GUEST BOOK


更新 08.08.12

古代蓮
(時間系列で下に行きます)


2003年
去年(02年)の夏、高知県安芸市の陶芸村で種を頂いてきて、今年実生で植えたもの。陶芸村ではどんどん増えているようだ。

古代蓮最初の芽

 小さな白い花はオオカナダモ。
 丸い葉は今年(03)実生で植えた古代蓮の芽
 古代蓮の芽は、まず睡蓮の葉のように水面に浮かぶ葉から出る。
 これを昔から「蓮の浮き葉」と呼ばれている。

03.07.26
立葉が出てきた

03.07.26
立葉が出てきた
030803
古代蓮が水蓮鉢に二つか三つ芽を出しているので、次第に窮屈になってきた。
 なにか入れ物はないかとDIYでプラの収納箱を買ってきた。
 荒木田が無かったから赤玉土を入れ、蓮の一つを掘り出して移し換えたまではよかったけれど、赤玉土のつぶつぶが気に入らないらしく半日で枯れて来たので慌てて、粘土質の荒木田を買ってきた。
 収納箱は、廉価で口が広くて走る癖のある古代バス向きだし、のびのび不忍池を泳いでいるとメダカが錯覚しているのを見るのにもいい。
浮き葉も、立ち葉も表面に毛が生えていて水が落ちると水玉になる。
睡蓮の葉はこうはならない。
古代蓮の葉は、食用のレンコンを獲る蓮よりずっと小さい。
2004年は、下のように、収納箱のなかを走り回ったけれど、ついに花は咲かなかった。

種から芽が出ると、まず何枚かは浮き葉になる。そしてやがて立葉が現われる。
これでやっと蓮の葉らしいくなり、立ち葉の元から蕾がでる。

【植物と自然(1978.12)長島時子著をアニメの参考にしました】

2005年
200504
去年プラ箱の内を走り回った古代バスが、今年も芽を出した。ピンク色の芽で、花色をしている。去年の芽はこんな色をしていなかったので、今年は咲くかも、と期待を持たせてくれるね。

ところが五月になって水が温かくなると、髪の毛のような長い藻が水槽一杯に広がって、新芽を包み込んで葉が呼吸できないのか、黒くなってしまう現象が起き出した。
慌てて、手で取ろうとしたが取りきれず、アクア屋さんに聞いたらヤマトヌマエビがいいというので16日10匹を入れた。さてどうなるか。
200506

見よ、この羽化寸前のオオシオカラトンボのヤゴを
間もなく全く異次元の世界に適応した身体に変身
するのだ。
 6月ともなると、立ち葉が次々と伸びて、それも幹(葉柄)の太い実にしっかりした葉が伸びてきた。
 この整理箱は俺にまかしとけ、とばかりたのもしい。
 「花が咲いたらもっと頼もしいから、早く咲け」と言ったら、「あいよ」っと言った気がした。
 何たって嬉しいのは、子供の頃嗅いだ記憶のある蓮の匂いがこの古代蓮でもすることで、この香り一つですれっからしの濁った血が一瞬で、少年の頃の赤い血に戻るような気がするのである。

2007年

.08.10 ついに咲いた古代バス
昨年、


フナ



小さなフナを採ってニンニンの左は岡本敬次郎さん
左脇の小さい方の側溝に
鮒の仔が沢山孵化していたのです。撮影・福原豪さん
2004.05永年待望の鮒を捕らえました。
何年も高知に通って出来るだけ小さな鮒を捕らえようとしたけれど、悉く失敗してきたのですが、ようよう、今年(2004)、同窓会で帰国して友人の紹介で生まれて間がない、体長一センチあまりの鮒を捕らえることが出来ました。ニンニンです。バンザイです。o(^o^)/~
こんな小さな鮒は始めて見ました。なにせ子供の時は出来るだけ大きいものを獲りたいわけで、小さいものは子供の価値順位が低いのだから目が行かなかったですね。
今は、健康チェックと、発育観察のため予備水槽に入っています。餌をやるとき寄ってくるようになって可愛いいこと。しばらくは鮒寿司は食わないことにします。

クロメダカ

 子供の頃、日常で目にし、遊んだ生きものが懐かしくて、まずはメダカを飼いたいと思いたって土佐に行った時、獲ってきたのがこのメダカ。
 水蓮鉢や池、水槽などで育ってもう四世代目になる。
 以前横山隆一さんが、カマクラメダカ(最近発見された固有種らしい)を鎌倉市から委託されて飼っていて、増やしたら頂く約束をしていたけれど、とうとう果たせなかった。
 メダカは、ボウフラばかりでなく、成虫の蚊を与えてもパクリとやる。
 時には僕の血をたっぷり吸ったままの蚊を(1回の吸血で自分の体重の2〜4倍もの血液を吸いだめするらしい)メダカが食べるのだから、メダカは僕の血を食べたことになるわけで、やがていつの日か我が家のメダカは、僕の血を求めてピラニアのように飛びついてくる日が来るかもしれないとおもうと嬉しくて身震いがするね。
 この蚊は、ヒトスジシマカという奴で、ざま見ろ、血を吸う前に殺してやった。藤原英司さんのようにはいかねぇぞ。
 本当は、血を吸っているところを撮りたかったけれど、撮影なら吸わせてくれると勘違いする奴がいるとまずいから、ぶっ殺して、仰向けにして無抵抗な姿を見せしめにすることにした。これで蚊がこのHPを見たら改心するかも知れない。(しないな) 
200505

 水蓮鉢のメダカの数が、今年になって、ことに春になってから減ってきたのです。どしてかなー、なんでかなーと、まあメダカの寿命はそう長くないので、昇天しても仕方がないなどとは思っていたのですが、小さいのまでいなくなるのが不思議なのでした。
 ところが今日、0516、判明したのです。犯人はこちら。
 オオシオカラトンボのヤゴでした。四つの水蓮鉢全部にいましたね。流石に池のは多分鯉や鮒に食べられてしまって残っていてもわずかでしょうが水蓮鉢では食物連鎖の最上位になります。
 しかし、このヤゴも間もなく羽化していなくなると、メダカは天敵無しになり、またその数を増やすことでしょう。
めでたしめでたし猫の額の生態系。


 なんと、上の写真を撮った日の深夜、彼は、仏が宿ると言われる古代蓮の葉を伝わって登り始めます。
 翌17日、目が覚めた時、彼か彼女かは(オオシオカラトンボは羽化したばかりは同じ色をしている)大きくのけぞって窮屈な殻から脱出したのでした。
 午後、すっかり翅が開き、乾きると、身体の色彩もはっきりしてきます。
 午後になると、やがて大きく羽ばたいて大空高くへと消えていくことでありましょう。

 この日、岡部冬彦さんが亡くなりました。
 


ニシキゴイ

 むかし、横山隆一さんが鯉の飼育に凝っていたことがあった。
 専門書を買ってきたりして勉強していたらしい。
 なかなか産卵しなくて不思議に思っていたある日、知人が挿木にするために木の枝を届けてきたので、水に浸けておこうと、糸でクルクルと縛ってポイと池に投げ入れた。
 すると、鯉が一斉にその枝に産卵したのだった。
 やがて数日で小さな鯉がいっぱい誕生した。
 その日、友人の大佛次郎さんが亡くなった・・・・・
 と、銀座のクラブ「数寄屋橋」で話して下さった。
 
 というわけで、その横山さんの鯉を我が家で継承したくて03.07.20頂いてきた。
 その時、次男の横山隆二さんにその話をしたら、「じゃ次郎と名付けるといい」と言った。「次郎」は13匹いるので次郎その1から13まで見分けなくてはならない。
 上から見るとドイツ鯉の雑種かな?と思わせる風貌だけど、よく見ると鯉の特徴である髭がない。
 ひょっとすると鯉と鮒の交雑かも知れないと思ったりもするが、はて?

03.07.20 横山家「次郎」受け取り記念。横山隆二さんと

髭がないのです

タニシ
何年か前、高知県安芸市にある「野時計」前の小川から持ち帰ったタニシ。
池と水蓮鉢で増えている。
高知でも至る所ジャンボタニシと言われる外来種が横行していて、コヤツは、ピンク色した不気味な卵を水面上の壁面や杭など所かまわず産み付けるから、実に不愉快なのです。
ジャンボタニシの卵の色は、日本の自然界に存在しない色だから景観上の違和感はこの上ない。
さらにこのジャンボタニシのおかげで、ニホンタニシは少なくなっているという。 
たしかに目につくのはジャンボタニシばかりで、我が家の日本古来のタニシは希少価値を持ち始めているのだから大変です。 このタニシは胎生で生まれるから、卵は産まない。
昔から日本人は、このタニシを食料として用いていました。今は寄生虫の心配をするから食べる人は少なくなっています。


モノアラガイ
 これは水槽飼育している人にとっては悪魔のような貝で、普通はペツトショップで買った水草に付いてくる。
 一度付いてきたが最後どんどん増え続け退治するのが大変だ。驚くことにこの貝は水面を移動する忍者のような貝で、逆さになって水面を滑るのだ。
葉の裏や、水槽のガラス面のあちこちにうみ付ける卵は、ゼリー状の固まりに包まれていて魚に食われないようになっている。
 なんとも気持ちが悪いので、駆除しようと思えば片っ端から潰していくしかないのだから大変で、ほとんど不可能にちかい。だから諦めるしかない。
と、そうはいっても、水槽内の権力者、自分たちだけが勢力を広げ利益を享受するにっくき「ムネオ貝」なのだからして、手をこまねいてみているのは管理者のすることではあるまい。そう思った僕は、やってますよー。毎日。
睡蓮の葉の裏側を一枚一枚めくって卵はこそげ落とし、貝は陸上で生活してもらうべく、「ポイ」。翌日はモノアラガイの干物になってますね。
勝利の黒い煙が出るまでコンクラーベなのです。 

スイレン
   
  池の睡蓮をネットで囲んでいるのは、鯉が睡蓮の葉を食べ、土をほじくるためのガード。
200505  ヒメスイレン
名前の通り、小指ぐらいの蕾から、親指ぐらいの花が咲いた。050513
ヒメスイレンの小さな葉は、他の大きなスイレンと違ってその数は多く水蓮鉢を覆っている。


ハナショウブ

2006

2006





オオカナダモの花


ホテイアオイ