*こうゆうバンドを勝手に応援するためにわたしゃこのろっくすをやってると言っても過言ではありません、それほど惚れ込んでいるバンド、カフェ・ジャックスです。たった2枚しか残していないアルバムのこれは1st。ムーンライダーズの鈴木慶一氏のレビューでその存在を知って誰じゃこりゃのメンバー、当時知ってる名前と言えばゲストのフィル・ピカチュウ・コリンズさんくらいでしたがそのあまりにもの絶賛振りに思い切って探しに探して購入、横浜、東京のレコ屋さん巡って足が棒になったよ。でやっと入手、かけてみたらこれがもうびっくり。こんなバンドがいたのか。なんなんだこれは。以来、人生バンドとして私の右脳にインプットされ続けてます。音楽はと言えば狭間の音楽、プログレの要素もあり10CCみたいなポップもありスティーリー・ダンを思い出す瞬間あり、どうゆうわけかリトルフィートしてる時あり。一番の特徴はそのエキゾチティズム。無国籍。シンガポール?南仏?4.の曲名にもあるように「さらば愛しき人よ」、ハンフリー・ボガードのフィリップ・マーロウが煙草をふーっとふかして雨のパリの酒場カウンターでぶつぶつ何か言ってる風景がお茶の間に忽然と現れて来てしまいます。メンバーはこの時点で3人。ボーカル・ギターはクリストファー・トムソンさん。このバンドしか名前を見たことが無いす。その独特のヴォーカルはこのバンドの特徴であってまたその癖であかんちゅう人はあかんって言う人もあるかと。イギイさんボウイさん所属の世界低音倶楽部(^0^)からおお独自だ初出だと大いなる賛辞がよされらたとゆう(うそ)。キーボードはピーター・ベイチさん。後にペンギン・カフェ・オーケストラであのぱほぱほアコーディオン弾いてます。ドラムのマイケル・オグドリー氏は後にシンプル・マインズにちょこっと参加。で重要人物、それはプロデュースのルパート・ハインさん。ミスター・シャープと異名を取るこのお方、フィックスのあの切れまくりサウンドでお馴染みですがこの盤でもそのセンス塊の手腕を惜しむことなく発揮、代表作って言っても良いんじゃないかと。ゲストには前記のフィル・コリンズ氏。隣のスタジオでジェネシスのレコーディングしてたそうでハイン氏と知り合いで呼ばれたそう。正直言ってこの盤のどこでぱたこんさせてるかわからぬ。この盤製作時にベーシストが脱退してしまったのでここで弾いてるお方がジョン・G・ペリーさん。キャラヴァンの夜毎太る女に参加してる人だ。かなり貢献しててサウンドの核となってます。も一人マルチな人ジェフ・リチャードソンさん、この人も中後期キャラヴァン人だ。はい、後はどうか現在奇跡的に日本盤が出ているこれをぜひ入手していただいて堪能してみて下さい。この77年にしか出てきようがなかった音だけど、時はパンク出現おおわらわ時代、5年後だったらエジンバラ周辺同郷のスティーリー・ダン・シンドローム、ダニイ・ウイルソンらと共にブレークしたかもしれんが、くそースーパートランプも最初は苦戦したようにこう言ったジャンル分けしにくいバンドはいつの時代も辛い局面に立たねばなりませんす。シングル・ヒット向けじゃないところに味があるのでそう言った面でも不利。だから勝手に応援しちゃいます。これは相当な音楽なのだ。 (マスター)04.4/8 |
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