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ろっくす超大特選盤

*元アニマルズの黒いボーカル、エリック・バードン氏とLAチカーノ地区のファンク・ブラザー、ウォーの初遭遇アルバムです。3.の「スピル・ザ・ワイン」が全米3位めで行く大ヒットとなりました。第3期アニマルズが解散して食うに事欠いていたエリックさん、LAの友人のロックポスター製作会社社長ジェリー・ゴールドスタインさんのうちに居候してしておりました。そんな中一緒に居候していたリー・オスカーと共に、同じく社長が世話をしていたナイトシフトとゆう黒いバンドのギグを見に行くことに。一発で何かを感じたエリックさん、一緒にバンドをやることを決心いたします。熱狂的ジャムの末出来上がったのがこのアルバムとゆう次第。一旦挫折し再び新しい血で立ち上がろうとする男と有名人を利用して一発当ててやろうとゆうチンピラ連中の食うか食われるかの静かな闘い。まるで明日のジョーVS巨人の星だぜ。どうしようもなく「FUNX」なんだけどまたどうしようもなく「ROCKS」。ヒットした「スピル・ザ・ワイン」は体の奥から呼び出される正体不明の熱い塊に悩まされ、タバコ・ロードでは仕事で疲れていたにもかかわらずヘッド・バッキングで踊ってしまい、頭がくらくらしてしまったぞう。火花が散って大延焼一歩手前のこのアルバム、燃やして欲しい貴方には正にぴったりのブツでございます。いい女にもなれるし。燃えろいいおんな。

(山)





↑私製ジャケです。このような日本盤シングルは実在しません。

スピル・ザ・ワイン
エリック・バードン&ウォー
1970/5


いつ、そいつを聴いたのか。覚えてない。
初めてそいつを聴いた時、どこの誰がやってるのかさっぱしわからなかった。
それだけは覚えてる。
いつの時代のものだかもわからず、流れて来たのを聴いた。
それでやられた。一発で。これは極上だ。
こうゆうのを浴びる為に渡る世間が鬼ばかりの世間を生きているのだ。
そしたら・・
そいつをやってるのは鬼どもだったとは。気付いた時、既に遅し。すっかりもう・・・。
べろんべろんに酔っ払って。
頭がボーっとしたあげくその正体を知る。

スピル・ザ・ワイン
〜Spill The Wine
エリック・バードン&ウォー




時は60年代幕末、
薄汚いてめえの業界に嫌気が差して、文無しで行き倒れたイギリスは元アニマルズのバードン君。
その場所はアメリカの果て西海岸。
羽振りのいい昔のダチ公の家に居候し、ふてくされておった。
見るに見かねて
そのダチ公は、言ったのだ。
「お前は黒いヤツラとやりてえって言ってたじゃねえか。最高のヤツラがいるぜ。やってみろや。」
バードン君、引っ張られてそのヤツラを見に行き、鬼を見た。
ナイトシフトってバンドだ。
地元の吹き溜まりから湧いて出て来た蛆虫怪奇骨董音楽箱の連中。
誰が言い出したわけでもなく
そのまま取り込まれてセンション開始す。
一緒に居候していた欧州から来た風来坊のハモニカ吹き、リー・オスカー君と。
そしてバンド名を、ウォーとし、
当たり前のようにアルバムを作る。

Eric Burdon Declares "War"
〜宣戦布告


で、
そこからシングル・カットしたは、かのスピル・ザ・ワイン。
1970年5月30日に星も付かないで91位で初登場。
以後87-80-69-67-57-42-26-14-9-4-4-2-1-3-7-17-33-46位。
おそらく俺みたいに、誰がやってるのかわからんで聴いていた全米の若い衆達。
ある日突然、その数が爆発して蔓延したさまが。
8月29日に全米1位獲得。byキャッシュボックス誌。

理屈も何もへったくれもない。
ただただイカしていたからだ。



Spill The Wine, adapted with lyrics
http://www.youtube.com/watch?v=XhQHpjmkwJo






俺は一度うろついたことがある
あるやたら暑い夏の日

俺は思った
のんびりと寝転がろうと

背の高い草の生えるでっかい野原で

俺は太陽の中、そこに寝る
そいつが俺の顔を撫でてると感じていた

そして寝入ってしまった そして夢見た

俺は夢見た ハリウッド映画の中に俺はいた

で、そこで俺は映画の主役スターだった

マジで興奮したぜ この俺がだぜ
肥えた 長髪のぶっ飛んでる精霊
なるべくしてなったハリウッド映画のスタア

んんん

だがそこで俺は 俺はある場所に連れて行かれた

山頂のホール

俺は山高い山頂で立っていた

世界にさらされた
ありとあらゆる娘の目の前で
長いヤツがいた、
背の高いヤツ、小さいヤツ、茶色いヤツ、黒いヤツがいた、丸っこいヤツが、
クレージーなヤツらだ

真ん中から

女がやって来た

俺の耳元でささやいた
クレージーなことを

女は言った

ワインをこぼしておくれよ、で、その真珠を獲ってちょーだい
ワインをこぼしておくれよ、で、その女を喰っちまいな
ワインをこぼしておくれよ、で、その真珠を獲ってちょーだい
ワインをこぼしておくれよ、で、その女を喰っちまいな



俺は思ったね
ふーーーむ
そんなひでえことが出来るかって

俺はおかしくなってるのか?

それともこりゃただの夢か?

おい、ちょっと待て

俺にはわかってる
俺はどっかの草むらで寝ているんだぞ

そうそれは全部俺の頭の中での空想だ
そしてそれから俺はもう一回アイツが俺に言うのを聞いた
ベイベ

ワインをこぼしておくれよ、で、その真珠を獲ってちょーだい
ワインをこぼしておくれよ、で、その女を喰っちまいな
ワインをこぼしておくれよ、で、その真珠を獲ってちょーだい
ワインをこぼしておくれよ、で、その女を喰っちまいな

俺は背中から熱い炎がせり上がって来るのを感じた

アイツは消えた だがすぐに戻って来た

アイツの手の中には一本のワイン
のう一方の手にはグラス

アイツはボトルからワインをグラスに注いだ

で、口元まで持っていった

そして、いざ飲もうとする直前・・・
アイツは言った

ワインをこぼしておくれよ、で、その真珠を獲ってちょーだい
ワインをこぼしておくれよ、で、その女を喰っちまいな
ワインをこぼしておくれよ、で、その真珠を獲ってちょーだい
ワインをこぼしておくれよ、で、その女を喰っちまいな
ワインをこぼしておくれよ、で、その真珠を獲ってちょーだい
ワインをこぼしておくれよ、で、その女を喰っちまいな
ワインをこぼしておくれよ、で、その真珠を獲ってちょーだい
ワインをこぼしておくれよ、
アイツがやって来た今ベイベいえい
カモン 長い時間長い時間俺のところに俺のところに



リフレイン

”Spill the wine and take that pearl,”

パール・・・真珠。その裏側の意味は・・・書けねえよ。
スケベイことであることは確か。

知りたかったらご自身でお調べ下さい。英版ウィッキッペに書いてます。

そんでまあ。
そんな不謹慎極まる唄だったとしても。

こりゃ
問答無用。
いまだに一番、天下一品黒光りグルーヴィーチューンだぜ。



(山)2009.11.14

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ヴェリー・ベスト・オブ・ウォー

Eric Burdon Declares


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Eric Burdon & War - Spill The Wine live
http://www.youtube.com/watch?v=3i0DMbCKnAg

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ろっくすウォーのページ


資料(英版)

English Version

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