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ろっくす特選盤


試聴はここで

*「破片がドラム・キットの頭上を飛び交い、エイリアル・ベンダーは演奏した、泣き叫んで、全身全霊をギターに叩きつけて、ステージを駆け回り、頭上にかかげ、背中に廻し、あるいは空気が彼をそうさせたとしても、それがインスピレーションとゆうものだ。
 それはロックだった。生の手触り、享楽、怒り、壮麗の元に刻まれた。まったく予測不可能、普通じゃない。
 全ては過ぎ去り、モット・ザ・フープルはあまりにも早く行ってしまった。しかし全てのライブは我々の記憶の中に。これらの録音の中にヒントがある、危険とワンダーに満ち溢れたあの日々の木霊が。
 彼らにに栄光あれ。」 ブライアン・メイ 1998/2.

全く貴方の言うとおりです。ブライアンさん。モットの前座で一緒にツアーした人間の気持ちだけにリアル&ダーイレクト。あ、この文章は30周年を記念して発売されたライブCDの見開きに書かれた献辞。元のLPは文字通り30年前の74年に発表されました。当初2枚組またはEP付の仕様で出そうとしたのが諸所様々な理由で1枚に押し込まれ苦渋とモットもっとを背負わされた盤。30年の時を経てここに念願を成就して登場です。一旦死にかけてグラムの光の下復活した70’s英国のロックンロール・ロック・バンド、モット・ザ・フープル。最大級の光を放って3枚の後光LPを残して行ってしまいおった。元々そのライブは結成以来大評判でその名状しがたきアクトの秘密をいただくためにデビッド・ボウイ氏が接近、そして大復活といわく大有りのブツなのだ。
 CD1枚目は74年の5月8日ニューヨーク、ユーリス・シアター、2日目の公演、ラジオ番組キング・ビスケット・フラワー・アワーのため録音されたもの。今まで様々なブートで登場するも音質極悪、こうして極上の音であのアメリカンパイが聴けるなんて。生きてて良かった。涙大粒しかも数珠繋ぎぶらぶらです。
 2枚目は73年12月のロンドンはハマースミス・オデオンでのショー。いつものようにミック・ジャガー、ボウイさんご観戦かな。
 ギターはミック・ラルフスでもミック・ロンソンでもなくエイリアル・ベンダーです。名前を変えてスプーキイ・トゥースからやってきたこの男の存在がこのライブの片キモ。ベンダーちゅうくらいですからもうベンドしまくりです。ぎゅわーんぎゅぎゅぎゅぎゅーって。素晴らしく弾けてなく弾けてるギタア。ぶっとくてラウド。このロック定番フレーズを幸福天国の中で弾けた時代に乾杯、幸せに聴ける貴方は万歳、ケなんて言うやつは地獄で血の池温泉しかも水道水で浸かってな。
 そしてもう一つの片キモ、それはイアン・ハンター大将だ。とっても歌えて無くて歌える男。実際かっこいいとは言えん写真写りのこの人、ステージになると変身いたします。ソロアクトの映像しか見たことありませんが、あのくちょくちょの頭が揺れてシャウトする姿、バンドの同僚でさえ嫉妬してしまうのわかるような気がするぞ。音程が外れようが外れまいがいささかも気にいたさず出したいものを出す黒い笑いをしながら。
 キモが入ってる体があった。バンドのみなさん。唯一無比な音を出しおる。フレーズも音色も。ちょっと聴いただけでバフィンはんやワッツさんや。人が見える音を全員が出しております。これがバンド、これがロックで、木霊かもしれないが今ここに姿登場、消えちゃいそうで怖いから何回も行かせていただきます。
 さらに望むは映像版。DVDで各時代のライブをしっかり入れたやつ。ここまで来たらお願いします。一生懸命働きますから。
「土曜日の誘惑」でリンジー・ディ・ポール役やってるの誰だー。ワッツさんか?恥ずかしそう。気持ち悪くて金メダル進呈。
ゲットバックを「あ、げっばあああ」って歌うとこにも座布団1枚あげて山田君。
ヴァイオレンスのアルペジオとちるとこにも。
とにかくでっかいです。音も音の身長も体重も。この大きさが今どっかで味わえるもんなら教えてくれ。おりますかい?

(マスター)2004.8.26

みなさんオピニオン

マスター> レスト・イン・ピース。バラードもでっかいすよねえ。バラアアアッドって感じで(^0^)。若干数のバンドメンバーはお茶を飲む時間。ははは。ハンターさんやってるやってるって。 [08/27 07:21]
fxhud402> くーっ。ジャケ見るだけで思い出しちゃいます。クリスマス公演でクラッカーが鳴って始まるレスト・イン・ピース...。 [08/26 18:14]
マスター> モット記念ライブ盤。実はまだまだ白痴のようにええなあええなあと聴き惚れるばっかで。各曲についてはまだ何も言えないよう。ま一生もんだから。 [08/26 08:52]








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