キジバト

 我が家のキジバトは長い付き合いだから、あまり人を怖がりません。
なにせ営巣中に洗濯物を干したり、取り入れしても平気だし、餌を催促して窓から部屋を覗き込んだりします。
 以前は、庭のピラカンサに営巣していたのですが、カラスが襲って食っちゃうので、キジバトはカラスが怖がるベランダを営巣地に選んだのは正解だと思うのですが、カラスは人の目を盗んで、必ず襲って食ってしまいます。
 カラスを殺さなくっちゃ・・・、と思うのですが、そうもいきません、そこで カラスのためにエアーピストルを買ってきたのですが、一度だって撃つ機会を与えないずるがしこいのがカラスです。鯉を捕っていく猫を撃ったことはありますが・・・・・・
  

 
ベランダの物干しに営巣し始めたので、網を縛ってやったら気に入ったらしくもう数年営巣しています。
でも、雛は、ほとんどハシブトガラスに食われてしまうのです



卵のサイズはこんなものです
 
孵化したら、卵の殻をくわえて捨てに行きます
   
鳩はピジョンミルクといわれるもので雛を育てます
      


   
見ていると両親の愛情がよくわかります。           羽ばたきの練習です。



少しずつ巣から離れる時間が長くなります。
そして巣立ちです。


巣立ちした雛が、どういう生き方をするのか知りたくて
家にあった樹脂のパイプを切って、雛にリングをつけました。

この雛は、その後一度も見ていないので、多分カラスに食われてしまったのでしょう。


ヒヨドリ カワラヒワ
カワラヒワが餌台に来て、餌を奪い合うために飛びながら争う時、風切羽根の黄色の模様がピラピラひらめいてなんとも美しい。キリキリキリという鳴き声もいい感じだけど、囀はいただけない。
メジロ スズメ



ゴイサギ

 東京の猫の額庭に、池を作ってから三十数年、一度だって来たことのないゴイサギが来た時は、おったまげましたねぇ。
 以前、鎌倉の横山隆一さんちに、ゴイサギが来て鯉を持っていく、と言っておられる話を聞いて、羨ましくてたまらなかったので、これはとても嬉しかったのです。
 それも迎え火を焚いたカミサンの初盆の日に現われたのだから、一瞬「カミサンだ」と思ったです。
 というのも、カミサンにはどんな「カタチ」でもいいから絶対戻ってこいよ、と言ってあったから。
 しかし、このゴイサギは、カミサンのために飼っていた鯉を持っていたので、「こらっ」と思わず追っ払っちゃったのでした。そうしたら、ゴイサギはこちらを振り向き振り向き、ゆっくり名残惜しそうに「歩いて」遠ざかるんだもの。
 三回忌まで、お盆になると現われたですね。カミサンのために飼った鯉だからカミサンが持っていくのならいいや、と、好きにさせていたから、何匹か持っていったようです。 
池の半分に、落葉除けのネットを掛けました こちらを見ているこの目など、「愛」を感じますです