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試聴はここで


凄いファンサイト

*8日間もジョナサン・キングさん書かせて貰ったので音楽脳がもう毒毒(^0^)、ここは同国人に清くしていただっこうっと。
クリフォード・T・ウォードさん。誰?。いや私も最近まで全然知りませんでした。英国チャートで登場で気になって聴いたらそれはもう。
天使一門であります。それも英国末広亭の真打。アート・ガーファンクルが彼の曲をやってますのでそれはもう折り紙付で。音楽自体かなり共通するものあります。1944年にバーミンガムの小村で生まれて60年代初頭からバンド生活始めるもうまくいかず60’s末には堅気になろうと教職に付き、真面目に働きながら曲を作っておりました。そんな折、ダンデライオンから1stアルバムを出しましたがそのダンデライオンが潰れてしまい2回目の挫折、それでも諦めずジェネシスで有名なカリスマ・レーベルに移りシングル”ゲイ”を出したらこれが大ヒット。それを受けてのこの2ndアルバムの登場と相成った訳です。そしてこの成功を受けてめでたく専業ミュージシャンに。さぞかし良い先生だったろうに生徒との涙の別れが目に浮かぶああ。
さてこの盤、全曲彼の作品、プロデュースも彼自身であります。聴いてびっくり。いやこんな人がおったのか。今まで知らなかったとは。勿体無いことを。もしや英国にはまだまだこんな人がおるかと思うと夜も眠れず昼寝してしまう。だいたい73年の作品ですこれ。信じられん。まあこうゆう人の盤は時として時代を超えた光を持つとは思いますがそれにしても。ヒット曲”ゲイ”を筆頭に統一されたたおやかな空気の名曲が満載です。いかにも真面目で誠実で。ちなみに奥さんとは13歳の時に知り合って17歳で結婚したそうですが、うーむしかりだなあ。ここまで思いっきりまっすぐだと茶々入れる気にもならずひたすら感動してしまう次第で。ちなみに「ゲイ」はオカマちゃんの歌では無く恋人の名前です。よく話し合ってもう一度仲良くなろうとゆう説得ソング。昔まったく音楽誌等に登場したり話題になった記憶が全然無いんだけどこれはクリフォードTウォードちゅう親父臭い名前と「ゲイ」って誤解されやすいタイトルのヒットのせいなのでしょうか。ルックスだって近くに寄ればあれかもしれんが問題無いし。そりゃあ地味だけどこれほどの質の音楽が埋もれてるとしたらそりゃあ信じられん。まあにも関わらずこうしてCD化きちんとされているところを見るとさすがの音楽の力です。残念ながら2001年に亡くなってしまっているクリフォードさん。このアルバムだけでなく続くシングル、アルバムも素晴らしいみたいなんで折を見て聴いて行きたいと思ってます。買って以来何回聴いたことか。リアルタイムで聴いたってボーナスが無いのにこんなに来るなんて。もうウルトラお奨めです。天使好きのあなた、あなたですよ、には特に。家宝になるやもしれませんです。

(マスター)2004.7.25

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