日本盤
ろっくす特選盤
*世にパワー・ポップと呼ばれるバンドの元祖と言いましたら東にバッド・フィンガー、そして西の横綱にはこのラズベリーズがおります。フロントマンは後にソロになっても素晴らしい音楽を連発&ヒットさせたエリック・カルメン氏。結成は71年、アメリカはクリーブランドで地元のライバルバンド通しが合体して。解散は75年と言う短命だったけど数多くのグッド・ミュージックでいつまでも行き続けているのだ。現在日本盤では昔からお馴染みの10曲入ベストが出てて外盤ではあのチェリーレッドからさらに充実の20曲入のベストが出てる。ジャケで日本盤も欲しいけど中身ではやっぱ外盤かな。そのラズベリーズ、何故が故にパワーポップ元祖と呼ばれるかそれはめちゃポップなことは言うまでも無く、なんつってもサウンドのラウドさにあります。POP史上トッド・ラングレンのサムシング/エニシングと双璧となす強力リミッター・サウンド。音がぶっつぶれてピアンぴあんいっちまうかのような音で、うるさーいって言われるぞ。誰か止めるやつはおらなかったのか製作はスリー・ドッグ・ナイト、グランド・ファンクで有名なジミー・イエナー氏、この人が止めるどころか煽ったと見た。その仕掛け結局喜んでしまいます。甘いだけじゃもたれる危険性有り。ラウドな音とカルメンちゃんの時折過剰かもってなくらいのウルトラシャウトがロックだ。聴いて一発でわかるのがビートルズ大好き、そしてアマリカじゃ、ビーチボーイズ大好き。そりゃその意味じゃフォロワー、2番せんじかもしれんよ。しっかし、ビートルズとビーチボーイズを合わせた音楽を一編にやれるなんて第3者にしか出来ん荒技、しかもラズベリーズ独自の味もありなんだからこんなに嬉しいことがあるでしょうか。マネなんて言わせませんって位の極上のメロディに幸せに浸ってしまいます。実は各オリジナル・アルバムにもこれに入りきらなかった名曲が数々、てことはベストで組まれたこのアルバムはもちろんくらくらしてしまうくらい良い。でKOされて結局各アルバム、そしてエリック・カルメンのこれまた極上緒作へ進むことになってしまうかもしれませんが、良いじゃないですか、だぶったって。まずはこの木いちごたーんと頂いて。ごちそうさまでした。美味しかったです。 おかわり。 (マスター)2004.3.1 |
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