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日本盤



*70’sの音、カーペンターズ。私はこの盤に入ってる”イエスタデイ・ワンスモア”で洋楽を聴き始めました。中学に入ってすぐアイワの9800円のラジカセを買って貰ってそれが土曜日で次の朝、ラジオ付けて聴いたのがたしかニッポン放送カメちゃんのポップス・ベスト10。それが運のツキ、それまで音楽と言えばもち歌謡曲、しかもTVだけだったのが英語で歌ってるポップス初遭遇、英語習い立てで興味もあったのかいな、もちろん最初はほとんど何じゃこりゃあだったんだけど、その中でハナからああ良い曲だなあと思ったのがイエスタデイ・ワンスモアだなや。なんつうか大人でビンボくさい歌謡曲とは違って華やかで余裕で。英語の歌聴いてるんだぜみたいな背伸びも心地良かったのかもしれん。で、彼らの曲やってる番組探してはどんどん聴いたのだけどじきに不良化しちゃって(^0^)さあアルバム何か欲しいなあって時にはもうケッ、カーペンターズ、お子ちゃまじゃんなんて言う様になる。そのくせ実はまだ好きなので全米TOP40など生意気に聴きだす様になってもオンリー・イエスタデイとかランクインしてくると嬉しくなって自分で書き写してたチャート・ノートで赤字でこっそりマークしてたりして。あれから30年経ちました。フランク・ザッパやらポップ・グループとかサンラとかますます生意気なもん聴いちゃってすっかり汚れた、ははは、耳になって聴いてもまだイエスタデイ・ワンスモアは凄い。考えてみるに音楽もろくに知らない人間が初めて聴いて良いなあなんて思えるってかなり相当なもんだなと。音なんて空気の振動なんすからそれが感情を動かして嬉しくなるなどとゆうのは訳わからない宇宙のマジックです。だいたいザッパは難しくてカーペンターズはわかりやすいなんてのも謎。カーペンターズだってかなり複雑な音の技術で構築された音楽だかんな。フリーな音楽の対極にある彼らの音楽もある意味アバンギャルドだなあなんて思ったりして。怖いくらいに真面目に作って、この勢い的には最後の方のアルバムではかなり凄みがあります。ジス・マスカレードのカーン、柔のや〜ると〜思え〜ば〜カーンのカーンだけはやっちゃった(^0^)みたいでかわいいけど。ジャンバラヤなどあまりの洗練道でカントリーなのに全然土臭く無い。鋼鉄の感触で非人間的でテクノやないかってこれだけきゅうきゅう絞っていくとやってる本人たちが苦悩してたのも頷けます。アイ・キャン・メイク・ミュージックもシャレにならない悲痛な叫びに聴こえてきたりする。その覚悟の上にB面の頂点曲、イエスタデイ・ワンスモア、そしてオールディーズ・メドレーに突入。ギターのトニー・ペルーソさんのやけに陽気なDJでつなぐも楽しく気楽にやりたいけどやっぱ超真剣で作りこんじゃって最後のイエスタデイ・リプライズが、あの頃に戻りたいけど戻れないってマニフェストとなって。きゃんきゃん言って夢だドリームだと前進また前進のあげく間違いも山のようにしてしまったアメリカ自身なのかな、してみるとこのメドレーの選曲はなどと考える私はうーんやっぱもう汚れた耳かいな。イエスタデイ・ワンスモア。でも戻れない。けど汚して良かったかも。かなりしわわせなんで。ハナっからこのアレンジが良いんだよなあなどと生意気な口きくようになったのもあんたらのせいや。感謝してます。

(マスター)04.4.13

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<完璧なシングルを讃える会>より


Yesterday Once More / Carpenters 1973/6/16

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Yesterday Once More
Carpenters
1973/6/16


私の洋楽はじめて物語はカーペンターズからです。
昭和30年代から40年代生まれの方はそうですよねっ。って脅迫してどうする。何か恥ずかしい過去を告白するような気持ちになるのは何故かいな。カーペンターズにはまりカーペンターズを憎みカーペンターズをまた認められるようになって人生川の如く進む。
誰も知らないようなミュージシャンを好きって言うのもいささか勇気のいることかもしれんすが、あまりにもメジャーな人を好きってゆうのもさらに勇気のいることです。妙に力入ったりして。
えー、年代によりまして、私は遥かなる赤影です、プリーズ郵便屋さんです、とテンコ盛りの完璧シングル群から違いはあるでしょう。私の場合はイエスタデイ・ワンス・モア。ぐお、メジャー中のメジャーだっ。
中学生になり算数が数学ってのになるんだってよっと同時にマセガキに変身する為興味を持つ洋楽。英語が始まるってのは・・・多分関係ない。それがあっしの場合73年でして、「ナウ&ゼン」アルバムの感謝の時にも書きましたが、無理やりせがんで貧乏我が家にやってきたアイワの9800円のラジカセ。日曜の朝、ラジオを付けたら流れてきたのはニッポン放送ポップス・ベスト10だちゅう訳だ。歌謡曲しか知らなかった耳に飛び込んで来たのは遥か遠く海を隔てたお国の音楽。わー何か素敵。響きだけでさっぱし何が素敵だかわかっておりません。感受性敏感な馬鹿ガキは狂ったように聴き始めます。そんな時、ほれイエスタデイ・ワンス・モアがやたらとかかっていたらそりゃもう入れ食い状態としか。口当たりいいもんね。その頃のやたら印象に残ってるチャートと言えば
1. イエスタデイ・ワンス・モア /カーペンターズ
2. 落葉のコンチェルト /アルバート・ハモンド
3. 太陽のあたる場所 /エンゲルベルト・フンパーディンク
4. 悲しみのアンジー /ローリング・ストーンズ
5. キャン・ザ・キャン /スージー・クアトロ
6. さよならを教えて /フランソワーズ・アルディ
7. ブラザー・ルイ /ストーリーズ
8. ママはご機嫌 /ポール・サイモン
9. 小さな愛のワルツ /アンディ・ウィリアムス
10. 愛の伝説 /ミッシェル・ポルナレフ
11. ヤング・ラヴ /ダニー・オズモンド
12. ウー・ベイビー /ギルバート・オサリバン
13. 007死ぬのは奴らだ /ポール・マッカートニー&ウィングス
14. 友に捧げる讃歌 /アート・ガーファンクル
15. マスクラット・ラヴ /アメリカ
16. 土曜の夜は僕の生きがい /エルトン・ジョン
17. ビコーズ /レターメン
18. 泣きたいほどの淋しさ /ハンク・ウィルソン
19. チャイナ・グローヴ /ドゥービー・ブラザーズ
20. スウィート・シティ・ウーマン /デイヴ・クラーク&フレンズ

これ10月21日号です。先のニッポン放送ポップス・ベスト10の。初めて聴いたのは4月だよ。印象に残ってるのが10月。ってことは何とかわかるまで半年かかってる。わはは。ま、暮には全米TOP40聴きだすんだからアホながら進歩は急だったんかな。
見れば見るほど今とつながる、原体験の恐ろしさここにありです。ここで好きなのはヴァリエーション広がって一生モノに。嫌いなのは今でも駄目や。
さー、イエスタデイ・ワンス・モア。
もう一度戻して貰いましょう、昨日に。昨日ってのがミソ。大昔じゃなくて昨日のことなんです。
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↑うーむ、何か怖い

俺が若かった頃
ラジオを聴いたもんだ
好きな曲を待って待って
そいつがかかった日にゃあ、一緒に歌ってさ
もうニコニコしちゃったさ

それはもう幸せな時間
そんなに昔のことじゃないよ
どんなふうにそれが行っちゃったかわからないけど
再びそれが戻ってきたんだ
まるで長い間会っていない別れた友達みたいに
全部の歌、それはもう大好きでした

どのシャララー
どのヲウヲウ
まだ輝いている
どこだって歌えるえるえる
全部の歌いだしったらそりゃもう素敵

それがかかりはじめて
彼が彼女のハートを打ち砕くところ
ほんとに泣いてしまいます
以前とまったく同じく
それはもう一度昨日

過ぎ去った年月がどんなだったか振り返り
素晴らしい時間を過ごせました
今日がいささか不幸せに思えても
多分それは変わるはず

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それは愛すべき歌 その時よく歌った
どの言葉も どのメロディも頭に焼き付いています
その古臭いメロディはいまだに俺にとって最高で
まるで年月を溶かしてしまうようだ

どのシャララー
どのヲウヲウ
まだ輝いている
どこだって歌えるえるえる
全部の歌いだしったらそりゃもう素敵

俺の最高の思い出全部
はっきりと戻ってきた
いくつかは確実に俺を泣かせる
以前とまったく同じく
それはもう一度昨日

スコーピオンズ・ヴァージョンで歌わせていただきました。
まいったな。30うん年経って、この歌詞は効くわ。
予言されてるみたいで。
これからまたこの歌で始まるような気がします。
なんてたって歌い出し、♪ウエナイ・ワズヤン♪のとこと言ったら。鬼をもビビらせる迫力だよ。

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(山)2006.9.30


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入手先参考(日本盤ベスト、アマゾン)

試聴可能です、US盤ベスト

もう一度動画

Yesterday Once More- The Carpenters




The English translation page : here.





みなさんオピニオン

マスター> さすがに一時は飽きちゃったんだけど、最近また復活で新鮮になってきてるとこなどやっぱご同様にすげーと思ったりしてます。はい。
name : Take
comment : マスター!おいらも初めて洋楽を聴く切っ掛けになったのが、この曲。チャートに赤丸とか付けてましたね(笑)。今でも彼等の作品は自分の中のスタンダード。洋楽との出会いの切っ掛けになってくれた、カレン&チャードにお礼を言わなくては。あれから30年以上経っても、飽きさせないってのは凄いと思います。
how : rocks





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