シロナガスクジラ
ナガスクジラ科
Blue Whale
Balaenoptera musculus

          



尾ビレの幅は8メートルほどもある。

シロナガスクジラの
ペニス
写真はいずれもコルテス海2001年↑と下は2002年↓
シロナガスクジラの糞-まんまオキアミの色をしていました。そのいと臭きこと!

化石生物を含めて、最大の生きもの。
体色は幾つかあるらしいけれど、グレイ、いぶし銀のような光沢と斑があり、実に美しい。遠くから水中にいるのを見ると、
ブルーに見える。
記録としては35メートルがある。尾ビレの幅 約7-8メートル。
ピグミーシロナガスクジラなどいくつかの亜種があり、それらの体長は小さいが、フィールドでの識別は
不可能だと言われている。
太地の記録では、当時、人力で漕ぐ船の中世界最速と言われた日本のクジラ船も、シロナガスクジラには
追いつけず捕れなかったとあり、時速30キロメートル以上で泳げるそうである。
体重 100-120t  個体数 6000-14000
ブローの高さ 約10メートル
クジラヒゲの数  270-395枚
ともかくでかいよぉ。マッコウクジラ、ニタリクジラ、ザトウクジラなど体長12-15メートルのクジラを見慣れていると
浮上→ブロー→背中の露出→背ビレの露出→尾ビレアップ、とだいたい時間が決まっているけれど、シロナガスクジラ
は、それぞれの間隔がその倍の時間を要するため、いつまで経っても背ビレが出てこないので「まだ出ない、
まだ出ない、まだ出ない」と、感覚的にその巨大さを実感することができる。

撮影・上田浩一さん(GEN)


識別ポイントと身体のパーツ


とてつもなく高いブロー(10メートル)は遠くからでも種が判明できるほど

おまけにまるで蒸気機関のような力強いブロー
 
背ビレは身体の割りに小さくて尾の近くについている。  右は仰向けになった腹部で右側が頭。右の胸ビレが見える。 
ペニスーズ いずれも雄雌二頭による行動で浮上した瞬間ペニスを出しているが、完全な交尾とは言えないようだ。

この写真はなんだか判らない。鯨研の大隅さんを始めスタッフの方々にも見て頂いたが、見たこともないと言う。




シロナガスクジラのストランディング(バハカリフオルニア)


シロナガスクジラと思われるストランディング死体 手前の棒のようなものがペニス
普通、ペニスは牽引筋で体内に引き上げられているけれど、死ぬと弛緩してだらりと体外に現われる。
----古典(西洋)のエッティング図版参照---
もちろん生きてるときでも、それが必要な時には、実に自由自在な動きをしながら現われるのです。