まほのガーデン 日刊ろっくす 前日のWANTED rocks home back
ろっくす超大特選盤
*我らがXTC、オレンジ&レモンズに続くアルバムは3年後の92年に発表されました。スカイラーキングのディア・ゴッドでアメリカでブレーク、オレンジ〜もセールス好調で気分はのりのり、アンディさんの創作意欲も満々と言うこと無し。なんですがこちらと言えばスカイラーキング後のすっかりニューウエイブから足を洗ったポップ仙人風情にまだ付いていけてなく昔白目むいて食ってかかるようにパチパチ歌ってた友人がやっぱ世の中なあなんて久しぶりに会ったら言い出したようでどうにも居心地悪く、歳を取ったのは自分も同じなのに、ああ、良い曲だやっぱXTCだなあって思ってるくせにどっか紙一枚離れた気持ちになってしまってました。なんせあのドラムの音はどうなってるんだろう、ギターの音は?、そっくりの曲作ったりしてと有る時期音楽世界のど真ん中で追いかけていた人達、シーンを引っ張っていたし、それがこの超然音楽だから。と時間が経過、その間アポービーナスとゆう益々混乱のアルバム出してワスプスターで喜んで悲しんでと相変わらず翻弄の次第のあげくどうしたことか最近このノンサッチめきめき素敵に聴こえてきた。時代超然音楽だから出したその時にはどうにも収まりが悪くても10年超時を経て練れて来たのか、自分自身歳を取ったことに諦めが付いたか(^0^)、どっちにしろこっちの理由でXTCさんには申し訳無いのですが。はい、それでこのノンサッチ、素晴らしいアルバムです(BOM笑)。プロデュースはなんとガス・ダッジョン。ガスさんと言えばなんつってもエルトン・ジョン。70年代の黄金期を支えた名コンビです。エンジニア出身の人で音はもう聴いたらこの人だってすぐわかる。アンディさん、インタビューでエルトンのこの時期のは嫌いだって言ってたじゃないかー。それがライナーでは、うほうほ喜んでたって書いてある。得意の煙幕、やっぱ好きだったのね。とはいえこの盤ではガス・ダッジョンの音になっていない。???。オレンジ〜から続く感触のいつものXTC。録音時には人格温厚調整型プロデュースのガスさんがそこに座っていつも見てくれていて好きなことやるべえって感じだったのかも。どこで手腕を発揮したか?最高の2枚組LP「黄昏のレンガ路」を作った男としてこの実質2枚組の盤の最終形の相談役だったと勝手に予想しよう。それくらい今回は好きなこと長時間やってる感があるにも関わらず飽きずに聴けます。基本は皆同じなんだけどー。ポンポンポンとシングルにピッタシのキャッチーな曲を置いて最後のブック・アー・バーニングで見事に大団円。XTCがこれをやったかのギターバトルでのけぞりました。はからずも有終の美になってしまったデイブさんの巻き上がるギターと食ってかかるアンディちゃんのギター。さっきワスプ〜で悲しみって書いたことはこれです。鉄壁の三人のオーラスとなっちゃったのね。和解をして素晴らしきアルバムだと重々思うのだけど今だちと引っ掛かってるのはそこの部分、何かアンディさんのソロ作にコリンさん特別参加の色が強くなって来てる。録音形態でそうなりがちなのはわかるけどバンド・サウンドの男アンディ君にとってもそれは危機ではないのですか。この後ワスプ〜で抜いて戻してと絶好調の中の苦悩が伺われるだけに未来のポイントはそこのような気がいたします。がんばってくれー。やっぱ肝据えて一回ライブやるかあ。 (ヤマ)2004.04.29 |
ノンサッチ XTC 1992/4/27 恐るべしユーミンさん。 私を強制的にふる里に引き戻しました。 月曜に1993年”U-miz”アルバムを聴いて、こりゃもしやあれじゃないか、 ノンサッチ Nonsuch XTC 1992年4月27日初。 じゃないかと思ったら、 も大変です。頭にこびりついて離れません。 すっかり忘れていたそれを引っぱり出してしまった。 全17曲1時間3分29秒の大作を一挙に聴かせ、あああ、やっぱりこのアルバムはいい。 トロトロにさせられてしまった。 不思議なもんです。まるでユーミンさんとは正反対のパンク場所から始まったXTCがこの盤に向かう過程で、 どんどんお互い近づいて行き円環を閉じるように。 もちろん互いに意識などしてるはずもありません。 松任谷組は”U”アルバムの時に共感を初めて感じたかもしれませぬが。 これが音楽のマジックと言わずして何と言いましょう。 XTCはこの時最後の絶頂期を迎えてました。 80’s初頭に自らの音楽の大ブレークを成し遂げ、それなりに売れて、 さらに変化しながら毎回渾身の音楽を作り続けてきた。 が その意気込みとは裏腹に人気はどっすーん。 売れなくなると契約はスッタモンダ、お金の問題がどばばばば。 やればやるほどドツボにハマリの。 それでも歯を食いしばり踏ん張り、 もう音楽も徹底的にやったで、斬るでも焼くでも好きにしやがれの前作”オレンジズ・アンド・レモンズ”で奇跡が起きた。 このクソ英国まみれの連中が何とアメリカでウケはじめる。 いくら世捨て人でもいっこうにかまいません、 好きでやってるし好きにやりますしってバンドでも、聴いてくれる人がいなきゃあ。 そりゃどんどんいわゆる通道の奥の細道に入って行ってしまうよ。 悪かないけどさ、そりゃ何か侘しいわ寂しいわ。 実際、そんな兆しがちょいとオレンジズに見えた。 それが一発逆転です。 プロデューサーにエルトン・ジョン黄金時代を支えた名伯楽ガス・ダッジョン氏を迎え、 ここでは実に、お客さんいらっしゃいのサウンドを作り出してます。 やってることは全然変わってないけど。 何しろ 喜びに溢れてる。 ユーミンさんだって、あれほど多くの人が聴き、セールスに結びつかなければ、 あれほど思い切った、極めの音楽を為すことは出来ません。 どっかでボタンの掛け間違い有ったら、XTCみたいに艱難辛苦のキャリアを辿ったとしても何の不思議もありませぬ。 音楽を生かすも殺すも、 音楽に限らないけど、世の素晴らしいものは、 最後は受け止める我々の手に委ねられてます。 けして大げさじゃなく。 選択の幅が昔より段違いに増えた現在においてはなおさら。 無料で聞けるチャンスも格段に増えた今ではなおさら。 それに甘えてしまうと、いつのまにか大事なものが消えてしまって、ああどうしたらイイとゆうことに。 これは私なんぞの小さな一粒がぎゃあぎゃあ言っても始まらんことすが。 それこそ魔法のようにみんなの心の欲求が共に欲しがらねば拉致があかん。 しかし少なくとも 人は人、自分は自分っ、それでいいじゃん て言ってるうちに、自分も自分でいられられなくなる事態になっちまう。 オロオロとしてる間に。 ノンサッチ〜ユーミン http://www.youtube.com/view_play_list?p=58FE95D6B22DE596 ザ・ディスアポインテッド がっかりさん The Disappointed うーうーうーうーうー うーうーうーうーうー うーうーうーうーうー うーー がっかりさんたち みんな一緒くたになって輪の中を廻ります 彼らのプラカードは同じに見えます 写真と名前が書かれたそれは 彼らのハートを砕いたものが刻まれています がっかりさんたち みんな、僕の家に集います 彼らの声は悲しみで泣き叫んでます ボスになりたいようって 砕かれたハートの仲間のボスになりたいって かつて 私には同情の心などありませんでした その壊された、そして愛で捨てられた人々に対して どうも 僕の手にはめられた君の指輪が 僕が代弁者になっちゃったってことを言ってるみたいだよ がっかりさんたちは 僕に丸投げしちゃいます 秘密の影の国のことを丸投げ そこは憂鬱なマーチングバンドが壊れたハートのために音楽を奏でる国 うーうーうーうーうー そして日が今、暗く暮れてゆく うーうーうーうーうー うーうーうーうーうー 至る所で うーー 至る所で がっかりは 彼ら数百万の中に入り込んでます 彼らはバスの中から溢れ出しています 僕らへの墓場に置かれたバス 壊れたハートのカケラで作られたバス かつて 私には同情の心などありませんでした その壊された、そして愛で捨てられた人々に対して どうも 僕の手にはめられた君の指輪が 僕が代弁者になっちゃったってことを言ってるみたいだよ がっかりは 毎秒ごとに増えていってます それはお日様を真っ黒に塗りつぶします ビンの底で 僕は壊れたハートの王様なんです がっかりさん がっかりさん がっかりさん がっかりさん がっかりさん がっかりさん 3月発売の先行シングルです。 4月4日に51位で英国チャート初登場、以後42-33-43-65位。 あっとビックリのティアーズ・フォー・フィアーズの”ルール・ザ・ワールド”ネタ。 ユーミンさんもこれでやってます。 お先に1989年の”LOVE WARS”アルバムで。シングルにもなった”WANDERERS”。 比べちゃ悪いが比べて聴くと面白れー。 何であっちが売れてこっちが売れなかったが一目瞭然で。 何で? って、そりゃもちろん歌詞でんがな。 ちなみに 私もこのネタで曲を作ったことあります。 もちろん面の皮が厚くないのでチューブにそれアップしてこのウルトラ2組と並べてリスト再生なんて無謀なことは出来んよ。 そして さらにの他の16曲。 それぞれ渾身ですから、いっぱからげに印象など迂闊に書くことは不可能。 機会をいただいて少しつづ感謝を捧げたいと思いますが、 強いてこれぞ無理やり、ユーミンさんにリンクさせれば ”ドーン・パープル”の1曲目”ヴィーナスの誕生”に呼応する Then She Appeared ここから”真夏の夜の夢”になだれ込んでもいっこうに不思議はない War Dance などお楽しみは限りなく。 で、 肝心のこのアルバムってば・・・ 売れたのかと申すと・・・・ 英国では1週だけ最高位28位。 あの喜ばしてくれた アメリカでは最高位97位。 がっかりさん。 あまりに理不尽でわけわからない結果で、再び沈黙に入り、 次に出てきた時には3本の矢の一本が折れ、 アンディ君とコリン星人だけになってそれで終了してしまうのだ。 寂しくってたまらないよ。 (山)2010.6.2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ノンサッチ (紙ジャケット仕様) Nonsuch −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ろっくすXTCのページ 資料 資料(英版) English Version . −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ネットショップやっております バーゲン実施中!! 新エコトートバッグ発売しました。 ♪取り扱い品目はコチラで♪ . |