、アリスさん。グラム・エラも終焉してバンドも解散、心機一転、ソロキャリアの最初のアルバムがこの「悪夢へようこそ」です。パートナーは自分を発見してくれ共に闘って来たボブ・エズリン氏そしてスティーブ・ハンター、ディック・ワグナーの両ギタリスト。大蛇を首に巻きつけるはギロチンショーやるわでハードなギンギラギンサウンドで迫って来た彼も今回はタキシード着ちゃって優しそうにおいでおいでしてる(^0^)。安心して中に入っちゃうとこれがやっぱし恐怖の世界だったりして。あーだましたなあなんて怒るも楽しくてずっといちゃいます。音はこれが見事な75年対応。ソロだけあってハードな曲もボードビルな曲も様々な楽器で味付け悪夢でくすんだ総天然色映画です。いつも子供達もちゃんと登場、さらにアリスさんのアイドル、ヴィンセント・プライス!ロジャー・コーマン監督のエドガー・アラン・ポー映画でお馴染みの彼がブラック・ウイドウでああ素晴らしいそのナレーション。この盤、何が良いってそれは曲。すべからく名曲ばかり。冒頭のタイトル曲でもうお大変身だ、ああでも良い曲とぐっと引き込まれてしまいます。特にスローものが白眉でシングル・カットされてヒットの「オンリイ・ウイミン・ブリード」、これチャートで上ってた時はもう私のノートでは赤ばかでか字で大お気に入りマークでした。歌詞は恐ろしいんだけどねえ。やけに優しい。アルバムとしては全編トータルアルバムと言いますか「アリス・クーパーの悪夢へようこそ」ちゅう映画のサントラって感じな画面を見てないのに映像が目に浮かぶような世界満載、実際にTVショーも作られたそうで一生に一度はそれ見てみたいものだ。どっかで放送しないかな。最初から最後までアリスさんの術中にかかって楽しいこと楽しいこと。えーっとあとベースにトニイ・レヴィンが参加しております。えーっとあと最近アリスさんが開いた自分のレストランの名前は「アリスのナイトメイア」です。地獄料理か(^0^)。イメージゆえなかなか食いつきにくいとは思いますが、キッスの先輩としてウエインズ・ワールドでウエインもへへえと拝んでいることですし一回いかがでしょうか。ハードロック・ファンならどれでも楽しいと思いますし、ポップ・ファンならぜひこの盤を。素顔の優しさ通りイメージ一新イメージ通りかもしれまへんが\(^o^)/、いや只者で無し、最前線の才人だなあと思っていただけると。 (マスター)2004.0329 |
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