まほのガーデン 日刊ろっくす 前日のThank You rocks   top   back


ろっくす超大特選盤

 


*78年作品。前作の「光に目もくらみ」の大ヒットをうけて満を時して登場したのがこのアルバム。さあ、もう一発かましてやろーぜちゅう気合が充満しておりますが、売上的には見事にこけまして(多分)、とはゆうものの内容的には前作を凌ぐものです。歌の比重が増え、インストパートとのバランスが見事に。オリジナル曲のポップさも増してメロディ・ラインにうっとりします。今回の大物カバーは「Davy's on the Road Again」と「Mighty Quinn (Quinn the Eskimo)」。「デイビー〜」は何とザ・バンドのロビー・ロバートソンと朋友ジョン・サイモンの曲。これがまたかわいい曲なんです。ヒットさせるにはかわいすぎてあかんかなと思うくらい。「マイティ・クイン」はボブ・ディランの曲。60年代のマンフレッド・マン時代に1回ヒットさせております。カバー名人の名にふさわしく曲の良さを最大に引き出した素晴らしさ。何故かこの2曲はライブ。うまいなー。このアルバム、クオリティ的には売れても全然おかしくない出来なんですけど、運悪くパンクの並やAORの波に押されて、産業ロックの道に突き進もうにも英国人生来の上品さが「どーもありがっとみすたーろぼっとByスティックス」までやりきれずにとゆうことでしょうか。私にはそれがたまらなく魅力なんですけど。彼等はこの後も順調に快作を飛ばし続けるのです。
アラン・パーソンズ・プロジェクトとスーパートランプと一緒に楽しもう。

(山)



↑私製ジャケです。このような日本盤シングルは存在しません。

天使のような君
マンフレッド・マンズ・アース・バンド
1979/3/17


♪ぴろりろりん、ぴろりろろん、ぴろりんぽ♪

「くそ、何かうまくいかねえな。ポルタメントをギリギリにして、ランダム発振だろ、
そんで押すんだ鍵盤をよ・・

ぴーーーー!」

「ぎゃあ、おいちゃん、なんて音出してんのよ。」

「いやね、ローランドのアナログシンセSH−2



が押入れから出てきたもんだからいぢってたの。
最後のとこの音が出ないかと思って。」

「そりゃランダム発振じゃ出ないよ。あれは手弾きでぴろぴろしてるんです。」

「何〜〜〜!それじゃ無理だわ。って、お前さん、何の曲かわかってるのか?」

「わかるわけねえじゃん。適当に受け答えしてみました。」

「そうなんですか。ありがとう。では、お待ちかねのようですからこの辺で種明かしをしますと・・・」

「待ってません。」

「待ってておくれよう。もうやだ〜(悲しい顔)

「あー、待つ待つ。また泣くんだから。」

「こりゃありがてぇ。
では、長らくお待たせいたしました、毎度おなじみ70’と80’sのレコ屋でごザーい。



本日、持ってまいりました70’sのお宝はーーー

天使のような君
もしくは
ユー・エンジェル・ユー
You Angel You




マンフレッド・マンズ・アース・バンド
Manfred Mann's Earth Band


1979年3月9日発売の9枚目のアース・バンドのアルバム、

エンジェル・ステーション
Angel Station




からのシングル・カットです。
前作”ウォッチ”アルバムから丁度1年後、一部の熱狂的地球フリークからそりゃもう熱狂的に迎えられて
アルバムは全英最高位30位、全米最高位144位!」

「さほど熱狂じゃないような・・・」

「るせー。一部って言っただろ。全体の中の一部なんだよ。それでもチャートに上がったんだから勝ち組です。
さあ勝ち誇れアースバンド、勝ち誇るのだ。」

「最近、クドイね。歳ですかね。」

「まあ失敬な。
まずジャケを御覧ください。下部左手にエルキュール・ポワロ。右手にジャップ警部。
上でぶら下がってるのが、何とミス・レモンです。キツそうですね。」

「だから?」

「え?うーんと、ポワロのファンの方々にウケるかと。思っただけだよ。
ところで
このシングル、毎度お馴染みアース・バンドの得意技、ウルトラ・カバーとなってます。
元歌は誰だか知ってるかなあ?」

「ボブ・ディランだろ。
1974年1月17日発売のザ・バンドとの共演アルバム

プラネット・ウェイヴズ
Planet Waves




のB面3曲目。シングルのB面にもなったヤツ。



2分54秒。



「坊主、お前・・何者?詳しすぎ。」

「ふん。」

「ふんて何?ふんて。最近すっかり第2次反抗期・・・のガキはほっといて
これがまた見事なカバーでねえ、
まずはオリジナルを聴いてください。チューブの奥地に潜んでるのを45分24秒かけて探し出しました。」

You Angel You Bob Dylan
http://www.youtube.com/watch?v=xDpVWK2XUlc


「こきこぴー。嗚呼、ロビーさんの指パッチン・ギターが素敵、
フンフン言ってるディランさんの歌素敵、ひゃうひゃ言うガースさんのオルガン素敵、
たんこたんこ言うヘルムさんのドラム素敵、ぶんぶ言う断固なダンコさんのベース素敵、
ぴろりんのマニュエルさんのピアノ素敵以上。」

「全部述べたな。」

「一応。
それがだな。こんな風に変身するんだぞ。まんず驚きやがれ。」



http://www.youtube.com/watch?v=lwYtxT6UJbY




お前 天使だわ お前
俺を羽の下で捕らえた
お前の歩き方
お前の話し方
まるで歌いたいような気分だよう

お前 天使だわ お前
お前さんはすべからく素敵、そりゃもう素敵
俺がただ歩くだけでも
お前の話す姿を見れる
お前の思い出は俺の心の中に

でも
寝ようと思っても夜眠れないんだよ
嗚呼、俺はいまだかつてこんな気持ちになったことは無かった
起きることも出来なかった
部屋を歩くことも出来なかった
これが恋とゆうものならば、
もっと俺にください、ください、ください、ください、ください

お前さん 天使だよ お前さんてば
あり得ないほど素敵
歩き方
話し方
まさしくそう有るべきドンピシャのありようだべ

お前 天使だわ お前

ぽぺーぽぺーぽぺーぽぺー

シンセ&ピアノ&シンセ

嗚呼、俺はいまだかつてこんな気持ちになったことは無かった
起きることも出来なかった
部屋を歩くことも出来なかった
これが恋とゆうものならば、
もっと俺にください、ください、ください、ください、ください

お前 天使だわ お前
俺を羽の下で捕らえた
お前の歩き方
お前の話し方
まるで歌いたいような気分だよう

お前 天使だわ お前
お前さんはすべからく素敵、そりゃもう素敵
俺がただ歩くだけでも
お前の話す姿を見れる
お前の思い出は俺の心の中に

でも
寝ようと思っても夜眠れないんだよ
嗚呼、俺はいまだかつてこんな気持ちになったことは無かった
起きることも出来なかった
部屋を歩くことも出来なかった
これが恋とゆうものならば、
もっと俺にください、ください・・・・・

くた



「そうです、ここの・・・最後のピロピロ・・・はもういいか。
この歌詞の内容を鑑みること無いそうそうたる行進曲調たらどうよ。
相変わらずの目が澄んだ元気なおっさん連合ぶりたらどうよ。」

「どうって訊かれても・・」

「訊いてません。ただ聴きなさい。そしてお買い上げになりなさい。
1979年3月17日に全英チャート(メロディ・メーカー)に72位で初登場、
以後54-59-65-72位。最高位54位!
4月にフランスで最高位5位!
6月9日に全米キャッシュボックス・チャートで90位で初登場、
以後80-70-61-56-54-53-98位。最高位53位!
ビルボードでは最高位58位!
ほれ
その時のアルバムの宣伝ページだ。



ほら最高だろがあ忌憚の無い意見を述べてくれ給え。」

「あのそ・・・」

「最高ですね、それでは皆さんご一緒に手(グー)

You angel you.
You got me under your wing
.」

・・・・・・・・

「静かだ。」

-------------------

You angel you.
You got me under your wing.
And the way you walk.
And the way you talk.
Feel i could almost sing.

You angel you.
You're as fine as ev'rythings fine.
Though i just walk.
And i watch you talk.
Your memory's on my mind.

Even though i cant sleep at night for trying.
Well i never did feel this way before.
Never did get up and walk the floor.
If this is love then give me more.
and more and more.
and more and more.

You angel you.
You're as fine as fine can be.
And the way you walk.
And the way you talk.
Is the way it ought to be.

You angel you.

(山)2010.10.15

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
00000-1.jpg

エンジェル・ステーション

Best of Manfred Mann's Earth Band Blinded By

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−





殺すな!キャロル
マンフレッド・マンズ・アース・バンド
1979/7/7


毎週火曜日、小林克也さんのお顔を見てます。
いまもなおベストヒットUSA。
21世紀のそれは不可思議な番組と化してまして、
俺はあれはタイムマシーンと大いなる伝説をやるために、一応現在のチャートを申し訳にやってるのだと思う。
そして番組続行のために頻繁にマイケル・ジャクソン特集。
彼のファンは確かに多いのだ。
それで視聴率が獲れるからあんなに何度も同じようなやるのだ。
だが冗談抜きで
それだけに頼っているようにも伺われ。これは危機的状況。
リクエストもやけに募集してると言うことは数が無いんだよなあ。手応えが。
ロックとあの番組の洋楽、瀕死の瀬戸際か。
しかるに
最もヤバイのは、今のチャートだ。
それが最高!と心の底からうなづけて、夢中心になれれば、
何もタイムマシーンに生きることは無い。
しかし
先週など堪忍袋の緒が切れて叫ぶ。

こんなんが今、ほんとに好かれてるのか!
白いグリーンしかまともに良かもんねえじゃないか。

やたらと連発間髪入れぬ登場のレディ・ガガの新曲。
あの娘は自らが時代の徒花で、いつ飽きられるか、そいつは時間の問題だと自覚している。
もうあれから先は素っ裸になるしかねえもんな。
それは出来ぬことで、その前に抹殺運命、
何ぞその切迫にこちらも引きづられて付き合わなきゃいかんようでむやみと悲しい。
以下、他も、
何故そんなに急ぐ。何故そんなにケバい。何故そんなにフューチャリングする。
音楽が悶えて死に目で土下座してる。
それで思うよ。

こんなんが今、ほんとに好かれてるのか!犬

これは幻のチャートじゃないか?本物は他にあるんではないか?

どうなんでしょう。
もし
もしマジでこれらが良くて、これがリアルな支持されてる楽曲とやらなら、
こっちは困り果てます。
何故って
生き場所が無いから。
どう考えてもそこにはワシの居場所なんか無い。
まあ、そう心底感じてしまい21世紀直前には自分で音楽を作ることが無くなったんだが。
世間がどうあろうと自分の場所の音楽を愛することだけに帰ったんだが。
それだけでは
朽ち果てる運命が待つ、後継者がいない商店街です。

誰もがそうゆうのはいいよねえ。
無くなりゃ、無くなって欲しくなかった、惜しい。

と口走っているようなのに。
何故に?
何でそんなにいいのに無くさなきゃならんのか。
不思議でたまらん。

ネタはもう無いってか?
古臭くて垢まみれだろってか?

そうじゃねえよ。そうじゃない。
元々、音楽はネタだけが動機で生まれるのであろうか。

求めよ、さらば開かれる。

マンフレッド・マンズ・アース・バンド

1979年3月9日発売の9枚目のアルバム、

エンジェル・ステーション
Angel Station


より2枚目のシングルカット。



殺すな!キャロル
Don't Kill It Carol




5枚目のシングルにして最後のチャートヒット、
1979年7月7日英国チャート45位で初登場、
以後45-46-48位。



作はスコットランド人、元the Incredible String Band、ヘロンの
マイク・ヘロン氏。

こんな音楽をやっていた。

Mike Heron - Feast of Stephen (1971)
http://youtu.be/GD9mZUCTf-k

その方の作。
プロデュースはプログレ内生息外れポップ・バンド、スラップ・ハッピーのアンソニー・ムーア氏。
歌は
バンド全員合唱。
あえてエースで4番、世界三大スカーッと抜け渡る歌声、クリス・トンプソン氏のソロにせず。
それはこれにて一旦脱退、ソロ力を試すため”ナイト”とゆうグループに転出するためでもあるか。
それともこれは皆で唄う、その必要があったからか。



http://youtu.be/8CFdaOkaBIc




僕が手に抱くこの野薔薇
それは僕が経験したことがない最も不思議な物

一つのつぼみが今まさに現れ始めた
そして葉は一番淡い緑

雨の恵みを分け与えられ
燃え上がる炎の光の感覚を今また求めている
だが一つの残酷な嘘でそれは死に得るのだ

それを摘むんじゃない、キャロル

オー、キャロル、おー
どうかこの花を成長させてください
摘むんじゃないよ、キャロル

オー、キャロル、おー
どうかこの花を成長させてください
摘むんじゃないよ、キャロル


僕が手に抱くこの野薔薇
とても強く育つことが出来得たのだ

嵐の静寂の中の一夜に生まれ
それはロックンロール・ソングの為に創造された

それはただ僅かな光が見えただけ
いとも簡単に穏やかなる夜に立ち戻ってしまうだろう
だが一つの残酷な嘘でそれは死に得るのだ

それを摘むんじゃない、キャロル

オー、キャロル、おー
どうかこの花を成長させてください
摘むんじゃないよ、キャロル

オー、キャロル、おー
どうかこの花を成長させてください
摘むんじゃないよ、キャロル


それは探し求めている
すべての空間と時の狭間で生きる場所を
そこは消え行く必要が無い場所

俺が思うに俺達が見つけることが出来る秘密の庭が有る
太陽の光に溢れ
ほんの一握りの影がそこにあるだけ

電気のピアノ・・・

それを摘むんじゃない、キャロル

シンセ・・・・

それを摘むんじゃない、キャロル

僕が手に抱くこの野薔薇
それは僕が経験したことがない最も不思議な物

一つのつぼみが今まさに現れ始めた
そして葉は一番淡い緑

雨の恵みを分け与えられ
燃え上がる炎の光の感覚を今また求めている
だが一つの残酷な嘘でそれは死に得るのだ

それを摘むんじゃない、キャロル

オー、キャロル、おー
どうかこの花を成長させてください
摘むんじゃないよ、キャロル

オー、キャロル、おー
どうかこの花を成長させてください
摘むんじゃないよ、キャロル

オー、キャロル、おー
どうかこの花を成長させてください
摘むんじゃないよ、キャロル

オー、キャロル、おー
どうかこの花を成長させてください
摘むんじゃないよ、キャロル

ギタア



時は第一次か第二次かロック危機と呼ばれた時代の
続々現れたのだ

去るなロック歌

その一つ。



アース・バンドのファンである私が聴いてもこりゃダサい。
初期のイモっぷりに戻ったサウンドで、
使えば体を痛めつける恐怖のギターエフェクター、トーキング・モジュレーターをフューチャリングし、
ゲロゲロとゲロ吐くように
おいおいまだ終わっちゃいないぞ、細胞の四隅から溢れ出る熱情で



Live 1979
http://youtu.be/6QzRzvVLxWM


あがきにあがいてるおっさんたちの
おっさん達を支持してる俺らを全員敵にまわす気か、
21世紀。
そのつもりならこっちにも覚悟がある。
不快なる目障り大王への道一直線を
お付き合い下さいませんか。

(山)2011.6.16

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
00000-1.jpg

エンジェル・ステーション

Best of Manfred Mann's Earth Band Blinded By

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ろっくすマンフレッド・マンのページ

英語資料

English Version

−−−−−−−−−−−−−−−−−−
当ブログ記事への、
楽天キャッシュ
https://point.rakuten.co.jp/Top/TopDisplayCash/
または
Amazonギフト券(Eメールタイプ)
での、
おひねりをば頂ければこれ幸いです。
宛先メルアドは

rocksp@jcom.home.ne.jp

にて。
↓下記バナー内上左より



金額はお心次第、いかほどでも。
いただいたおこころざしは、歓びこの上なく、遠慮無く使わさせていただき、
勇気百倍、毒千倍、
また一日暴れさせていただきます。
よろしくお願い申し上げ奉ります。

日刊ろっくす ヤマ & まほ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

楽天オークションに出品してます。

logo-mahog-s.jpg

まほさん手作りエコトートバッグとお宝ロック本をどうぞ。

♪取り扱い品目はコチラで♪


..

Don't Kill It Carol Lyrics
Manfred Mann's Earth Band


This wild rose that I hold in my hand.
It's the strangest thing I've seen.
One bud only just started to show.
And the leaves are the lightest green.
It's had it's share of the rain.
It needs some feeling to light it's fiery flame again.
But one cruel lie and it could die.

(Don't kill it Carol).
Oh Carol oh, won't you let this flower grow.
Don't kill it Carol.
Oh Carol oh, won't you let this flower grow.
Don't kill it Carol.

This wild rose that I hold in my hand.
It could grow to be so strong.
Born one night in the calm of the storm.
It was made for a rock and roll song.
It's only just seen the light.
It could so easily fall back to the gentle night.
But one cruel lie and it could die.

(Don't kill it Carol).
Oh Carol oh, won't you let this flower grow.
Don't kill it Carol.
Oh Carol oh, won't you let this flower grow.
Don't kill it Carol.

It's looking for a place to live outside all space and time.
Where there's no need for it to fade.
There's a secret garden that I think we can find.
Lot's of sunshine there's a touch of shade.

(Don't kill it Carol).

This wild rose that I hold in my hand.
It's the strangest thing I've seen.
One bud only just started to show.
And the leaves are the lightest green.
It's had it's share of the rain.
It needs some feeling to light it's fiery flame again.
But one cruel lie and it could die.

(Don't kill it Carol).
Oh Carol oh, won't you let this flower grow.
Don't kill it Carol.
Oh Carol oh, won't you let this flower grow.
Don't kill it Carol.
[repeat to fade].

.
..




.