まほのガーデン 日刊ろっくす rocks   top   back



ろっくす超大特選盤


*先日のクイーンズ・コンサートでロッドが歌った曲「ハンドバッグと外出着」。うーん、どっかで聴いたことあるなーと苦悶しておりましたら、そうですこの69年のソロ・デビュー・アルバムに入ってた。どちらかと言えば知られていないこの曲を真摯な表情で歌うロッドは、初心に戻って再びとゆう気持ちだったのでしょうか。

このデビュー・アルバムはジェフ・ベック・グループ(以下JBG)とフェイセズの間に作られたアルバムでパーソネルは
Rod Stewart - Guitar, Arranger, Vocals
Ron Wood - Bass, Guitar
Mac - Organ, Piano
Keith Emerson - Organ
Michael d'Abo - Piano, Arranger
Martin Pugh - Guitar
Martin Quittenton - Guitar (Acoustic)
Lou Reizner - Producer
Mickey Waller - Drums
リズム隊はJBGですね。いきなりA面冒頭からロン・ウッドのスライド・ギター・デビューも。音楽的にはJBBで行こうか、フェイセズみたいなロックンロールで行こうか、後のソロ路線に通じるしっとりバラードで行こうかゴタ混ぜです。自分で曲作ってみよかあと自作が5曲も。結果は自作曲は8勝7敗かな。A面はけっこうやっちゃってます(笑)。そしてA面最後の「ハンドバッグと外出着」。これがまた1回聴いたら忘れられないほどの良い曲。元マンフレッド・マンのマイケル・ダボが書いたんですが、自身が弾くピアノも素敵で、これ1曲のためにこのアルバム買ってもいいかも。B面はJBG路線でいくんですが、こちらはかなりぐっと来ます。キース・エマーソン参加の6.はけっこうミスマッチで面白い。ロン・ウッドとおぼしき律儀な歌声との掛け合いもあり。そしてこちらも最後の曲。「ダーティ・オールド・タウン」。ソロ路線のしっとりとしたバラードで、さすがロッド、自分でも何が一番合ってるか冷静にわかってらっしゃる、この後はこの路線で行くことにすっぱり決めたんです。

このころのロッドは「THE MOD」と言われてたらしいです。

「ハンドバッグと外出着」はあのブラスロック・バンドCHASEの
ラスベガス(笑)ヴァージョン
有り。
もー台無し<[~O~]>hahaha。

名盤とゆうよりこれは愛盤。



(山)






ハンドバッグと外出着
ロッド・スチュワート
1972


どうしたものか、どうしたんだろう、あまりにも多くの人があっちの世界へ行っちゃってる。
あきれ果てたのですか?
あまりにも寒いからですか?
その寒さに着るものが見つからないからですか?
ちょっと待っていて下さい、今用意しますから。でも当てが今無いんです。ちょっと待って下さいって言えません。
と困ってるうちに。
才能の人も普通の人も死ななきゃ治らないって言われてるバカな人も。
行ってしまう。
怖いです。あなた達だけのことではありません。
死神大繁盛なんですか?
いつ隣にやって来て肩を叩かれるかわかったもんじゃない。ブルブル震えちゃいます。
今日一日明日一日震えてるだけですごしてしまいそうです。
でもそれを狙ってるでしょう、死神さん。楽しんでる死神さん。
早く探さなきゃいけません。着るものを。
寒いときに着るもの。
焦っちゃいます。どこにあるんだろう。
焦っちゃいかん。こういうときこそ落ち着いて・・・
きっとすぐそばにあるんです。
必要な着るものは。
来る日がいつのことかなんて誰にもわからないよ。
だからせめてほんとうに着なきゃいけないものを着て、
温まって今日一日。

ハンドバッグと外出着
〜Handbags and Gladrags
ロッド・スチュワート




1972年発売。

1970年1stソロアルバム
”An Old Raincoat Won't Ever Let You Down”〜古いレインコートは君をぜったいがっかりさせることはない



から遅れてきたシングル。
日本では微かなヒット。アメリカでは最高位42位。本国では出たんですか?
昨日、突然行かれた方も好きだったであろう歌。
元マンフレッド・マンのマイク・ダボ氏作。
アレンジとピアノでバックアップしてます。

Handbags and gladrags - Rod Stewart
http://www.youtube.com/watch?v=lv6_TSTy27o




メクラの男が道を渡るのを見たことがあるかな
あっち側を作ろうとしているんだ

若い娘が歳をとるのを見たことがあるかな
花嫁になろうとしているんだ

それで君はどうなるんだい、愛しの人
みんなが最後の最後には君を丸裸にしちゃった時

いくつものハンドバッグと外出着
それは君のお爺ちゃんが君がそれを買えるように汗をかかなければいけなかったもの

ベイビイ

昔は僕も若い男だった
で、思っていたことと言えば、ニコニコしてなきゃいけないなってことだけ

君はまだ若い娘なんだね
それで流行に乗って何でも買ってしまったんだ

聞いておくれ

そう君が思っているのは流行りに乗っているか乗っていないかだけ
だって君はそれ無しではたいしたことない人だから

いくつものハンドバッグと外出着
それは君のお爺ちゃんが君がそれを買えるように汗をかかなければいけなかったもの

自分の為に6ペンスの歌を歌えばいい
そしてボトルいっぱいのライ麦ウィスキーを飲めばいいんだ
24羽のブラックバードはケーキの中
全部まるごとパイになって焼かれたよ

聞いたよ、今日学校をサボったんだって
ふーん、説教してやろうか
今すぐ一切かっさい全部縁を切ってしまいなよ

いくつものハンドバッグと外出着
それは君の貧乏爺ちゃんが君がそれを買えるように汗をかかなければいけなかったもの

おーうおーおうおうあー

聞いたよ、今日学校をサボったんだって
ふーん、説教してやろうか
今すぐ一切かっさい全部縁を切ってしまいなよ

いくつものハンドバッグと外出着
それは君の貧乏爺ちゃんが君がそれを買えるように無理して汗をかかなければいけなかったもの

えいえいえい

あああはあ

ふうー



途中、ブラックバードのくだりはマザーグースの歌からの引用です。

Sing a Song of Six Pence
http://www.youtube.com/watch?v=XNVitnZCZ7s


Sing a song of sixpence,
A pocket full of rye;
Four and twenty blackbirds
Baked in a pie


そちらは



6ペンスの歌を歌いましょ
ポケットいっぱいのライ麦
24羽の黒つぐみ パイに詰め込んで焼かれたよ
パイが切られたその時に
鳥たちは歌いだしました
味見をしなきゃいけませんか?
王様に出すその前に

王様は金蔵の中、自分のお金を金勘定
女王さまは居間でした、パンと蜂蜜を食べてるよ
メイドは庭です、洗濯物干し
そこへやって来たは黒つぐみ
彼女の鼻をかじったさ



以上。

以前でも以後でも以下でも無く

以上。

(山)2010.1.18

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
00000-1.jpg

ロッド・スチュワート・アルバム(アン・オールド・レインコート・ウォント・エヴァー・レット・ユー・ダウン)(紙ジャケット仕様)

The Rod Stewart Album


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ろっくすロッド兄貴のページ


資料

英語資料

English Version

.

−−−−−−−−−
要るべきものだと信じて
ネットショップやっております


logo-mahog-s.jpg

♪取り扱い品目です♪


.

みなさんオピニオン

> どの辺擦ってるかおわかりですか。それは凄い。
name : 彦六
comment : リマスターCDで聞くと「ストリート・ファイティング・マン」でのボトルネックがギターネックのどの辺擦っているか分かるります。M・ジャガーが当事者として「路上の暑さ」を歌い上げているのに対し、ロッドはその暴動を若干身を引いて客観的に捉え伝えようとしているのを感じます。それからあんまり誰も言わないのであえて私が言いますが、このLPジャケットと「ストリート‥」の入っているR・ストーンズのLPジャケット(トイレの落書き仕様になる前のやつ)がそっくりなのは単なる偶然なのでしょうか。
how : search engine