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ろっくす特選盤

日本盤

*”スパークス・イズ・スパーク!”
イギリスのプレスはもう大変です。かねてより大注目の新人スパークスが英国に渡り新メンバーでニュー・アルバムを発売しました。題してキモノ・マイ・ハウス。アメリカ時代だってスパークスはスパークスでした。ただ味方はプロデュースのトッド・ラングレンだけ。ああゆうところですから友達は一人も無く欧州ツアーで大人気となったものの扱いはひどく当然のごとくロン&ラッセル兄弟は海を渡ったのです。音楽紙にメン募の広告を出し集まったメンツで再出発。マネージャー氏が新天地として相談を持ちかけたのがアイランド・レコードのスティーブ兄、マフ・ウインウッド氏。言葉は出ないものの強烈な魅力を感じた氏の製作によりこのアルバムが作られました。スパークしました。何かが違います。でっかいのは時代が完全に味方に付いたこと。この時の英国はもうグラム、既に終盤に向かってはいたものの丁度新しいグラマーをファンが求めていた時期ででありました。そんな中に彼らの登場ですからそりゃもう。何かが違う第2は必殺シングルの存在です。アルバム冒頭を飾る”ジス・タウン”。この曲以上にこのバンドの魅力を伝える曲はありますでしょうか?初めのイントロのツカミから最後の見事なる締めまでもうパーフェクトであります。そして遠慮無しに続く2曲目第2弾シングル”アマチュア・アワー”。この曲以上にこのバンドの魅力を伝える曲はありますでしょうか?後のパンクも否やの疾走感。前半のメロディの甘美さ。もう生マグロ大トロトロです。この2曲が核になってぐーんとビッグな存在感を持ったこの盤、第3の何かが違うは新メンバー達によるどでかいサウンドです。特にギターのエイドリアン・フィッシャー!。アンディ・フレイザーのバンド、トビーのメンバーだったこの男、実に真性のブリティッシュ・ハード・ロッカー。耽美さんなメイル兄弟に何ら遠慮する事無くブリティッシュなロックなフレーズをばんばん決めてくれます。ベーシスト氏もブリブリ、ドラムも8ビートばしばしであっちの世界に行きがちな兄弟の音を骨太ハードロックで全開させてくれました。これを止めずいぢらずのプロデュースのマフ氏もそりゃあ偉い。この時期にこれっきゃないサウンド、人、曲、才能、ジャケ、バンド名全てが揃ったこのアルバム、音楽の神様が特別に味方した特別なヘソ・アルバムです。それにしてもかねてからの謎は中央にどかんと岩石のように残る。なぜこの兄弟、こんなにドイツなのかー。プロフィールだけ見るとほんとアメリカンな連中なのに。ドイツ系の血脈で家庭はドイツ一色だったのか。親父が戦争中聴いたマレーネ・デートリッヒの大ファンだったとか。知りたいものだ。ロクシーの音楽にも見えるようにグラムの真ん中にどっか鎮座ましますジャーマンな色合い。合理的な整然さへのどうしょうも無い執着、反してそれらを全てぶちこわしたいとゆう欲求、遠い故郷を見るようなエキゾチム、全てが複雑な魅力となって襲って来ます。あまりに強烈なんで我がポンニチにも充分伝わり過ぎるほど伝わるだよ。ただこの白いボーカルがあきまへんって方には駄目かもしれませぬが。それは慣れて大好きに逆転します。

(マスター)2004.07.28

みなさんオピニオン
マスター> どもどもいらっしゃいませー。うちのLPもイコアレイトアーイコアレイトアーどぅびどぅびどぅーで終わります。それがやっぱ正解でーす。リタ・ミツコはん懐かしいですねえ。スペルを初めて知りました。美津子では無かったのかー\(^o^)/。
name : くまっち
comment : 遊びに来ました♪そうですよね、ミュージカル「キャバレー」な世界ありますもの☆ところで我が家の円盤には、11曲目と12曲目がありません★ Mars Ata〜ckっ! ところでキモノから時を経た10年後に惚れたle rita mitsoukoという夫婦ものがおりまして、この人達の尊敬するアーティストが、スパークスにボイたん、そしてイギー氏。glamな遺伝子が、美しく開花 しました。ところでスーパーミルクちゃんの尊敬する人は誰でしょう? お答えは次回に☆
how : rocks









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