*私が知る唯一のカモノハシ似の外国人、エリック・カルメンさんの1stソロアルバムです。(うわ怒られる_<(_
_)>_)。元祖パワーポップなバンド、ラズベリーズを事情多々で解散した後、満を持してのソロ・デビュー、「オール・バイマイセルフ」とゆう名は体を現す決意表明シングルも大ヒット、さらに才能開花となりました。この人音楽教育を受け始めたのが何と2歳半の時だったとかで、まあ聴くのはともかく演るのはやっぱ早いと違うのかいなとため息。まどっぷりクラシックさせた親御さんも10代後半になってロケンロール、ギターなど始めた日にゃあさぞお嘆きになったことでしょう。ともかく正しい道を進んだエリックさん、そのクラシック教育は無駄になっておりません。敬愛するのがラフマニノフ、で件のオールバイマイセルフ、特にLPロングヴァージョンでは朗々たるピアノパートで開花、と言ってもらふまにのふ、わたしゃよく知らんのでああ、これがらふまにのふかあと感心するしかでけんのですが(^0^)。いわゆるお坊ちゃまミュージシャンとゆうことで最大の利点は素直さ(勝手なこと言ってるな(^_^;))、朗々たるクラシックしてもまんまエルトンだったりしてもほんと嫌味が無い人です。ラズベリーズ時代はパワーポップ界で憧れのバンド、ビートルズとビーチボーイズへの愛たっぷりの音楽を爆発させておりました。そしてソロになると...はいすげえソロって感じだ。バンドだーって言うラズベリーズから180度転換。しかーし好きなもんは好きなもん。ますます一人ブライアン・ウイルソンだぞ。マイ・ガールなんかわははもうまっすぐでニコニコするしかない。そしてザッツ・ロックンロール。この題名でロックンロールを3コードから転換させてのこの曲、なかなか出来ないと思う。すげえなあ。あまりにも見事なもんで声質兄弟ショーン・キャシディにカバーされて美味しいとこ持ってかれてしまった。これでイメージ的に妙に分散しちゃって良かったか悪かったか。他にもバカラックさんペットサウンズさん混合ワクチンのネバゴナフォーリンラバゲン、冒頭でうっとりのサンライズ、真ん中で嬉しいペース変化のグレート・エクペクテーションズ、CDになって足された2曲も嬉しく、大充実の名盤。ラズベリーズ時代の魅力的な声質ながらちと奥まったとこあるんでシャウト過剰かいなってとこも無くなり、もちろんリミッター爆発の音もさすがに無くなりそこが苦手かしらんって人にもこれは安心してお勧めです。しかもやっぱり飽きない。大好きです。
(マスター)2004.3.2
All by Myself
and
Eric
Carmen
1976
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サンライズ(紙ジャケット仕様)
Eric
Carmen
All By Myself
http://jp.youtube.com/watch?v=6KlhhvfAhM4
Sunrise & She Did It
Eric
Carmen
1976-1977
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
サンライズ(紙ジャケット仕様)
雄々しき翼(紙ジャケット仕様)
Eric
Carmen
Boats
Against the Current/Change of Heart
I Can Remember - Raspberries
Live - Eric Carmen, 1973
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