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試聴はここで


*スティーブ・ハーリイ率いるコックニイ・レベルのアルバムが再発されています。我が家ではこの方のほうには足を向けて寝れない存在でして、なんつっても初めてみみちんと会ったバンドの打ち合わせの時にお互いスティーブ・ハーリイが好きとゆうことで意気投合、現在に至っております。これは彼らの1stアルバム、時は73年、遅れて来たグラムと呼ばれておりました。エマニエル椅子に座ったジャケからもうかがい知れるように退廃とデカダンスって形容もよくされていた。でもねえ違うんすよ。聴いてみると。人懐っこいんです。デビッド・ボウイ、Tレックスは何か大ホールも似合いそう、初期ロクシーは中ホールが、でもこのコックニー達は小ホールいや自分の部屋がぴったりみたいな一人一人の音楽。サウンドはけっこうでっかいんですが。ストリングス・アレンジはアラン・パーソンズとのコンビで知られるアンドリュウ・パウエルだったりするもので。華麗です。組曲もありセバスチャンみたいなドラマティックなのもあり。にも関わらずパーソナルな音楽なのはハーリーさんの歌にあるのかも。英国を代表する三大魅力音痴歌手だからして。後ははイアン・ハンターちゃんとフェリーさん。アメリカではリック・ダンコちゃん。ちょっと鼻づまりでとぼけてて盛り上がるとどんどん外れて行ってあらまあ。それが快感となっちゃうともう虜に。その懐っこさの魅力からするとボートラで収録されているジュディ・ティーンみたいなのが一番ぴったりなのかもしれんです。そのイメージの乖離ちゅうか訳わからなさから英国以外での人気はさっぱしでしたが。今に至るまで皆の心に忘れられない存在になっておる訳で。母性本能をくすぐるのか。父性本能もくすぐられている(^0^)。この前現在のお姿ライブをTVで見ました。あらまあすっかりピカチュウになっちゃってすごく愛想が良くて持ってたイメージにぴったし。その一筋縄ではいかない複合相反する感じは出身がロンドンだからか。キンキイなのね。ブームに乗り遅れちゃったり乗るのに躊躇してたりする恥ずかしがり屋の人間にはかけがえの無い人なんです。あなたにも気に入っていただければ良いのですが。したらお友達ね。

(マスター)2004.5.26








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